自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 36話 マンガ 32話 ラスタは人々を振り回せる敵

 

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36話 ソビエシュの嘘にナビエは・・・

 ◇ソビエシュの嘘◇

なぜソビエシュが嘘をついたのか

ナビエはわかりませんでしたが

彼の嘘に

合わせることにしました。

 

ナビエを追い詰めていた

リルテアン大公は

すぐに、にやりと笑いながら

仲が良いようで良かったと

言いました。

 

ラスタを追い回していた人たちは

きまり悪そうに目配せをし、

ラスタの顔色は暗くなりました。

ナビエも、ソビエシュが

自分の味方をしてくれただけで

喜ぶのは嫌でした。

飲み物を1口飲みながら

ソビエシュの方を見ましたが

彼が自分を見ていなかったので

どうして助けてくれたのか

聞くことができませんでした。

 

ナビエのそばにいた侍女たちは

一人二人と四方へ散らばり、

皇帝の横に付いていた人たちも

音楽が鳴ると

ホールへ出て行きました。

 

意外にも、ラスタも

どこかへ行ってしまいました。

エルギ公爵の所へ

行くのかと思いましたが

彼は数日前に宮殿を出たまま

まだ戻って来ていないと

聞いていました。

 

他の人と遊ぶのかと思い、

ナビエは首を傾げていると

横から、ソビエシュが

どちらが真似をしたのか

尋ねてきました。

ナビエは逆に

どちらが真似をしたと思うかと

質問しました。

 

ソビエシュは、

どちらが真似をしても関係ないと

答えました。ナビエは、

なぜ、自分の肩を持ったのか。

ラスタが寂しがると言いました。

 

ソビエシュは

それでも仕方がない。

皇后の対面を守ることは

皇室の対面を守ること。

誰の威信を立てるべきか

答えは明白だと答えました。

 

ナビエは、

ソビエシュの返事に

混乱していた気持ちが

落ち着きました。

このような理由なら

かえって気が楽になりました。

ナビエは正面を見ました。

仮面を被った人々が

楽しく踊っている中

歓声が聞こえたので

そちらを見てみると

高いステージの真ん中で

ラスタが1人で踊っていました。

 

ナビエは横を見ると

ソビエシュも嬉しそうに

ラスタを見ていたので

一緒に踊ったらどうか。

行きたがっているように見えると

言いました。

すると、ソビエシュはナビエに

嫉妬しているのかと尋ねました。

ナビエはそれを否定すると、

ソビエシュは、

それならば、なぜ皮肉を言うのかと

尋ねました。

彼女は、それも否定すると、

以前から、怒ると口調が変わる。

母后から

口喧嘩の方法でも習ったのか。

なぜ、いつも喧嘩腰なのかと

尋ねました。

 

ナビエは、30分だけ帝冠を外し

無法地帯でやり合った後に

教えると答えました。

ソビエシュは、

自分が皇太子で、

ナビエが皇太子妃だった時と

同じような目に遭うのは嫌だと言って

断りました。

 

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◇ラスタの企み◇

踊りを終えて

舞台から降りて来たラスタは

皇帝を眺めているうちに

顔を曇らせました。

 

深刻な表情で

ナビエとソビエシュが

膝を突き合わせて

話しているのを見て 

何か仕事の話を

しているのかと思いました。

 

ソビエシュはラスタに

決して国政について

話をしないので

時々不安になることが

ありました。

その上、

赤ちゃんのことを調べに

リムウェルに行ったエルギ公爵から

連絡一つないので

いっそう不安が大きくなり

踊りたいという気持ちも

萎えてしまったラスタは

遠くでトゥアニア公爵が

1人で酒を飲んでいるのを

発見しました。

ラスタは彼に近づきました。

◇嫉妬しないソビエシュ◇ 

ソビエシュと言い争いをして

疲れたので、

ソビエシュから

太ると言われながらも、

ナビエはケーキを食べ

ソビエシュはワインを飲みました。

 

再び音楽が流れ

人々は踊り始めましたが、

ナビエとソビエシュは

ずっと高座に

座っていなければならないので

一番つまらない思いをしていると

ナビエは思いました。

ソビエシュも

見ているだけなのが退屈そうで

あちこち見回していましたが

ふと彼の視線が

1か所に止まりました。

ラスタがトゥアニア公爵と2人で

笑って話をしていました。

 

トゥアニア公爵も

ラスタに話しかけられるのが

嬉しいのか

しきりに笑いこけていました。

ソビエシュが

嫉妬するのではないかと

ナビエは思いましたが

彼は平然と下男に

空のワイングラスを

返していました。

ナビエは

何度も彼の顔を見ましたが、

ソビエシュは

平気な顔をしていました。

 

愛する恋人が

他の男と笑って騒いでいても

構わないのか。

それほど嫉妬は

しないということなのか。

それだけ信頼しているのかと

思いましたが、

ソビエシュの反応なんて

重要ではないし、

どのみち、二人の問題なので、

ナビエはソビエシュの反応を

観察するのもおかしいと思い

再びケーキを食べていると

ハインリがやって来て

自分はダンスが下手なので

一緒にいてもいいかと

ナビエに尋ねました。

 

するとソビエシュは

よく遊び回っているくせに

意外だと皮肉を言いました。

ハインリはソビエシュに

挨拶をしましたが

彼は冷たい表情をするだけでした。

嫉妬はしないけれど

自分の女をいじめた人は

嫌いだということね

ナビエは思いました。

 

