自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 10話 マンガ10話 ナビエがクイーンのお尻を叩く

 

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10話 ハインリはナビエに宮殿内の案内を頼みました。

◇性格が悪そう◇

ハインリ王子の声は

優しい声でしたが、

傲慢さが感じられました。

そして、ナビエのことを

クイーンと呼んだので、

もしかしたら、彼が

クイーンの飼い主かと考えましたが、

その人と、

実際に会うつもりはないので、

それ以上、そのことについて考えず

ハインリ王子の案内役を

引き受けることにしました。

 

すると彼は無邪気に笑い、

片方の腕を

ナビエに差し出しました。

彼の腕に手を置くと、

美しい外見とは裏腹に

腕が筋肉質だったので

ナビエは驚き、

一瞬、手を引っ込めました。

 

どうしたのかと聞かれましたが、

彼の腕が筋肉質だったことに

驚いたとは言えないので

何でもないと答えました。

 

ナビエはハインリを

どのような順番で案内するのか

迷いました。

案内が終わった後、

お茶を勧めないといけないので

西宮を最後にするのが

良いと思いましたが

東宮へ行くと、

ラスタに会うかもしれないので

嫌だと思いました。

けれども、

すぐ近くの東宮を案内しないで

北宮へ行くのも、どうかと思いました。

ナビエが黙っていると、

ハインリ王子はナビエを呼びました。

その声は、どこか囁くようで

耳をくすぐるような感じでした。

 

ナビエは、

どこから案内するか迷っていると

話すと、

彼は行きたい所があると

言いかけている途中で、

東宮の茂みからラスタが出て来て

走って来ました。

 

自分も散歩中だというラスタは、

ハインリ王子に、

貴族のマナーとはかけ離れた

挨拶をしましたが、

彼は、ラスタを真似て

同じように挨拶を返しました。

そして、

自分は西王国の王子のハインリだと

自己紹介すると、

ラスタは本物の王子様を

初めて見たと言って興奮しました。

そして、ハインリ王子がナビエに

宮殿の案内を頼んだと聞くと、

皇后は忙しいから、

ラスタが代わりに案内すると

言いました。

しかし、ハインリ王子は、

皇后陛下という

素晴らしい案内役がいるのでと言って

ラスタの申し出を断りました。

 

しかし、ラスタは

ハインリ王子のことが気に入ったのか

3人で一緒に散歩しようと

愛想よく提案しました。

彼は優しく笑いました。

 

ナビエは、

皇帝の側室と皇后が

隣国の王子を挟んで

散歩するという

おかしな場面を

演出したくありませんでした。

 

それなので

急用ができたとか

トイレへ行くなど

一緒に散歩をできない言い訳を

考えているとハインリ王子は

3人は多すぎると、

優しい声でラスタを拒絶すると、

お散歩頑張ってくださいと

ラスタに挨拶をして

悠々と歩いて行きました。

 

彼は礼儀正しかったものの

驚くほど冷たい態度でした。

ナビエはハインリを横目で見ると

彼は、

彼女に案内を頼んだ時のように

傲慢な様子に戻っていました。

 

何かを考えているのか

しかめっ面をしていましたが

とても性格が悪そうに見えました。

表情によって、

イメージが変わる男性なのだと

ナビエは思いました。

だから、色々な噂が

広まっているのだと考えました。

 

ナビエはハインリ王子のことを

あからさまに見ていたのか、

彼は彼女に視線を向けると、

自分は、ハンサムではないのかと

尋ねました。

 

訳の分からない質問に

ナビエは困惑しましたが、

ハインリ王子は、

他の女性たちは、

自分の美貌に興味を示すのに

ナビエは無関心だと言いました。

 

彼女は、不審そうに

ハインリ王子を見ると、

彼は、突然にっこり笑いました。

冗談だと気づいて、

ナビエもつられて笑うと、

ハインリ王子は、

彼女が、やっと笑顔を見せてくれたと

言いました。

そして、ラスタが、

皇帝の不倫相手だと確認すると

こんなに美しいクイーンがいるのに

なぜよそ見ができるのか、

慰めではなく本心だと言いました。

 

ハインリ王子の傲慢な表情から、

彼は脅されても、

従わないような人に見えたので

ナビエは、

彼の言葉を心地よく感じました。

 

ナビエは

何と言っていいか分からず、

作り笑いをしていると、

彼は新年祭の最終日に行われる

特別パーティに

招待して欲しいと言いました。

彼には、

招待状を送っているはずなのにと

ナビエは不思議に思っていると、

ハインリ王子は、

皇帝から招待状は届いているけれど

皇后の客として参加したいと

言いました。

 

