自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作94話 あらすじ 1人だけ何も知らなかったクライン

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94話 レアンは母親の髪を引っ張りました。

 

 

お兄様は頭がおかしくなったの?

なぜ、お母様の髪を引っ張るの?

 

ラティルは呆れて、

口をぽかんと開けた瞬間、

偽皇帝の髪がずり落ちました。

母親の髪はかつらでした。

人々は驚きました。

そして、かつらが脱げた瞬間、

ラティルとそっくりの顔が

先代皇后の顔に変わると、

彼らはもっと驚きました。

 

目の悪い貴族たちは、

シェイトが本当にシェイトなのか

確認するために、

顔を前に突き出しました。

やはり、ヒュアツィンテも

かなり驚いた様子でした。

 

偽皇帝が母親であることは、

わざと言わなかったのに、

ラティルは頭が痛くなり

額に手をつきました。

兄に腹が立ちました。

これは、どういうことなのか、

ラティルは悲しくなり

レアンを見ました。

母親も共犯だけれど、

彼女を引き入れたのは兄なので、

ラティルは

母親が関与していることを

明らかにしませんでした。

母親と以前のような関係に戻れなくても

彼女に限っては、

会いに行こうと思っていました。

今は仲の良い兄妹ではなくなったけれど

母親への思いは、

兄も自分と同じだと

信じ込んでいました。

それなのに、兄が

このように出てくるとは

思っていませんでした。

 

お兄様の話を聞かないと。

 

ラティルが呟くと、

人々の視線が彼女に集まりました。

彼女が何を言っているのか

知りたそうに、

皆、黙っていました。

 

ラティルは、レアンに

今回のことは、

彼が主導していたのに、

なぜ、母親に罪をかぶせるのかと、

あからさまに皮肉を言いました。

 

レアンは、変身魔法物品である

かつらを見下ろした後、

目を上げて、

 

ラティルは私に怒っている。

そうだろう?

 

と彼女に向かって呟きました。

ラティルは、

 

お兄様だったら怒らない?

皇帝になりすまされて、

偽者呼ばわりされ追い回されて、

他の国へ行って助けを求めて。

 

と答えました。

けれども、石膏像の真似をして、

パーティで

スカートを切られた話までは

しませんでした。

 

そして、ラティルは、

今、大臣たちを集めて、

兄妹の戦いを公開しているけれど、

怒らないのかと、尋ねました。

 

レアンは、

ラティルが母親に対して怒れないから

自分に責任を負わせたがっていると

答えました。

ラティルは、兄の良心に

蓋をかぶせたいと言いました。

 

レアンはため息をつき、

手にしているかつらを

じっと見つめて悲しそうに笑い、

自分はラティルに

真実を話したと言いました。

 

ラティルは「いつ?」と

尋ねましたが、レアンは、

彼女が

母親の名声に傷をつけられないと言って

逃げたと非難しました。

 

ラティルは、「私がいつ?」と

反論しましたが、レアンは、

 

そうしておいて、

今は、すべてのことを

私にかぶせようとしている。

気楽に戻れる道を捨てて、

帰って来たのは、

母親を守って、

私を捨てようと

しているからではないのか?

 

と尋ねました。

 

ラティルは、

何を言っているのかと言いました。

彼の言葉を聞けば聞くほど当惑し、

ラティルは苦笑いをしました。

 

彼女は、最初から兄が仕組んで、

母親を巻き込んだ。

神殿で暮らす母親を引き込んだのは

兄だと批判しました。

 

しかし、レアンは、

ラティルの言葉に答える代わりに

大臣たちを見回し、

 

皆、驚いただろう?

しかし、妹は

母が犯人だということを知っていた。

このことをラティルが

知らなかったら、

私が、母が真犯人であると

証明した時に

真っ先に驚いたはずだ。

しかし、みんな見たではないか。

妹は驚かなった。

 

と言いました。

 

ラティルは驚いてレアンを見ました。

ずっと黙っていたのに、

突然、みんなの目の前で

かつらを取ってしまったと

思ったけれど、

最初から、そういう計画だった。

ヒュアツィンテが出て来て、

ラティルが他の国で

ゾンビを追い払ったことを知ると、

遅かれ早かれ、自分たちが

追い詰めらられることを知り、

素早く計算して、わざとこうした。

兄のことを頭がいいと

思っていたけれど

小細工が一番優れていたと

ラティルは思いました。

 

ラティルは、

母が犯人であることを知っていた。

けれども、兄に罪をかぶせて

母を守るために退いたのではなく、

兄が自分をつかまえて

閉じ込めようとしたので

退くしかなかったと答えました。

 

ところが、レアンは

妹を母親から守るためだとしても、

こんなことに介入した自分に

過ちがないわけではない。

しかし、まさかラティルが

すべてを自分に

押し付けようとするとは

思わなかったと、

ひどく失望した様子で呟きました。

 

ラティルは、とんでもないと

叫びそうになるのを

じっとこらえました。

大臣たちの前で

兄妹喧嘩することで、

皇帝としての体面を

潰してしまった上に

理性を失い、叫ぶのは

良くないことでした。

しかもレアンは

可憐で悲しい表情を浮かべて、

できるだけ落ち着いて

対応していました。

 

その時、本来の姿が現れた時も

表情を変えることなく

静かに事態を見守っていたシェイトが

ついに、二人に

喧嘩を止めるようにと言いました。

 

ラティルとレアンの

どちらの主張が正しいのか。

実際、この場で最も困惑しているのは

シェイト本人のはずなのに

彼女の表情に変化はありませんでした。

ラティルとレアンは同時に黙りました。

 

大臣たちは、憂慮半分、失望半分で

シェイトを見ました。

皇后の時に、

一度も問題を起こさなかったシェイトが

突然、このようなことに

巻き込まれたことと、

娘の真似をしながら、

彼女を黒魔術師に追い込んだことを

理解できませんでした。

彼らは尊敬する先代皇后が、

彼らが理解できるように、

状況を説明してくれることを

望みました。

 

シェイトは、

ラティルは訳も分からず、

このようなことを経験した被害者だ。

レアンは

私のために、仕方なく妹と対立した。

これは、全て私の責任だと

淡々と言いました。

ラティルは怒りがふつふつと

湧き上がり、

それはあり得ないと叫びましたが、

シェイトは、ラティルとレアンに

謝りました。

ラティルは、引き裂かれるような声で

母親を呼びました。

レアンが母親を引き込んだことを、

自分もレアンも知っているのに、

レアンが、自分が生きるために、

母親を主犯にしたのに、

それでも、レアンに謝る母親を

ラティルは理解できませんでした。

シェイトは、そんなラティルを

じっと見つめ、

玉座からゆっくり降りて来ました。

ラティルの近くに立っていた

ヒュアツィンテは

シェイトが近づくと、

いつでも彼女を攻撃できるように、

厳戒態勢をとりました。

それでもシェイトは、

気分を悪くすることなく

ラティルの目の前に近づきました。

ラティルは一滴の涙も流さないために

冷たい表情をしました。

そうしないと、泣きながら

 

お母様はどうしてお兄様の

味方をするのですか?

 

と言いそうになるからでした。

しかし、ラティルの心の中にいる

幼い自分は、兄の背中を殴って欲しいと

わあわあ泣いていました。

兄にはムカつくし、

母親はもどかしく思うけれど、

今、一番悲しいのは

母親の目つきでした。

彼女は表面上、無表情でしたが、

ショックを受けていること、

レアンが、

このような行動を取ったのは

予め母親と合意したことではないこと、

それでも母親は、

兄に害が及ばないように、

全ての責任をかぶっていることを、

ラティルは分かっていました。

ラティルは、それについて、

ひどく腹が立ち、とても嫌でした。

 

シェイトは、

ラティルを傷つけたことを謝り、

どんな処罰でも受けるので

彼女の好きなようにするようにと

言いました。

 

