自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作 54話 マンガ 64、65話 あらすじ クラインは一貫してムカつく人

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54話 百花繚乱は大神官がハーレムにいることを話してしまいました。

◇知らないふり◇

この状況をどうすればよいのか。

ラティルは一瞬、彼らを

冷たい目で見ました。

彼らがふざけているのかと思いました。

大神官をハーレムに置くのが

一番良い方法だと思っていたのに、

彼の居場所が

すぐにわかってしまったことに

腹が立ちました。

しかし、国交がないからといって、

彼らをむやみに

迫害することもできませんでした。

 

(彼らは、大神官が

私の側室になったことは

知らないようだけれど、

もしかしたら、知っていて

知らないふりを

しているのかもしれない。)

 

そして、ラティルの耳にも、

彼女が宗教を自分の権力下に

置こうとしていると、

ひそひそ話す声が聞こえてきました。

 

ラティルは怒りを抑えて

どうするべきか、頭を働かせました。

 

1.追い出す。

 ダメ。何かあるから

 急いで追い出したと思われる。

 

2.歓迎する。

 絶対にダメ。

 

3.知らないふりをして、

 どういうことか聞いてみる。

 

ラティルは、

これにすることにしました。

 

彼女は百花繚乱に

どういうことか、話を聞くから

付いてくるように言いました。

 

彼らがいなくなると、

息を殺していた貴族と官吏たちは、

皆、驚いた顔で互いに見つめ合い、

ひそひそ話をしました。

 

私は、はっきり、

大神官って聞きました。

 

結婚で

大神官を手に入れようとするなんて、

陛下は何手先まで計算して

動くのでしょうか。

 

国際結婚を展開するようですね。

 

私たちにとって

悪いことではないでしょう。

信仰心の深い人は洞察力があるので。

 

今、残っている権力者たちは

他の人を支持した後、

陛下の所へ来たから、

そのために、陛下は

自分だけの勢力を

作ろうとしているのかも

しれません。

 

これは、もっともな話でした。

 

今の大臣たちは、

先帝の下に付いていて、

レアンの支持者でした。

そぶりは見せなかったものの

トゥーラを心から支持していました。

 

ラティルは

皇太女である期間が短ったことと

先帝は暗殺される前、

若く公明正大だったので、

彼女は自分自身の勢力を

作る時間がなく、

そのような人々を集めて

置いていました。

 

各自の能力と経験を考慮して

選ばれているけれど、

皇帝は、この構図が

気に入らなかったのかもしれない。

人々は、皇帝が

大神官と神殿を利用して、

自分たちだけの勢力を

構築しようとしているのかもしれないと

彼らは解釈しました。

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◇正体を明かす◇

このことについて、

人々が何と言っているか

わからないまま、ラティルは、

 

遠い所からやって来て

お腹を空かせている聖騎士たちに

食事をさせること。

彼らとは食事の後に話をすること。

彼女と話をする人を

1~3人選ぶこと。

 

を秘書に指示しました。

 

そして、ラティルは変装して

ハーレムへ行き、

ザイシンに会うつもりでした。

この状況で、彼を呼べば

人々は、ザイシンが大神官だと

思うかもしれないと考え、

この状況を、

どのように処理するか決めるまで、

ザイシンが大神官だという話は

しないつもりでした。

 

ところが、ラティルの部屋の前に

すでにザイシンがやって来ていて、

彼女を待っていました。

ラティルは、

彼を部屋の中へ入れました。

 

扉が閉まるとザイシンは、

 

百花繚乱が来たと聞いて

すぐに駆けつけて来ました。

陛下が私の所へ

来られるかと思いまして。

 

と、ラティルの部屋を

訪れた理由を話しました。

 

意外と気が利くと、

ラティルは感嘆しました。

そして、なぜ、彼らが

ザイシンが側室になることを知って

やって来たのかと尋ねました。

すると、ザイシンは、

自ら側室になることを

彼らに話したと告げました。

 

