自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 316話 外伝 54話 ノベル ネタバレ 先読み 子供たちの進む道

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外伝54話 ヨンヨンにやきもちを焼かせたかったラリでしたが・・・ 

◇東大帝国へ◇

ヨンヨンは

ラリが自分を刺激するために

わざと

リルテアン大公の息子の話を

したことはわかっていました。

 

けれども、

皇族はほとんど政略結婚をするし

ラリは東大帝国の皇位

望んでいるので

自分が何度も拒否をすれば

ラリはリルテアン大公の次男を

選ぶかもしれないと

ヨンヨンは考えました。

 

彼の愛する小さな陛下は

未来のためなら

そのような野望を抱くと思いました。

 

ヨンヨンは龍に変わって

東大帝国へ飛んで行きました。

その姿を眺めていたマッケナは

二代に渡り、

ハインリに仕えるなんて

とんでもないと思いました。

 

ヨンヨンは、東大帝国に到着すると

人間の姿に変わり

リルテアン大公の家を訪れました。

ところが、彼の家で

騒ぎが起こっていました。

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◇イメージを捨てる◇

東大帝国から戻ったヨンヨンから

リルテアン大公が処刑されたと聞いて

マッケナは驚きました。

 

リルテアン大公は問題を起こすけれど

ラリがリルテアン大公の話をして

数日しか経っていないし

彼が、ラリの誕生パーティで

息子と結婚させる話をした時は

何ともなかったはずなのに

急に彼が処刑されたことを

マッケナは不思議に思いました。

 

そしてヨンヨンは

大公妃と2人の息子が

追放されたことも

話しました。

 

皇族が追放されるということは

公式に

 

私たちの国の皇族ではない。

 

と宣言することと同じでした。

 

一体何があったのかと

マッケナは

ヨンヨンに尋ねましたが

彼は笑っていました。

 

どうして笑っているのか

マッケナが尋ねると

彼は慌てて

手で口を覆いました。

 

マッケナは

これでラリが

リルテアン大公の息子たちと

結婚することがないと思って

ヨンヨンが笑っていると

分析しましたが

そのことで彼は傷ついたので

気付かないふりをしました。

 

ヨンヨンは

 

リルテアン大公一家が

追放されたのは

ラリにとって良いことでしょう?

 

とマッケナに尋ねました。

 

マッケナは、

 

必ずしもそうではない。

ラリ皇女を後継者にしたくて

わざと正統な血筋の者を

追い出したと

責められるかもしれない。

ソビエシュ皇帝にとっては

大したことのない非難だけれど

ラリ皇女かカイ皇子が

本当に即位することになったら

致命的だ。

 

と答えました。

 

ヨンヨンは、

そうではないと言って

反論しました。

 

マッケナは、

確かに、そんなことがあっても

黙っている皇女ではないと

ヨンヨンに話すと

彼は、再び

そうではないと言いました。

 

ヨンヨンは、東大帝国の皇帝が

リルテアン大公を処刑したのは

彼の娘のせいだと

話しました。

 

マッケナは

ソビエシュに娘がいるのかと

面食らいましたが

ヨンヨンが、

あの死んだという娘と言ったので

それがラスタの娘であることが

分かりました。

 

ヨンヨンは

 

リルテアン大公が

ラスタの娘を見つけたといって

ある女の子を連れて来ると

話したところ

いっそう皇帝の気がおかしくなり

処刑しろと命令を下したようだ。

姫の話が出てくるだけで

皆殺しにしてやると

歯ぎしりしているそうだ。

 

とマッケナに話しました。

 

マッケナの顔が強張りました。

 

公務でのソビエシュは、

ほとんど理性的で沈着でした。

彼が狂ったと噂が流れた後に

何度か会うことがありましたが

ソビエシュは正気に見えました。

おかしくなった時も

1人で幻想を見たり幻聴を聞いて

ぼーっとしているだけでした。

 

たまにエベリーが

ダルタに会いに来た時も

ソビエシュの症状が

少しずつ良くなっていると

話していました。

それなのに、

いきなり皆殺しにすると言うほど

狂ったなんて。

ソビエシュは

そんなに娘を憎んだこともないのに。

 

