自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 118話 マンガ 129、130話 ベッドの秘密とナビエの心配

 


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118話 ナビエを恋しがり荒れ狂うソビエシュを見てしまったラスタでしたが・・・

 

◇ラスタの誓い◇

ラスタは慌てて、

自分の部屋へ戻りました。

心臓が狂ったように

ドキドキしていました。

自分はいったい何を見たのか

頭が混乱していました。

 

ソビエシュはナビエを

恋しがっているように

見えましたが

ラスタは

そんなはずはないと言って

首を振りました。

 

ソビエシュがナビエを捨てたのに

今頃になって、

ナビエを恋しがるはずがないと

何度も否定しましたが

ソビエシュの態度は露骨でした。

ラスタは、それを認めた途端

恐くなりました。

 

ソビエシュは

自分を救ってくれた恩人だけれど

自分の弱点もすべて知っている。

ソビエシュが自分を捨てたら

また、どん底まで落ちてしまう。

まだ子供が生まれていないので

すがる血筋もない。

 

廃妃は再婚したから大丈夫。

今さら後悔してもダメ。

でも、廃妃を連れ戻さなくても

自分への気持ちが冷めたらどうしよう?

そうすれば、

他の女を連れてくるかも・・・

 

ラスタは、

エルギ公爵にそばにいてくれたらと

思いました。

彼が「大丈夫」と言って

慰めてくれたらと思いました。

 

ラスタは、どのくらいの時間

爪を噛んでいたか

わかりませんが

閉じた目を開きました。

焦りを帯びていた瞳に

固い決意が浮かび上がりました。

 

こんなことをしている場合ではない。

最初の子を失ったと思った時に

ただ泣くだけで絶望していたら

今の人生はなかった。

自分はそこから飛び出し

今の人生をつかんだ。

不安だからといって震えていたら

おしまい。

自分の身は自分が守る

側室だった時は

皇帝の愛だけがすべてだったけれど

今は、自分だけの権力もある。

皇帝と言えども

世間の目があるから

数日で離婚しないだろう。

少なくとも数か月は

持ちこたえるだろう。

その間に、子供は生まれる。

赤ちゃんさえいれば

皇帝に愛されなくても

生きる術は見つかる。

何て言ったって、この子は

皇帝の最初の子で

跡継ぎになるのだから。

 

後から赤ちゃんが

自分を守ってくれるけれど

今は、自分が

赤ちゃんを守らなければならない。

 

ラスタはベッドから出て歩き回り

どうすればよいか考えました。

 

廃妃と真っ向から勝負する。

廃妃は皇帝に

不意打ちを食らわせた前妻で

同じ皇后でも、

昨日、帝国になったばかりの国の

皇后だし、

ランドレ子爵は

武器を持たない弱い者を

剣で刺すような乱暴者。

トゥアニア公爵夫人は、

尻尾をぶら下げて

男をぶん殴る軽い女。

そんな人たちを避ける理由はない。

加害者が堂々としているのに

自分が怯える必要はない。

ランドレ子爵が

何の団長だか知らないけど

あの男がどんなに鼻持ちならないか

みんなの前で暴いてやる。

 

ラスタは固く誓いました。

自分を守るためとはいえ、きっとろくでもないことを考えるのでしょう。

 

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◇ベッドの秘密◇

ナビエが目を覚ますと

ハインリが彼女を見下ろして

笑っていました。

前の晩のことが色々と思い出され

ナビエは、

ハインリの胸に、

自分の額を埋めました。


ハインリが話してくれるまで

彼がナビエの身体を

洗ってくれたことを

忘れてしまっていましたが

ハインリの髪からナビエの好きな

バラの香りと

フルーツの香りがしたので

顔が熱くなりました。

ハインリはナビエに

このまま死んでしまっても

幸せだと言いました。

 

ナビエの耳をくわえていたハインリは

唇を耳から喉へ移動させ

ナビエの鎖骨にキスをしました。

ハインリが友達なのは確かだけれど

政略結婚をした相手。

それなのに、彼は

自分のことを好きでたまらないといった

行動を取るので

ナビエは、紛らわしいと思いました。

 

