泣いてみろ、乞うてもいい-ネタバレ ノベル 141話~150話
150話 初めてフェリックスに会ったカタリナとエリーゼは・・・ フェリックス・フォン・ヘルハルトが 自分の祖母と曾祖母を虜にするまで それほど長い時間は 必要ありませんでした。 マティアスが、レイラと子供を ラッツの邸宅に連れてきたその日、 二人は子…
149話 レイラとマティアスは再会しました。 その結婚式は、 夏の終わりに行われる予定でした。 戦死したとばかり思っていた ヘルハルト公爵が生きていて 堂々と帰って来たという驚きは、 その信じ難い結婚が与えた衝撃に 隠され、まもなく薄れました。 帝国…
148話 レイラは子供と一緒に公園にいます。 ラッツの都心にある公園は、 湖や森を含むほど広大でした。 レイラは、 湖と森が最も美しく調和して見える 公園の西側が一番好きでした。 そこから眺める風景は 一見アルビスに似ていました。 多くの悲しみと 傷を…
147話 マティアスの死亡の報が伝わっていましたが・・・ まだ厳重に管理されている 国境ゲートが開かれました。 特別な検問手続きなしに 国境を越えた車は、 ベルクへと続く道路を 走り始めました。 戦争の砲火が届かなかった ベルクの領土に入ると、 風景は…
146話 マティアスの死亡が知らされた日にレイラは出産しました。 冬が去り、春が去り、 夏が来ました。 そして戦争は、 両陣営に多大な被害をもたらした末 北部連合の勝利で終結しました。 勝利で得た利益は微々たるもので 損失は大きかったけれど、 もっと…
145話 マティアスはどうなったのでしょうか? 新年前夜 朝に配達された新聞は、 お昼頃を過ぎても 開いていない状態で テーブルの上に置かれていました。 その周りをウロウロしていたレイラは 今回も、どうしても手を伸ばせなくて 背を向けました。 お腹の中…
144話 ブラント伯爵夫人が持っていた新聞の内容は? 腫れ上がった目をした ブラント伯爵夫人は、かすれた声で メイドのマリーに、 クロディーヌの様子を尋ねました。 マリーは困った様子で 視線を落としました。 正直に話すのも、嘘をつくのも 曖昧な状況で…
143話 レイラが救急車から降りて走って来ました。 夢中で走って来るレイラに向かって マティアスも急いで走りました。 よろめきながら、 倒れそうになる彼女を支える マティアスの手も、 彼女のように震えていました。 マティアスは、 何と言ったらいいのか…
142話 爆撃を受けている中、マティアスがレイラの所へやって来ました。 彼らが互いを見つめた時間は それほど長くはありませんでした。 倒れているレイラを抱きしめた マティアスは、まっすぐ 地下室に向かって走り出しました。 彼が、 ちょうど地下室のドア…
141話 とうとうエタールが参戦しました。 戦雲が漂うシエンに、 封鎖令が下されました。 すべての民間人に対する 通行証の発行が中断され、 市民は誰も、この都市を 離れることができませんでした。 カイルは心配そうな顔で、 司令部の前をうろついていまし…