自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 72話 マンガ66話、67話 ケガをした青い鳥を連れて来たのはエルギ公爵、ソビエシュの全てが欺瞞に思えるナビエ

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72話 ナビエに手紙を運んできた青い鳥(マッケナ)が撃たれてしまいました。彼の運命は?

◇青い鳥が撃たれた?◇


ずっと字を見ていて

目が疲れたナビエは

部屋へ戻ってきました。

ベッドにもたれかかり、

目頭を押さえていると

窓枠に青い羽が見えました。

 

ハインリが

手紙を送って来たかもしれないと

思ったナビエは、窓際へ行き

外をのぞきましたが、

窓枠の上にも窓の下にも

青い鳥はいませんでした。

その代わりに、

窓の下の壁に

何か赤いものが付いていました。

 

血かもしれないと思い、

ナビエは身体を伸ばして、

その赤いものを指で拭うと

やはり血でした。

まだ乾いていませんでした。

 

自分の所へ来る途中

青い鳥が

ケガをしたのかもしれない。

もしかしたら、

ソビエシュが警告した通り、

矢で撃たれたのかもしれないと

考えたナビエは、

窓の外に顔を出して

鳥の死体を探しました。

外へ出て、宮殿の庭を

あちこち探しましたが

鳥の死体は見つかりませんでした。

 

ナビエは本宮へ行く時に

窓を開けっぱなしにし、

ローラに鳥が飛んでくるか

見ていて欲しいと頼みました。

しかし、青い鳥のことが気になり

ナビエは、

仕事に集中できませんでした。

彼女は副官に勧められて、

早めに西宮へ戻りました。

自分の部屋へ戻るや否や

ローラに鳥のことを尋ねましたが

来ていないという返事でした。

 

部屋の外が騒がしくなったので

そちらへ行くと

ソビエシュの給仕係が

銀の蓋を被せた

大きな皿が乗っている

ワゴンを運んで来ていました。

それは何かとナビエが

給仕に尋ねると

ソビエシュに言われて

持ってきた食べ物だと

言いました。

給仕が蓋を開けると、

皿の上には

鳥の丸焼きが乗っていて

調味料の香りが広がりました。

 

ローラは美味しそうと言って

拍手をしましたが

ナビエは何も考えられませんでした。

彼女には、

肉を飾っている

青い羽しか見えませんでした。

青い羽とぽっちゃりした

鳥の足と背中を見て

ナビエは吐き気を催しました。

 

窓の下の赤い血と

窓枠に挟まっていた青い羽のことを

思いながら

ナビエは気を失ってしまいました。

 

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◇青い鳥の運命◇

南宮へ向かっていたラスタは、

芝生の上に倒れている

青い鳥を見つけました。

鳥には矢が刺さっていました。

 

ラスタは、

可愛そうにと言いました。

鳥にはあまり興味がないけれども

こんなに真っ青な羽を持つ

鳥を見たのは初めてだったので

もったいないと思いました。

このような鳥を

カゴに入れて飼ったら

貴族らしく見えるのにと思いました。

 

その時

ラスタは青い鳥を見るのは

今回が初めてではなく

エルギ公爵が

青い鳥と一緒にいたことを

思い出しました。

この鳥は、

エルギ公爵の鳥かもしれないと

思いました。

 

ラスタは鳥に近づきました。

鳥は生きていて、

足に手紙が結んでありました。

エルギ公爵の伝書鳥なら

手紙を届けなければと思い

ラスタは手紙を外し

それを読みながら

エルギ公爵の部屋へ向かいました。

 

あなたに何があったのか

大変なことではないのかと

考えるだけで胸が痛みます。

あなたの痛みを分けてもらえたら

あなたのために

マッケナが知恵を絞ります。

 

重要な内容ではなく、

ラブレターのように思えました。

エルギ公爵への

ラブレターかもしれないと、

首を傾げながらも

ラスタはエルギ公爵の部屋へ行き

途中で拾ったと言って、

手紙をエルギ公爵に渡すと

笑いながら手紙を受け取った

エルギ公爵ははっとしました。

 