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◇離婚通告◇ 

宮殿に戻るや否や

ナビエは副官に

自分とラスタのドレスが

同じだったことを話し

誰が情報を流出させたか

調べるように指示しました。

けれども、

ナビエがどんなドレスを着るかは

秘密にしていませんでしたし、

彼女とドレスが

一緒にならないように

あらかじめ、

情報を入手しようとする

貴婦人もいたので、

結局、3日経っても

犯人を特定することは

できませんでした。

 

そして、その日の夕方、

友達のアリシュテの

誕生パーティから

慌てて帰って来たローラが、

トゥアニア公爵が夫人に

離婚を通告したことを話しました。

 

その原因は、

子供が実は兄の子ではないかと

疑っていること、

そしてエルギ公爵との間に

何かあったから

女性と髪のつかみ合いの

喧嘩をしたと

難癖をつけているとのことでした。

 

トゥアニア公爵夫人は

結婚前の過ちで

子供が生まれたのに

結婚してからは

一度も妊娠していませんでした。

もしかしたら、

トゥアニア公爵は不能かもと

侍女が言いました。

 

マリアン卿と

トゥアニア公爵夫人の事件については

ナビエが

とても幼い頃のことなので

当時の騒ぎについて

何も知りませんでした。

ナビエは人より早く

社交界にデビューしましたが

すでに、その話をする人は

いませんでした。

それなのになぜ

10年以上も経った今になって

その話が出てくるのか

ナビエはおかしいと思いました。

 

最近の

ラスタとエルギ公爵の様子から

彼女が関係しているのではないかと

疑いました。

気になったナビエは侍女たちに

なぜ急にトゥアニア公爵が

その問題を暴き出そうとしたのか

調べて欲しいと頼みました。

 

もしもラスタが前面に出て

やったことなら

彼女を単に

逃亡奴隷出身の側室、

顔も見たくない、

話も聞きたくない側室とだけ

考えてはいけない、

彼女に社交界を牛耳る資質があり

世論をまとめる能力がある、

人々を振り回せる敵は

警戒しなければと

ナビエは思いました。

 

しかし、その4日後

侍女たちが

トゥアニア公爵の本音を知る前に

ランドレ子爵がラスタを

ナイフで刺したという知らせが

入りました。 

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ソビエシュは、

なぜ、トゥアニア公爵に

嫉妬をしなかったのでしょう?

後に、トゥアニア公爵が

夫人が誰かと逢引きをしていたと

ラスタが嘘をついたことについて

ソビエシュに抗議した時、

彼は、トゥアニア公爵がラスタと

楽しそうに話していたことを

指摘したので

間違いなく、ソビエシュは

ラスタとトゥアニア公爵が

話しているのを見ていました。

それでも、嫉妬をしなかったのは、

そこまでラスタのことを

好きではなかったからだと思います。

 

原作を改めて1話から読み直して

感じたのは、

ソビエシュにとってラスタは

初めて捕まえた、

しかも本当に罠にかかった

人間の獲物だということ。

彼にとって、それは

雷に打たれたように

大きな衝撃だったと思います。

しかも、相手は、

その美しくて、はかなげな

外見と仕草で

何人もの男性を

手玉に取ってきたラスタ。

ナビエ様以外の女性に

免疫のないソビエシュが、

今まで出会った中で

一番美しい獲物に一瞬で恋したのも

無理もなかったのかもしれません。

 

けれども、

ラスタに対する熱病のような思いは

徐々に落ち着いて来て、

新年祭が終わった後には、

ラスタがエルギ公爵に

プレゼントをもらっても、

嫉妬しないくらいになっていました。

 

狩猟へ行って、見事な獲物を捕らえ、

立派な剥製にして、

皆に自慢した後は、

飾って、自分の目を楽しませたり、

自分は、こんなすごい物を捕まえたと

虚栄心を満足させたり、

前ほど、関心がなくなったから、

誰かにあげてもいいと思うように

ラスタが他の男性の所へ行っても

構わない程度のものに

なっていたのではないかと思います。

 

けれども、ナビエ様との愛は

激しくはないけれど、

子供の頃から育んできた

静かで穏やかな愛で、

刺激はありませんが、

ソビエシュにとって、

失うことができないし、

誰かにあげることもできない愛だと

思います。

特に両親も友達もいない彼にとっては。

 

だから、ソビエシュは

自分で意識していなくても

ナビエ様が

他の男性と親しくしたり、

彼女が自分も恋人を作ると言うと

ナビエ様を誰かに取られると思い、

心穏やかではいられなくなったのだと

思います。

 

けれども、

ハインリもカフメン大公も

去った後は、

ナビエ様を奪う人がいなくなった。

それならば、

自分の子供を後継者にするために、

一時的にナビエ様を捨てよう。

どうせ、ナビエ様は自分のものだから

戻って来るだろうと、

ナビエ様の感情を

全く無視した行動を

取ってしまいました。

 

ナビエ様にとって

皇后でなくなることは

自分の人生を否定するくらい

耐えがたいことなのに、

長年一緒にいたのに、

それに気づかなった

ソビエシュの失敗です。

 

結局、ナビエ様は

新たに皇后の座を手に入れ、

新しい愛もつかみました。

 

跡継ぎを持つことにこだわり

一番大事な物を失ったソビエシュは

本当に愚かだと思います。

だから、私は、

ナビエ様を捨ててまで、

選んだラスタの子が、

本当にソビエシュの子でなかったことを

ついつい願ってしまいます。

 

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