自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 122話 マンガ 134、135話手紙の謎とロテシュ子爵の企み

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122話 ナビエに自分の思いを伝えて、西大帝国を後にしたソビエシュでしたが・・・

◇帰り道◇

帰る馬車の中は静かで

ラスタは以前のように

はしゃぐことはなく

ソビエシュは、

窓の外を眺めているだけでした。

 

ラスタは何度か

大きくなったお腹の上に手を置いて

ソビエシュの顔色をうかがったものの

彼は、魂が抜けたように

何も言わなかったので

最初にラスタが口を開き、

奴隷売買証書について

話すことはないのか

ソビエシュに尋ねました。

 

彼は、ラスタが少しのストレスで

腹痛を起こしたり、

倒れたりするから

話さなかったと弁明しました。

その言葉を聞いて、

ラスタが唇を尖らしたので

ソビエシュは、

彼女をなだめるために

何か欲しい物はないかと尋ねました。

 

それに対してラスタは、

プレゼントをもらえば、

機嫌が良くなると思っているのかと

と尋ねました。

 

ソビエシュは、ラスタの言葉を

何も必要ないという意味に理解し

再び窓の外に視線を向けました。

 

必要なければ、

本当に何もくれないのか。

そのように考えたラスタは

泣き出しました。

 

ソビエシュは、ラスタに

泣いている理由を尋ねると

ラスタは、

ソビエシュは自分をからかった。

自分には何もくれないと言った

答えました。

 

ラスタが要らないと言ったと

ソビエシュが主張すると

ラスタは

贈り物も欲しいし、

機嫌も取ってほしいという意味だと

反論しました。

 

ソビエシュの表情は

半分笑い、

半分歪んでいました。

 

ソビエシュが、

贈り物は何が欲しいのかと尋ねました。

ラスタは

贈り物は彼に任せると答えました。

 

ソビエシュが、

どうすれば機嫌が直るのかと

ラスタに尋ねると

彼女は、

ナビエと比較を

しないでほしいと答えました。

 

ソビエシュは、

いつラスタとナビエと比べたのかと

尋ねると

ラスタは、

ソビエシュが、ラスタに対して

ナビエのレベルは望まないと言ったと

答えました。

 

ソビエシュが、分かったと言ったので

ラスタはようやく納得しました。

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◇クリスタの処遇◇

ハインリは、

マッケナと数人の側近を執務室に呼び

帝国に変わった後のことについて

議論していました。

 

まずは、国名が変わったので

公式文書の書き換え作業が

必要であること。

披露宴の際の、

外交使節団との会談の内容を点検し

西大帝国を礼遇した国と、

そうでない国を分けて

交互に使節団を送る準備をすること。

 

マッケナは、

ハインリが分類した書類を

色分けするなど

一生懸命、手を動かしながら

外務省は、仕事に埋もれて

1か月くらい死にそうなるだろう

と言って笑っていました。

そして、

一度にすべての仕事を

済ませてしまおうとするのは

ケトラン侯爵のせいかと尋ねました。

ハインリは笑って同意しました。

 

ハインリは即位した後

必要ないと思った人材は、

自分の側の人材と入れ替えました。

 

先代のウォートン3世の時から

外務大臣を務めていたケトラン侯爵は

クリスタの最側近でもあるので

ハインリは何とか配置換えをしたいと

思っていましたが

今のところ、彼に替わる人材が

いませんでした。

 

ケトラン侯爵のことを考えると

クリスタのことが思い出されてしまい

ハインリはため息をつきました。

彼女のことも

何とかしないといけないと思いました。

 

ハインリは、兄弟同士で争った末

王位に就いたわけではないけれども

病弱な兄と

頭が良く健康な弟については

常に人々の

ゴシップの種となっていました。


兄に子供ができないこと、

時々、兄が暗殺されそうになったこと。

貴族たちとのトラブルなど

人々はこれらすべての背景に

ハインリがいるのではと

思っていました。


ハインリがいくら国外を歩き回っても、

疑いに満ちた視線から

逃れることはできませんでした。


ハインリの兄は、

クリスタの面倒を見てくれと

遺言を残しました。

それにもかかわらず、

クリスタの意志を無視して

王亡き後の王妃が

行くことになっている

コンプシャの宮殿に彼女を送ったら

けちをつけるのが好きな人は、

それについてもけちをつけるだろう。

 

しかし、ハインリは

恋の妙薬でおかしくなっていた時の

自分に対するクリスタの様子から

彼女が自分に恋していることに

気が付きました。

そんな兄嫁を、自分のそばに

置いておくことはできませんでした。

 

しかし、ナビエも

ハインリに口出しするなと

言っていたので

自分が前へ出て

クリスタをコンプシャへ送ったら

ナビエがどう思うか

気になりました。

 

ハインリは、

奥さんにも相談する必要がある

ぶつぶつ言いました。

 

クリスタがハインリを好きなことを

知らないマッケナは

コンプシャの宮殿は

本当に良い所なのに

なぜ行きたがらないのか

不平を漏らしました。

ハインリは、無言で笑いましたが

気が重くなりました。

 