ハインリはナビエの名前を呼びながら

唇を鎖骨よりも下へ

移動させ始めました。

 

覚えるのが早いと言っていたけれど

でまかせではなかった、

肌にそっと触れるキスが

可愛いとナビエは思いました。

 

けれども、そろそろシャワーを浴びて

披露宴の準備をしなければいけないので

ナビエは、

ハインリの額を押し返しました。

ハインリは、残念そうに

横に転がりました。

 

ハインリは

全然、疲れているように

見えませんでした。

ナビエが初めてハインリと会った時に

美しいと思った彼の横顔は

横になっていると

さらに美しく、

ナビエは彼の鼻と唇に触れると

ハインリはナビエの手や首や

手のひらにキスをして笑いました。

 

何度かハインリの頬を

撫でているうちに、

今度は、赤ちゃんが欲しいと

思わず本音がこぼれました。

 

ナビエは赤ちゃんが好きだけれど

必ずしも産みたいわけでは

ありませんでした。

 

けれども、皇帝夫婦にとって

跡継ぎは非常に重要でした。

国の安定はもちろんのこと

王族たちは国同士での結婚が多いので

継承者がいないと

他国の王族や貴族が

王位を継ぐこともありました。

 

ハインリは、クイーンに似たら

本当に可愛い赤ちゃんが生まれそうだと

言いました。

ナビエは、笑いながら

ハインリに似てもいいと言った後で、

ソビエシュの

ナビエは子供が産めないと言った言葉が

気になりました。

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ハインリは、自分の部屋と寝室を

何度か行き来した後

甘いシロップと

生クリームが乗っているパンケーキと

牛乳を持ってきてくれました。

ハインリが

食べさせても良いかと尋ねたので、

ナビエは、ハインリに

パンケーキを食べさせてもらいました。

ハインリは鳥だから、

食べさせることに執着するのかなと

ナビエは思いました。

 

ハインリはナビエに

パンケーキを食べさせながら

2人が座っているベッドは

魔石でできているという

驚くべき話をしました。


魔石でできているベッドなんて、

すごく高いのではと

ナビエは驚きました。

 

ハインリは笑いながら

西王国の王は代々魔法使いで

特殊な環境下では、

伴侶も魔法使いにしたことを

話しました。

 

ハインリの言葉にナビエは驚きました。

魔法について詳しくないナビエでも

魔法に特別な才能が

必要とされることを知っていました。

それなのに、

魔法使いを作ることができるなんて

想像もしていませんでした。

 

ハインリは、

やり方が、少し恥ずかしいので

絶対に秘密ですと前置きをして

恥ずかしがりながら説明をしました。

 

魔法使いの近くに魔石があると

その間を魔力が巡回する。

当然ながら、

魔法使いが

魔石のベッドの上で横になれば

魔力が巡回する。

魔法使いとベッドの間に、

魔法使いでない人がいても

原理は同じ。

魔法使いが魔石から

自分の方に来る魔力を受け付けないと

魔力が戻る過程で

魔法使いでない人の方へ魔力が流れ

魔力が魔法使いでない人の中に

溜まり続ける。

 

要するに、男女が一緒に寝ないといけないということですね。

この方法が、

他の国に知れ渡っていないのは

環境を整えるのが難しいから。

爪の大きさの魔石でも

とても高いし

基本は携帯できる大きさ。

ベッドにするのは非効率。

それに、夫婦のどちらかが

魔法使いでないといけないと

ハインリは説明しました。

 

そして、身体が魔力に慣れる過程で

とても健康になるので

赤ちゃんのことは心配しないようにと

ハインリは言いました。

 

それでは、

クリスタも魔法使いなのかと

ナビエは尋ねました。

そんな話は聞いたことがないし、

ハインリの兄は身体が弱くて

早死にしていました。

 

ハインリは、

この方法には欠点があると

言いました。

 

