自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作 17話 あらすじ マンガ 17、18話 タッシールの知性美を見たかったラティル

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17話 2人の側室候補を偵察に行くことにしたラティルでしたが・・・

◇タッシール◇

翌日、

ラティルの計画を聞いた侍従長

大騒ぎをしましたが、

ラティルは貴族の令嬢の服装で

街へ出ることに成功しました。

 

横から付いてくるのは

サーナット卿だけ。

変装した近衛騎士たちも

少し距離を置いて付いてきましたが、

一見、

ラティルとサーナット卿の

2人だけのようでした。

 

繁華街に出るや否や、

ラティルは、

周囲をゆっくりと見渡しました。

1か月前は、

トゥーラの支持者と

ラティルの支持者が口論の末

よく喧嘩をしていたので

街が騒然としていましたが、

今は、元の雰囲気を

取り戻しつつありました。

 

胸がいっぱいです。

私がうまく

やれているということかしら?

 

ラティルは満足げに

街を見て回るうちに、

当初の目的を思い出し、

サーナット卿に

グランディーホテルはどこかと

尋ねました。

大商団の後継者が滞在している

そのホテルに

サーナット卿は

ラティルを案内しました。

 

グランディーホテルは

タリウムの首都で

最も豪華で

宿泊料が高額なホテルで

貴族でさえ、長居できませんでした。

志願書類によれば

側室候補のタッシールは、

そのホテルの半分を貸し切り、

商団の人たちと滞在しているとのこと。

 

ラティルは、

 

さすが、この国で二本の指に入る

大商団の後継者だ。

 

と思いました。

 

ラティルが貴族の服装をしたのは

グランディーホテルでは

平民の服装をしていると

むしろ目につくからでしたが

ホテルの中にいる人たちは皆、

きらめく服を着ていたので、

ラティルは、もう少し

派手な格好をしてくれば良かったと

思いました。

 

ラティルは、

ホテルのエントランスホールの

ソファーに座ると

変装したまま

周囲を歩き回っている騎士の中で、

「放蕩な令息」役を引き受けた一人に

目配せをしました。

 

ここへ来る前、

すでに、ラティルは

騎士たちといくつかの行動を

準備していました。

その一つを開始せよという合図でした。

 

「放蕩な令息」役の騎士は頷き、

他の騎士たちは、

タッシールの現在の位置を知るために

散らばりました。

 

その間、ラティルは足を組んで

サービスで置かれている

ゴシップ誌を手に取りました。

 

ゴシップ誌では、依然として

ラティルのハーレムが最大の争点で、

アトラクシー公爵の長男と

カリセンの皇子が

ハーレムに入ってくるという

ニュースまで飛び出し、

記者たちは楽しそうに、

ラナムン vs クライン皇子の構図を

作っていました。

 

2人のうち、どちらが

皇帝の寵愛を受けることになるのか、

どちらが美しいか、

どちらが魅力的か、

そして、

二人の長所と短所が何であるかまで

一つ一つ分析されていました。

 

一体、こんな情報を

どこから集めたの?

 

ラティルは舌打ちしながら

ゴシップ誌をパラパラめくりましたが

面白いと思いました。

 

その時、こっそり時計を見ましたが

騎士たちが散らばってから

10分しか経っていませんでした。

 

15分程経ち、

騎士たちの一部が戻って来ました。

30分過ぎると

大半の騎士たちが戻って来ましたが

誰もラティルに近づきませんでした。

 

タッシールの位置を

知った人だけが報告をし

残りの人たちは

個人行動をすることになっていましたが

誰もタッシールを見つけることが

できなかったようでした。

 

ラティルは、

 

外出でもしているのでしょうか?

 

とサーナット卿に尋ねると

今は、昼間なので

その可能性もあると答えました。

 

もしも出かけているなら

どうしようか?

部屋を一つ取ってから、

待つことにしようか?

やっぱりそれが自然よね?

ここに閉じこもって座っていたら

目につくだろうし。

 

その時、ずっと静かにしていた

「放蕩な令息」役の騎士が

急に階段を上りながら、

ぐだぐだ話し始めました。

 

どうしたのかと思い、

そちらを見つめると

タッシール・アンジェス

片手に持った新聞を

注意深く読みながら

階段を降りてきました。

 

ラティルは内心感嘆しました。

肖像画を見た時も、

結構いい顔だと思ったけれど、

実物は、肖像画よりも

整った顔立ちでした。

ただ、想像していた

知的なイメージよりも、

少し怖い印象に見え、

陰で麻薬の売買をしているような

顔をしていると

ラティルは思いました。

 

ラティルはゴシップ誌

顔の半分を隠し

目だけタッシールの方へ

固定しました。

 

あらかじめラティルが

騎士たちと立てた計画は、

タッシールが

問題に対処する姿を見るために、

できるだけ「放蕩な令息」役の騎士が、

状況がままならない場合は

他の騎士が、酒に酔った振りをして

タッシールに喧嘩を売る、

というものでした。

 

ついに変装した騎士が

タッシールの横を通り過ぎました。

新聞を読んでいたタッシールは

騎士に気付いていませんでした。

タッシールが

ほぼ階段を降り終えた頃、

 

おい!人にぶつかっておいて

どうして通り過ぎるんだ?