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◇手紙の謎◇

まだ貴賓が何人か残っているので

小さなティーパーティ

いくつかあるものの

正式な結婚披露宴は

すべて終わったので

ナビエは、頃合いを見計らい、

これからやることのリストを

作りました。

 

口を半分開けたまま

ナビエの書いたリストを

見ていたマスタスは

?が多いと指摘しました。

 

ナビエは、

思いつくまま書いていると答えた後も、

マスタスは

しばらくリストを眺めていましたが

思い出したように、どこかへ行って

色々な封筒が入った

バスケットを持ってきました。

 

ナビエは、兄に恋している令嬢たちが

送ってきた手紙かと思いましたが

差し出し人は

○○夫人となっていました。

家同士で結婚の話を進めるために

令嬢たちが、母親を説得して

手紙を書かせたのかと思いましたが

違いました。

 

手紙の内容は優しく、親切

好意的で

結婚のお祝いを述べた後

お近づきになりたいという言葉が

添えられていました。

 

帝国になった直後

ハインリの側近たちが

とても親切にしてくれたので

彼らの家門の貴族たちが

手紙を送ってくることは

想像していました。

 

しかし、

社交界の半分はクリスタ派で

中立の人たちを除いても

1/3はクリスタ派なのに

ナビエが想像していたよりも

手紙が多かったのです。

 

それでも、

手紙の返事を

書かなくてはいけないので

ローズに便箋の用意と

貴婦人たちが

手紙を送ってきた理由について

調べるように頼みました。

 

目的が何であれ

彼らが自分に好意を持ってくれるのは

ありがたいけれど

寄り添う振りをして、

不意打ちを食らわせるつもりであれば

気を付ける必要がありました。

 

たぶん、ハインリとクリスタのことを知った貴婦人たちが、手紙を書いてきたのでしょうね。

 

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◇ロテシュ子爵の怒り◇ 

ラスタは宮殿に戻るとすぐに

ロテシュ子爵に

指定の時間までに、

自分の所へ来るように

命令を出しました。

 

ロテシュ子爵は

ラスタが自分に命令したことに

気分が悪くなりましたが

指示通りの時間に、

ラスタに会いに行きました。

 

ラスタは皇后なので、命令を出せることができますが、職権乱用ではないかと・・・

ラスタは、ロテシュ子爵に

彼女の奴隷売買証書がどこにあるのか

尋ねました。

 

奴隷売買証書は、

ベア商会に預けてありましたが

コシャールが

ロテシュ子爵の耳を切った時に

それを持って行きました。

 

彼は、自分が持っていると

嘘をつきました。

しかし、

ラスタは嘘だと言って

ロテシュ子爵にカップ

投げつけました。

 

権力を持った人間が

変わってしまうことを

ロテシュ子爵は、知っていましたが

ラスタが、こんなに早く変わるとは

思っていませんでした。

 

彼は以前、ラスタに対して

卑しい者が

自分の息子をそそのかしたと言って

箒を振り回したことがありました。

そのことを思い出して

ロテシュ子爵は舌打ちをしました。

 

ラスタは、なぜソビエシュが、

奴隷売買証書のことを

知っているのか

ロテシュ子爵に尋ねると

彼は、コシャールが盗んだからだと

答えました。

 

ラスタは、

ロテシュ子爵に出て行くように

命じました。

すぐに立ち上がらないロテシュ子爵に

ラスタはもう一度

出ていけと言いました。

 

渋々立ち上がるロテシュ子爵の足元に

ラスタは指輪を投げつけました。

彼は、指輪を拾った後

ニヤニヤしながら、部屋を出ましたが

廊下に出た後の彼の顔は

恐ろしいほど冷ややかでした。

 

人々に、

「平民の希望」「生きた童話」

扱いされているラスタでしたが

ロテシュ子爵にとって、

ラスタは彼の奴隷であり

彼女が偉くなっても

高貴な人間だとは思えませんでした。

その思いが、

彼の怒りを大きくしました。

 

偽親が現れた時のラスタの態度を

直さないといけなかったのに

すぐに離婚の知らせが

伝わって来たのと

自分の身体を直すために

静かにしていたら

こんなことになったと

ロテシュ子爵は考えました。

 

ロテシュ子爵は自宅に戻ると

アレンに、謁見を申請するように

命じました。

謁見にはラスタも出席するので

彼女に、

こっそり子供の顔を見せるように

言いました。

 

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ナビエ様とソビエシュの離婚法廷から

それほど時間が経っていないのに

ナビエ様が離婚を承認すると言って

ほっとしたソビエシュは

一体、どこへ行ってしまったのか。

ラスタが泣いても

以前のように大騒ぎしなくなった

ソビエシュ。

ナビエ様を失った喪失感が

大きすぎるのでしょうね。

 

ロテシュ子爵は

転んでもただでは起き上がりませんね。

悪知恵を働かせまくりです。

 

クリスタの処遇はどうなるのでしょう。

彼女のことで

ナビエ様が傷つかなけれが良いなと

思います。

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