自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 53話 マンガ 48話、49話 ナビエに害を及ぼしたくない

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53話 ナビエを徹底的に無視しているソビエシュでしたが・・・

◇複雑な心境◇

皇帝の子供に

危害を加えようとしていながら

拷問をしないで我慢している

と言うソビエシュに

カルル侯爵は

複雑な心境となり

混乱していました。

 

ソビエシュの今までの行動を見れば

ラスタを大事にしているのは

誰が見ても明らかだけれど、

恋に目がくらんでいるにしては

時々、曖昧な部分がありました。

しかも、

ソビエシュは冷たく言いながらも

しきりに窓から、

西宮へ続く回廊を

チラチラ見ていました。


カルル侯爵は

気になるなら、今からでも

皇后に中へ入ってもらうと

提案しましたが、ソビエシュは

ナビエは、もう帰ったはずだし

彼女はプライドが傷つくことは

絶対にしないと言いました。

そして、ソビエシュ自身が

西宮へ行くのも腹が立つとのこと。

 

パルアン侯爵が

中絶薬を購入したのは

間違いないのかと

カルル侯爵が尋ねると

ソビエシュは

自分の捜査官は有能だと答えました。

 

ナビエが戻ったかどうか

今いる場所から確認できないので

ソビエシュは席を立ち、

少し歩くと言って

ドアに近づきました。

カルル侯爵は

ソビエシュの後に続きました。

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◇無視をした理由◇

しかし、

廊下へ出たソビエシュは

帰ったとばかり思っていたナビエが

まだ立っていたので

固まってしまいました。

カルル侯爵も、慌てて

頭を下げました。

 

いつものナビエの性格なら、

帰っていましたが、

いざ帰ろうとした時

ナビエは意地を張りました。

いつかは出てくるだろうと思い

ナビエは、

ソビエシュが出てくるのを待ちました。

 

ラスタを心配しているのか

ドアを開けて出てきたソビエシュは

元気がなさそうでしたが

ナビエの顔を見た途端

不快そうに、

すぐに顔をしかめました。

 

ソビエシュは、

なぜ、そこに立っているのか。

何か罰でも受けたのかと

尋ねました。

 

ナビエはできるだけ冷ややかに

笑いながら、平然を装い

ソビエシュが、

これを望んでいるようなので

待っていたと答えました。

 

ナビエは、

ソビエシュが自分を無視したことで

プライドが傷つけられたそぶりを

見せませんでした。

しかし、どうしてなのか

先にソビエシュが

ナビエを無視したのに

彼の瞳が大きく揺れました。

 

しかし、それもつかの間

彼はすぐに冷たく笑い

ナビエはいつも自分を驚かせる

皮肉を言いました。

ナビエは

ソビエシュはいつも陳腐だと

言い返しました。

 

ソビエシュはナビエに近づき

他の人に聞こえないように、

ナビエは自分にそんなことを

言える立場ではないので、

たまには、そのプライドを

捨てたらどうかと提案し、

ナビエのために、

コシャールが、

ラスタに中絶薬を飲ませた重罪を

隠していると伝えました。

 

ナビエは正直、確信を持って

コシャールはそんな人ではないと

言えませんでした。

庶子に相続権はないけれども

親が生きている間に

子供に財産を渡すのを

防ぐことはできません。

特に夫婦仲が悪い場合は

爵位と領地、財産を

側室の子に渡す人もいました。

姓を除いたすべての財産を

側室の子に渡した人もいました。

しかし、

生まれた子供や側室を殺せば、

法で処罰されます。

密かに殺したつもりでも

痕跡が残ったり

噂が立ったりします。

このような状況なので

貴族や皇族が密かに中絶薬を利用して

側室を攻撃することが

少なくありませんでした。

 

けれども、ここで

コシャールがラスタに

中絶薬を飲ませたことを

納得する訳にもいかないので

ナビエは、否定しました。

ソビエシュは鼻で笑いました。

 

ソビエシュは

ナビエを無視したのは

彼女を見ると

我慢している怒りが

抑えられないからだと言いました。

 

彼は半歩下がって

ナビエをじっと見つめた後

足早に立ち去りましたが、

突然、立ち止まりました。

そして、ナビエの方へ戻ってくると

周囲の人たちを退かせ、

兄が犯人ではないと言うのなら、

ラスタに中絶薬を飲ませた犯人が誰か

直接調べるようにと、

低い声でナビエを怒鳴りつけました。

 

それはソビエシュが

することではないかと

ナビエが反論すると、

ソビエシュは

自分の仕事だけれど

自分が調査をすれば

ナビエに害が及ぶ。

自分の側の人々は自分の味方なので

コシャールが犯人なら彼に腹を立て、

いくら自分が注意をしていても

彼らの口から洩れてしまう

言いました。

 

ナビエは

自分を思いやる振りをするなと

言うと、

ソビエシュの顔が歪みました。

彼は、調査をして

コシャールの仕業だと分かったら

謝罪に来るように言いました。

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◇犯人◇

ナビエはイライザ伯爵夫人から

食べ物に薬が混ぜられたことに

気がつかなかったという理由で

ラスタの下女たちと皇室の料理長が

解雇されたことを聞きました。

犯人は捕まっていないとのこと。

 

