自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 29話 マンガ 25話 ラスタの武器は無知

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29話 別宮でソビエシュは倒れてしまいましたが・・・

 

◇誕生日は来年もある◇

前日より熱が下がったという

宮医の言葉に

周りの人たちは

安堵の声を漏らしました。

 

ナビエは、

自分のせいだとは

思わなかったものの

ソビエシュと言い争った後に

彼が倒れたので 

そのことが気になっていました。

これで、ようやく安心できると

思いました。

 

宮医が別宮へ

駆けつけて来てくれたことに

お礼を言うと

ナビエはソビエシュの枕元に座り

彼の額に濡らしたタオルを

乗せました。

ナビエは、ソビエシュに

別宮へ来るべきではなかったと

言いました。

ソビエシュの突然のキスで

さらに雰囲気が

気まずくなったことを考えると

ナビエは息苦しくなり

ため息をつきました。

 

けれども、ソビエシュは、

疲れた声をしているものの

ついでに休んでいけばいいと

明るく言ったので

ナビエは幸いだと思いました。

 

ソビエシュは

ナビエの誕生日を台無しにしたことを

謝りました。

彼女は、誕生日は毎年来る、

来年も誕生日があるので

気にしないようにと言いましたが

ソビエシュは

今年の誕生日は、今年1度だけで・・

と言いかけた後、

皇后と話していると本当に・・・

と話し始めたので

ナビエは、

同僚と話しているようかと

皮肉を言いました。

 

ソビエシュは、ナビエが

それとなく皮肉っているのを

知っているかと尋ねましたが

彼女は、それとなくではなく

面と向かって皮肉を言ったと

心の中で思いました。

 

そして、今度は皮肉ではなく

ソビエシュが、ナビエよりも

ラスタの看護を

望んでいるのではと思い

ラスタを呼ぶことを提案しました。

もちろん

3人で一緒にいるつもりはないので

ラスタが来たら

ナビエは宮殿に戻るつもりでした。

それに側室のやることは

ソビエシュのために尽くすことだと

思いました。

 

ソビエシュは

ラスタを呼ばなくてもいいと

言いました。

ナビエは、

ラスタが寂しがるのではないかと

尋ねました。

ソビエシュは、

それはナビエにとっては

良いことなのではないかと

指摘しました。

 

確かに、ラスタが寂しがるなら

いい気味だと思うけれど

宮殿に帰れば、

たまった仕事がたくさんあるので

ラスタが別宮へ来て看病してくれれば

役に立つとナビエは思いました。

 

ソビエシュは、

ラスタがそばにいると休めない、

頭が痛いので静かにしたいから

彼女は呼ばなくて

良いと言いました。

 

ラスタは側室になって以来

ソビエシュと

離れたことがなかったので

彼女の気分が悪くなると

思いましたが

あえて、自分がそのことを

話す必要はないと思い

ナビエは頷き

額に冷たいタオルを置きました。

 

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◇放棄と諦め◇ 

ラスタが気分を害するという予想は

的中しました。

 

1週間静養した後、宮殿に戻ると

庭で待っていたラスタは

2人が馬車から降りる前に

急いで走って来て

彼を抱きしめて

わあわあ泣きましたが

ナビエには

ぎこちなく挨拶するだけでした。

 

側室が皇后に見せる態度としては

普通でしたが

以前、度が過ぎるほど

親しい振りをしていたことを考えると

明らかに態度が変わりました。

くっ付いて離れない2人を見捨てて

ナビエは本宮へ戻り

滞っていた業務をすべて

持ってくるように指示しました。

 

その後1週間は

溜まっていた業務を片付けるために

本宮へいる時間を伸ばし

ソビエシュは宮医の忠告に従い

夜勤を減らしました。

 

ラスタは、昼間は

相変わらずエルギ公爵と一緒だけれど

夜はソビエシュを看病していました。

ハインリとは散歩中に

出くわすことがあり

クイーンからの手紙も

届いていました。

 

変わったのは

ソビエシュがナビエを呼び出し

ラスタについて

とんでもない要求をすることが

減ったことでした。

おかげで、

ナビエの疲労感は減りました。

 

依然として

ソビエシュのことを考えると

寂しいし、胸が苦しいけれども

こんな風に何年も暮らしていれば

自分たちも平凡な皇帝夫妻に

なれるだろうと

ナビエは思いました。

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 ◇ティーパーティ

トゥアニア公爵夫人が

クリスタルハウスで

開いたティーパーティ

参加したナビエは

そこで初めてエルギ公爵と会いました。

彼はラスタをエスコートしていました。

彼は観察するように

ナビエをじっと見つめ

彼女も視線を避けませんでした。

 

彼からの挨拶を受けた後

ナビエは笑いながら

トゥアニア公爵夫人の方を

見ました。

エルギ公爵は社交界の有名人なので

彼が招待されても

不思議ではありませんでしたが

彼女がラスタを招待したのは

意外だと思いました。

けれども、トゥアニア公爵夫人が

当惑したように眉をしかめていたので

エルギ公爵が

勝手にラスタを連れて来たことが

わかりました。

 

