自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作 41話 あらすじ マンガ 45、46、47、48話 ヘウンも生き返らされている

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41話 ラティルに死ぬか、捕まるかのどちらかと言われた襲撃者たちは・・・

◇大神官との出会い◇

襲撃者たちは、

捕まったり死んだりするよりは

皇帝を攻撃した方がマシだと

思ったようで、

歯を食いしばって

剣を振り回しました。

 

ラティルは、

 

このまま逃げるべきなのに。

バカだ。

 

と彼らの判断を

情けなく思いました。

 

ラティルが

サーナット卿とだけ練習するのは、

彼女が弱いからではなく、

彼のレベルであれば、

思う存分、

相手ができるからでした。

 

しかし、不思議なことに、

ラティルが

騎士団に付いて回りながら

剣術を学んだことを

知っている人でも、

ラティルの腕前は

あまり良くないと確信していました。

その確信は、

ラティルが直接サーナット卿と

対戦する姿を見れば変りましたが、

大部分の皇族は

運動兼護身用として

剣術を少し学んでいるだけだし、

レアンは運動に関心がなかったので、

ラティルも同じ水準だと思われても

仕方がありませんでした。

 

ラティルは

相手が油断にしていることに

少しイライラさせられたものの

むしろ実戦では、

彼女に有利でした。

 

カーンと

鉄と鉄のぶつかる音がして、

襲撃者の剣が飛ぶと、

ようやく敵は

何かおかしいという顔をしました。

 

遅いよ。

 

ラティルは襲撃者の背中を

叩きつけるのとほぼ同時に

片方の足を横に回して、

他の敵の剣を

はるか遠くに蹴りました。

 

全部処理したかな?

手すりの上から見た人数を

処理したようだけれど・・・

 

と思った瞬間、後ろから

 

くたばれ!

 

という声が聞こえてきました。

 

ラティルは、

もう1人いたのかと思い、

向きを変えて剣を振り上げました。

自分ではなく、

ローブを着た人が

攻撃されるのではないかと

ひやひやしました。

ところが、ラティルの予想に反して、

ローブを着た人が

攻撃されているのではなく

ローブを着ていたと思われる

筋肉質の男が

襲撃者の首を折っていました。

ローブを着ていた人が

大神官だと思っていたラティルは

目を見開きました。

 

あえて私を襲うなんて。

 

その男の猛獣のような唸り声に

ラティルの目は

いっそう大きくなりました。

 

その間、筋肉質の男は

敵を地面に叩きつけ、

 

これは神の怒りだ!

 

と叫びました。

 

ラティルは

 

いえ、それは神の怒りではない。

どう見ても、

そちらの怒りじゃない。

 

と思いました。

 

ラティルは

敵を狂暴に制圧していた男の

腕を掴むと、

彼は敵を放したので

ラティルも男の腕を放しました。

その腕は、目で見た時よりも

太くてしっかりしていました。

 

ラティルは、

 

やはり大神官ではないようだ。

大神官の護衛?

秘密の護衛のようなもの?

 

と考えていると、

男は倒れた敵を蹴飛ばし、

 

命を救っていただき

ありがとうございます。

陛下のご恩を承りました。

 

と丁寧に挨拶をしました。

 

ラティルは、

 

私が救ったのは

男が殺そうとしていた敵の命だ、

恩を受けたのも、

そちらだと思うけど・・・

 

と考えながら、一人でも、

うまく事態を

収拾できたと思われる男を

しばらく、

ぼんやりと眺めていましたが、

ふっと我に返り

急いで人を呼んで、

襲撃者たちを刑務所へ

閉じ込めなければならないと

思いました。

 

ラティルが口を開こうとした時、

男は、

 

すでに推測されていると思いますが、

私の正体を知られてはなりません。

 

と言って、

ラティルを引き留めました。

 

その男の正体を

全く推測できなかったラティルは、

 

あなたの正体は何なの?

格闘家?

 

と尋ねました。

 

うわべだけ見れば

この男の方が、カルレインより

傭兵王に見えました。

 

その質問に、

男は恥ずかしそうににっこり笑うと

 

こんなにお気遣いくださるとは。

噂よりも、思慮深いです。

しかし、

知らないふりをなさらなくても

良いですよ。

 

と言いました。

 

ラティルは、

本当にわからないから聞いていると

告げると、

男は、大神官だと名乗りました。

その瞬間、

ラティルの抱いていた

天使のような大神官のイメージが

粉々に壊れました。

神様に愛されて、

筋肉があんなについたのかと

思いました。

 

ラティルは驚きのあまり

とんでもない方向へ

走っていきそうな頭を軌道修正し、

威厳を取り戻すと、

 

気絶していない者が

一人いるけれど、

正体を明かしても大丈夫か?