彼は、手紙を拾った場所を尋ねると

ラスタは、

青い鳥の足に結んであり、

鳥は矢に打たれていたと答えたので

エルギ公爵は慌てて外へ出ていき

鳥を抱えて戻ってきました。

 

エルギ公爵は、鳥を治療するので

ラスタに帰るように言いました。

そして、

ラスタが手紙を読んだことを知ると

手紙の内容は秘密にして欲しい。

自分がこの手紙の主と

このような仲だということを

誰にも知られたくないと

言いました。


ラスタは部屋へ戻るや否や

ベルディ子爵夫人を呼んで

マッケナという人は誰なのか

尋ねました。

 

彼女は知らないようでしたが

新しくラスタに仕えることになった

下女の経歴が長いアリアンが

マッケナはハインリ一世の秘書で

ハインリ一世と

エルギ公爵は親友だから

エルギ公爵はマッケナのことも

知っていると

彼女は答えました。

 

ラスタは、

ハインリが東大帝国にいた時に

いつもハインリの後をついていた

青い髪の男が

マッケナかもしれないと

思いました。

 

親友とのやり取りとは思えない

愛を囁くような手紙の内容と

エルギ公爵の言葉を思い出し

ラスタは両手で口をふさぎました。

エルギ公爵は、うまくラスタを騙せたようですね。

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◇ソビエシュのいたずら◇

ナビエは気がつくと

自分がどうして横になっているのか

わかりませんでした。

とても恐ろしいものを

見たということ以外

何も思い出せませんでした。

 

目の周りと後頭部が

とても痛かったものの

自分の手をギュッと

握りしめる人がいたので

そちらを向くと

ソビエシュがいました。

彼は大変驚いた顔をしていました。

 

ソビエシュの、

ナビエを心配する声を聞いて

彼女は、

すべてのことを思い出しました。

 

ハインリが抱いていて、

手紙を届けてくれて、

自分のそばで手紙を読み、

水を飲んでいた青い鳥。

窓の下に付いていた赤い血

調味料を塗られて

焼かれた鳥の体。

 

ナビエは再び吐き気を催し

ソビエシュを振り切りました。

彼はナビエの口元に手を当て

宮医を呼ぼうとしましたが

ナビエはできるだけ冷たく

彼を押しのけ

必要ないと言いました。

 

ナビエは突然、気絶した。

急に後ろに倒れたと

ソビエシュに言われて

彼女は、

後頭部が痛い理由がわかりました。

頭に包帯が巻かれていました。

 

再び彼は

ナビエに触れようとしましたが

彼女はソビエシュを押しました。

ソビエシュは、

ナビエを呼びましたが

彼女は、

自分の名前を呼ばないように

出ていくようにと命じました。

 

確かに、ソビエシュは

鳥を殺すと警告したけれども

その鳥を焼いて、自分の所へ

送って来たことに

ナビエは鳥肌が立ちました。

可愛がっていた鳥が

丸焼きになって現れた

その恐ろしい気持ちを

何と表現していいか

分かりませんでした。

 

ソビエシュは、

ナビエがこんなに驚くとは

思わなった。

青い鳥を矢で射たけれども

焼いた鳥は青い鳥とは別の鳥。

羽は、青い鳥のを使ったけれども

焼いた鳥は別の鳥だと言いました。

 

ナビエはソビエシュが

とんでもない嘘をついていると

言いました。

そして、繰り返し彼に

出て行くように告げると、

ソビエシュは

やむを得ず立ち上がりましたが

なかなか前へ進まず

何度もナビエを振り返りました。

その哀れそうな瞳に

ナビエはいっそう腹が立ちました。

 