エルギ公爵とトゥアニア公爵夫人が

彼がラスタを連れて来たことについて

言い争っている時

ラスタはナビエに向かって

そっと挨拶をしました。

彼女は黙々と挨拶を受けながら

ゆっくりとお茶を飲みましたが

ラスタのせいでお茶の味

全然感じられませんでした。

彼女がいるだけで

その場の居心地が悪くなりました。

 

すぐにでも、

席を外したいと思いましたが

ここでラスタを避けたら

少なくとも1週間は噂の種になるので

ある程度、

他の人たちが出て行くまで

ナビエは

この場にいなければならないと

思いました。

 

エルギ公爵はラスタを連れて

ナビエの反対側に座ったので

心配でしたが

幸いにも、ナビエとラスタが

話すことはありませんでした。

 

人々は、

愛人の子を跡継ぎにしたがっていた

リベン男爵は

結局、離婚することになったけれど

男爵夫人は、クロム公国の出身で

アレイシアの妹だ。

最近、彼女はどうしているのかと

話をしていると、

トゥアニア公爵婦人は、

アレイシアの近況について

答えようとしましたが、

ラスタは、小声で、

アレイシアとは誰かと尋ねました。

すると、

ラスタの隣に座っていた人が

アレイシアは

先代皇帝の側室だった人だと

意地悪く答えました。

それを聞いたラスタは、

今、アレイシアはどうしているのかと

尋ねると、

突然、その場が静かになりました。

ラスタに、

アレイシアの話をした人は、

気まずそうに言葉を濁しましたが、

彼の代わりに、エルギ公爵が

アレイシアは、

他のどの側室よりも短期間で、

ひどいやり方で追い出されたと

答えました。

 

なぜエルギ公爵が

その話を知っているのか

ナビエは分かりませんでしたが

ラスタと付き合っている

エルギ公爵が

話すことではないと思いました。

 

しかし、

エルギ公爵はにっこり笑いながら

お茶を飲むと

ラスタの目は一瞬大きくなり

瞬きしました。

 

以前、ナビエが

ソビエシュが別の側室を持つ

可能性について

ラスタに話をした時

彼女は困惑しました。

自分と同じ側室だった人の

ひどい結末を聞いて

ラスタは複雑な気分のようでした。

 

ナビエはラスタが

黙っていると思いましたが

彼女は驚いた表情を隠して

貴族が愛人を何人も持つというのは

本当のようだ。

最初、トゥアニア公爵夫人に

5人も愛人がいることを聞いて

とても驚いたけれど、

それは当然のことで、

自分は、

新世界を体験している気分だと

言いました。

 

周りがシーンとなりました。

トゥアニア公爵夫人は

フォークをガシャンと置くと

話してはいけないことを

言ったと謝るラスタに

冷たい声で

とんでもない話だと言いました。

 

謝るラスタの肩を持とうと

言い訳をするエルギ公爵に

トゥアニア公爵夫人は

耐えきれなくなり立ち上がると

教養がなく

礼儀さえもわきまえない

無礼な2人がいるので

耐えられないと言いました。

そして、教養がないことより

無礼なことの方がもっと悪いと

エルギ公爵に忠告した後、

ティーパーティをお開きにしました。

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ナビエ様の誕生日を台無しにしたと

ソビエシュが謝った時

ナビエ様は、誕生日は毎年来るし

来年も誕生日はあると言いましたが

2人が一緒にナビエ様の誕生日を

迎えるのは

これが最後になるとは

夢にも思わなかったと思います。

そのシーンは出てきませんが

ソビエシュは、

ナビエ様の誕生日が来る度に

別宮でのやり取りを思い出し

自分の浅はかな行動のせいで、

ナビエ様を失ったことを

ずっと後悔し続けるような気がします。

 

ラスタは、

自分の無知を武器にして

トゥアニア公爵夫人を攻撃しました。

25話でナビエ様が心配していた通りに

なってしまいました。

 

貴族たちが

アレイシアの話をしていた時

トゥアニア公爵夫人は

アレイシアの近況について

話そうとしていたところ、

ラスタの質問により

その話が中断してしまいましたが

トゥアニア公爵夫人は、

アレイシアが

ブルーボヘアンの大公妃の

していることを

知っていたのでしょうか?

アレイシアが

ブルーボヘアンの大公妃なら、

エルギ公爵は、

彼女の息子ということになりますが、

アレイシアは、

大公妃に化けているだけ。

けれども、国の名誉と、

彼女から

命を助けてもらった恩があるので

それを明らかにすることはできない。

しかし、

自分が公の場で、

アレイシアの息子と言われるのは

我慢ができないし、

今後の彼の計画にも悪影響を

及ぼすかもしれません。

だから、エルギ公爵は、

そちらへ話が行かないように、

アレイシアがひどいやり方で

追い出されたことを

ラスタに話したのかもしれません。

 

ラスタは、

ナビエ様とソビエシュが

別宮で予定より長く過ごしたので、

2人の仲が元に戻るのではないかと

心配していたことが

現実になるかもしれないと

不安になっている上に、

エルギ公爵が、

アレイシアの話をしたので

自分は

捨てられるかもしれないという気持ちが

さらに強くなったのではないかと

思います。

その感情は、その後のラスタの行動に

影響を与えたと思います。

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