自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 62話 マンガ 56話、57話 ソビエシュの髪をつかみたいナビエ

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62話 ロテシュ子爵に適当な罪名を付けて、処罰すると聞いたラスタでしたが・・・

 

◇隠し事◇

ラスタは瞳を震わせました。

ソビエシュは

ラスタを探ろうとしているのか

それとも、

本気でそんなことを

言っているのか、

区別ができませんでした。

本気なら、

最初にロテシュ子爵が現れた時

そうしてくれたはず。

だから嘘だと、ラスタは思いました。

 

ソビエシュは、

自分に隠していることがあり、

ロテシュ子爵に

脅迫されているのなら話すように。

脅迫に引きずられていれば、

きりがないと言いました。

 

ラスタは、一瞬、

逃亡奴隷である自分を

受け入れてくれたソビエシュなら

過去に、他の男との間に

子供を産んだことも

受け入れてくれるのではないかと

思いましたが

すぐに、その考えを打消しました。

ソビエシュは、

アレンと違うかもしれないけれど

その期待だけで

冒険をしたくないと

ラスタは思いました。

 

ラスタは、

隠し事はないと言って笑いました。

しかし、ソビエシュは

相変わらず表情が強張っていたので、

ラスタは、

嘘がばれるだろうかと

ひやひやしました。

 

ラスタは、

本当に大丈夫だと繰り返し言うと

ソビエシュは頷きました。

 

ラスタは、一体、誰が

ロテシュ子爵の

背後を探っているのかと怪しみ、

拳を握りしめました。

けれども、ラスタが妊娠した時、

ロテシュ子爵はラスタを閉じ込め

人々に妊娠を

分からせないようにしたので

ラスタの秘密を知っている人は

ほとんどいませんでした。

敵が誰であろうと、

秘密を突き止めることはできず

ロテシュ子爵とアレンと

ルベティの発言に

気を付ければいいだけでした。

 

ラスタは、ロテシュ子爵

ラスタのせいで嫌われたら

罪悪感に苛まれるので、

迷惑をかけないで欲しいと

言いました。

 

ソビエシュは

安堵したように笑いながら

ラスタに安心するように

言いました。

そして、部屋を出て行こうとすると

ラスタは、

寝るまでそばにいて欲しいと

頼みました。

 

けれどもソビエシュは

仕事が忙しく、

それはできないと断りました。

ソビエシュはラスタを

安楽椅子に座らせ

膝にフワフワの毛布を掛けると

遊んでいなさいと言いました。

 

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◇ロテシュ子爵の調査◇

ソビエシュは執務室に戻ると

カルル侯爵に

ロテシュ子爵についての調査状況を

尋ねました。

カルル侯爵は、

まだ、これといった収穫はないと

答えました。

元奴隷であるラスタの

元主人のロテシュ子爵が

頻繁にラスタを訪れるので、

ソビエシュは、ラスタが

脅迫されているのではと考え

カルル侯爵に

調査を命じていました。

 

ラスタは、ロテシュ子爵に

脅迫されていないと

主張しましたが

それは、彼女がソビエシュに

迷惑をかけたくないのと

彼女が純粋だからだと

思っていました。

 

カルル侯爵は、

適当な言い訳を付けて

ロテシュ子爵を

どこか遠くへ行かせるのはどうかと

提案しましたが、

数か月前のロテシュ子爵の

爆弾発言が

完全に忘れられたわけではないので

ロテシュ子爵を追い出せば

やはりラスタは逃亡奴隷だと

貴族が考えると

ソビエシュは思いました。

逆にロテシュ子爵の尻尾をつかんで

追い出すことは、

ロテシュ子爵に手を出すなという

ラスタの切なる願いが

邪魔をしました。

ソビエシュは、

ロテシュ子爵の件は

しばらく様子を見ることにしました。

 

続いて、カルル侯爵は

コシャールとイライザ伯爵夫人も

ロテシュ子爵のことを

調べていると報告しました。

 

イメージ管理を大事にしている

ナビエは、

ラスタが奴隷である以外の

秘密を知っても、

不相応な行動はしないだろうけれど

コシャールは

ラスタが奴隷であるという

証拠をつかんだ途端、

どんな手を使ってでも

ラスタが逃亡奴隷であることを

広め、他に秘密があれば

全て暴く人間でした。

 

ラスタは側室なので

逃亡奴隷出身だと分かっても、

社交界に出なければ済む話。

けれども、赤ちゃんは

絶対にそうするわけには

いきませんでした。

ソビエシュは、

後に、赤ちゃんが

奴隷を母に持つことで

蔑視されることが心配になりました。

 

