自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 297話 外伝 35話 ノベル ネタバレ 玉座に執着するラリ、モテの運命

誰も下に置かなかった

野良犬のような常時泉に

頭を下げさせて

自分の下に置いたナビエ様は

本当にすごいf:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

外伝35話 ダルタはモテがラスタに似ていることに気が付きました。

◇転ばない女◇

侍女は

アレイシアがどのような手を使って

大公を捕まえるつもりなのか

気になりました。

彼女が着けている首飾りを売れば

どこに行ったかわからない大公を

探すことができると思いました。

 

しかしアレイシアは

普通の民家を訪れ

リックという男性と会いました。

 

侍女は、彼の家の中に

船員の制服があるの見て

彼があの船の船員であることが

わかりました。

 

アレイシアは

船が沈んだことについて

リックが調査を受ける時に

彼女がエルギを助けるように

依頼したことを

話すように告げました。

 

アレイシアが

そんな命令を下したことを

知らなかった侍女は

驚いた顔をしました。

 

しかし船員は

浮かない顔をしていました。

彼は、

船を沈めるために

他の船員をわざと寝かせた主犯として

3-4名の船員が疑われている。

そのような時に

アレイシアの話をしたら

自分も仲間だと思われるから

最大限黙っていた方がいいと

言いました。

 

アレイシアは

前金として船員に渡した宝石が

大公の家から出たものだとわかれば

余計に疑われると言いました。

 

彼女は、

大公が船を沈めるように

指示したのは事実。

自分が変な気配を察して

息子を救うために頼んだのだと

正直に話せと指示しました。

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◇スキャンダル◇

自分の恥部を隠すために

王族が船を沈めるように指示した。

しかも、船を沈めて

自分の息子の命を奪おうとした。

 

このことが知られると

国中がひっくり返りました。

しかも王族が葬ろうとしていた真実と

大公妃が偽物だと知ると

人々は驚愕しました。

 

その上、この事実を突き止めたのは

船の客のほとんどを助けた

月大陸連合から来た騎士団長だと聞くと

国民は恥かしくなりました。

 

王は怒って、クローディア大公と

偽の大公妃をすぐに捕まえるように

命じました。

 

ただでさえ、大公の息子のせいで

東大帝国と仲違いをしているのに

王国に恥をかかせた大公に

王は腹が立って仕方がありませんでした。

 

都にとどまっていたアレイシアは

すぐに投獄されました。

しかし、大公が外国に逃げている状況で

アレイシアだけ捕まったことに

世論は、

力も権力もない、

海賊の捕虜だった女が

偽大公妃をやると言ったのではなく

大公が権力を使って

無理矢理やらせたとか、

王は偽の大公妃に

罪をかぶせようとしているとか

大公の息子を助けるために

その女は顔にやけどを負ったなどと

非難しました。

 

アレイシアに対する同情と

王室への非難が高まったので、王は、

アレイシアを監獄から出しましたが

王室への非難は収まらず、

見かねたシリム王弟は

人々は

アレイシアを許すことではなく

クローディア大公を罰することを

望んでいると言いました。

 

それはわかっているけれど

叔父だからという理由で

躊躇している王に、シリム王弟は

君主に必要なのは

人情ではなく決断力だと言いました。

 

王は、

叔父を見捨てて、

人々が喜ぶのは束の間のこと。

しばらくして、

この熱気が収まれば

叔父を見捨てた薄情者と

自分が非難されると言いました。

 

シリム王弟は王に

エルギを抱き込めと言いました。

王は、

国に迷惑をかけた浮気者

味方にするなんて狂っていると

反論しました。

 

王弟は、

エルギが幼い時に

自分の命を救った人は偽物だと

泣きわめいていた話が

貴族の間に広まっていて、

それは、もうすぐ平民の耳にも入る。

大公を幽閉するか追放し

エルギを庇えば

王に肉親の情がないと話す人は

減るだろうし

世論も和らげることができる。

偽大公妃を可哀そうという人は

口先だけで、

彼女のためにお金は出さない。

偽大公妃は放っておけば良い。

どうせ貴族には戻れないと言いました。

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◇モテの母親◇

同じ頃、ダルタは

モテがラスタにそっくりなことを

話すべきかどうか悩んでいました。

 

