2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
239話 ゲスターは、ラティルが自分に関心を示してくれないと言いましたが・・・ ◇ゲスターの正体◇ ラティルは、 ゲスターに何を聞けばいいかを考え、 彼がグリフィンと何を話していたかを 思い出そうとしました。 とりあえず、ラティルは ゲスターの部屋に入…
238話 ギルゴールは、対抗者の剣をアイニに渡してしまいましたが・・・ ◇混乱◇ 首都の繁華街を歩き回っていた ギルゴールの頭の中は、 混乱に満ちていました。 本当に対抗者は3人なのか。 剣が故障したのか。 それとも、 自分が誤った情報を得ていたのか。 …
237話 ギルゴールは、アイニに対抗者の剣を抜かせようとしました。 ◇結果◇ アイニは、 どこかで見たことのある剣だと 思いましたが、 はっきりと思い出すことが できませんでした。 そして、力を入れて剣を引っ張ると、 古い剣の刃が現れました。 先祖代々受…
236話 大神官はラティルの頼みごとを断りましたが・・・ ◇百花の提案◇ 元気がなくなった大神官は アイスクリームを食べ終わった後、 演武場を一周し、 部屋へ戻った後は、 ダンベルで トレーニングをしていましたが、 鬱々とした気分は晴れず、 その状態で運…
235話 ラティルは、ショードポリでギルゴールが暴れていると聞きました。 ◇不安◇ ギルゴールは、 タリウムの首都に帰って来てから サディが死んだという噂を聞き、 彼と別れたショードポリで サディが死んだと考え、 そこで暴れていると、 ラティルは考えま…
234話 サディが死んだと聞いたギルゴールはどうするのでしょうか? ◇ショードポリへ◇ ギルゴールは、 サディを背負って走った時とは違い、 彼の行く手を阻む木や岩が、 折れたり、割れたりするほど、 速いスピードで走っていました。 彼は、正体不明の怒りに…
233話 ラナムンの心臓の音が聞こえなくなりました。 ◇なぜケガをしたのか◇ シャレー侯爵は、 ラナムンの首が折れたと、 アトラクシー公爵に伝えに行くと、 彼は持っていたティーカップを 落としてしまいましたが、 大神官がすぐに治療したと聞いて 安心しま…
232話 ヒュアツィンテからの手紙により波紋が広がっています。 ◇過去の記憶◇ カルレインがやって来ると、 ラティルは、 クラインと侍従長を外へ出して、 アイニが黒死神団に拉致されたと 主張していることを 彼に伝えました。 カルレインが、否定すると、 ラ…
231話 身も心も捧げるというのは、愛も含まれているのかと尋ねたラティルでしたが・・・ ◇忠誠と愛◇ 予想外の質問に、 サーナット卿は当惑しました。 訳もなく質問したラティルも、 互いに恥ずかしくなったと思い 後悔しました。 彼女は、 変に思わないで欲…
230話 ラティルはサーナット卿とクラインの、どちらを選ぶのでしょうか。 ◇重要な事◇ クラインは、 この近衛騎士は何なのか。 彼の言葉を聞いたけれど、 すでに勇気は溢れていると 皮肉を言い、 ラティルには、 濡れたままでいると風邪を引くから 中に入ろう…
229話 クラインは水着を着て何をするのでしょうか。 ◇戻って来ない◇ 結局、ゲスターの正体について 問い詰めることができないまま、 タッシールとたくさんお喋りをした後 ラティルは執務室に戻ってきました。 彼との話は面白かったし、 タッシールと大神官と…
228話 ずっとそばにいてと、ラティルに言われたサーナット卿は・・・ ◇カッコいいラティル◇ サーナット卿は、 感動してもいいかと尋ねると、 ラティルは、 なぜ許可をもらう必要があるのかと 逆に尋ねました。 サーナット卿は、 シャレー侯爵が ずっと睨んで…
227話 大神官はラティルの部屋を見上げていました。 ◇紫色の髪◇ ラティルは、 なぜ、大神官がここにいるのかと 尋ねました。 早朝の淡い光の中、 はるか下の庭に立ち、 ラティルを見上げている大神官は 神殿の絵の中に 出て来る人のようでした。 そして、彼…
226話 ドミスは覚醒したのでしょうか? ◇アリーの行方◇ 自分もロードなら、 いつか覚醒するかもしれないので、 ラティルは 現在のドミスの感覚を感じ取ることに 集中しようとしましたが、 ドミスは自分のしたことに ブルブル震え、 手すりにもたれかかると、…
225話 アイニがカルレインを前世の恋人だと言ったことに、ラティルは疑問を抱きました。 ◇奇妙な指示◇ アイニについての考えを整理する前に、 ラティルは、 「お客様がいらっしゃいます」と 誰かが叫んだのを聞き、 ドミスの視線に集中しました。 大きな扉が…