 

と階段を上っていた騎士が、

戻って来て、酔った声で

タッシールに話しかけました。

意外と演技の才能があるようで、

騎士は本当に

酔っぱらっているようでした。

 

最初、タッシールは

自分が言われていると

思っていなかったようですが

騎士が背中を押すと、

振り返りました。

 

やった!引っかかったわ。

 

ラティルは目を輝かせながら

ゴシップ誌

しっかりとつかみました。

 

大商団の後継者の

知的な危機対応方式を見せて!

 

と期待していたラティルでしたが、

タッシールが完全に騎士の方を

見た瞬間、

 

何言っているんだ?

このクソ野郎。

 

と予想外の冷たい悪口を言いました。

 

知性美はどこへ行ったの?

知的なハンサムは

どこへ行ったの?

 

ラティルは思わず、

ゴシップ誌を下ろしました。

 

騎士も、予想外の悪口に

当惑したようでしたが、

すぐに彼は顔をしかめ

階段を降りて来ると

タッシールの胸倉をつかみました。

 

どうして、ぶつかったのに

そのまま行ってしまったのかと

言っているんだよ!

 

険悪なやくざ者の振りをしても

本当は騎士なので、

階段の上で喧嘩をしないために、

下へ降りて来たようでした。

 

しかし、タッシールの立場では、

これは配慮ではなく、

通りがかりに喧嘩を売られ、

胸倉まで掴まれている

状況にすぎませんでした。

 

彼は、呆れたように笑い、

自分の胸倉をつかんでいる

騎士の手首をつかんで、

投げ飛ばしました。

 

騎士は受け身を使い、

転がるように床に落ちましたが、

それでも、

かなり痛そうに見えました。

 

おお!身体もよく使うね。

 

ラティルは内心感嘆しました。

 

状況を見守っていた

ホテルの警備員たちが、

もうダメだと思ったのか、

 

止めてください!

 

と言って、

そちらへ駆け付けました。

 

「放蕩な令息」役の騎士が

ラティルをちらっと見ました。

彼女は、頷いて

止めてもいいと合図をしました。

これ以上、乱暴をすれば

騎士は警備隊へ送られることになり、

身分が近衛騎士だとわかれば、

彼が恥をかくことになるので、

ここで止めた方がいいと

ラティルは考えました。

 

警備員たちが来たので

騎士は、

大目に見てやるといった風に、

 

そこのお前、

見逃してやるから運がいいと思え。

 

と言いました。

 

客を武力で止める必要がなくなり

警備員も安心した顔をしていましたが、

今度はタッシールが

騎士の胸倉をつかみ、

 

えっ?何を見逃すって?

 

と言いました。

 

予想外の状況にラティルは

どうしよう?といった眼差しを

サーナット卿に向けました。

 

彼は、

 

いざとなったら私が出ます。

陛下は、ここに

ずっと座っていてください。

 

と囁き、

ソファーの一番端に行きました。

ラティルは再びゴシップ誌を持ち

状況を見守りました。

その間も、タッシールは

騎士の胸倉をつかんで、

 

酔った振りをして、

文句を言いながら

今さら、逃げるつもりか?

 

と騎士を揺さぶっていました。

 

ラティルは、

どうして騎士が演技をしたことが

分かったのかと、驚きました。

騎士も予想できない状況に、

戸惑っていました。

サーナット卿も、目を細めて、

タッシールを見つめていました。

 

騎士が酔っぱらっていると

信じている様子の警備員たちは、

酔った客は

自分たちが相手をするので、

タッシールに落ち着くように

言いました。

 

しかし、タッシールは、

 

酒に酔っているというのに、

酒の匂いが全くしない。

しっかり階段を

上り下りしていたのに

私の方へ来る時だけよろめいた。

酔っ払いの口調で話せば、

バレないと思った?

貴様は喧嘩を売る時だけ、

酔っぱらうのか?

 

と怒鳴りつけました。

警備員には返事もしませんでした。

 

そして、突然声を張り上げて、

 

誰が、貴様に

そんな芝居をさせたのか?

 

と尋ねました。

 

騎士はタッシールの言葉に驚き、

 

何を言っているんだ!

誰がやらせるんだよ。

 

と叫びましたが、

 

瞳孔反応、表情、唇の反応、

過度な言い逃れ。

誰かに頼まれたんだよね。

 

と言って、せせら笑い、

騎士の胸倉を離すと

周りを見渡しました。

 

どれどれ、

あえて私に、

こういうことをする人は・・・

 

ラティルは、急いで、

ゴシップ誌

読むふりをし続けました。

しかし、

遠くから始まった足音が

近付いて来て、

鼻先から、

低い笑い声が聞こえてきました。

ラティルはうつむいていましたが、

高い確率で

タッシールが近づいていることが

わかりました。

 

私の前にいるみたいだけど。

 

ラティルは、

ゆっくりと頭を上げました。

 

