本編の256話の
エルギ侯爵の
彼女が皇后になる前
彼は彼女に正しいアドバイスを
したけれども
皇后になってからは
正しいアドバイスをしなかった。
一度だけ、正しいアドバイスと
間違ったアドバイスのどちらを
しようか迷いましたが
結局、誤ったアドバイスをした
この部分について
シンベルミネ様が
どれのことなのか
ずっと考えていると
コメントをくださいましたが
私も、同じことを考えていました。
今、以前、書いたあらすじを
読み直して修正していますが
112話を読んでいて、
もしかして、これかも?
と思うものがありました。
ラスタが貴族と仲良くなるために
開いたティーパーティを
パルアン侯爵に台無しにされ
エルギ公爵の教えたことが
間違っていたのではと
ラスタが涙を浮かべながら
抗議するシーン。
エルギ公爵はラスタに
結婚式のパレードの時の
ナビエとラスタへの国民の反応を
比べてみたかと尋ね、
ラスタが平民を選択したから
国民はあのような反応をしたと
説明しました。
ラスタが皇后になる前は
それで良かったと思います。
けれども、
ラスタが皇后になった後は
貴族と平民に対して
中立になる必要があります。
貴族を味方につけるという意味で
ラスタがパーティを開いたのは
間違いでなかったと思います。
ラスタは、自分が皇后になれば
貴族は誰でも自分を慕ってくれると
考えていたかもしれませんが
パルアン侯爵の反発と
それに1/3の貴族が従ったことは
想定内だと思います。
エルギ公爵は
そのことを説明し
そんなことにめげずに
少しでも貴族を味方につけるように
これからも
その調子で努力するようにと
アドバイスをすれば
良かったのかもしれませんが
パルアン侯爵の反発を
当然のこととして片付け
その理由を説明しただけに留め
ラスタが
何もする必要がないかのように
ソビエシュと子供のことを考えて
貴族たちも心を改めると
アドバイスしました。
エルギ公爵の母親の存在を奪った
アレイシアは
簡単に泣くような
弱い人ではないけれども
ソビエシュの妻の座を奪った
ラスタは
エルギ公爵に抗議した時
目に涙を浮かべていました。
もしかしたら、その涙を見て
エルギ公爵の良心が
少し痛んだのかもしれません。
けれども、母親のことを思い出して
正しいアドバイスをするのを止め
急にお金の管理について
話題を変えたのかなと思いました。