もちろん、正体を知っているから

襲いかかって来たのだろうけれど。

 

と尋ねました。

 

すると大神官は、

にっこり笑いながら

記憶を消すから大丈夫だと

答えました。

 

大神官が

記憶を消せることに

ラティルは驚きましたが

そうすることを許可しました。

記憶を消すなんて、

危険な能力のようですが、

一度見てみたいと思いました。

 

ところが、

ラティルの許可をもらった

大神官は、拳を握り、

敵の頭を殴ると

彼は一撃で気絶してしまいました。

大神官は、再び拳を握ったので

ラティルは慌てて止めました。

 

ラティルは、

記憶が消える前に

命が消えてしまうのではないかと

尋ねると、

大神官は、

真実を土の中に埋めると答えました。

 

その言葉を聞いたラティルは、

 

殺して口封じをするってことじゃない。

この人、本当に大神官なの?

外見はさておいても、

考え方は大神官らしくない。

 

と思いました。

 

ラティルは、

大神官を襲撃した理由を

突き止めないといけないので、

殺さないように頼みました。

 

彼は、神である大神官は

絶対に人を殺さないと言うので、

ラティルは、

殴らないでと命令しました。

 

その後、彼女は、

大神官の正体を隠したいので

彼に隠れるように命じました。

そして、部下たちを呼ぶと、

警備兵たちがやって来ましたが

彼らは

倒れている襲撃者を見て

真っ青になりました。

 

前に墓が毀損されたことで、

その関係者は1週間、潰れるまで

気合を入れられたとのこと。

倒れている襲撃者を見て、

警備兵たちは、

その伝え聞いた話が

自分たちの

未来になるということを悟りました。

 

ラティルに対して

ケガをしていないか、

大丈夫かと気遣う警備兵たちに、

彼女は、自分は大丈夫だから、

客たちに気づかれないように

襲撃者たちを連れて行って

刑務所に閉じ込め、

そこに誰も入れないよう、

見張りをしろと命じました。

 

先程、大神官が地面に倒した

襲撃者は貴族のようでしたが、

ラティルを襲ったので

彼女は

構わず投獄するように命じました。

 

警備兵たちは、

襲撃者たちを、人が出入りしない宮殿へ

運んでいきました。

警備兵が全員いなくなると

ラティルは自称大神官を呼びました。

すると彼は、身を隠していた

大きな花木の後ろから

出て来ました。

もう少し明るい所へ移動すると、

彼の筋肉に隠されていた

外見を見て、

ラティルは少し驚きました。

彼の顔だけは、

本当に天使のようでした。

 

ラティルは彼に

本当に大神官なのか尋ねました。

 

彼はにこやかに笑うと

ラティルに片手を差し出しました。

すると、驚くことに

そこから、光が現れました。

ラティルは驚いて見ていると

彼は跪き、

彼女がベランダから飛び降りる時に

木の枝にぶつけてケガをした

ふくらはぎに光を当てました。

肌に光が当たると、

あっという間に傷が治りました。

 

これで信じてもらえるかと

大神官に聞かれたラティルは

信じると言って頷きました。

 

大神官はゆっくり立ち上がりました。

その姿は、月光に煌めく

静かな湖のように美しかったので

ラティルは再び感嘆しました。

しかし今は、大神官を見て

驚いている場合ではないので、

彼女が彼を探していた理由を

知っているかどうか尋ねました。

 

大神官は、

ヒッラ神官が亡くなった件で

自分を呼んだのではないかと

答えました。

 

ラティルは、

 

自称、皇帝暗殺犯が現れたこと、

彼が犯人について話そうとした途端、

急死したこと。

死に際に、ロードと口にしたこと。

その死体に呪いがかかっていると

別の神官に確認してもらったこと、

ヒッラ神官が殺され、

大神官が襲われたことから、

呪いを使う敵は

大人しくする気がなさそうなので

敵に対抗する方法が必要であること。

 

それらを話した後に、

敵に対抗する方法を知っているかと

大神官に尋ねました。

 

ラティルは心の中で

 

お願いだから知っていて。

 

と何度も唱えましたが

大神官は知らないと答えました。

 

ラティルは拳を握りしめ、

困ったと思いました。

 

敵はすでに

呪いにかかった人を

刑務所へ送り込んだ。

もし彼らが、呪いにかかった人を

広場のような所で

殺したらどうなるか?

ゾンビや食人鬼のようなものが

発生したら?

