自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 319話 外伝 57話 ノベル ネタバレ 先読み トイレに行かないナビエと首をつかまれたハインリ

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外伝57話 ラスタはナビエの所へ送られました。

◇何をしていたか◇

ナビエは夕食を取るため

東宮へ行きました。

 

食事をしながら

最近の政治問題や

新年祭の話をしましたが

デザートを食べる時になり

ソビエシュは

ケガをした人が

きちんと治療を受けているか

尋ねました。

 

その話を聞いたナビエは

ソビエシュが送って来た

自分の名前を呼ばれると

何が嬉しいのか

明るく笑う女性を思い浮かべました。

 

ナビエは、きちんと治療を

受けていると淡々と答えた後

グラスを持ち上げ

一口二口飲むと

なぜかソビエシュは

注意深くナビエを見ていました。

 

ナビエはグラスを置き

ソビエシュと向き合うと

彼は何でもないかのように

視線をそらし

食事を続けました。

 

ソビエシュは、

その女性は自分のせいでケガをしたし

どこからか逃げて来た様子なので

他に行くところがなければ

下女として受け入れて欲しいと

言いました。

 

けれども、彼の表情から

他に話したいことがあるように

ナビエは感じました。

けれども、彼が何も言わないので

ナビエも強いて尋ねることは

しませんでした。

その代わりに

新年祭の準備で忙しい中

遠い狩場へ出かけた理由を尋ねました。

 

返事はありませんでしたが

引き続きナビエがソビエシュを呼ぶと

彼は、考え事があって出かけたと

答えました。

 

何を考えたくて狩場まで行ったのか

聞いたところで答えてくれないと

思ったナビエは

それ以上、何も聞きませんでした。

 

ナビエは食事を終えて帰ろうとすると

ソビエシュは

 

皇后は、

今日、何をして過ごしましたか?

 

と突拍子もない質問をしました。

ナビエは、

 

今年度と昨年度の予算案を・・・

 

と言いかけると

ソビエシュは

皇后は何をしていたかと

尋ねていると言いました。

 

ナビエは仕事と答えると

彼は仕事ではないと言いました。

ナビエは、

仕事の話も自分の話だと言いました。

 

ソビエシュは

ナビエの答えが気に入らないのか

眉をしかめて、

わずかにため息をつきました。

それを見て、ナビエは

彼の首筋に

張り付いているレースをつかんで

振りたくなりました。

 

自分は考えることがあって

遠くの狩場まで行ったのに

私には仕事の話ではなく

他の話も要求するなんて

どういうつもり?

 

とナビエは思いました。

 

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◇ラスタの様子◇

休憩を兼ねて

侍女たちとチェスをしていた時

ナビエはイライザ伯爵夫人に

ラスタが元気になったか

尋ねました。

 

イライザ伯爵夫人は

ラスタは治療中で

回復のスピードも速いと答えました。

 

ナビエは、

ソビエシュの頼みを思い出し

ラスタが落ち着いたら

帰るところがあるか

行きたいところがあるか尋ねて

行くところがなければ

下女としてここに置いてもいいか

ソビエシュに願い出るよう

イライザ伯爵夫人に頼みました。

 

彼女は、了承した後

チェス盤を見下ろすと

肩をすくめて

ナビエを横目で見ました。

ナビエと話をしている間に

イライザ伯爵夫人は

負けていました。

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◇悪口を言った理由◇

ラスタは

帰るところがないと言ったので

下女として働くことになりましたが

それ以来、ナビエは

やることがたくさんあったので

彼女が無事だとわかると

彼女のことは、

すっかり忘れていました。

 

しばらくして、

ナビエは散歩の途中で

騒がしい音がしたので

そちらへ行ってみると

ラスタが下女長に怒られていました。

 

新人の下女を教育するのが

下女長の仕事だけれど

まだ体が良くなっていない子を

なぜ、あんなに怒っているのか。

 

ナビエは

そのまま通り過ぎようと思いましたが

ソビエシュが自分に任せた子なので

間に入りました。

 

ナビエは、何があったのか

下女長に尋ねると

彼女は、ラスタが騎士に

悪口を言っていたので

注意をしていたと答えました。

 

ナビエは、

ラスタがどんな悪口を言ったのか

それよりも、新人の下女が

騎士に悪口を言って

喧嘩をすることがあるのかと

ラスタを横目で見ながら

下女長に尋ねましたが

彼女は答えに困り

口ごもりました。

 

大丈夫だから言うようにと

ナビエが何度も促すと

下女長は小さな声で

ラスタが騎士のことを

下種野郎と言っていたと答えました。

 

しかし、ラスタはそれを否定し

こん畜生と言ったと主張しました。

その声は悲しそうで

悔しそうでした。

けれども、ラスタが泣くほど

この2つの言葉に違いがあるのかと

ナビエは思いました。

下女長も同じ考えのようでした。

 

けれどもラスタは

 

語感が違う。

ここは宮殿だから

少し俗気をなくして言った。

宮殿でなかったら

ラスタはあいつの物を

ぐいっと抜いてしまった。

 

と言ったので

下女長はラスタの名前を叫びました。

ナビエが咳ばらいをすると

下女長は慌てて謝った後

このような子なので

教育するのが難しいと言いました。

 

ナビエ自身は、

そのような悪い言葉を使わないので

わからないけれど

ラスタの言う通り

初めの言葉の方が

語感が凄まじく思えました。

 

ナビエは、

なぜラスタが騎士に

そんなことを言ったのか

尋ねましたが

ラスタは下を向いて

答えませんでした。

下女長にも答えなかったとのこと。

 

ナビエは席を外して

下女長にラスタを

叱らせようかと悩みましたが

逆に下女長に

しばらく席を外して欲しいと

頼みました。

 

そして、ラスタに

 

皇帝陛下は

あなたを私の下へ置けと

おっしゃったけれど

宮殿の中は守るべきことが

たくさんあるので

あなたが下女たちと衝突し続けるなら

私はあなたを

私の下へ置くことはできない。

 

と冷たく説明しました。

 

それを聞いたラスタは

目を見開き

唇を震わせました。

 

ナビエは、

 

どういうことか

先に言いなさい。

 

と先ほどより冷たくないように

言うと、ラスタは

騎士が自分のことを

皇帝陛下が一度手を出して

捨てた女なのかと

言ったと答えました。

 

ナビエは、

下女長にも

その話をすべきだったこと。

下女長がその話を聞けば

騎士団に正式に抗議するか

自分に頼みに来たと話しました。

 

ラスタは膨れっ面をして

謝りましたが

自分は下女や下男と仲が良くない、

名前に「ハ」が入る人たちに

恨みがたくさんある。

今、考えたら

名前に「ギ」が入っている人とも

仲が悪くなる、と言いました。

 

ナビエは

いきなり騎士に悪口を言えば

言いがかりをつけられやすいけれど

ラスタの言葉が本当なら

怒るのも当然だと思いました。

 

その騎士が誰なのか

アルティナ卿に調べるように

言わなければと思いました。

 

ひどいことを言われて

落ち込んでいる子に

何を言おうか悩んだ末

ナビエは

次は自分に話すように言いました。

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◇トイレへ行かない皇后◇

ところが数日も経たないうちに

ラスタが先輩下女と

喧嘩をしていました。

 

ラスタのことを

一番無知だと言う先輩下女に

ラスタは反論していました。

 

2人は口論している間に

ナビエが近くに来たことを

知りませんでした。

 

ジュベール伯爵夫人が

間に入ろうとしたので

ナビエは手を振って

彼女を止め

茂みのそばの柱にもたれかかり

どんな話をしているのか

聞いてみました。

彼女たちはナビエのことを

話していました。

 

先輩下女は

 

皇后様が

すごい方なのは確かだけれど

あの方も人間だ。

当然、トイレへも行く。

それは自然現象だ。

 

と言いました。

 

けれども、ラスタは

 

皇后様はトイレへ行きません!

 

と主張しました。

 

先輩下女は

ラスタのことをバカだと言い

皇后陛下がトイレへ行きたい時は

どうすればよいのか

ラスタに尋ねました。

 

ラスタは、方法があると

答えました。

 

どうして、そんなことで

喧嘩をしているのか。

 

しかめっ面をしていた

ジュベール伯爵夫人は

口角を隠し

ローラは、後ろでお腹を抱えて

座り込んでいました。

顔から火が出たナビエは

手で顔を半分隠しました。

 

ラスタは自分のことを

一体何だと思っているのか。

 

ナビエが2人の間に入れずにいると

ラスタは突然声を落とし

自分を怒らせると怖いと

ゆっくり言いながら

肩で威嚇するクマのように

身体を震わせました。

先輩下女は竦み

後ろに下がりました。

 

ラスタは

自分より身体の大きい騎士に

面と向かって悪口を浴びせるほど

大胆な子でした。

彼女の過去を

詳しく聞いていないけれど

かなり苦労したようでした。

一方、宮殿にいる下女たちは

貴族ではないけれど

苦労して育った人たちは

いませんでした。

 

先輩下女は

ラスタを大変恐いと思ったのか

 

無知!