224話 ラティルは、自分はロードなのかと、カルレインに尋ねました。 ◇ロードのすること◇ ラティルは、 カルレインの瞳を見つめました。 彼の顔は強張り、 微動だにしませんでしたが、 視線をそらさなかったので 幸いだと思いました。 カルレインは、 なぜ、…
223話 サディの顔は消えてしまいました。 ◇あの夜の思い出◇ ラティルは、計画通り 3日と3時間ぶりに、 タリウムの首都へ戻ってきました。 偽皇帝事件を教訓にして、 徹底的に準備をして出かけたので 何の問題もありませんでした。 カルレインは、 自分が先…
222話 空洞に向かって、兵士たちは槍を構えていました。 ◇待つしかない◇ 遠くから、 その様子を見ていたカルレインは ぞっとしました。 彼は、 すぐさまラティルの元へ駆けつけ 彼女を助けたい衝動に駆られました。 彼にとって、数十人の兵士を 殺さずとも、…
221話 ラティルはギルゴールにかけられた手錠を簡単に壊してしまいました。 ◇戦うつもりはない◇ 血人魚たちだけでなく、 ギルゴールも驚いて、 「お弟子さんの力は強い。」と 感嘆しましたが、 ラティルは、 なぜ、皆、あんなに驚くのかと思い、 「たかが手…
220話 自分はロードなのかと、サーナット卿に尋ねたラティルでしたが・・・ ◇話さないサーナット卿◇ サーナット卿は、 瞬きもせずに、 ラティルを見ました。 彼女は、 サーナット卿の固く結ばれた唇を見て 彼は認めないと思いました。 ラティルは、 普通の人…
219話 血人魚たちに捕まったラティルでしたが・・・ ◇女の正体◇ 玉座に座っている血人魚は あの女はエルフではなく人間だ。 なぜ、 エルフと呼ぶのかと尋ねました。 他の血人魚たちも、 ティトゥは人間とエルフの 区別もできないのか。 ギルゴールと一緒にい…
218話 人魚の言葉が分かるのかと、驚かれたラティルでしたが・・・ ◇聞き取れる理由◇ 言葉が分かったらダメなの? ラティルは、 人魚が悪口を浴びせた時よりも さらに驚き、当惑しました。 彼女は、 自分が人魚の言葉を聞き取れるのが そんなにおかしいのか…
217話 ギルゴールに、今までの対抗者とは違うと、指摘されたラティルでしたが・・・ ◇不安◇ ギルゴールの言葉が理解できなくて 眉を顰めるラティルに、彼は 敵対者は、最優先に人間を守る。 決まっているわけではないけれど 皆、そうだった。 対抗者は、人間…
216話 ラティルはギルゴールとショードポリへ行くことにしました。 ◇拉致された◇ アイニが、カリセンの首都に 戻って来る途中であると 秘書が慌てて報告をしに来ると、 ヒュアツィンテは驚きました。 彼は、ダガ公爵も一緒に来るのかと 尋ねると、秘書は、 …
215話 カルレインはラティルとギルゴールの仲睦まじい姿を見ていました。 ◇苦しい心◇ カルレインは、 笑って騒ぎながら歩いている ラティルとギルゴールを見て、 以前も、このように 2人を眺めたことがあることを 思い出しました。 当時のラティルはドミス…
214話 大神官を突き飛ばしたのは誰なのでしょうか? ◇失望◇ ラティルの視線の先には カルレインがいました。 いつもと同じ表情で、 目が合うと微かに笑うカルレイン。 いつものように素敵で、 頼もしくて、美しい。 そのカルレインは吸血鬼で、 大神官とは相…
213話 サーナット卿はキツネの仮面に、ショードポリへ行けと言われました。 ◇サーナット卿の出発◇ 翌朝、ラティルは 朝食を取りながら、 ギルゴールの言葉について じっくり考えました。 前日は、レアンのことで ひどく腹を立てていましたが、 突然、現われ…
212話 ラティルの血を舐めたギルゴールでしたが・・・ ◇吸血鬼の記憶力◇ ラティルが帰った後、 ギルゴールは邸宅内のプールで 水遊びをしていました。 ザイオールは、 そう遠くない日陰に 椅子を置いて座り 魔法書を読んでいました。 どのくらいの時間、 そ…
211話 ラティルの指から流れる血を、じっと見つめるギルゴールですが・・・ ◇不安と虚しさ◇ ラティルは不安になり、 ハンカチで指を包もうとしましたが その前に、ギルゴールは 手を伸ばしてハンカチをつかみ、 もう片方の手で、 ラティルの傷ついた指を ゆ…
210話 ラナムンはアトラクシー公爵に別の手を考えていると告げましたが・・・ ◇面倒臭いけれど◇ 戸惑っているアトラクシー公爵に ラナムンは、 自分に届いていた手紙のことを 覚えているかと尋ねました。 父親は、 あの戯言が書かれていた手紙の事かと ラナ…