自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 37話 マンガ 33話 ハインリの心臓がドキドキするのは健康だから

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

37話 ランドレ子爵がラスタを刺したという知らせが入りました。

◇ ラスタが刺された◇

ラスタが刺された時に

ちょうどエルギ公爵が

やって来たので

ランドレ子爵は

その場で取り押さえられた。

彼は捕まった時、

ラスタがトゥアニア公爵夫人を

陥れたと叫んでいたと、

ナビエは侍女から話を聞きました。

 

侍女は

ナビエの顔を窺いながら

前に、ナビエが

突然、トゥアニア公爵夫人の

話をしたので驚いたけれど、

本当に何かあるのか

と尋ねました。

 

全く違う状況に置かれた2人が

同じことを考えていたのなら

何かあるのではと

ナビエは思いました。

 

f:id:myuieri:20210522073348j:plain


◇ラスタの妊娠◇

宮医の診察が

なかなか終わらないので

ソビエシュは

イライラしていました。

部屋の中を

ぐるぐる歩き回っていると

エルギ公爵と向き合ったので

ソビエシュは彼に

ラスタを助けてくれたお礼を

言いました。

 

そして、また

ぐるぐる歩き回り出した

ソビエシュを

エルギ公爵は

妙な目で眺めていました。

ソビエシュは、それに

気付いていませんでした。

 

エルギ公爵は

確かにラスタを助けたけれども

遅い時間に、他の男が

恋人の部屋を訪ねて来たのに

それを平気に思っている

ソビエシュのことを

不思議に思いました。

驚いて、

それどころではないのか、

それとも・・・と考えていましたが

宮医の「やっぱり!」という声で

遮られました。

宮医は、ソビエシュが

ラスタを連れて来た後,

妊娠したようだと告げました。

ソビエシュは驚きました。

 

f:id:myuieri:20210323052454j:plain

◇100の慰めの言葉より◇

翌朝、

本宮へ行く準備をしていると

鏡の向こうに

深刻な顔をしている

イライザ伯爵夫人の顔が

見えました。

ナビエは彼女のことを心配すると

色々気になっていると答えました。

 

ランドレ子爵はどうなるのか

あんなことをするなんて

信じられないと

心配しているローラにナビエは、

よく調べるから

心配しないようにと

安心させました。

 

その時、

ソビエシュがやって来ました。

どこか嬉しそうな顔をしているので

不思議に思っていると、彼は

ラスタが妊娠したことを

告げました。

 

おめでとうとは言えないと言う

ナビエを、ソビエシュは

とてもひどいという目で

見ましたが

やはり、おめでとうとは

言えませんでした。

 

ソビエシュは

皇后の祝福は求めないし、

皇族とは認められないけれど

自分の第一子なので

子供を産んだ他の側室と同じくらい

来月からラスタに渡す

品位維持費を増やして欲しい

ナビエに伝えました。

 

ナビエの心臓は

ドキドキしていましたが

異常なほど顔は冷たく、

おそらく今の自分の顔は

非常に冷静に見えるだろうと

ナビエは思いました。

 

ソビエシュは

ラスタの命に別状はないと

話しましたが

ナビエは返事をしませんでした。

 

ソビエシュは

重いため息をつきましたが

ナビエは振り返りませんでした。

ソビエシュが出て行った後も

そこに立っていました。

 

そのまま、しばらく

ぼーっとしていると

クイーンが口をぽかんと開けて

窓枠に立っているのが見えました。

窓は開いていたのに

クイーンはナビエが気付くまで

待っていたようでした。

 

クイーンに近づくと

鳥は飛んできたので

ナビエはクイーンを抱きしめ

羽の間に顔を埋めました。

クイーンの心臓の鼓動が

聞こえました。

クイーンは大きな翼で

できるだけナビエを

包み込んでくれました。

 

クイーンの抱擁は

100の慰めの言葉より

ずっと良いとナビエは思いました。

f:id:myuieri:20210202051226j:plain

数時間経つと

ラスタの懐妊の噂は

急速に広まりました。

仕事のために本宮へ行くと

ナビエの顔色を

窺っている人たちがいました。

 

