泣いてみろ、乞うてもいい-ネタバレ ノベル 121話~130話
130話 レイラはマティアスの部屋に閉じ込められたままです。 マティアスが戻ってきた時、 レイラは疲れた様子で 窓際に座っていました。 日が暮れて、 部屋の中が薄暗かったけれど、 明かりは点けていませんでした。 ドアに鍵をかけたマティアスは ゆっくり…
129話 レイラはマティアスの部屋に閉じ込められています。 手もつけていない食事が 並べられているテーブルを見ながら マティアスは低い声で、 余計な意地を張るなと言いました。 そして、 レイラが利己的だと非難し、 子供のことを考えていないのかと 尋ね…
128話 マティアスはレイラを自分の宿舎へ連れて来ました。 嵐の後の静けさが 部屋を埋め尽くしていました。 何をやっても無駄だということに 気づいたレイラは沈黙し、 マティアスは、 相変らず面白そうな表情で、 そのレイラを見つめました。 レイラは、 一…
127話 マティアスはレイラを発見しました。 マティアスは急ぎませんでした。 初めてレイラを発見した瞬間、 爆発しそうなほど、鼓動していた胸は、 一歩ずつ進むごとに落ち着き、 今はむしろ冷たく沈んでいました。 一目で分かりました。 目の前に立っている…
126話 ビルおじさんは亡くなってしまいました。 シエンが陥落したというニュースが 町中を襲いました。 そして、まもなく占領軍が 入城することを知らせるポスターも あちこちに貼られていました。 レイラは、 人々が集まって騒がしい 道の曲がり角の壁の前…
125話 シエンは空襲を受けました。 爆撃が止んだことを知りながらも 人々は気軽に 外に出ることができませんでした。 前回の空襲は 予告に過ぎなかったかのように ベロップの戦闘機は 猛襲を浴びせました。 外の様子を知ることはできないけれど 以前のように…
124話 マティアスはどんどんレイラに近づいています。 一糸乱れることなく走る軍靴の音が 橋を渡りました。 要塞の城壁の出入り口の両端に 二つのグループに分けた中隊員たちを 待機させたマティアスは、 形を留めている城壁の上に上りました。 爆薬の匂いと…
123話 マティアスとカイルは同じ部隊にいます。 消毒を終えたカイルはマティアスに 痛くはないかと、 突然、衝動的に尋ねました。 他の幕舎に呼ばれた軍医と 治療を終えた将校たちが去り、 この幕舎には、公爵以外、 誰も残っていませんでした。 カイルは、…
122話 クロディーヌはマティアスが冷たい血が流れる怪物だと非難しました。 もう終わってしまったと 分かりながらも認められない。 だからどうしても、 底をさらけ出してしまう。 クロディーヌは、 今やこの男と同じくらい 自分自身が恐ろしい存在であると …
121話 ベルクとロビタの間で戦争が始まりました。 両国間で勃発した戦争は、 すぐに大陸全体に広がりました。 南部連合を率いるロビタが 参戦を宣言すると、 北部最高の強大国であるベルク帝国も 待っていたかのように 戦争に足を踏み入れました。 その両国…