バスティアン-ネタバレ ノベル 171話~180話
180話 オデットは教師の妻に頼まれて子供を預かることになりました。 3人の子どもが現れると、家の中は たちまち騒がしくなりました。 バスティアンは戸惑いを含んだ目で 戦場に匹敵するほどの大混乱を 見守っていました。 年子の2人の兄弟は 子馬のように飛…
179話 オデットはバスティアンにキスをしました。 そっと唇を重ねて、ため息をつき、 再びそっと唇を合わせて来る。 オデットのキスは、 穏やかな水の流れのように続きました。 バスティアンはそっと目を閉じて オデットの肩を掴みました。 研ぎ澄まされた神…
178話 バスティアンと過ごす残りの時間は2日間となりました。 オデットは、 ジェンダス伯爵が理解してくれたことに 感謝の言葉を述べ、 それでは水曜日にと伝えた後、 通話を終えました。 これで、今日の午後と 明日のレッスンのスケジュールは すべて変更さ…
177話 バスティアンの部屋から大きな物音がしたので、オデットは駆けつけました。 オデットのノックは、 すでに数分間続いていました。 バスティアンは、 体温で熱くなったドアノブを 力いっぱい握りしめたまま 目を閉じました。 頑固で愚かな女は、体が壊れ…
176話 オデットと一緒に過ごす日の終わりが刻一刻と近づいています。 雨は、一時的に止んだり 再び降ったりを繰り返しながら、 一晩中続きました。 バスティアンは裏庭のポーチに出ると タバコを咥えて火を点けました。 霧雨が降る田舎の朝の風景は 静かで平…
175話 ピクニックへ行って雨に降られたバスティアンとオデットは水車小屋に避難しました。 バスティアンは、 水車小屋の隅に積まれている 干し草の上に オデットを下ろしました。 びしょ濡れの毛布を剥がし、 靴を脱がせました。 魂が抜けたように 呆然とし…
174話 バスティアンはピクニックに行こうと言いましたが・・・ 目的地に近づくにつれて、 雲はだんだん濃くなって行きました。 オデットは心配そうな目で 曇った空を見つめました。 バスティアンに押し切られて 出かけて来ましたが、 どう見ても、ピクニック…
173話 水曜日までバスティアンはオデットの家に滞在することになりました。 「これは新しく入った生地で 作ったものだけれど、 どうでしょうか」と説明しながら、 店主が新しい布団を出して来ました。 狭い店は、いつの間にか 様々な色の布団で いっぱいにな…
172話 バスティアンは、オデットとジェンダス伯爵とアルマが、楽しそうに食事をしている姿を見てしまいました。 ジェンダス伯爵は、 10時を少し過ぎてから オデットの家を出ました。 眠っている娘を 後部座席に寝かせた伯爵は、 自らハンドルを握りました。 …
171話 オデットに会うためにロスバインを訪れていたバスティアンに軍事機密が届きました。 バスティアンを乗せた軍用車は すぐにロスバイン駅へ向かいました。 そこから出発した ラッツ行きの特急列車は、 夜明けが近づく頃に 目的地に到着しました。 バステ…