それはできないとナビエが断わると

ハインリ王子は、

皇帝の名前を消して、その下に、

皇后の名前を書くと言いました。

ナビエは思わず笑うと、

ハインリ王子も一緒に笑いながら

もう少し歩こうと言って

腕を差し出しました。

 

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◇クイーンのお尻を叩く◇ 

散歩を終えて西宮へ戻り

入浴を済ませて着替えていると

クイーンが後ろを向いて

窓枠に座っていました。

 

イライザ伯爵夫人は

ナビエが着替え中だと分かると

鳥は慌てて後ろを向いた。

本当に賢い鳥だと言いました。

 

ナビエは、

着替え終わったことを

クイーンに知らせると、

鳥はナビエの方を向きました。

その日のクイーンは

なぜか息を切らしていました。

クイーンが足を出したので

ナビエは

クイーンの頭を撫でながら

メモを取りました。

そこには、きれいな文字で

「私を探していますか?」

と書かれていました。

 

クイーンは首を傾げながら

ナビエの顔色を

窺っていました。

ナビエはしばらくためらった後

「必死に探しています。

あなたは?」

と嘘の返事を書きました。

 

クイーンは

ナビエのところへ飛んできて

メモを見ると

嘘をつくなと言わんばかりに

翼でナビエの腕を軽く叩きました。

 

クイーンが字を読んで

答えるような態度が可愛くて

ナビエはクイーンのお尻を

叩きました。

 

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雪の女王

新年祭が始まりました。

 

ナビエは母親が用意してくれた、

真珠が散りばめられ、

スカートをふっくらさせるために、

雪のようなレースが

幾重にも重ねられているドレスを

着ることになっていました。

母親はナビエに

何も言いませんでしたが

ラスタの噂を聞いて以来

ずっと彼女のことを

心配してくれているようでした。

 

イライザ伯爵夫人は

新年祭初日は

皆、華やかに着飾ってくるので、

もっと華やかにすると変に見える。

女王のイメージを

際立たせた方が良いと言って、

ナビエを

雪の女王のように

着飾らせてくれました。

 

支度が終わったナビエを見て、

イライザ伯爵夫人は

彼女のことを本当に美しいと

褒めてくれました

ナビエは彼女にお礼を言いました。

 

イライザ伯爵夫人は、

ソビエシュが自分を見たら

感嘆するとか心が揺れるとか

そんなことを、

言いたかったのではないかと

ナビエは思いましたが、

イライザ伯爵夫人は

笑っているだけでした。

 

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◇新年祭◇

新年祭初日は

皇帝と皇后が一緒に

入場しなければならないので

ナビエは東宮へ行きました。

ナビエを待っていたソビエシュは

優しく微笑みながら

ナビエをエスコートするために

腕を差し出しました。

 

ソビエシュが夢中になっている

恋人のラスタを置いていくことに

クヨクヨしているのではないかと

ナビエは思っていましたが

彼にそんな様子はありませんでした。

 

ソビエシュとナビエが

大ホールの入り口へ到着すると

役人の一人がラッパを吹きました。

あっという間に

大ホール内の騒ぎが収まりました。

 

ソビエシュと並んで

数歩歩いて行くと

階段の下に広がる大ホールと

色とりどりのドレスが見えました。

ソビエシュが片手を上げると

人々は軽くお辞儀をしました。

 

彼らをくまなく見渡していたナビエは

ホールの中央付近に

外国貴族に囲まれたラスタがいるのが

見えました。

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原作を読むと、ナビエ様は新年祭を

とても楽しみにしていたということが

分かります。

そして、慣例通りであれば、

ラスタは新年祭に参加しないので

密かに喜んでいたのではないかと

思います。

それを、今までの慣例を破り、

側室を新年祭に連れて来るという

愚行をしでかしたソビエシュ。

ラスタに初めて会った時から、

愛のためなら、何でもやってしまう

とんでもない皇帝に

成り下がってしまいました。

ナビエ様のショックは

計り知れないと思います。

 

この時点では

ハインリのしかめっ面を見て

性格が悪いと思っている

ナビエ様ですが

後に、ハインリが猫かぶりだと

分かっても

可愛いと思えるようになるので

不思議です。

同じ愛でも、

ナビエ様とソビエシュの愛は

全く質が違うと思います。

 

ナビエ様との散歩から帰ってすぐに

ハインリは、クイーンになって

ナビエ様の所へやって来たので

息を切らしていたのでしょうね。

この時点で、すでにハインリは

ナビエ様を愛し始めていたと

思います。

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