ラスタの赤ちゃんの

話をしている時に

ナビエが通り過ぎると

多くの人が

急に口をつぐみました。

 

ナビエは、

夕食の時間になるとすぐに

働いていた人たちを帰しました。

動揺していないことを示すために

数時間、顔の筋肉に

力を入れていたので

顔の筋肉が疲労していました。

 

ショックだったので

感情的な反応は

出なかったものの

ラスタの赤ちゃんが生まれたら

どうすべきか心配でした。

 

先代の皇后陛下

側室の子供に対して

他人のように接していましたが

とりわけ仲の悪い

側室の子供たちには

冷たく接していました。

容易なことではないと

ナビエは思いました。

 

人は子供に弱い。

ソビエシュもラスタも

大変美しいので

高い確率で

生まれてくる子も

妖精のように可愛らしいと

思いました。

 

皇帝の第一子

可愛い容姿

赤ちゃん・・・

 

人々はすぐに

夢中になると思いました。

そのような子に冷たくしたら

自分のイメージが

悪くなる確率が高いと

ナビエは思いました。

 

冷淡な自分を見て

人々は

あの子に何の罪があるの?

言うだろう。

 

そして、その子が成長して

驕慢なことを

考えないようにするには

年の差が開く前に

自分自身も正統性のある子を

産まなければなりませんでした。

プレッシャーで全身が

圧し潰されそうでした。

 

部屋に戻ったナビエを

ハインリが訪ねてきました。

彼が秘密の友達になってからも

これ見よがしにナビエの部屋を

訪ねてくることは

ありませんでした。

外で偶然会った時に挨拶をして

話をするだけで

クイーンが心配になった時

ナビエがハインリの部屋を

訪ねただけでした。

そんな彼が直接来たので

何か急用があるのだと

思いました。

 

ナビエは急いで応接室へ行くと

ほぼ同時に

ハインリも中へ入って来ました。

そしてナビエに近づくと

ナビエを抱きしめるかのように

両腕を広げましたが

腕を宙に浮かせたまま

困惑した表情で

慰めたいと思って来たけれど、

友人同士では

慰めの抱擁もできないかと

尋ねました。

ナビエは、自分を慰めるために

ハインリが

駆けつけて来てくれたと思うと

安堵と感謝の気持ちが

同時に出てきました。

ナビエが抱擁を許可すると

ハインリはナビエを

ギュっと抱きしめました。

 

彼の肩はがっしりしていて広くて

頼りやすい形をしていました。

そして、しばらく額を付けていると

クイーンの香りがしました。

クイーンが抱きしめてくれた時も

気が楽になりましたが

ハインリの懐は

クイーンよりも大きかったので

彼に全身を抱きしめられると

保護されたような気分になりました。

すべて大丈夫だと

彼が言ってくれているようでした。

馴染みのある香りと

慣れない懐の中で

落ち着かなかった気持ちが

驚くほど平和になりました。

 

彼の心臓の鼓動さえ

安心感を与えてくれました。

健康だからなのか

彼の心音は非常に大きく早く

感じられました。

 

ハインリは

自分は本当にダメな男だ。

ナビエが悲しんでいると思って

慰めに来たけれど

悪いことを考えてしまう

言いました。

 

自分がくっつき過ぎたのかと

ナビエが尋ねると、

ハインリは、

そういう意味ではないと

首筋まで赤くしながら

あれこれと弁解し

もう死にたいとでも

言うかのように

両手で自分の目を覆い

墓穴を掘ってしまったと

苦しそうに言いました。

 

ナビエは思わず笑いました。

ハインリは

ナビエが笑ってくれて

嬉しいと言って笑いました。


淡い金色のまつげの間から

紫色の瞳が見えました。

ハインリが女性なら

皇帝が恋をしたと思う。

目がとてもきれいだと

ナビエは言いました。

 

ハインリは、自分が女性なら

ナビエの侍女になる。

1日中、一緒にいられるから

言いました。

赤ちゃんの話を聞いて

混乱していたナビエの心が

ハインリのおかげで

落ち着いてきましたが

彼が帰ってしまえば

また心が乱れると

ナビエは思いました。

f:id:myuieri:20210818052510j:plain

 

