351話 タッシールがロードの味方をするのを不思議に思うカルレインでしたが・・・ ◇気分の悪い話◇ タッシールは笑い出し、 不思議なことは何もない。 自分は皇帝と結婚したので、 抜き差しならずに 彼女の味方になったと 返事をしました。 カルレインは、 タ…
350話 ザリポルシ姫は皇子と恋仲になって、宮殿に入り込むことにしました。 ◇純朴な皇子◇ 先皇帝の側室の一人であるナシャは 彼の死後、 慣例に従い、別宮の一つを受取り、 息子のポリス皇子と そこで暮らしていました。 ポリス皇子は、 ナシャから手渡され…
349話 ラナムンは、自分のベッドの上にカルレインが寝ている理由を尋ねました。 ◇沈黙◇ ただでさえ冷たいラナムンの声が さらに沈んでいました。 カルレインは返事をせず、 まず立ち上がりました。 ラナムンと同じベッドで 向き合いたくありませんでした。 …
348話 クラインは、自分とラナムンとの違いについて、ラティルを問い詰めましたが・・・ ◇理由はない◇ 実際、そんな違いなどないので、 ラティルは、何と答えるべきか 困りました。 ラティルがクラインと寝ていないのは 他の側室たちとも 寝ていないからでし…
97話 浅井は、必ず麗奈が死なないようにすると言いました。 麗奈は、 浅井がそう言ってくれたことに お礼を言い、 護符を必ず持ち歩くように、 自分もそうすると言いました。 浅井の後ろ姿を見送りながら、 麗奈は、 護符の力を借りてでも、 自分たちは3人…
347話 ギルゴールに、また詐欺を働いたとラティルは指摘されました。 ◇詐欺師◇ ラティルの驚いた表情を見た ギルゴールの目が、 三日月のように曲がりました。 そして、彼は、ラティルが 周期的に詐欺を働くと指摘すると 彼女は、いつ、どんなことで 詐欺を…
94話 ルーは、カルロイと離れる時が来たと思いました。 ルーは、 自分がいなくなるまで、 目を閉じていて欲しい。 自分が去る姿を見たら、 カルロイが辛いと思うから。 自分は相変わらず カルロイのことが嫌いだけれど 彼が辛い思いをするのは 悲しいから。 …