想像すらできない、

とてつもない被害が生じるだろうと

ラティルは考えました。

 

彼女は、

黒魔術を知っているかどうか

尋ねましたが、

今度も大神官は首を振りました。

 

けれども、大賢者なら

何か知っているかもしれないこと、

そして、自分は

悪魔祓いの方法は知らないけれど、

自分の存在自体が

黒魔術を抑え込むことができること、

ラティルの話が真実であれば、

呪いを使う敵は、そのせいで、

あらかじめ自分を

殺そうとしているのかもしれない。

ラティルが即位してから、

自分が襲われる頻度が

大幅に増えたこと、

そのため、ラティルの呼びかけに

すぐに応じたと話しました。

 

ラティルは、

これまでの事件と父親の暗殺は

全て関連があるのではと思いました。

そして、偽皇帝暗殺犯が死ぬ間際に

トゥーラと言ったことを

思い出しました。

彼のことを、

それ程、ろくでなしとは

思っていなかったけれど、

トゥーラが父親を

暗殺した可能性はないだろうか、

そうすれば、

何かがつながるような気がしました。

 

ラティルが考え事をしている間、

沈黙していた大神官が

突然、彼女を呼んで跪くと、

自分をハーレムへ置いてほしいと

願い出ました。

 

突拍子もない願いに

ラティルは驚きました。

もしハーレム内に神殿があるとしたら、

そこで働きたいという意味かと

考えていると、

大神官は側室になりたいと言って

ラティルの推測を否定しました。

 

大神官は、

自分には敵がとても多いけれど、

ラティルに会い、

彼女なら

自分を守ってくれると感じたと

話しました。

 

ラティルは、自分1人で

守れるのではと

言いそうになりましたが、

襲撃者が多ければ

あれだけ強くても

1人では無理だと思いました。

けれども、大神官を

ハーレムに置くのは

どうかと思うと話すと

彼は

 

だからです。

まさか、大神官が

ハーレムにいるとは思わないので

私が平凡な側室のふりをしていれば

誰も私を大神官だと思わないでしょう。

 

と言いました。

 

型破りだけれど、

なかなかうまい話だと

ラティルは思いました。

誰も神聖な大神官とハーレムを

結びつけて考えないだろうし、

自分が気に入った男性を見つけて

ハーレムに入れたとしても、

皆、あれは陛下の好みだと

思うだけで、

もしかして大神官?

と疑うことはないと思いました。

しかも、この大神官の見かけは

大神官のイメージとは

異なっていました。

それに、大神官がいるだけで、

黒魔術を防げるなら、

その存在だけでも

役に立つと思いました。

 

ラティルは

 

いいですね。

側室の数が5人を超えたので

純愛皇帝と記録されないけれど。

 

と言いました。

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◇生きていたトゥーラ◇

すべての窓が塞がれ

一筋の光も入らない石の城内、

温もりもなく冷えた城の玉座

男が座っていました。

 

襲撃は失敗したのかと

その男が

キツネの仮面を被った男に尋ねると、

彼は、

接続が途絶えた、大神官が

頭に入れていたガラス玉に気付き

壊してしまったと答えました。

 

男は、大神官は皇帝と会ったのかと

尋ねると、

キツネ仮面の男は

ガラス玉が砕けたので

その後のことはわからないと

答えました。

 

キツネ仮面の男の返答は

あまり愉快な知らせでは

ありませんでしたが、

男の口元には

楽しそうな笑みが

浮かんでいました。

それを見たキツネ仮面の男は

首を傾げ、

男が喜んでいるように見えると

言いました。

 

男は、嬉しくないわけがない。

と言って、さらに微笑みました。

 

愛する妹が

元気にやっているということだ。

簡単にやられたら、

あいつに切られた私の首が可哀想だ。

 

と言って、首のあたりを擦ると

首に沿った赤い線から、

微かに血が滲み出ました。

それを見たキツネ仮面の男の肩が

小さく揺れました。

 

男はハンカチを取り出して

血を拭きながら

 

ヘウンは目覚めたか?

 

と尋ねました。

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マンガの48話で、

トゥーラの首に

赤い筋がチラリと見えているので

もしかしてと思いましたが

やはり首を落とされた痕でした。

そして、54、55話で

アイニがヘウンの声を聞いていますが

今回のお話で

ヘウンも生き返らされたことが

わかりました。

光の入らない暗い城の中で

冷たい玉座に座っているトゥーラは、

さながら闇の帝王といった

ところでしょうか。

死者が生き返ったり

呪いが出てきたりと、

話が混沌としてきて、

先が読めなくなってきました。

 

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