ハインリと

クイーンの話をしている時

イライザ伯爵夫人が

トゥアニア公爵夫人の

来訪を告げました。

彼女とは仲が良かったものの

侍女でない貴婦人が

招待もなしに

ナビエを訪ねてくることは

ありませんでした。

 

何か頼み事でもあるのかと思い

トゥアニア公爵夫人を中へ通すと

彼女の目尻は濡れていました。

ハインリは

自分が聞く話でないと思い

部屋を出て行きました。

 

トゥアニア公爵夫人は

ランドレ子爵を助けて欲しいと

声を絞り出して言いました。 

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

人の口から耳に入るよりも、

直接、ソビエシュの口から

聞いた方がいいとはいえ、

夫から、

側室が妊娠したと聞くのは

とても辛いことだと思います。

その場に偶然クイーンが来ていて、

ナビエ様を慰めることができたのは

幸運だったと思います。

 

ハインリは、

クイーンの姿の時に、

ナビエ様が

人前では決して見せない

彼女の悲しみや苦しみを知ることで

ナビエ様を慰め続けてきましたが、

ラスタの妊娠の話は、

他の人も知ることになったので、

ハインリ自身の姿で、

慰めに来たくなったのではないかと

思います。

 

ハインリに抱き締められている時に

ナビエ様は、

守られているような気分に

なりましたが、

孤高の皇后であるナビエ様は、

それまで、自分を守るのは、

自分自身だったのだと思います。

母のようなイライザ伯爵夫人には

悩みを打ち明けることはあっても、

自分の苦しみや悲しさを

口にすることはできないし、

態度にも出せません。

けれども、

クイーンと同じ匂いのする

ハインリに抱き締められたことで

ナビエ様自身、

本当は自分も、

誰かに守られたかったという気持ちを

自覚したのかもしれません。

 

マンガで読んだ時は

ナビエ様の心臓が

ドキドキしていると思いましたが

原作を読んで、

ナビエ様がハインリの心臓の音を

聞いていることが分かりました。

 

ハインリはナビエ様を

抱きしめているので

心臓が

ドキドキしていると思うのですが

それを健康だからと考える

ナビエ様は

あまり恋というものを

知らないせいだと思いますが、

少し鈍感だと思います。

おそらく、ハインリが

自分のことを好きだなんて

夢にも

思っていなかったからなのでしょうね。

 

側室がいるのは当たり前の世界で

ハインリが側室を持つことなく

ナビエ様一筋で、

彼女だけを愛し続けるのは

凄いことだと思います。

ハインリは性格が悪くて残酷で

冷酷ですが、

ソビエシュのように

ナビエ様を傷つけることはなく、

彼女に対しては正直で誠実だし、

彼はナビエ様を愛し、

守ってくれる存在となったので、

ナビエ様も彼のことを

愛するようになったのではないかと

思います。

後にナビエ様は、

「痘痕も靨」と言っていますが、

ハインリの欠点でさえも、

愛しく感じるようになった

ナビエ様とハインリの愛は

決して壊れることはないと思います。

 

話は変りまして、私は、

ラスタの子が、

ソビエシュの子ではないことを

願っているので、

これから書く文章を

不快に思われる方が

いらっしゃいましたら、

申し訳ありません。

 

宮医の、

ソビエシュがラスタを連れて来た後に

妊娠したという言葉に

ショックを受けましたが、

宮医は思うと言っているだけで

断定してはいませんし、

今のように、超音波検査で

胎児の大きさを測って、

妊娠何週目か

ほぼ正確に推測することは

できません。

 

ソビエシュは

ラスタを連れて来てすぐに

彼女と寝たと思われます。

もし、ラスタが逃げる直前に

誰かと寝ていたら、

どちらの子かは

分からないと思います。

ラスタは早産したのに、

子供に

何の問題もなかったということは、

ラスタの子は、

ソビエシュの子ではなかったと

思いたいです。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain