自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作 47話 あらすじ マンガ 53、54話 ヘウンの声を聞いて鳥肌が立ったアイニ

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47話 タッシールと父親の会話を聞いて、笑いを堪えきれなくなったラティルでしたが・・

◇狐の仮面をかぶった男◇

アンジェス商団の頭には

申し訳ないけれど、

皇帝を誘惑するために

彼がタッシールに手渡した品物は

全てラティルの物になりました。

 

男装をしている上に

帽子を目深に被ったラティルを

宮廷人だと信じた頭は

荷物を全てラティルに

預けたからでした。

 

タッシールは、

 

くださいと言っても

くださいませんよね?

 

と力なく尋ねました。

 

ラティルは、

頭から預かった荷物を抱きしめ

 

私がいただいたものだから。

 

と答えました。

 

タッシールは、

もらったのではなく、

預かったのではないかと

反論したものの、

品物は、また買えばいいので

大丈夫だと言いました。

そして、欲張りなラティルも

可愛いと言いました。

 

ラティルは力なく荷物を下ろすと

タッシールは、

それを知っていたかのように

荷物を持ち上げて

商団の中へ入りました。

出てきた時は手ぶらだったので、

ラティルは、荷物をどうしたのかと

尋ねました。

 

タッシールは

重いので、後でヘイレンを通して

送るように伝えたと言いました。

 

ラティルは、わざと

あの荷物が全て自分の物だと

言ったので、

荷物を持ったまま、

ポールを追跡するつもりは

ありませんでした。

両手を軽くし、

いつでも武器を取り出せるように

しておかなくてはならないのに、

大きな荷物を抱えて移動することは

絶対にできないことでした。

 

かくして、ラティルとタッシールは

少し休憩を取った後

再びポールを追跡し始めました。

 

事前にポールを見張っていた

黒林の他の追跡者が

彼のいる位置を教えてくれました。

わざわざ商団の建物の中に入り、

時間を潰したのが功を奏したのか

ポールは後ろを振り返りながら

移動することがなくなりました。

 

しばらくして、

食堂に寄ったり、

買い物をする振りをしながら

普通に振る舞っていたポールが、

一般人なら、避けて行きそうな

暗い路地の中にそっと入りました。

後を追いかけると、

彼が誰かと挨拶をしているのが

見えました。

皆、大柄で腕も太く、

一般人には見えませんでした。

 

しかしラティルは、

彼らを見ても恐がるどころか、

もうすぐ、父親の墓に

落書きした犯人がわかると思い、

ニヤニヤしました。

タッシールも同様でした。

 

ポールが険悪そうな人々と

接触しているにもかかわらず、

タッシールは、犯人を捕まえたら、

黒林を詐称した報復として

その顔に、黒林の印を

逆さに書いても良いかと尋ねました。

ラティルは、

勝手にするようにと答えました。

 

さて、ラティルは

ポールがヒソヒソ話をしながら、

あの険悪そうな人たちと

どこへ行こうとしているのかと

考えていた時に、

奇妙な視線を感じ、頭を上げました。

 

視線を送って来た人は

屋根の上に立っていましたが、

その人が

狐の仮面をかぶっていたので

ラティルは大きく目を見開きました。

 

大神官を襲おうとした者たちは、

狐の仮面について

話をしていなかったっけ?

狐様と呼ばれていた者が

彼らの中の一人の頭の中に

変な玉を入れたという・・・

同じ狐?偶然?

あの人は何か知っている?

 

狐仮面がくるりと向きを変えて

他の方へ行ってしまうと

ラティルは静かに

タッシールを呼びました。

彼も視線を感じていたのか、

屋根の上とポールを

交互に見ていました。

 

ラティルは、

自分は狐仮面を追いかける、

隠れ身の術が

自分より優れているタッシールは、

大勢の人の相手を

しやすいだろうから、

ポールの後を付いて行くようにと

指示しました。

 

彼は、二手に分かれても

大丈夫かと心配しましたが、

ラティルが、

どちらが情報を持っているか

わからないと言うと、

納得しました。

 

ラティルは

タッシールの背中を軽く叩き、

狐仮面を追いかけて

屋根の上に登りました。

そして、滑ることなく、

ぐんぐん前に進み、

狐仮面に追いつきました。

 

狐仮面は早いスピードで

逃げていましたが、

走っている途中で後ろを振り向くと

ラティルが

追いかけて来ていることに気づき

少し戸惑っているように見えました。

 

ラティルは、その隙を逃がさず、

完全に近づこうとしましたが、

狐仮面が一歩先んじて前進しました。

 

狐仮面の走るスピードが増すと、

ラティルは、

普通の腕前ではないと思い、

舌を巻きました。

 

一方、狐仮面は、

 

皇帝の剣術は

趣味で習った程度だと思っていたのに。

 