自分たちを説得しに来たダルタが

1人でくよくよ悩んでいるばかりで

何も話さないので

呆れた盗賊たちは、自分たちが

西大帝国へ行った時の利点について

自分たちで計算していると言って

彼女を責めました。

 

ダルタな何日も悩んだ末、

他の人には絶対に話すなと

前置きをして

ケルドレックと副長とその妻に

モテが、

身分詐称や後継者捏造の事件に

巻き込まれて死んだ

東大帝国の2番目の

皇后の娘かもしれないと

話しました。

 

ケルドレックと副長は

とても驚きました。

 

ケルドレックは

東大帝国の皇帝は

その事件のことで激怒し

姫を廃位して

皇后を塔に閉じ込めたから

自分たちが東大帝国と関われば

危険だ。

ナビエ皇后の所へ行っても

彼女はモテを嫌っているから

顔を見た瞬間、放り投げそうだ

言いました。

 

皇后はそんな人ではないと

ダルタは反論しました。

 

しかしケルドレックは

 

ナビエは、

自分の前では狂った犬になる

コシャールの妹なので

その性格も明らかだと言いました。

 

ダルタは、本当にナビエは

そんな人ではないと

再び反論しました。

 

2人の話を聞きながら

地団駄を踏んでいた副長は

月大陸連合へ行ったらどうかと

話に割り込みました。

 

ダルタは、

月大陸連合の騎士団長は

人をチェスの駒のように操るので

モテのことを知ったら

骨の髄までしゃぶられる。

それにナビエ様の関心を

引くために

あらゆることをする変態だ

即座に反対しました。

 

副長夫妻は

月大陸を2分している連合の

どちらに隠れても

バレてしまうので、

それなら、身を隠すように

帝国連合の下に入った方がましだ

静かに言いました。

ケルドレックは

じっくり考えて頷きました。

 

副長は

赤ちゃんの顔を一人一人

じっくり見ることはないから

うまく隠せる。

東大帝国の皇帝でも

モテに手を出そうとしたら

黙っていない。

おおきくなったら、

男装させて、髪を染めて

年齢も偽装すれば

誰もお姫様だとは思わない

言いました。

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◇後継者◇

エベリーが号泣した姿を

思い出したソビエシュは

つられて自分も気分が沈み

庭を見下ろしました。

かつてナビエと手をつないで

走り回った庭は

あの頃の香りがしそうでした。

 

ソビエシュはトロビー公爵と

カルル侯爵に、

自分が子供を持つのは

おそらく難しい。

自分のせいで、2人の皇后が

泣きながら立ち去った。

また同じことを

繰り返したくない。

随時、幻覚も見るし

子供が生まれても

ローリエムが目に焼き付いて

耐えられないと言いました。

 

ソビエシュは、

トロビー公爵の腕に軽く手を乗せると

おそらく、次の皇位

彼の孫か孫娘が上がる可能性が高いので

後継者にならない方にも、帝王学

勉強させるようにと言いました。

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玉座に座る皇女◇

その頃、西大帝国では

ゆりかごで寝ていた皇女が

消えてしまったので

大騒ぎになっていました。

 

窓が開いているのに気づいた

ハインリは、

あの問題児は、また飛んで行った

思いました。

最近、あちこち

飛び回ろうとしているラリに、

ハインリは、自分の悪い所を

見せつけられているようでした。

 

ハインリの父親は、彼を見る度に

良くも悪くもなく、

ハインリと同じ子を産むように

慈しみ深く話していましたが、

それは、

幸運や成功を祈る言葉ではなく

呪いだったのだと思いました。

 

幸いなことに

ハインリは2時間後

威風堂々と玉座に座っている

ラリを見つけました。

 

