前にブログに書いた
6HNの点から
ソビエシュの行動を
考えてみました。
皇后として強い使命と
確固とした目的を持ち
感情に動かされず
冷静に判断して
きちんと任務をこなし
逆境にあっても
自分の能力を発揮し
新しいことにも挑戦するナビエは
男性エネルギーが
とても強い女性だと思います。
同じく男性エネルギーの強い
ソビエシュとの夫婦関係は
傍から見ると
ドライな関係に
見えるかもしれないけれど
子供の頃から一緒だった
2人にとっては
ちょうど良い距離感として
感じていたかもしれません。
そして大きな問題が
降りかかって来た時は
最高のパフォーマンスを発揮し
一気に問題を乗り越えることが
できます。
皇帝と皇后として
エネルギッシュに活動していた
2人の間には
安心感が漂っていたと思います。
けれども、家族から愛され
侍女たちにも慕われていた
ナビエと違い
家族もいない、
親しい友達もいないソビエシュは
愛に飢えていたかもしれません。
そこへ、ラスタが現れました。
恋愛が起きる時は
脳が一瞬混乱する時で
安心している時に
恋愛は起こらないそうです。
自分が
ケガをさせてしまったという
負い目と
自分とナビエとは全く違う
哀れで惨めな様子に
ソビエシュは刺激されました。
そしてラスタを助けたい
守ってあげたいという
気持ちが湧き上がって来たと
思います。
ラスタと出会う前のソビエシュは
6HNの
1.安定感
2.不安定感(自由)
3.重要感
4.愛つながり
5.成長
6.貢献
のうち、
安定感と重要感しか
満たされていなかったと思います。
原作を読んだ限りでは
ソビエシュはナビエと違い
皇帝の仕事は義務として行い
成長することも
考えていなかったように思います。
けれども、ラスタと出会ったことで
自分とは違う
ラスタへの好奇心が
湧き上がってきたことから
ソビエシュは
それまで自分に欠けていた
不安定感と愛つながりと貢献を
満たしてしまいました。
6HNのうち3つを満たすと
中毒になるそうですので
ソビエシュがラスタに
夢中になってしまったのも
当然だと思います。
互いに男性エネルギー持つ
夫婦は
相手を裏切るようなことが起きると
相手を責め合うようになります。
残念ながら
ソビエシュとナビエも
そのような関係になってしまいました。
ただ、
ソビエシュのラスタへの愛は
最初からなかったのか
あったとしても
すぐに冷めてしまったのかは
わかりませんが
ずっと一緒にいたいと
思うものではなかったと思います。
そして、ナビエが他の男性と
一緒にいるだけで
やきもちを焼くのは
彼女を愛していたからだと思います。
ソビエシュは、心の底では
ナビエに愛されたいと
思っていたと思います。
ナビエの心を自分に向けたいと思い
贈り物攻撃をしても
ナビエには通じない。
ソビエシュは
愛する妻と子供のいる家庭を
ずっと夢見ていました。
もちろん彼は、
自分の子供を後継者にすることを
望んでいましたが
自分を愛し、
自分の愛する存在が欲しくて
子供に執着したのではないかと
思います。
ラスタは自分の犯した罪の報いを受け
死んでしまいました。
一見、ソビエシュは
何の罰も受けていないようですが
ナビエと自分の子供を失ったことが
彼にとっての罰だったのだと
思います。