ラティルは、唇を噛み締めながら

母親を睨んだ後、視線を移し、

母親の肩越しにレアンを見ました。

そして、この事態を

息を潜めて見守っている

大臣たちを見ました。

彼らは、まだ呆然としていました。

ラティルの真似をしたのが

実母であり、先代皇后で、

それに関わったのが

レアンだけれど、彼は共犯なのか、

母親の意思によるものなのかについて

意見が別れたためでした。

そして、なぜ、先代皇后が

あえて娘の真似をしたのか、

その核心的で決定的な理由について、

ラティルもレアンもシェイトも

口を閉ざしていたので、

彼らの疑問は解けませんでした。

 

ラティルは彼らを見た後、

最後に兄を見て、

母親が兄の裏切りを黙過し、

彼が主犯であることを

隠してあげることで、

ラティルがロードではないかと

レアンと先代皇帝に

疑われていたことを、

一緒に隠すつもりであることと、

母親が素直に

自分のせいだと認めたので、

レアンも、

ラティルがロード候補だから、

父親もラティルを疑って調べたと

言えないことに気づきました。

ラティルは兄を睨みつけました。

 

正義感のある人は良い人だけれど、

正義感に酔った人は良い人ではない。

彼らは悪酔いするかのように

正義感に酔いしれ、

人を裁くことを楽しむ。

正義感は強いお酒のようで、

それに酔った人は、

自分がどんな戯言を言っているのか

分からなくなる。

 

ラティルの見たところ、

兄はそれにぴったり当てはまりました。

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◇何も知らない人◇

クラインは、

いつものように早起きをし、

お風呂に入った後、散歩をして、

自分の好きな食事をすると、

大神官を意識して

運動量を増やしました。

そして、二回目のお風呂に入り、

休んでいる途中で、

カリセンの首都で起こった

恐ろしい出来事について聞きました。

宮殿のど真ん中に、

ゾンビが現れたことに、

クラインは舌打ちをしましたが、

すぐに退治されたようなので、

これからも

うまく解決されるだろうと

思いました。

そして、ブラックコーヒーと

カモミールティーの

どちらを飲むか悩んでいる時に、

皇帝が偽者だったという話を聞いて

バスローブが開くのも

気付かないくらい、

とても驚きました。

 

そんなことがあり得るのかと

尋ねるクラインに、侍従は、

今、大騒ぎになっている。

ある時点から、

皇帝が皇帝でなくなったけれども、

本物の皇帝が帰って来たと

説明しました。

 

クラインは、

ある時点はいつなのかと

尋ねましたが、

逆に侍従がクラインに、

見当がつかないかと尋ねました。

 

クラインは、

最近、全然会っていなかったので

見当がつかないと言いました。

 

それを聞いた侍従は焦って、

何人かの側室たちは、

皇帝が偽者だと知っていたようで、

皇帝が戻って来る現場にいて、

手伝いをしたと話しました。

 

それは誰なのかと、

クラインが尋ねると、

侍従は、

 

ラナムン様とゲスター様は

直接出てはいないけれど、

アトラクシー公爵とロルド宰相は

すでに知っていらしたので、

お二人ともご存知だと思います。

大神官様とタッシール様は

直接現場に行かれて、

カルレイン様は、

本当の陛下のお手伝いをしながら、

あちこち回られた・・・

 

と話すと、クラインは

 

俺以外全員だ!

 

と叫びました。

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レアンが自分を守るために、

全ての罪を母親にかぶせようとしても

それを咎めることなく、

自分が全てを引き受けることで

ラティルがロード候補であることを

隠したシェイト。

レアンの言うことに従いながらも

ラティルを逃がし、

カルレインに追いかけさせたシェイト。

母親にとっては、

どちらも可愛い子供なので

一方を裏切ることはできない。

ラティルが納得できなくても。

2人の子供を守るために、

シェイトは最善の方法を

選んだのだと思います。

母親の愛は偉大です。

 

1人だけ何も知らなかったクライン。

みんなに期待されなくて

可愛そうです。

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