と心の中で感心していましたが、

その声は、

ラティルには聞こえませんでした。

 

そして、長い追跡の果てに

ついにラティルは

狐仮面を掴むのに成功しました。

何かを捕まえた感じがすると、

すぐにラティルは

狐仮面を引き寄せて彼の前に進むと、

素早く相手を投げ飛ばしました。

狐仮面は短く呻きながら転びましたが、

すぐにぱっと起き上がりました。

その姿をラティルは

冷たく見つめました。

そして、狐仮面の背後を知るために

彼の本音を聞こうと思いました。

それには、彼の精神力を

弱めなければならないので、

ラティルは狐仮面の上に座り、

片手でマスクをはぎ取ろうとすると、

剣や棒、槍など

凶悪な武器を持った十数人の人々が

近づいて来て、

ラティルを取り囲み始めました。

 

彼女は、ここで怪我をすれば

次は、宮殿から密かに

抜け出すことが難しくなるので

ラティルは困ったと思いました。

普通は、ここで、

死んでしまうのではないかと

心配するものですが、

ラティルは自分は無事だと

確信していたので、

そこまでは考えませんでした。

 

その時、一番前にいた者が

ラティルに向かって

剣を振り回しました。

 

彼は、お前は誰なのか、

なぜ付いてきたのかと尋ねたり、

脅迫することもなかったので、

追いかけて来た人は誰であれ殺せと

命令されたのかと

ラティルは思いました。

 

ラティルは屈んで剣を避け、

相手の脇腹を殴りました。

そのわずかな間に、別の男が

大きな鉄槌を振りましたが、

ラティルは身体を横に動かし、

それを避けました。

彼が鉄槌を振り、

防御が弱まっている隙に、

ラティルは彼の方へ走って行き、

肘で顎を突きました。

 

徹底して急所を狙う攻撃は、

一般的な騎士同士の対戦では、

卑怯だと言われます。

しかし、今は、一対多数なので

何を使っても卑怯ではないと

考えたラティルは、

遠慮なく稚拙な方法で

相手を捕えようとしました。

 

(狐の部下に違いない。

前もって、状況を見てから

出てきたのだろう。)

 

ラティルは、隙を見て

武器を取り出し、

剣を振り回す者の背中を

深すぎず浅すぎずに切りました。

彼は、よろめいて倒れましたが、

その瞬間、

狐仮面が別の襲撃者を

気絶させる場面を見たので

目を見開きました。

 

ラティルに仮面を剝がされそうになった

狐仮面が、

彼の仲間と思われる襲撃者を

攻撃していました。

 

(みんな仲間じゃなかったの?

狐の部下じゃなかったの?)

 

ラティルは、

今が、どれほど急を要するのかさえ

忘れてしまうほど当惑しました。

 

それを皮切りに、

狐仮面が素早く

襲撃者たちを制圧し始めました。

 

狐仮面に足を殴られた襲撃者が

自分の方へやって来ると、

ラティルは剣の柄で

彼の額を打ち、気絶させながら、

 

あいつと

協力しなければならないのか?

 

とブツブツ言いました。

 

襲撃者たちは、

狐仮面へも攻撃しているので、

先程は、彼が気絶していると思い

襲わなかったようだと

ラティルは考えました。

 

突然、狐仮面が襲撃者の敵になり

しばらく騒がしくなりましたが、

ラティルと狐仮面は

ほとんど襲撃者を制圧するのに

成功しました。

 

敵の敵は、少しは味方になるけれど

敵の敵というだけで、

完全に自分の味方になるわけではない。

 

襲撃者たちが気絶すると、

ラティルは、武器を手にして、

再び狐仮面を警戒しましたが、

彼は、

ラティルに向かってくることはなく

ポケットからリボンを取り出し、

包装するように、

襲撃者たちを縛りました。

 

大神官を襲撃した者たちが

話していた狐仮面とは別の狐仮面?

トゥーラと関係のある者ではないの?

 

ラティルはすっかり混乱して

 

そなたは何者で

その者たちを縛るのか?

 

と尋ねました。

 

狐仮面は答えませんでした。

ラティルも返事がくると

期待していたわけでは

ありませんでした。

 

彼女はがっかりする代わりに

剣を逆手に取りました。

狐仮面の精神を揺るがすことで、

彼が何を企んでいるのか、

なぜ急に助けてくれたのか

本音を聞こうとしました。

彼が少し手伝ってくれたからと言って

大目に見るつもりはありませんでした。

 

ところが、

ラティルが剣を振り回す前に

狐仮面は襲撃者たちを放って

ラティルに近づきました。

目の前に迫った狐仮面は

武器を取り出しませんでした。

 

ラティルは反射的に

逆手に取った武器を振り回しましたが、

狐仮面はラティルに体当たりしました。

 

その大胆な行動に混乱したラティルに

狐仮面は、

 

ご自身を守らなければなりません。

自分を一番大切にしてください。

危険なことに、

まだ、あなたが直接乗り出す時では

ありません。

 

と声を潜めて囁きました。

 

この渦中に、忠告するの?