ハインリは、

「問題児」と言って、ため息をつき

近づこうとすると

ラリは羽をバタバタさせて

抵抗しました。

 

傷ついたハインリは

もう反抗期なのなのか

膨れっ面で尋ねると

ラリは、

羽をバタバタさせるのを止め

怒っているの?と尋ねるように

ハインリの顔を覗き込みました。

けれども、依然として玉座から

離れようとしませんでした。

 

その姿を見たハインリは

赤ちゃんが生まれる前に見た夢は

予知夢だったのかと思い

ため息をつきましたが

こんなに早くから

玉座に執着するなんて

器の大きい子だと思いました。

 

ラリは長い間、

脱出していて疲れたのか

先ほどまで

偉そうにしていたのに

嘴を開いたまま

寝てしまいました。

その姿を見て呆れたハインリは

笑いながら子供を抱きしめました。

 

父親の懐に抱かれると

ラリは人間の姿になりました。

ハインリはマントで

子供を包んで外へ出て行き

嬉しそうに笑いました。

 

ハインリは、

ラリのために

皇権を強くしておくので、

やりたいことを全部やって生きろと

言いました。

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◇姫の行方◇

ナビエ様は

他の国へ行ってから

もっと人気が出たんですね

ベルディ子爵夫人の下女は

尋ねました。

 

ベルディ子爵夫人の姿は

病人のように

力がありませんでしたが

唇にかすかに笑みを浮かべながら、

皇族に生まれていたら

もっと飛躍できた人だから

どこへ行っても

上手くやるだろうと答えました。

 

侍女は、ベルディ子爵夫人が

ナビエと知り合いだと

以前、言っていたことを

確認しました。

彼女は返事をする代わりに

寂しそうに頭を下げました。

 

毎日不安で危険だった時期は

わずか1年に過ぎないのに

生活が安定した後も

目を閉じると

ナビエ皇后を裏切った自分の姿と

後ろで泣き崩れている

ラスタ皇后の声が聞こえて来て

ベルディ子爵夫人は

まともに寝ることが

できませんでした。

 

そして、生まれて間もない頃から

育ててきた大切なグローリエムを

世の中のすべての汚い物から

守ってあげたかったと

後悔していました。

 

ベルディ子爵夫人が憂鬱になるのは

いつものことなので

下女は彼女を慰める代わりに、

新聞を見ながら、

常時泉を支配下に置いた

ナビエ様はすごい。

常時泉は子供を何人か拾って

育てたけれど

そのうちの1人に治癒魔法が発現し

その人がナビエ様に

忠誠を誓ったのがきっかけで

常時泉がナビエ様の下に入った

話を続けました。

 

ベルディ子爵夫人は下女を見ました。

あの時、常時泉は

子供を殺せとは言わず

捨てろと言っていました。

 

ベルディ子爵夫人は

少し傷が治るとすぐに

近くの民家や孤児院を探しましたが

ローリエムは

見つかりませんでした。

 

ソビエシュからは

血のたくさん付いた服が

見つかったから

探すのを止めるように

言われました。

 

その後、ベルディ子爵夫人は

心身共に疲れ果て、

今は家に閉じこもりながら

辛うじて、1日1日を

耐えていました。

 

けれども下女の言葉を聞いて

もしかしたら常時泉が

姫を連れて行ったのではないかと

思いました。

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ナビエ様が出ないのは

残念でしたが

内容が盛りだくさんの回でした。

 

ブルーボヘアンの王にとっては

災難でしたが

これから貴族や国民を

騙さずに済むことを考えれば

真実が明るみに出て良かったと

思います。

 

火事の後、

アレイシアは母親ではないと

エルギ公爵が訴えても

誰も信じてくれませんでしたが

彼が嘘つきでないことが証明されて

良かったです。

母親も元気になったので

ようやくエルギ公爵の心も

癒されたのではないかと思います。

 

ハインリは

ラリが自分に似て問題児でも

可愛くて仕方がないのでしょうね。

父親の愛情がひしひしと

感じられました。

 

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