194話 本当は何歳なのかと、カルレインに聞いたラティルでしたが・・・ ◇本当の年齢◇ カルレインは、 手を退かしてくれたら 返事ができるというと、 ラティルは、 今も上手に話していると 呟きました。 すると、カルレインは ラティルの手を覆って、 手のひ…
193話 カルレインの挑発的な態度にラティルは・・・ 前日の記憶と カルレインの服装が重なり、 しばらく、ラティルは 慌ててしまいました。 遅ればせながら、 気を取り直したラティルは、 カルレインを見たところ、 彼の上着がもっと開いていたので 驚きのあ…
192話 ラナムンは対抗者になる決意をしました。 ◇対抗者になる理由◇ 前日、他の側室に仕える 宮廷人たちの表情が、 どれだけ良くなかったかと、 楽しそうに騒いでいたカルドンは、 ラナムンの、 「対抗者をやってみる」という 言葉を聞いて驚きました。 彼は…
191話 ラティルの行動に動揺している側室たちは・・・ ◇クラインの場合◇ その時刻、クラインは カリセンから持って来た 強い酒を飲んでいました。 バニルは、 クラインの顔色を窺いながら こっそり瓶に水を入れました。 普段なら、こんなことはしませんが 今…
190話 ブドウの香りに酔いしれそうなラティルです。 ◇誕生日の夜◇ お酒を飲んでもいないのに、 こんなに頭がくらくらするのは、 ラナムンがワインの中で 入浴したせいだろうか。 ラティルはラナムンをつかみ、 片手で酒瓶を抱え込み バランスを取りました。 …
189話 美しい6人の側室がいることで、皇帝になれて幸せだと思うラティルでしたが・・・ ◇誕生日の贈り物◇ ラティルは、こんな些細なことで、 皇帝になったことを喜ぶのは 恥ずかしいと思いましたが、 自分1人で考えているので 大丈夫だと思いました。 気が…
188話 ようやくカルレインが戻ってきました。 ◇かっとなる理由◇ カルレインは、 まだラティルの腰を 腕で包み込んでいました。 ラティルは、 自分が少し合図を送れば 彼が一気に自分の身体を引き寄せて 密着させ、 最終的には、 もっと近づこうと試みること…