この大きさの魔石に

耐えられないとかえって・・・

と途中まで言いかけましたが

自分たちは大丈夫だと言って、

詳しい話をしませんでした。

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◇皇后は不妊◇ 

ハインリが

とても暗い表情をしていたので

ナビエは、それ以上

問い詰めませんでしたが

魔石のベッドが

ハインリの兄の死因とも

関連があるような気がしました。

 

魔石に耐えられないと

死んでしまうのか、

クリスタは健康そうなので

魔法使いが一方的に

リスクを負うのかも。

そう考えると

ハインリは大丈夫なのか

心配になりました。

 

ハインリの兄は短命だったけれど

西王国には長寿の王もいたし

ハインリは健康そうだけれど・・・

 

披露宴に出席している時も

そんなことをぼんやり考えていると

隅の方で、顔色が真っ青なまま

ワインを飲んでいるソビエシュの姿が

見えました。

昨日に引き続き一人でした。

 

彼の顔を見ると、

これ以上お酒を

飲んではいけないように思いました。

なぜ、誰も止めないのか。

不思議に思っていると

遠くで、ソビエシュの秘書と護衛が

焦った様子で彼を見守っていました。

ソビエシュが1人でいたくて

人を遠ざけたようでした。

 

一方、ラスタは、

ピアノの近くに座り

男性たちに囲まれて

楽しく笑っていました。

 

前日はニアンを避けていたのに

今は、ニアンが見えないせいか

余裕があるように見えました。

 

新婚なのに別々に過ごすなんて。

皇帝夫妻は、表面上だけでも

人前では仲の良い姿を見せないと

いけないのに・・・

 

そう思いながらも

自分が気にすることではないので

顔を背けようとした時

ナビエはラスタと目が合いました。

 

ナビエは、自分の披露宴で

元夫の妻と対立したという話を

聞きたくなかったので、

ラスタに微笑んだ後、顔を背けました。

 

ちょうどその時、

カフメン大公が

ハインリと2人だけで話があると言って

ハインリと一緒に席を外しました。

 

ナビエはマスタスと話しながら

砂糖菓子を食べていると

ラスタがやって来ました。

彼女は、またナビエのことを

「お姉さん」と呼び、

結婚を祝う言葉を述べました。

ナビエは、反射的に

しかめっ面になりそうなのを

堪えました。

 

なぜ、ラスタは

これほどまでに

お姉さんにこだわるのか。

ナビエはやっとの思いで

表情管理をしていると

ラスタは

 

以前は、身分の低い側室を

姉や妹にできないと

言っていたけれど

今は同じ皇后で

自分の身分も立派な貴族であることが

明らかになったので、

姉妹として

過ごしてもいいのではないかと

言いました。

 

ナビエは、ラスタの話し方が

少し自分の話し方に

似ていると思いました。

 

前妻と今の妻の対立

おまけに2人共皇后なので

人々の視線が集まりました。

注目を浴びて嬉しいのか

ラスタの頬が赤くなりました。

 

ナビエは、

ソビエシュが新しい側室を持ったら

その人を姉か妹にするようにと

以前言った言葉を

そのままラスタに伝えました。

その言葉を聞いて

ラスタの頬から血の気が失せました。

 

ラスタは、

ソビエシュが不倫をするのかと

ナビエに尋ねましたが

彼女は、

ラスタの夫のことを

自分に聞かないようにと言いました。

 

ひどく怒ったラスタは

眉を吊り上げながら

ひどく心配そうな顔をして、

ナビエは不妊なので

他の事を気遣う余裕はないだろうと

一線を越えそうなことを

ナビエに言いました。

  

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ナビエ様の立ち居振る舞いや

話し方をどれだけ真似しても

中身は全く変わっていないラスタ。

自分の感情のままに行動し

公の場で言っていいことと

いけないことを

区別できないラスタ。

 

彼女に非はないのに

奴隷となってしまった過去は

可哀そうだと思いますが

人の幸せをねたみ

せっかくつかんだ幸せを

大事にしないで

自分で壊しているラスタ。

奴隷の時と同じ考えのままでは

皇后としてやっていけないことを

彼女は知るべきだと思います。

 

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