自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 102話 マンガ 105、106話 ソビエシュからの手紙 カフメン大公の苦悩

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102話 ニアン(トゥアニア公爵夫人)と共に超国籍騎士団団長のランドレ子爵がナビエの元へやって来ましたが・・・

◇花かご◇

ナビエを恩人だと言って、

超国籍騎士団の団長が

西王国を訪ねてきたことを

聞いたクリスタは

苦笑しました。

 

クリスタは、

西王国の元王妃なので、

彼が来たことは、

国のためには良いことだけれども

彼女の力で

呼び寄せたわけではないので

苦々しく思っていました。

 

クリスタは、庭へ行き

彼女が育てた花で花かごを作り

ナビエに送るように、

侍女たちに命じました。

 

クリスタから先に

ナビエに贈り物をすると聞いて

侍女たちは腹を立てました。

 

侍女たちは、

クリスタの潜在的な敵である

ナビエを

嫌っていました。

しかも、ナビエの側近は、

クリスタの侍女の一人を

侮辱していました。

(誤解ですけれど)

 

侍女たちは、怒りながら、

口々に文句を言いました。

しかし、クリスタは、

ナビエが何の過ちも犯さない限り

友好的な態度を取らないといけないと

言いました。

 

侍女の一人は仕方なく

クリスタが大事にしている花を折り

花かごを作り始めましたが

クリスタがナビエに

友好的な態度を取ろうとしても

ナビエは、クリスタと仲の悪い

マレーニを呼んだので

クリスタのことを敵だと思っている、

と言いました。

 

マレーニはハインリの

12番目の王妃候補で

クリスタに面と向かって

王妃ではないから出て行けと言った

令嬢でした。

(マンガの48話、原作52話参照)

myuieri.net

 

ナビエがマレーニを

抱え込もうとしていると思った

クリスタは

ナビエは、自分の敵のようだと

呟きました。

 

侍女たちは、

 

ナビエがクリスタを

追い出したがっている。

おとなしく結婚式を挙げて

良く回転するという頭は

国を転がすためだけに使えばいい。

 

と言いました。

 

クリスタの権力がなくなれば

王妃の最側近だった侍女たちも、

力を失います。

 

ハインリが権力のある令嬢と

結婚をしていれば

今よりはましでした。

 

その人が

いかなる権力を持っていても

社交界

クリスタの侍女たちより

影響力を持つことは

できません。

 

その上、ハインリ王は浮気者なので

側室を数十人も置くかもしれない。

浮気者の王と結婚した王妃は

寂しく疎外され

王妃は王の心も社交界の力も

得られず

名ばかりの王妃になるはずでした。

 

侍女たちは、クリスタに

 

何とかしてくれ。

 

あの女を追い出せなくても

勝たなくてはいけない。

 

あの女に社交界まで

奪われてはいけない。

 

と訴えましたが

 

クリスタは、

 

私には何もできない。

あからさまに仲が悪ければ

他国の民と国民に嘲笑われる。

密かに敵対すれば

殿下に嫌われる。

私には権力すら残っていない。

 

と言いました。

 

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◇ナビエの個人騎士団◇

ナビエがニアンと侍女たちと

話をしていると

ランドレ子爵がやって来ました。

 

彼はナビエに

恩返しをしに来たと言った後

自分の騎士団を率いて来たので

彼女の個人騎士団になる許可を

求めました。

 

ランドレ子爵は

領地を持たない貴族でした。

首都に邸宅はあるけれど

領地のない貴族は

邸宅だけで私兵を育てられないので

どういうことなのかと

ナビエは疑問に思いました。

 

ニアンとランドレ子爵が帰った後

侍従を通して

彼の率いる騎士団が

平凡な個人騎士団ではなく

超国籍騎士団であると聞きました。

 

その話を聞くや否や

嬉しくて飛び上がったマスタスは

一度戦ってみたかった、

こっそり決闘を申し込むと言って

興奮していました。

 

1つ恵みを施すと

5倍になって戻ってくる。

 

とナビエは言いました。

 

ローズはナビエに

ニアンは侍女にならないのかと

尋ねました。

 

ナビエは

 

彼女は、人々が好きで

社交界で注目を浴びることで

元気を得るタイプなので

会う人が限られている侍女には

向いていない。

 

と、答えました。

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◇ソビエシュからの手紙

みんなで笑いながら騒いでいると

もう1人、

東大帝国からの訪問者がありました。

顔は知っているものの、

ナビエの友達ではなく

ソビエシュの使者でした。

 

彼はポケットから

ソビエシュの手紙を取り出し

ナビエに差し出しました。

そして、使者は、

ナビエの返事を期待して

外で待つと言って出ていきました。

 

手紙には、

ナビエの予想外のことが

書かれていました。

 

・ナビエとは本当に

 離婚をする気がない。

・ラスタと結婚の約束をしたけれど

 期間は1年間だけ。

・子供が生まれて、

 その子が庶子でなくなれば

 ナビエを再び皇后にする。

 

ナビエは、

自分でも理解できない

奇妙な感情に

囚われていました。

しかし、確かなのは

 