 

戸惑っているラティルに

狐仮面は

 

ロード

 

と言った後、

ラティルがなぜ忠告をしたのか

彼に尋ねる暇も与えず、

あっという間に後ろへ下がり、

先程、彼女が追跡していた時よりも

比較にならないほど早く、

壁と壁の間に入りました。

ラティルは追いかけましたが、

狐仮面の姿は見えませんでした。

 

あの狐とは違う狐なのだろうか?

 

ラティルはきょとんとしていると

先程、ラティルと別れて

ポールを追いかけたタッシールが

両肩に1人ずつ、人を担いで

やって来ました。

1人はポールで口から泡を出して

気絶していて、

もう1人は知らない人でした。

 

ラティルを気遣うタッシールに

ラティルは大丈夫だと答えた後、

もう1人は誰か尋ねました。

 

タッシールによれば

ポールは、

その男に会おうとしていた。

背後に誰がいるかわからないけれど、

一応連れて来たとのこと。

 

タッシールは捕まえて来た2人を

地面に下すと、

きれいに包まれた襲撃者たちを見て

親指を突き出し、

自分より大漁だ、

ラティルを賢いと褒めました。

 

彼女は、

賢いのは関係ないように思うし

釣りに例えるなんてと

反論しましたが、

タッシールは、

たくさん捕まえるのはいいことだし、

ラティルが包装までしたのはすごいと

言いました。

 

ラティルは、

自分が包んだのではないと答えると、

タッシールは、

それでは誰がやったのかという目で

ラティルを見ました。

 

彼女は、狐の仮面をかぶった変な男が

自分に親しいふりをしたことを

言うべきかどうか躊躇いました。

 

タッシールは

もう一度、尋ねましたが、

彼女は、

まず襲撃者たちから追及することにし

 

この者たちを全員、

刑務所へ入れなさい。

私が

絶対に嘘をつかせないように

するから。

 

と返事をしました。

 

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◇亡き恋人の声◇

私は、名ばかりの皇后にすぎない。

 

カリセンの皇后であり

タガ公爵の嫡女。

ダガ公爵が最も愛する子。

功臣の娘、国民に愛される皇后。

夜遅く、

アイニは庭に置いてある椅子に座り、

自分に付けられた修飾語を思い浮かべ

むなしく笑いました。

こんなにたくさん褒められても、

どうしたらいいのか。

 

夫は初恋を忘れられず、

毎日彼女を切望し、

いまだに、自分には指一本触れない。

政略結婚した夫婦の中には、

このように、他人として

過ごしている人も多いので、

それだけならマシだけれど、

ヒュアツィンテが

自分を追い出す準備をしながら、

それを見守らなければならないことは

辛いことでした。

 

アイニは、

亡くなった恋人ヘウンのことを

思い出して涙を流しました。

 

彼が生きていたら、

彼が勝利していたら、

こんなことにはならなかった。

彼を思い浮かべる度に、

アイニは、ヒュアツィンテと

父親のダガ公爵を憎みました。

彼さえ

ヘウンを裏切らなければ・・・

 

その時、

暗闇の中から、低く優しい声で

誰かがアイニの名を呼びました。

アイニは目の周りを拭いた後、

目を見開きました。

 

この声は・・?

 

先程よりも近くで

アイニを呼ぶ声が聞こえてくると、

アイニはゆっくりと手を下しました。

ヘウンの声でした。

 

いつも懐かしがっていた

あの声を久しぶりに聞いたアイニは

嬉しいというより恐怖を感じました。

彼女の名前を優しく呼んでいた人は、

すでにこの世にいないと

知っていたからでした。

 

でも、どうして、

彼の声がここから聞こえてくるの?

 

アイニが不思議に思っていると、

 

アイニ

 

と3回目に彼女の名前を呼ぶ声が

聞こえました。

アイニは固唾を飲み込み、

背筋が寒くなって、

全身に鳥肌が立ちました。

椅子の真後ろ、

背もたれで隠れて見えない所から

声が聞こえてきました。

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ラティルの立場から考えると

アイニは彼女の恋人を奪った

憎たらしい女ですが、

アイニの立場から考えると

最初は自分の恋人に

味方をしていた父親が彼を裏切り、

恋人を殺した男と結婚させられるという

可哀そうな女性だと思います。

権力争いの世界では

そのようなことは日常茶飯事だと

思いますが、

父親の言うことに

従わざるを得ない状況は

哀れだと思います。

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