自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 103話 マンガ106、107、108話 ソビエシュの怒りと愛する夫として認められたいハインリ

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103話 ソビエシュからの手紙の返事を書かなかったナビエでしたが・・・

 

◇返事がない理由◇

 

ソビエシュが執務室で

内部告発者の報告書を

読んでいる時に

ナビエへの手紙を託した使者が

戻ってきました。

ロテシュ子爵から

賄賂を貰っている者は

その様子を見て、

すぐに、ロテシュ子爵のところへ

報告をしに行きました。

 

当然、返事を持ってきたと

確信している皇帝の姿を見て

使者は困りましたが

正直に

ナビエからの返事を

受け取っていないし

ことづけもないことを伝えました。

 

ソビエシュは

ナビエの誤解を解いたはずなのに

彼女から返事がないことが

理解できませんでした。

 

続けて使者は

西王国にトゥアニア侯爵夫人と

ランドレ子爵がいること、

ランドレ子爵は超国籍騎士団の

第5騎士団団長であることを

報告しました。

 

使者が帰った後

ソビエシュは落ち着きませんでした。

 

月大陸連合といえども

ウィザード部隊がいる限り

東大帝国の

相手にはならないけれど

超国籍騎士団は煩わしいし

彼らの背後にいる月大陸連合も

なおさらでした。

 

そして、ソビエシュは、

ナビエに対して

寂しい気持ちを感じながらも

腹を立てました。

 

どうして返事をくれないのか。

誤解を解いたのに、

なぜ、何も言わないのか。

もしかしたら

手紙の内容が

嘘だと思ったのかも。

気持ちを和らげるために

言い繕っているだけだと

思っているのかも。

心が傷ついているのだから、

簡単に信じられるわけがない。

 

そう思いながら、ソビエシュは

イライラしながら、部屋の中を

歩き回っていました。

◇怒り爆発◇

その日の夕方

トゥアニア公爵夫人が

ランドレ子爵と

西王国へ行ったことを聞きつけた

トゥアニア公爵が

ソビエシュを訪ねてきて

妻を返して欲しいと訴えました。

 

訳もなく、彼のしたことと

自分のしたことが

重なって見えたので

ソビエシュは

ますますイライラしました。

 

耐え切れられなくなったソビエシュは

 

きみの奥さんを誤解して、

追い出したのは

きみじゃないか!

 

と怒鳴りつけました。

 

ソビエシュは

認めたくなかったけれど

この言葉は

自分に言いたかった言葉でした。

 

トゥアニア公爵は、

妻が他の男と密会をしていると

ラスタが言ったからだと

反論しました。

 

思いがけず、

ラスタの名前が出たので

ソビエシュは驚きました。

 

ソビエシュは、仮面舞踏会の日

ラスタがトゥアニア公爵に

話しかけていたことを

思い出しました。

そして、彼が笑いながら

話していたことも。

 

ソビエシュはトゥアニア公爵に

 

嘘をつくな。

君がとんでもない誤解をしたことを

どうして他人のせいにするんだ?

君だって、ウキウキして

ラスタと話をしていた。

 

と反論しました。

 

ソビエシュが

何かを知っているように見えたので

トゥアニア公爵は

 

初めは、ラスタさんに

宮殿のどこどこは

もしかして密会の場所かと

聞かれた。

そこで貴族の女性と男性が

お互いの身体を

触っているのを見たと

頬を赤らめて

非常に恥ずかしそうに話したので

無邪気だと思って笑った。

誰がそうしていたのかと尋ねたら

ラスタさんが描写した外見は

まさに私の妻だった。

見えない身体の特徴まで知っていた。

 

と細かく事情を話しました。

 

ソビエシュは、トゥアニア公爵が

誤解をしていると言いました。

 

ソビエシュは、

トゥアニア公爵が帰った後

ナビエのことだけでも苦しいのに

彼の言葉で、

さらに気が重くなりました。

 

ソビエシュは、ラスタが純真な面と

計算高いところの両方を

持っていることに

すでに気づいていました。

 

社交界で生きていくためには

純真であるだけでは

ダメだということも

わかっていましたが

露骨にラスタの悪口を

聞きたくはありませんでした。

 

翌朝、さらに追い打ちをかけるように

カフメン大公が西王国へ向かうことを

カルル侯爵から聞いたソビエシュは

堪忍袋の緒が切れました。

 