 

と言った後

別の所へ行ってしまいました。

 

ナビエは、

今はラスタと顔を合わせることが

できないと思い

その場を離れました。

 

少し遠ざかった所で

ジュベール伯爵夫人が

 

皇后陛下はトイレに

いらっしゃらないでしょう?

 

と、ふざけて言いました。

 

ナビエは

 

言わないでください。

 

と答えました。

 

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◇金色の鳥◇

天気が良いので

ナビエは

庭にティーテーブルを置いて

風に当たりながら

お茶を飲むことにしました。

 

実務を学んでいるところなのか

下女長がティーカップを用意する時に

ラスタが付いてきました。

 

彼女はラスタを

叱ったにもかかわらず

テーブルの上にグラスを置く時は

できるだけ音を立てずに

水平に置くとか

カップの縁に

手を触れないようにするなど

色々教えていました。

 

下女長がラスタに説明をしている時

ナビエはラスタの足首を見ました。

彼女の歩き方を見ると

大分ケガも良くなっているようだと

考えていると

ラスタの後ろに

黄金色の翼を持つ

とてもハンサムな鳥が

人の頭ほど葉が大きな花の上に座り

毛づくろいをしていました。

ナビエが手を差し出すと

鳥は手の甲の上に乗りました。

 

人に慣れている鳥のようで

おとなしくしているのと

ハンサムな顔が不思議で

ナビエは鳥の頭を撫でていると

鳥の足に手紙が結んであることに

気がつきました。

 

手紙には

 

私は新年祭に向かっている

外国人です。

酒を飲みながら

この手紙を書いているところ。

 

と書かれてありました。

 

手紙を読んでいると

侍女たちがやって来て

どうしたのかと尋ねました。

 

彼女たちは

 

可愛い。ハンサム。

 

この鳥の名前は何だっけ?

 

手なずけにくい鳥だと思うけれど

狩りに使う鳥ではないですか?

 

と口々に言いました。

そして、ナビエが手紙を見せると

侍女たちは

返事を書くように勧めました。

 

ナビエは鳥をテーブルの上に乗せて

返事を書いていると

ラスタが金色の鳥を指差しながら

鳥がナビエの書く文字を

じっと見ていると言いました。

 

元々、鳥はじっと見るものだと

ローラが言いましたが

ラスタは

 

この鳥は、

ひときわ、じっと見ている。

鳥たちは首を傾げて見るけれど

この鳥は頭を上げて見ているから

おかしい。

 

と言った後、突然

 

はっ!

 

と声を出して、

鳥の首を後ろからつかみました。

 

ローラは悲鳴を上げ

鳥の首を絞めるなと叫びました。

 

ラスタは

鳥をつかんでいるだけと言って

鳥をバサバサ振りました。

鳥は翼を羽ばたかせ

ラスタを振り切ると

急いで空に舞い上がり

そのまま行ってしまいました。

 

ナビエは

鳥をいじめてはいけないと言って

ラスタを叱りました。

彼女は膨れっ面をして

分かったと言いました。

その横で下女長が睨んでいました。

 

近くの山へ飛んで行った鳥は

人の姿に変わって

舞い降りました。

 

その人は、

柔らかくて薄い金髪と

がっしりした身体を持ち

非常に美しい容姿でしたが

髪の毛がカササギの巣のように

滅茶苦茶で

美しい顔が可笑しく見えました。

 

近くの木に止まっていた青い鳥が

人間の姿に変わると

誰に髪の毛を引っ張られたか

尋ねました。

 

金髪の男は髪を押さえ

顔をしかめながら

 

有名な氷の皇后を

見たいと思っていたのに

そばにいた狂った女が

首をつかんで振った。

ああ痛い。

 

と答えました。

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ラスタがソビエシュの所へ

来たばかりの時に

彼には

騎士と喧嘩をした時のような

とても汚い言葉は使わなかったと

思いますが

トイレ云々のような

貴族の常識では

考えられない話をしていたら

ソビエシュが興味を持つのも

ありかなと思いました。

美しい容姿なのに

話すことは奇想天外。

ソビエシュにとって

それがラスタの魅力だったのではと

思います。

だから、

ラスタが宮廷貴族の礼法を

学びたい時に

ソビエシュは

ため息をついたのだと思います。

もしもラスタが

初めから貴族だったら

ソビエシュはラスタに

心を動かされなかったかもしれません。

 

けれども最初のうちは

ラスタと一緒にいて

面白かったかもしれませんが

すぐに飽きてしまったと思います。

ラスタが妊娠さえしなければ 

早いうちに

一生暮らせるだけのお金を与えて

ソビエシュはラスタを

遠ざけていたと思います。

 

 

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