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◇嫉妬して欲しい◇

突然、トゥアニア公爵が

公爵夫人との離婚を取り消して

復縁したいと申し出たので

ナビエは、

その関連書類を見るため、

謁見が終わった後

すぐに席を立ちました。

 

けれども、その場を離れる前に

ソビエシュは、

中絶薬事件を起こして

間もないコシャールが

また別のことをしていた

半分腹を立てて言いました。

 

別のこととは何かと

ナビエが尋ねると

ソビエシュは、

ロテシュ子爵の追跡調査、

正確にはラスタの調査。

皇后と同じようにと答えました。

 

ナビエは返事をする代わりに

ソビエシュの目を見ました。

彼もナビエの目をじっと見ると

皇后としての威厳を保つように

忠告しました。

 

ナビエは、

いつも、そうしようと努力している。

そうでなければ、

ソビエシュの髪をつかんでいると

思いました。

けれども、

いつものように、そうすると

適当に頷きました。

 

ナビエが背を向けようとすると

ソビエシュは

一体何がそんなに不満なのか。

ラスタは何も持っていないけれど

ナビエは全てを持っていると、

本気で言いました。

 

ナビエは、

皇帝はラスタのものだと

言いました。

けれども、ソビエシュは

自分はナビエのものだと

主張するので、呆れたナビエは、

自分はラスタに

ソビエシュを貸しているのか、

そうでなければ

ソビエシュは自分のものではない

言いました。

 

その言葉を聞いたソビエシュは

ナビエはラスタに

嫉妬していると言いました。

それに対してナビエは

ソビエシュを愛していても

いなくても

自分たちは夫婦だと主張しました。

 

ソビエシュは、

いっそ、自分を愛しているから

嫉妬していると

言ってくれればいいのに。

もちろん、ナビエは

そんなことは言わないだろう。

自分のことを愛していないから

きっぱり言うと

自分の言葉に驚いた目をしていました。

 

1人で話して1人で傷つくなんて、

彼の黒い瞳が震えるのを見て

ナビエはぞっとしました。

ナビエが立ち去ろうとすると

ソビエシュは彼女を呼び止め、

魔力の消えた魔法使いの調査をしに

2日ほど出かけるけれど

一緒に行って、

帰りに観光と休養をすることを

提案しました。

 

けれども、ナビエは

自分の誕生日の時に

何日も謁見できなかった。

謁見を希望する民が

宮殿の近くで待っていると言って

ソビエシュの申し出を

断りました。

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◇一緒に行きたい◇

ラスタの前では

いつも皇帝の姿でいるソビエシュが

ナビエに一緒に行くことを断られ

顔全体に怒りを露わにしていたので

平凡な男のように見えました。

 

ラスタは、

皇后の代わりはできないけれど

ソビエシュと一緒に行きたい。

彼がいない間、

誰かが、赤ちゃんに

危害を加えるかもしれないと

心配しました。

 

ソビエシュは

考えてみると言いました。

ラスタは、まだ皇后ではないので

平民の支持を得るためには

直接動かなければと思いました。

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子供の頃から、ずっと一緒にいて

隣にいるのが当たり前だと

思っている相手に

愛している、好きというのは

難しいと思います。

相手が空気のような存在になり、

なくてはならないけれど、

情熱的な愛情は存在しない。

けれども、長い時間を

一緒に過ごしていたので、

静かで穏やかな愛は

存在していると思います。

 

ナビエ様とソビエシュは

即位してからは国務に追われ

一緒にいる時間が

少なくなっていたと思います。

生まれた時から

皇帝になることが決まっていた

ソビエシュと違い

ナビエ様は、選ばれて

皇后になりました。

 

ソビエシュに比べて

ナビエ様の方が

皇后としての責任を

きちんと

果たさなければという気持ちが

強いのではないかと思います。

おそらく

ソビエシュの妻ととしての務めより

国務を優先させていたのではと

思います。

 

ソビエシュは

ナビエ様にかまってもらえなくて

寂しかったのかもしれません。

けれども、皇帝であるソビエシュは

妻に寂しいと言うこともできず、

そんな中、

自分の助けが必要なラスタと

出会い、

自分を頼ってくれるラスタに溺れ

情熱的な愛に身を焦がすスリルを

味わったのだと思います。

 

けれども、

ナビエ様が自分のことを

愛していないかもしれないと

考えただけで、傷つくソビエシュ。

ラスタは、ナビエ様の代わりに

自分の寂しい気持ちを慰めてくれて、

ナビエ様の代わりに

子供を産んでくれる、

身代わりにすぎないのだと思います。

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