泣いてみろ、乞うてもいい-ネタバレ ノベル 31話~40話 マンガ 43話~55話
40話 モナ夫人はビルに、エトマン夫人のことを話しました。 窓を開けていたので、 固く閉ざされたカイルの部屋まで 騒ぎが聞こえて来ました。 カイルは疲れ果てた体を ゆっくり起こしました。 「おい、エトマン夫人! 今すぐ出てきなさい! 」 大声で叫んで…
39話 レイラはカイルに、自分の決意を告げました。 数日前の午後、 レイラに会いに出かけたカイルは、 魂が抜けた人のように 茫然自失して帰って来ました。 口を固く閉ざしたまま、 自分の部屋に閉じこもっている 息子の姿から、エトマン夫人は、 その日の二…
38話 レイラは熱を出してしまいました。 昨夜、執務室で ヘッセンの報告を聞いた瞬間、 そんな目に遭ったのだから、 当分は姿を現さないだろうと 予想していましたが、 今朝、 レイラ・ルウェルリンのいない バラの庭を見下ろしながら、 マティアスは、的中…
37話 レイラはリンダとカフェで会いました。 しばらく立ち止まって レイラを眺めていたエトマン夫人は ゆっくりと近づいて来て 向かい側の席に座りました。 長年、エトマン夫人を見て来たけれど ふと見慣れない感じがしたレイラは 思わず緊張しました。 幸い…
36話 マティアスは真実を突き止めました。 随行員が去った後、 ヘッセンを呼び出したマティアスは ビル・レマーのお金を盗んだ泥棒は どうなったかと 小さな笑いを含んだ声で尋ねました。 ヘッセンは、 警官たちが来たけれど、 適当な証拠も目撃者もなく、捜…
35話 レイラの学費を盗んだダニエルは、マティアスと出くわしました。 庭師の小屋に泥棒が入った。 その知らせは、あっという間に、 邸宅中に広まりました。 ほとんどの人々は、 あえてヘルハルト公爵家の領地に 忍び込む、肝っ玉の大きな泥棒が いるのだろ…
34話 エトマン夫人が従弟のダニエルに頼んだこととは? 森の道を歩いて来るレイラを 発見したカイルは 温かい笑みを浮かべて レイラの名前を呼びました。 自分の足元を見ながら歩いていた レイラが、さっと頭を上げました。 彼を見たレイラの目が 大きくなり…
33話 レイラは大学に合格しました。 レイラが、 ラッツ大学に合格したという噂は たちまちアルビス中に広まりました。 エトマン博士の一人息子も、 やはり優秀な成績で 医学部に合格したという知らせも 共に伝えられましたが、 それは皆の予想通りだったので…
32話 レイラはカイルの母親に、夕食に招待されました。 エトマン夫人は、 食卓いっぱいの食べ物と 美しい飾りつけで 歓迎の意を表しました。 レイラはもちろん、 エトマン博士とカイルも 少なからず驚いた、 温かいもてなしでした。 レイラは、一日中数十回…
31話 レイラが投げたコインに託した願い事は? もう1年間、 近衛隊に服務すると言っていた ヘルハルト公爵が 帰って来るという知らせを聞いた レイラは、 コインが外れたせいなのかと 思いました。 孫が領地の世話をしながら そばにいてくれることを 願った…