急ぎでない会議を

すべてキャンセルして

部屋へ閉じこもりました。

 

2-3時間、

部屋の中を歩き回った後

ソビエシュは、

ナビエに彼を捨てたことを後悔させ

彼の本心を信じなかったことを

後悔させることで

彼女を自分の元へ

戻したいと思いました。

 

ソビエシュは、

ナビエの結婚式よりも先に

ラスタとの結婚式を行い

ナビエを招待することに決めました。

ソビエシュは、ハインリに

公式に、

彼とラスタの結婚式の

招待状を送るように

カルル侯爵に命じました。

 

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◇派手なドレス◇

ソビエシュは、結婚式の準備が

どの程度進んでいるかを

確認してから、

ラスタの部屋へ行きました。

 

ラスタは完成したばかりの

新しいドレスを試着していて

ご機嫌でした。

ソビエシュの前で、くるっと回ると

その姿は、

童話に出てくる妖精のように

きれいでした。

 

ラスタにしつこくねだられて、

派手なドレスを作りましたが

案外、ラスタは派手なドレスも似合うと

デザイナーは思いました。

 

しかし、ソビエシュは、

ドレスはきれいだけれども、

あまりにも派手だと言い

地味な物にするように

言いました。

そして、派手な服は後で着るように、

結婚式は無難なものにするように

言いましたが、

ラスタは泣いて、

どうしても、そのドレスを着ると

主張しました。

 

ドレスのことで興奮している

ラスタを見て

あまり胎教によくないと

考えたソビエシュは

そのドレスを着ることを

渋々承知しました。

 

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◇不仲<偽りの友情◇

ナビエは

20年間の書記の記録を読み終えたので

今度は、歴代王妃の

行政記録を読んでいました。

 

活動的なマスタスは

本ばかり読んでいるナビエが

気に入らないようでした。

 

それに対してローラは

ナビエは東大帝国にいる時も

本ばかり読んでいたし

書類を処理していたこともあったと

話しました。

ジュベール伯爵夫人も

その話に同調していました。

 

扉の前では

ランドレ子爵の騎士たちが

順番に護衛をしてくれていました。

 

東大帝国にいた時を思わせる

光景に

ナビエもつられて笑いました。

 

その時

クリスタの侍女のイマリが

やって来ました。

そして、ナビエに

個人騎士団ができたお祝いにと

クリスタ自ら育てた花で作った

花かごを

恭しくお辞儀をしながら、

差し出しました。

ローズが、花かごを受け取ると

ナビエは、お礼を言いました。

 

クリスタの侍女が出て行くと

ローズは、クリスタが

ランドレ子爵の騎士団のせいで

心細くなったのか

今まで無視していたのに

今になって贈り物を寄こしたと

皮肉を言いました。

 

ナビエは、お礼に

アカシアの花束を

クリスタへ送るように

ローズに頼みました。

 

クリスタは

喜んで贈り物をしたわけではなく

自分をよく見せようとして

花かごを送ってきたのに

どうしてお礼をする必要が

あるのかと

マスタスが不満げな様子で

ナビエに尋ねました。

 

ナビエは、不仲でいるより、

偽りでも友情を築く方が

はるかに良いと答えました。

 

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数日経ち、以前と同様に

クリスタは

何の行動も起こしませんでした。

 

ナビエの侍女たちは、

随分、仲が良くなり、

扉の前に騎士たちがいることにも

慣れてきました。

 

そして、2-3日に1度は

ニアンとランドレ子爵が

遊びに来ました。

 

片思いをしている

純粋な青年ではなく

恐ろしい超国籍騎士団の団長の

ランドレ子爵が

ニアンの言葉と行動に集中して

反応している姿を見ると

ナビエは笑いが出ました。

 

そのような平穏な日々を

過ごしていても

ナビエは、

引き出しに入っている

ソビエシュからの手紙が

気になっていました。

 

ソビエシュは

一体、何を考えているのか。

子供の頃の素直な

ソビエシュを呼び出して

目の前に座らせたいと思いました。

 

ソビエシュの手紙を読んでいると

窓を叩く音がしました。

窓の向こうにハインリが

立っていました。

 