マッケナは舌打ちをしました。

 

ソビエシュ皇帝は

本当に娘を見つけた。

娘が静かに暮らせるように

彼女を守るため

狂ったふりをしている。

お姫様の話が出ただけで

皇帝が発作を起こしたと噂になれば

誰も、お姫様を連れてこないだろう。

こうしておけば

ラリかカイが後継者になる時も

血筋を優先しないだろう。

今も実務はトロビー公爵が

担っているので

仕事のことで問題になることはない。

徹底的に計算したね。

しかし・・・

 

ソビエシュとハインリは

性格は正反対だけれど

イメージ管理を

徹底しているところは

似ていました。

他人が見る時

そのイメージが良くなくても

それさえも

彼らが自ら作り出したイメージでした。

 

ソビエシュは、狂気が現れた時も

コントロールしていたので

彼が本当におかしいのかどうか

人々を混乱させていました。

そのため、

さらに慎重にしていました。

そのように大切にしていた

イメージを捨ててまで

自ら悪名を

名乗るということは・・・

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◇家族との別れ◇

シャルルは

3人で平等に分けようと言って

東大帝国が管理していた

リルテアン大公家の全財産を

取り出せる鍵を差し出しました。

外国へ行っても

財産を請求することが

できるものでした。

 

わあわあ泣いていたレールは

鍵を受け取ると泣き止み

大公妃は涙を拭いました。

 

彼女は、

父親があんなことになった最中に

お金を持ってきたのかと

シャルルを怒鳴りつけました。

 

実は、人を通して

その鍵をシャルルに渡したのは

ソビエシュでした。

鍵は3つあるけれど

シャルルが1人で3つ持つか

他の2人に分けるかは勝手にしろと

説明がありました。

 

ソビエシュがここまでするのを見ると

彼は狂って

父親を処刑したのではなく

父が姫を捕まえようとしたことと

母が姫の噂を広めたことを怒り

極端な命令を下したと

シャルルは考えました。

 

鈍そうに見えたけれど

お金を取ることにかけては

ちゃっかりしているね。

 

母親の冷たい言葉を聞いたシャルルは

馬車の扉を開けました。

 

どこへ行くのかと言って

怒る大公妃にシャルルは、

自分は別々に行くと

答えました。

 

レールは、シャルルが

一番多くのお金を取ったから

1人で行くのだと

兄を非難しました。

大公妃も同調しました。

そして、シャルルが

継承権を放棄したから

こんなことになった。

父親が死んだのは

シャルルのせいだと言って

息子を非難しました。

レールも兄のせいだと言いました。

 

シャルルは一つ一つ

反論したかったものの

口喧嘩が得意ではないので

もじもじしていました。

これ以上話しても

自分が損をするだけだと思い

静かに背を向けました。

 

シャルルが

皇位継承権を永久に放棄すると

宣言した時

彼のことをダメな息子だと

思った両親は

レールが生まれてからは

シャルルをバカにして

役立たずのように接しました。

 

父親が処刑されたのは

とても悲しいけれど

親の野心が大きい以上

いつでも起こり得たことだと

考える自分は

親の言う通り

情のない悪人かもしれないと

シャルルは思いました。

 

シャルルは2人に別れを告げて

歩き出しました。

大公妃とレールは

後ろからシャルルに

悪口を浴びせました。

姫を見つけて

自分たちは間違っていないことを

世の中の人たちに示すとも

言っているようでした。

 

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◇道を探す◇

シャルルはしばらく歩いた後

立ち止まり空を見上げながら

これからどうしようかと

考えましたが

答えは出ませんでした。

 

シャルルは再び歩き出しましたが

足の皮が剥け

膝がズキズキしてきました。

馬だけでも持ってくればよかったと

思いました。

いくら歩いても、

一番近い都市にも到着しませんでした。

 

これ以上歩くのが

辛くなったシャルルは

旅行者のために路上に建てられた

小さな小屋の中へ入りました。

 

先客に挨拶をすると

できるだけその人から離れました。

そして、再び元来た所へ戻ると

暖炉の前でウトウトしているのが

シーシーであることに

気がつきました。

 