・ソビエシュとは、

 すでに終わっている。

・ソビエシュのことを考えると

 心苦しくなり不快になる。

 その気持ちが、

 未練や愛憎かはわからないけれど

 彼と再び結婚することはない。

・私が大変な時

 助けてくれたハインリを

 必要ないからと言って

 捨てられない。

・ラスタが子供を産んで、

 自分が皇后になったとしても

 その子を自分の赤ちゃんとして

 受け入れたくない。

・その子に罪はないので

 その子が苦しむことを望んでいない。

・私はその子を愛せないし

 近づきたくもない。

 その子もそうだろう。

・私が元々皇后であろうとなかろうと

 その子は、私が母の皇后の座を

 奪ったと思うだろう。

・その子は嫡出子でも

 私が皇后である理由と恨みを

 私に求めることになる。

・ソビエシュの言葉通り

 ラスタが1年だけ

 皇后を務めることになっても

 私は待つことになる。

 待っても、軋轢と不和が起こる。

 

でした。

 

ナビエは返事を書かないことにして

外で待っていた使者を帰らせました。

 

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◇安心しなさい◇

ソビエシュの使者を帰らせた後

ナビエは、ぼんやりと

窓の外を眺めていました。

本を読もうとしても、

集中できませんでした。

しばらくすると、窓の向こうに

ハインリの姿が見えました。

 

ナビエは、ハインリに

窓から入るのはいけないと

注意しましたが

彼は、話をしに来ただけだと

言いました。

ハインリは、

ソビエシュの使者が

ナビエを訪れたことを聞き

心配していました。

 

ナビエは、ソビエシュから

手紙を受け取ったけれど

返事は書かなかったと話すと

ハインリの顔は

明るくなりました。

 

ナビエは両手を伸ばして

ハインリの肩をつかみながら

今はハインリの妻なのだから

余計な心配をしないように

とはっきり言いました。

 

彼は、目尻が下がるほど

ニッコリ笑い

 

クイーン、心臓がドキドキします。

 

と言いました。

 

ナビエの言葉で安心したハインリは

顔を少し赤らめて、

嬉しそうでした。

彼の顔を見ていたナビエは、

不意に彼の頬を

噛んでみたくなりました。

頬を噛んだら、イチゴジャムが

出てくるような気がしました。

 

そんなことを考えてしまったことを

ナビエは恥ずかしく思いました。

ソビエシュに対する気持ちは

正体がわからなくて

混乱するばかりですが

ハインリのことは、

可愛くて愛らしいと思いました。

 

ナビエは何か言おうとしましたが

何を言いたいのかわからず

もう一度、安心するようにと

ハインリに言いました。

 

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◇カフメン大公の苦しみ

カフメン大公は、

恋の妙薬を解毒する方法を、

あちこち探し回った末

魔法学園の師匠を訪ねました。

 

師匠は、自分の弟子が

恋の妙薬の闇取引に

手を染めたことについて

叱責しましたが

カフメン大公の身体を診てくれました。

 

師匠は、薬を飲んだ時期や

解毒剤のことを

カフメン大公に質問しました。

彼は、ある店で買った

ナビエの肖像画入りペンダントを

しっかり握りしめながら

答えました。

 

師匠は、

複数の解毒剤の名前を出して

それを飲んだかどうか

カフメン大公に質問しましたが

彼は全て飲んだと答えました。

 

カフメン大公は、

魔法学園の首席卒業生なので

彼自身、できることは

すべてやっていました。

師匠の表情が暗くなると

カフメン大公の表情も

暗くなりました。

 

カフメン大公は、

叶わぬ恋に苦しんでいました。

彼は、ナビエがそばにいなければ

症状が治まると思い

逃げるように宮殿を去りました。

 

しかし、それは勘違いで

いつでも会える方が

ましでした。

もう会えないと思うと、

心臓がとても痛みました。

気が付くと、首都に入り

1人で歩き回っていたことも

ありました。

 

カフメン大公の持ち物の中には

ナビエの肖像画だけでも

何十点もありました。

それでも、

燃えるような喉の渇きが

収まらないので

自分を恐ろしく感じていました。

こんな状態が続けば

ナビエの所へ行き

愛人にしてくれと

懇願してしまいそうでした。

 

師匠は、考えた末

解決方法はわからないけれども

原因は3つ考えられる。

ただし、全て違う可能性もある。

推論してみるだけ、と前置きして

 

1. カフメン大公が作った薬だから、

  彼に限り、

  その愛の妙薬が成功した。

 

2. 最近、魔法使いの

  魔力が消えているし

  魔法使いの発現も少ない。

  それだけ魔力が

  不安定になっているので

  それに影響を受けているかも。

 

3. カフメン大公は、薬を飲む前から

  その薬を飲んで恋に落ちた相手を

  愛していた。

 

と言いました。

 

複合的なものかもしれないと

師匠が言った時、

彼の助手が、扉を叩きながら

 

カフメン大公を探しに

西王国から使いがやってきた。

 

と廊下で叫びました。

 

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カフメン大公が久々に登場しました。

まさか、ナビエの肖像画

たくさん買っていたなんて!

カフメン大公がいじらしくて、

前から好きなキャラクターでしたが

ますます好きになりました。

 

ラスタを1年間だけ

皇后にするという話を

ナビエが事前に知っていたら

もしかしたら、

彼女が1年待つ可能性も

少しはあったのかなと

思いました。

 

けれども、

ナビエが貴族の令嬢として

ラスタが皇后をしている姿を見て

彼女に頭を下げるのは

たった1年でも

心臓がえぐられるくらい

辛いのではと思います。

その間に

ラスタがナビエの命を

狙っていたかもしれません。

 

最初は1年待つ決心をしても

ハインリからの

熱烈な求愛があれば

彼と再婚する道を

選んだように思います。

 

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