誰かが機密を漏らしたと思ったけれど、

それが本人だったとは。

ラティルは驚きました。

 

大神官はラティルに謝った後で、

百花繚乱は、

自分の身辺保護をしているので

彼らに

居場所を知らせる必要があること、

いつもは、

遠くから眺めているだけなのに

今回は驚いたようだと

言い訳をしました。

 

それに対して、

ラティルは返事をしなかったので

大神官は彼女の顔色を窺いながら、

彼らを帰そうかと提案しました。

 

ラティルは、

大神官が側室になることを

百花繚乱に話したことについて、

腹は立てていませんでしたが、

事が拗れたことを

好ましく思っていませんでした。

 

ラティルは、ため息をつきながら、

百花繚乱を帰したところで

どうするのか。

人々は、すでに、

彼らがここへ来て

大神官について話すのを

全て見てしまったと、

質問しながらも、彼を非難しました。

 

大神官は不機嫌になりながらも

それを認めた後、

いっそのこと、自分の身分を

明かにすることを

控え目に提案しました。

 

実は、ラティルも

それを考えていました。

けれども、

ザイシンがハーレムに隠れているのは

彼を狙っている人が多いからなので、

彼に、どのように話せばよいか

悩んでいました。

 

ザイシンは、

すでに邪悪な気が自分を狙ったし

百花繚乱がやって来たので、

自分のことがばれるのも時間の問題。

それならば、

彼らの護衛を受けるのが良いと

ラティルに伝えました。

 

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◇百花繚乱◇


ラティルは大神官との話が終わると、

百花繚乱の中で

自分と話をする者数人を

執務室へ連れてくるように

秘書に指示しました。

 

ラティルが先に執務室で待っていると

しばらくして、

ラティルに

大神官を守らせてほしいと叫んだ

聖騎士が入ってきました。

ラティルは、大神官と話をして、

彼らの主張について考えてみたと、

聖騎士に告げました。

 

すでに大神官が

到着しているのかという

聖騎士の問いかけに

ラティルは、

すでに側室になっていると

答えました。

 

驚いている聖騎士に、

ラティルは、

大神官の護衛になっても良いことと、

詳しい話は

彼とするように指示しました。

そして、大神官の件とは別に

聞きたいことがあると言って

彼の名前を尋ねました。

 

聖騎士は、本当の名前ではないけれど、

他の人たちは自分のことを

百花を呼ぶと答えました。

 

ラティルは、本当の名前は

教えてくれないのかと尋ねました。

 

彼女は、百花という返事を聞いて、

最初は

とんでもないことを言うと思い

顔をしかめましたが、

元々、神官たちは聖職者になる時、

それまでの名前を捨てると

聞いていたので、

次の質問をすることにしました。

 

ラティルは、百花に

黒魔術について

知っていることがあるか尋ねました。

彼は、何でも聞いてくださいという

顔をしていましたが、

黒魔術と聞いて、百花は真顔で

皇帝が関心を持つようなことではない、

黒魔術は、

とても便利で強力に見えるけれど

その後遺症が大きく、

人々に有害だと答えました。

 

ラティルは、学ぶつもりでなく、

その痕跡を見たと話しました。

 

百花は、

それをどこで見たのか?

そういうものがあれば

全て取り除くと言いました。

 

彼は淡々と話していましたが、

話せば話すほど

目が危険なほどギラギラしていました。

 

ラティルは、それを見て

良かったと言おうとしましたが、

ふと、思い出したことがあり、

顔をしかめました。

 

百花は、それを見て

自分が失礼なことを言ったと思い、

謝罪しましたが、

ラティルは首を振り、

 

そうではなくて、

私と会ったことがありますか?