ソビエシュは、

本当に自分のことを思って

そうしたのか、

自分に罪悪感を植え付けておいて

ラスタに手を出させないように

しているのか。

彼の本音がわからず

ナビエは混乱しました。

ナビエはパルアン侯爵を呼び、

彼から話を聞くことにしました。

 

ところで、なぜ、ソビエシュは

ラスタ本人もわからないほど

微量だったのに、

彼女の食事に

中絶薬が入っていることに

気がついたのかと

ナビエは不思議に思いました。

 

パルアン侯爵は、

昼食時にやって来たので、

2人でお昼を食べながら

話をしました。

 

ナビエは、

ラスタの食事に中絶薬を入れたのは

自分たちの知り合いかと尋ねました。

パルアン侯爵は

ナビエは、貴族の大多数を

知っているからとごまかしました。

 

ナビエは

貴族の仕業なのかと確認すると

下男や下女が

あえてそのようなことをする

必要はないと答えました。

 

パルアン侯爵は、

ナビエが気にすることではないと

言いました。

ナビエは、

皇帝は、このことを

兄の仕業だと思っているのに、

自分が全く気にしなくて良いのかと

尋ねました。

 

パルアン侯爵は

驚いた顔をしなかったので、

コシャールとパルアン侯爵が

関与していることは明らかでした。

パルアン侯爵は深くため息をついた後

決定的な証拠は見つからない、

薬を買った証拠を隠すのは

大変だけれど

他の人が使ったという証拠は

作ることができる。

何か問題が起こったら

その薬を使ったという代役を

用意していると言いました。

 

ナビエは、そんな恐ろしいことを

自分の側の人々が

本当に行ったことは重大だと

言いました。

 

ナビエは、

コシャールとパルアン侯爵が

自分のために

危険なことに手を出したことを

申し訳なく思いながらも、

2人の悪事に腹が立ち

ソビエシュの言葉が正しかったことに

プライドが傷つけられました。

パルアン侯爵が帰った後も

ナビエは心が落ち着きませんでした。

 

ソビエシュに嘘をつけば

プライドが傷つきました。

どうせ彼はすべてを知っているので

ナビエがもがく姿は

滑稽に見えるだろうと思いました。

そして、ソビエシュの言葉を認めて

謝ることもプライドが傷つきました。

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◇ハインリからの手紙◇

結局、ナビエは一晩中

そのことで悩んだので、

他のことは何もできませんでした。

 

その日の午後、

西王国の使節団がやって来たので

しばらく、

そのことについて考えずに済みました。

ソビエシュは白いバラの部屋で

ナビエをじろじろ見ていましたが

調査がどのくらい進んでいるか

問い詰めませんでした。

ナビエも平気な顔で

使節団の挨拶を受けました。

彼らの中に、

誰も知っている人はいませんでした。

ハインリが連れて来ていた

青い髪の騎士や

他の騎士たちがいれば

もしかしたら、青い鳥やクイーンを

連れてきていたかもしれないし、

戴冠式に出席できるかもと

手紙に書いたことが気になって

それを訂正したいと

思っていたナビエは

がっかりしました。

 

今の状況で、

平然と西王国へ行くわけにはいかないと

ナビエは思いました。

残念な気持ちを抑えるために

ナビエはさらに無表情になりました。

そうしているうちに視線を感じたので

ナビエは横を見ると

ソビエシュが冷たい目で

ナビエを眺めていました。

見つめ返したら、

頭を元の位置に戻しましたが

相変わらず不満そうな表情でした。

 

ソビエシュは使節団に

皇后は多忙なので

戴冠式へ行けないと伝えました。

彼女が別の考え事をしていた時に

使節団の代表が、

戴冠式に皇族の代表を送って欲しいと

要請したようでした。

ソビエシュはもう一度ナビエを見つめ

まだ薬のことは調査中かと

尋ねました。

 

使節団を迎える行事が終わった後

ナビエは部屋に戻り

呆然と座っていると

窓を叩く音がしました。

窓際に近づくと

青い鳥が手紙を

くわえていました。

 

青い鳥は中へ入ると、

ナビエの前に手紙を置きました。

いつもは慎重に行動する青い鳥が

その日は、へとへとになっていて

ベッドにうつ伏せになりました。

 

青い鳥に水を用意した後

ナビエはすぐに手紙を開くと、

そこには、

ナビエが戴冠式に来るという期待が

込められた文章が

書かれていました。

 

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ナビエは食事に行った時に

マンガでは侍従が

お通ししないように・・・

と言っていますが

原作では、

我慢しきれない怒りを抑えるために

ソビエシュはナビエを

徹底的に無視しています。

以前のソビエシュであれば

ナビエに暴言を浴びせたり

ひどい態度を

取ったりしていましたが

そこまでしてはいけないという

心境になって来たのかなと

思います。

そして、ソビエシュが

ナビエに害を及ぼしたくないという

気持ちは真実だと思います。

コシャールが、

犯人だと断定されれば、

ナビエもトロビー家も

ただでは済まないことを、

懸念しているのだと思います。

 

ソビエシュが、

なぜ、中絶薬に気づいたのか

明らかにされていませんが、

自分の母親が側室に

中絶薬入りのクッキーを

食べさせようとしたので、

ナビエが同じことをするとは

思わなかったものの、

細心の注意を

払っていたのかもしれません。

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