シャルルはシーシーの名前を呼ぶと

彼女は目を見開き

シャルルを眺めました。

彼女の表情から

首都で何が起こっているか

全て知っているのだろうと

シャルルは思いました。

 

シャルルは、

どこへ行けば良いのかわからないので

ただ歩いていたと言いました。

 

シーシーも、

養父母の所へ帰りたくないし

乳母が一緒に暮らそうと言ったけれど

その人も母親ではないので

どこへ行けば良いかわからず

ただ歩いていたと言いました。

 

シャルルはシーシーが

馬車事故でケガをした補償について

真剣に医師や弁護士と

話していたのを見て

本当に賢い子だと感嘆していました。

このような子が

父に利用されるのが嫌で

彼の本音をシーシーに

教えてあげました。

 

シャルルは

どこへ行くか

一緒に探してみないかと

シーシーに提案しました。

 

シーシーは内心嘆きました。

 

優しいのに愚かな人だ。

私の何を信じて

そんな提案をするのか。

父親があんなことになっても

お金は持っているようだけれど

護衛はどこに行ったのか。

1人で過ごしているの?

1人で歩くなら普通の服を着て欲しい。

どうしてお金持ちの貴族の服を

着ているのか。

 

シャルルがシーシーの名前を

呼んだので

彼女はため息をつきながら

承諾しました。

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◇初恋にさよなら◇

ヨンヨンがマッケナに伝えた話は

西大帝国にも伝わり

首都に滞在していたモテの耳にも

入りました。

 

皇帝が娘のせいで

頭がおかしくなったと

人々は話していましたが

モテは自分を切望していた

ソビエシュを思い出し

自分の話を聞きたくないのではなく

自分の話が出ないように

していると思いました。

 

モテは耳に入ってくる話に

知らんぷりしようと思いましたが

その話は毎日影のように

モテを追いかけてきました。

 

剣を振り回しても

肩が重く感じられました。

まだ皇女から連絡がないのに

父が狂ったという話が

四方から聞こえてくるので

頭がおかしくなりそうでした。

 

そんな中、

大公妃が夫の汚名を晴らすために

姫を探し回っている。

という噂が広まっていました。

 

モテが

カフェで飲み物を飲んでいる時は

 

自分はお姫様だと言って

大公妃を訪ねる人が少しいるらしい

 

と、後ろでひそひそ話しているのが

聞こえました。

 

モテは重いため息をつくと

誰かがモテの名を呼びました。

顔を上げると

東大帝国にいると思っていた

シーシーが立っていました。

 

モテは驚きと嬉しさで

立ち上がりました。

 

そういえば、ソビエシュ皇帝が

私を娘だと知っていたのは

シーシーが娘でないと

知っていたからだ。

それでは、シーシーは

追い出されたのか?

 

そのように考えたモテは

悔しそうな目をしましたが

シーシーは

 

私の初恋

 

と言って

モテを抱きしめました。

 

戸惑うモテにシーシーは

 

女の子だと知っている。

だから諦めた。

けれども、

これから他の人を愛しても

モテを愛したほど

愛することはできない。

初恋はそんなもの。

 

と言いました。

そして、モテに

必ず言わなければ

ならないことがあると

言いました。

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あっけなくリルテアン大公が

亡くなってしまいました。

 

彼の処刑について

カイを暗殺しようとしたことが

絡んでくるかと思いましたが

それもありませんでした。

 

本編の238話に

シャルルが乳母のことを

大好きな様子が描かれています。

myuieri.net

そして、239話に

秘書たちと貴族たちが

早いうちにシャルルを

呼び寄せたかったのは

野心満々のリルテアン大公と大公妃に

シャルルを教育させたくなかったと

描かれています。

myuieri.net

おそらく2人は、

あまりシャルルに関わることなく

ずっと乳母に

任せていたのではないかと思います。

乳母に任せっきりにしていたら

シャルルが

皇位継承権を放棄してしまったので

帝王教育とはほど遠い

野心満々の教育を

レールにしてしまったのではないかと

思います。

 

シャルルの性格が良くなければ

おそらくソビエシュは

彼に財産を渡さなかったと思います。

 

そんなことも知らず

息子のことをけなす大公妃は

ひどい母親だと思います。

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