ナビエは、手紙を置き

窓際へ行くとカーテンを閉めました。

カーテンの向こうで、

慌てたハインリは

謝りながら、

クイーンと何度もナビエを呼びました。

30秒後、

ナビエはカーテンと窓を開けました。

ハインリは

しょんぼりとしていました。

 

ひたすら謝るハインリに

ナビエは、

窓から出入りしてもいいのは

クイーンだけと言いました。

 

すると、

クイーンの姿で来てもいいのかと

ハインリが尋ねたので

ナビエが、

服を着てくるならと答えました。

すると、ハインリは

ナビエが服を着せてくれるのかと

尋ねました。

 

全く、この腹黒いワシは

何を期待しているのかと

思いながら、

ナビエは、

普段は仕事をしているこの時間に

何の用があって、やって来たのか

ハインリに尋ねました。

 

ハインリは、

良い知らせと悪い知らせがあると

言いました。

 

良い知らせは、

ナビエとハインリの結婚式の日取りが

決まったことでした。

 

ハインリは、これで

自分たちは

抜き差しならない夫婦になると

言いました。

 

ナビエは、

すでに抜き差しならない夫婦だと

言いました。

 

するとハインリは

以前は神様に誓約したけれど

今度は、自分はナビエの男で

ナビエは自分の女だと

人前で公表すると

満足げに話すので

ナビエはハインリの頬を

つねりたくなりました。

 

ハインリに

こんな風に言われると

ナビエは混乱しました。

 

ハインリは

西王国を西帝国に変えることを

話そうしたのに

ナビエは、それを

愛の告白だと勘違いしたことを

思い出し

訳もなく涙が出そうになりました。

 

そんなことはおくびにも出さずに

ナビエは、悪い知らせについて

毅然とハインリに尋ねました。

 

彼は、東大帝国から

結婚式の招待状が届いた。

ハインリが来られないなら

ナビエだけも来て欲しいと

書かれてあったと

答えました。

 

ハインリは

ナビエに

結婚式に出席して欲しくなくて

悪い知らせと言ったのかなと

ナビエは思いました。

 

けれでも、

ナビエは悩むことなく

両親や友達と会いたいから

結婚式に行くと、

ハインリに伝えました。

 

ソビエシュのせいで

彼女の実家に

閉じ込められていたという

嫌な記憶があるので

ナビエはハインリを

行かせたくないと思いましたが

ハインリは笑いながら

 

私も一緒に行きたいです。

あそこに私の両親と

友達がいますから。

 

と言いました。

 

ハインリはナビエの両親を

自分の両親だと話したので

ナビエは驚いたり

嬉しかったりしました。

 

ナビエの両親は

自分のことを

気まずく感じていたようなので

今度は、愛される婿になって

帰ってくると

ハインリは言いました。

 

ナビエは、2人は

ハインリのことが好きだと

言いました。

ハインリのおかげで

ナビエは過度に体面が

傷つかなかったからです。

 

ハインリは無言で笑い

窓に顔を突っ込むと

ナビエの頬に軽くキスをしました。

 

ナビエは驚いて、

目に力が入りました。

ハインリは、一歩後ろに下がり

ナビエの顔色をうかがい

ナビエがじっとしているのを見ると

もう一度、先ほどより長く

頬にキスをしました。

そして、照れくさそうに笑って

 

愛する夫として、

いつ認めてもらえますか?

 

とナビエに尋ねました。

 

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ナビエと離婚をして

ラスタを1年間だけ皇后にし

自分の子供を嫡子にした後

再び、ナビエと再婚する

計画を立てた時

ソビエシュは

これが一番いい方法だと

考えていましたが

ナビエが離婚した直後に

ハインリと再婚したせいで

その計画は

見事に壊れてしまいました。

 

悩んで苦しんだ末に

新しい人生を

歩み出したナビエと

ようやく、

失ったものの大きさに

気付いたソビエシュ。

 

トゥアニア公爵同様

自分もナビエを捨てたと

認めている一方で

ナビエが自分を捨てたと

言っているソビエシュ。

 

ナビエは絶対に

自分の元を離れるわけがないと

信じていたから

ナビエが自分を捨てたと

思うのでしょうね。

 

ラスタのドレスすら

ソビエシュの思い通りに

ならないのに

ナビエの心を

どうにかできると思っていたら

それは大間違いです。

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