先程まで、

階段の下に立っていたタッシールが、

いつの間にか、

顔が触れ合うほど近づいて来て、

腰まで下げていました。

目が合うと、タッシールは

目尻を下げて笑いました。

 

バレたに違いない。

 

ラティルは、

自分も悪口を言われるかと思い、

緊張して、彼を見ました。

ところが、彼は

 

捕まらないためには、

ここまでにしなくては

なりませんね。

 

と、先程とは打って変わって

穏やかな口調で言いました。

そして、

捕まらないためと

言っていることから、

ラティルの正体を

推測しているようでした。

 

タッシールは腰を立て、

 

新聞や雑誌で顔を隠すのは

あまり効率的ではありません。

芝居を打つ時は、

俳優を雇ってください。

そうでなければ、

むしろ、本当の酔客を使うとか。

近衛兵たちは、

荒っぽい振りをしても

行動が目立ちますよ。

 

と小声で囁きました。

 

にっこり笑ったタッシールは

ラティルの横に置かれた新聞を

手に取り、

ホテルの外へ出て行きました。

 

ラティルは、ぼんやりと

彼の後ろ姿を見つめ。

彼が見えなくなるや否や、

 

側室ではなく、官吏として

雇うべきだったと

思います。

 

と言いました。

 

予想していた知性美とは

違うけれど、

頭が良いことは

間違いありませんでした。

 

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◇傭兵王カルレイン◇

次に、ラティルは

傭兵王カルレインが

泊っているという居酒屋へ行きました。

 

そこは、どこにでも見られる

普通の居酒屋でしたが、

カルレインだけでなく、

彼が団長を務める傭兵団全体が

数日間、そこに閉じこもっていたので

一般の客をほとんど見かけず、

真っ黒な服を着た傭兵たちが、

テーブルいっぱいに

酒を飲んでいるだけなので

ラティルは驚きました。

 

店員は、一般客と思われる

ラティルとサーナット卿を見て、

涙を流しそうになるくらい

喜びました。

 

ラティルは、

一つだけ開いていたテーブルに座り、

傭兵たちを見回しました。

 

大多数の傭兵は、

にぎやかで、

うるさいイメージがありましたが、

この黒死神団の傭兵たちは、

一様に静かでした。

 

騎士たちも、

自分たちだけで集まって

食事をする時は騒いでいるのに、

傭兵たちは無表情で

酒ばかり飲んでいました。

会話が一つも出ないその光景は、

どこか恐ろしく思えるほどでした。

 

だから店員が怖がるのだと

ラティルは思いました。

そして、傭兵王は

そこにいませんでした。

夕方まで待ちましたが、

ラティルは傭兵王を

見ることができませんでした。

 

店員をこっそり呼んで聞いてみると、

 

傭兵王という人が

来たのは確かだけれど、

初日以来、店員すら見ていない。

初めのうちは、

どこかで噂を聞いたのか、

彼を訪ねて来た人がいたけれど、

会うことはできなかった。

 

と教えてくれました。

 

ラティルが、

その理由を尋ねると、

 

彼はトイレにもいかず、

食事にも来ないし、

部屋から外へ出ない。

中で、自殺していたり

急死しているのではないかと恐い。

人は、そんなに長く

食事をしないで生きられるのですか?

 

と逆に聞かれました。

 

ラティルは、

 

トイレはこっそり行っていて、

食事は、鞄の中に

干し肉みたいな物が

いっぱい入っていて・・・

 

と答えると、店員は、

トイレに行っていないのは確かだと

言いました。

そして、食堂に来ているのに、

あえて、閉じこもって、

干し肉ばかりかじっているのは

変だと、付け加えました。

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◇側室の感想◇


ラティルが宮殿に戻ると、

心配しながら待っていた乳母が

走って来ました。

そして、

ラティルに温かい牛乳を飲ませ、

入浴用の塩を入れたお湯の中で

入浴させようとしました。

 

ラティルが、お腹いっぱい食べて、

お風呂に入った後で、

乳母は笑いながら

側室候補たちに会ってみた感想を

尋ねました。

乳母は、

ラティルが少ない護衛だけを連れて

外出したことを心配していた一方で、

側室候補たちのことも、

気になっていました。

 

予想通りのイメージだったか、

それとも、

肖像画

美化し過ぎではなかったかと

尋ねる乳母に、ラティルは、

 

一人は会えなかった。

一人は肖像画が詐欺だ。

美化したわけではないが、

雰囲気が・・・

 

と答えたので、

乳母は何が何だかわかりませんでした。

 

ラティルは、

宰相の次男のゲスターが

おとなしくて人見知りが激しいので

周りに押されそう。

上手く持ちこたえられるかと

心配しました。

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皇位争奪戦の末、

皇帝になったラティルは、

ちょっとしたことで

足元をすくわれないように、

かなり人の目を気にして、

常に気を張っているような

気がします。

 

けれども、ラティルは

ゴシップ誌を面白がったり

イケメンにときめいたりと、

可愛らしい一面も持っています。

 

ラティルが自身の女性らしさを

見せる人は、

それ程、多くはないと思うので、

そんなラティルを

知ることのできる男性は

幸運なんだと思います。

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