 

と尋ねました。

 

百花が照れ臭そうに

ラティルを見つめたので

彼女は笑いながら、

質問を取下げました。

 

ラティルは

実際に百花に会ったというよりも、

何かが浮かび上がってくるような

変な感じがしました。

しかし、

それほど重要ではなさそうなので、

その話は止めにしました。

ラティルは、

黒魔術の言葉を

口にするや否や百花の見せた

敵対心が気に入り、

そちらが重要だと考えました。

 

もしもトゥーラが本当にロードで

人間でないものに復活していたら、

彼が黒魔術師を利用して

皇位を取り戻そうとしているなら、

聖騎士たちを利用できるのではないかと

思いました。

 

ラティルは、自分の特技の

優しい笑みを浮かべながら

本当はほとんど

信仰心が枯れているにもかかわらず、

適当にはぐらかしながら

自分は信仰心が深いと言いました。

 

百花は、それを聞いて

感動した顔で

ラティルを眺めました。

 

黒魔術が強健な時は

百花繚乱の力も似たように強くなり

人々も信仰心が強くなりました。

けれども、黒魔術師と

闇に属する者たちを全て片付けると

百花繚乱の力も衰え、

人々の信仰心も弱くなりました。

自然に神殿の影響力も弱まり、

最近は、神殿を

自分の力の下に置こうとする王族や

皇族も多くなりました。

 

とにかく、色々な面で

叩かれていて腹が立つけれども、

強大国の皇帝のラティルが

信仰心が深いと言ってくれて

百花は感動しました。

だから、大神官様は

彼女に恋したのだと思うほどでした。

 

そして、ラティルも、

百花の表情を見て、

とりあえず何とかなったと思い

安心しました。

先程は、信仰心を

何か、とても良いものに

喩えたかったけれど、

何に喩えたら良いかわからず、

もどかしい思いをしたので。

 

百花は、先程、

謁見で初めてラティルに会った時、

少し驚いたこと。

彼女から、キラキラして

澄んだオーラを受けたことを話しました。

そして、

 

数年前、神託が降りてきて

ちょうど陛下の年齢の…

 

と話している途中で、

 

しまった!

 

と言って、

口を閉ざしてしまいました。

 

ラティルは、自分の年齢が何なのかと

尋ねましたが、

百花は、こんなことに

ラティルは興味がないだろうし、

過去のことだからと言って

答えてくれませんでした。

 

百花が途中で話を止めてしまうと、

ラティルは急に興味が湧いて来ましたが、

百花は、大したことではないと言って

話してくれず、

ラティルは本当に清い方だから、

大神官が慕うのも当然だと言いました。

 

ラティルは、

百花が言おうとしていたことを

知りたくてたまりませんでしたが、

彼は、

説明する気がなさそうだったので、

好奇心は抑えて、先に進みました。

それに、百花の話を聞いたことで、

キツネの仮面にロードと呼ばれた時の

気持ち悪い部分が払拭されました。

 

キツネの仮面が、

どうしてそんなことを言ったか

わかりませんでしたが、

彼の言ったことは、戯言の可能性が

高くなりました。 

 

大神官はもちろん、

神にのみ従う聖騎士たちも、

ラティルから怪しい気ではなく、

むしろ清い感じを受けたというなら、

キツネの仮面が

あんなことを言ったのは

ラティルを混乱させるための

可能性が高いと思いました。

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◇ムカつく人よりも◇

ラティルが

6番目の側室として迎えた

カジノディーラーが

実は大神官だったという噂が広まると

人々は、

ラトラシル皇帝が

ハーレムを作ったのは、

素晴らしい政治的戦略だと

考え始めました。

影響力のある人々との

多くの国際結婚を通じて、

力を育てようとする狙いがあると

ほぼ確定的に

ラティルの意図を理解していました。

 

んな筋肉しかない身体に

なぜ興味を持つのかと思ったら、

そんな理由があったんだ。

 

噂を聞いたアトラクシー公爵は

ラティルが、

ラナムンを置き去りにする

原因となったカジノディーラーが

実は大神官だったと聞くと、

少し怒りが収まりました。

 

そして、この噂のおかげで、

 

皇帝を誘惑して側室になった

平民出身のカジノディーラー

 

と言って、毎日のように

大神官を無視していた人々が、

 

