問題な王子様-ネタバレ ノベル 31話~40話 マンガ 24話~30話
40話 バーデン男爵夫人はタブロイド紙のエルナの記事を読んで、倒れてしまいました。 今日もパーベルは留守でした。 眉を顰めて、玄関のドアを 見つめていたエルナは、 もう一度力いっぱいノックしました。 そのせいで、めまいがして 体がふらつきましたが、…
39話 ビョルンは国王に呼ばれました。 消えた女が エルナ・ハルディだったため、 本来ならば下層部で処理する ありふれた失踪事件が、 警察局まで上がりました。 ハルディさんは大公の恋人。 そして、大公は、王太子から 毒キノコに転落したとしても、 依然…
38話 ビョルンは、エルナの友人がパーベルだと指摘しました。 ビョルンは「そうでしょう?」と 尋ねました。 しばらく沈黙していたエルナは、 信じられないという様子で、 王子様は、 なぜ、彼のことを知っているのか。 まさか、 そんな噂が流れていたのかと…
37話 バーデン男爵夫人がシュベリンにやって来ました。 全く落ち着きがないし、 優雅でないことを知っていても、 バーデン男爵夫人は気にせず、 社交的な挨拶を交わすのも省略して あの子を返してくれと、 本論を投げかけました。 酒に酔った間抜けな顔で 彼…
36話 ビョルンは雨の中を歩いているエルナを発見しました。 エルナは、時計台の下にしゃがんで 息を切らしました。 雨を避けるために、 駅舎に入らなければと 思いましたが、体が思い通りに 動いてくれませんでした。 パーベルは来ませんでした。 事情があっ…
35話 嵐の中、エルナは駅に向かっています。 5時を少し過ぎた頃、 つばの広いボンネットを深くかぶり その上に大きなフードがついた マントまで重ね着したエルナは、 よろめきながら、 タラ広場の噴水台の前まで近づき、 その手すりにトランクを乗せて しば…
34話 エルナがパーベルと夜逃げをする日がやって来ました。 リサは、エルナの髪を梳かしながら 今日は花を一輪も作らないのかと それとなく尋ねました。 ここ数週間、睡眠時間まで削って 造花を作ってきたエルナは、 昨日の午後、 デパートに納品して来た後…
33話 ウォルター・ハルディは怒り心頭です。 今日のタブロイド紙には、 グレディス王女とエルナを 比較する記事が 堂々と載っていました。 比較と言っても、1から10まで、 いちいちエルナを貶める記事でした。 浅薄で愚かだ。 あれだけ警告したのに 理解でき…
32話 花火が始まりました。 しばらくは、 威嚇するような音が怖くて 怯えていたエルナでしたが、 すぐに花火に 夢中になりました。 花火は、エルナの想像とは 比べ物にならないほど 華やかで美しく、 エルナは花火が上がる度に 無邪気に感心しました。 瞬き…
31話 ビョルンはエルナとボートに乗ることに成功しました。 借金は力が強い。 ボートに乗り込んだ瞬間、 エルナは、 再びそれを痛感しました。 一つの慰めは、 この知らせが決して届かないほど 祖母が遠い所にいることでした。 名誉を知っている紳士と淑女は…