矢に当たって死んだのは鳥で

それを見て驚いたのは自分で

鳥を失ったのはハインリなのに

なぜ、ソビエシュは

すべての傷を抱えたような目で

自分を見るのだろうか。

ナビエは怒りがこみ上げてきました。

ソビエシュの全てが

欺瞞に思えました。

 

最初からすまないと思う人なら

鳥の丸焼きを

持って来させたりしないだろう。

ハインリとの

手紙のやり取りが嫌でも

自分のことを少しでも考え、

人間として扱っていたら

あんなことはしないはず。

 

もう少ししたら

ソビエシュを枕で

殴ってしまいそうだったので

ナビエは、ソビエシュに

きっぱりと

出て行くように言いました。

ようやく彼は出て行きました。

 

そして、長い時間泣いた後に

鳥を焼いたことは言えないけれども

鳥が死んだことはハインリに

伝えなければと思いました。

でも、鳥が死んでしまったら

ハインリとの連絡方法は

ありませんでした。

ナビエは

エルギ公爵を訪ねることにしました。

 

応接間に行くと

ナビエを心配していた侍女たちが

走って来ました。

彼女は、自分の感情に浸り

周りの人たちを心配させたことを

申し訳なく思いました。

ナビエは侍女たちに

疲れていただけだと言って

安心させました。

 

アルティナ卿を伴い

エルギ公爵の所へ行く途中

いつも無口な彼女が

ナビエの身体を気遣い

終始、小言を言っていました。

ナビエは笑いながら

何度も大丈夫だと伝えました。

エルギ公爵が泊っている

部屋の近くへ到着すると

ナビエはアルティナ卿に

そこで待つように頼みました。

 

ナビエは彼の部屋に近づくと

かすかに、うめき声がしました。

苦痛に満ちた声でした。

公爵がケガをしているのかと

驚いて扉を叩こうとすると

芝生の上に

青い羽が落ちているのが見えました。

 

ナビエは羽を見つめながら

窓際に近づきました。

窓はカーテンが閉まっていましたが

少しの隙間から

部屋の中が見えました。

ナビエは窓の前に立ったまま、

音がする方を見ると

驚いたことに,

そこにはハインリの秘書の

マッケナが裸で寝ていました。

 

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原作とマンガでは

若干、話が前後しているのと

マンガでは

ラスタが青い鳥を

エルギ公爵のところへ

連れて来ましたが

原作ではエルギ公爵が

連れて来ています。

 

ソビエシュは

ナビエ様とハインリが

文通をしていることに嫉妬し、

腹を立て、

青い鳥を射た後

それをを丸焼きしたように、

見せかけて持ってきました。

 

ナビエ様への見せしめと

自分の力を誇示する目的が

あったように思いますが

ショックのあまり

ナビエ様が倒れてしまったのは

ソビエシュの想定外だったと

思います。

 

ナビエ様が倒れた時に、

ソビエシュは何をしていたか

分かりませんが、

何を差し置いたとしても、

ナビエ様の元へ

駆けつけて来たとしたら

それは、

ソビエシュがナビエ様のことを

愛していたからだと思います。

ナビエ様を気絶させるようなことを

してしまったソビエシュは、

本当にナビエ様にすまないと思い

傷ついたような顔を

していたのだと思います。

けれども、

今までのソビエシュの

仕打ちを考えれば、

それがナビエ様に

通じるわけがなく、

残酷ないたずらをした

ソビエシュに

憎しみすら感じたかもしれません。

 

後の話に出てきますが

ナビエ様が皇帝を

枕で叩こうとするのは

彼女が本当に怒りを

我慢できない時です。

 

これまで、

ソビエシュはナビエ様に

ひどいことを

たくさんしてきましたが

彼女は必死で感情を押し殺して

耐えてきました。

そのナビエ様を

心底怒らせてしまったソビエシュを

彼女が許せなくても

当然だと思います。

そして、ナビエ様のことを

愛していながらも、

離婚することを選んだソビエシュは

ナビエ様より子供の方が

大事だったのだと思います。

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