初めて見た時から、

高貴なお方だと思った。

 

私も。

でも、お前たちが悪口を言うから、

黙って見ていた。

 

と態度を変えました。

 

その様子を見ていた

ザイシンの随行司祭は、

人間は、実にずる賢いと言って

舌打ちをしました。

 

それを聞いた大神官は、

 

仕方がない。

人の心の中はわかりにくいので

上辺で判断するしかない。

これを責めるわけにはいかない。

 

と言いました。

 

それでも、

すごく態度が変わったことが

憎たらしいと、

随行司祭が文句を言うと、

大神官は、

それだけ外部の変化に

敏感な立場なのだから、

あまり人を憎まないようにと

忠告しました。

 

随行司祭が、

自分は修業が足りなくて、

それがうまくできないと

言おうとした瞬間、

修行司祭はクライン一行と

遭遇しました。

 

以前クラインは、

大神官を虫けらのように

見つめていたことを

思い出しましたが、

今度は彼も態度を改め

大神官に丁寧に接すると思い

堂々と胸を張りました。

 

ところが、クラインは

 

大神官だって?

なぜここに来るんだ?

消えろ!

 

と言い捨てて行ってしまいました。

修行司祭は呆れて

口をパクパクさせました。

そして、一貫してムカつく人より

ずる賢い人の方が良いと言いました。

 

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◇仮病◇

しかし、クラインは

後ろで、随行司祭が

自分の悪口を言おうが言うまいが

お構いなしに、

頭を忙しく動かしていました。

 

あのディラーが仮病を使って

1日中、陛下の看護を受けた。

 

とクライン。

 

ディーラーではなく

大神官様です。

それに仮病ではありません。

 

とバニル。

 

似たり寄ったりだ。

 

とクライン。

 

全く違います。

 

とバニル。

 

クラインは、

バニルの呟きを聞き流しながら

自分の部屋へ戻り、

周りをキョロキョロしたかと思うと、

急に横になり、

バニルの背中を叩いて、

 

ぐずぐずするな。

早く陛下の所へ行って、

俺が病気だと伝えろ。

 

と命じました。

 

具合が悪いのかと

バニルが尋ねると

クラインは否定しましたが、

早く、痛がっていると伝えろと、

命じました。

 

仮病を使うのかと

侍従が驚いてクラインを見ていると、

再びクラインは

早くラティルの所へ行くように

催促しました。

 

バニルが、

どこが痛いと言えばいいのかと

尋ねると、クラインは

頭が痛くて倒れたと知らせるように

命じました。

 

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◇また邪悪な気?◇

ラティルは、

百花繚乱をどのように使おうか、

1人でじっくり考えていた時に、

バニルから、

クラインが病気だという話を聞き、

驚いてハーレムへ駆けつけました。

 

大神官が突き飛ばされてから

間もないので、

もしかして、

あの邪悪な気を持つ者が

また、自分の側室に

手を出したのかもと思い

心配になりました。

 

ところが、ラティルが

慌ててクラインの部屋の中へ

入ると、

彼は上着の前をはだけて、

床に横になっていました。

全く病人のような姿では

ありませんでした。

 

彼は、ラティルに、

身体が熱いです。

熱が出ているようです。

確認してください。

 

と訴えました。

 

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確かに、ムカつく人は

腹が立つけれど、

状況により、

コロッと態度を変える人より

首尾一貫している人の方が

良いかなと思います。

ただ、クラインは

大神官からもらった御札を

大事にしていました。

その大神官がザイシンかどうかは

わかりませんが、

新しい御札をもらったのに、

大神官にひどい態度を取るのは

失礼ではないかと思います。

大神官は気にしないでしょうけれど。

 

マンガでは、

ラティルが百花繚乱と謁見する前に

大神官と話をして、

彼が大神官であることを

隠しておく意味がないと言う

シーンが出て来ます。

原作とは

順番が入れ替わっていますが、

こちらは、このままにしておきます。

 

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