自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作138話 あらすじ 側室の中で一番好きな人

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138話 ラティルに抱いてくださいと言ったクラインでしたが・・・

◇誰が一番?◇

しばらく、ラティルは

黙ってクラインの瞳を見ました。

彼は、ラティルの頬のあたりまで

ゆっくりと手を上げました。

まだ手は触れていないけれども、

そこから出る温もりは感じました。

もうすぐ温かい手が触れると思うと

ラティルは訳もなく、

背筋がピリピリしてきました。

しかし、頬よりも先に唇に

温もりを感じました。

柔らかい唇が

自分の唇を押すや否や、

ラティルは反射的に

クラインの肩を抱え、

彼はラティルを

さっと持ち上げました。

 

ラティルは落ちないように、

脚で彼の腰を抱え

身体を上に上げました。

自然にラティルの頭が

クラインよりも上に上がると

唇を切望する彼の美しい顔を

見下ろすことができました。

 

ラティルは、彼の銀髪の間に

片手を埋めました。

指の間に触れる、

髪のパリっとした感触さえ

心地よく感じました。

 

ラティルは息をするために

顔を上げると、

彼は痛くないように、

唇で彼女の首筋をゆっくりと

辿りました。

ラティルは短いため息をつきました。

クラインの身体は

ラティルよりも温かく、

口の中はもっと温かでした。

 

彼は唇を彼女の首筋から離しながら

名前で呼んでもいいかと

尋ねました。

クラインの手が、

ラティルの耳たぶを擦り

親指が耳の内側に入ると、

ラティルの聴覚が鈍り

身体が震えました。

ラティルは

クラインの首筋の内側に手を入れて

柔らかくてしっかりした背中を

擦りました。

 

ラティルが返事をしないので、

クラインは催促するように

「陛下」と呼びました。

ラティルは「可愛い」と言って

自分の額を彼の額に擦り付けました。

彼の息と自分の息が混じり合うのを

ありありと感じました。

 

彼を包んでいる生地も

美しくて柔らかいけれど、

その生地が包み込んでいるものが

もっと柔らかくて美しいと思うと

顔が熱気に包まれて、

指に力が入りました。

 

ところが、ラティルが興奮して、

クラインの髪を少し強く引っ張ると

彼は悲鳴を上げました。

 

痛っ、いたたた。

 

怒りと涙と失望感が入り混じって、

作り出した刺激的な雰囲気は、

酔客1人を蹴って、

反対側の壁にぶつけるほど

強くなったラティルの力が

ぶち壊しました。

 

ラティルは謝り、

クラインの髪から手を離して、

彼から降りました。

自分の髪を結ぶ時と同じくらい

力を入れたラティルでしたが、

クラインが思ったよりも

痛がっているので

心臓が縮む思いでした。

彼が仮病を

使っているようではないので

ラティルはクラインに

大丈夫かと尋ねました。

彼は頭を抱えて、

唇をブルブル震わせ、

目には涙を浮かべていました。

 

クラインは、ラティルに

大丈夫に見えるかと尋ねました。

彼女は、痛そうに見えると

答えました。クラインは、

 

痛いです。

名前を呼ばれるのが嫌なら

そう言ってくれれば良かった。

 

と抗議しました。

 

ラティルは、怒って

髪を抜いたわけではないと

釈明しましたが、

クラインは、

ラティルが手に力を入れて

雑草を抜くように引っ張ったと

文句を言いました。

ラティルが、

ぎこちなく笑っている間も

クラインは、頭を抱えて

ベッドを転がっていました。

そして、頭から手を離した瞬間、

髪がポロポロと落ちました。

 

俺の髪が!

 

と嘆くクラインを見て、

ラティルは恥ずかしくなり

頬をぽりぽり搔きました。

急に強くなったとはいえ、

その後の生活に

支障はありませんでしたが、

興奮したせいで、

力の調節ができなかったのかと

思いました。

 

意図せず、

クラインの髪を

抜いてしまったことで

彼の心だけでなく、

頭皮まで傷つけてしまい、

ラティルは申し訳ないと思いました。

 

ラティルはクラインを呼ぶと、

彼は恨めしそうに彼女を見ました。

ラティルは、

髪は、また新しく生えてくるので

心配しないようにと慰めました。

クラインは、

それを今言うのかと抗議しましたが

彼女は、髪が良く育つように

献立に豆を入れるように

話しておくと言いました。

 

ラティルが照れ臭そうに笑うと

クラインは、

どうしても怒ることができず、

大声を出しながら

カーペットを睨みつけました。

 

ここで、再び

キスをする雰囲気はなくなり、

正気に戻ったラティルは、

クラインの美しい顔に溺れて

しばらく理性を失ったと思い、

鏡の前で身なりを整えました。

 

側室として置いているので、

ずっと見物ばかり

しているわけではないけれど、

このような状況で

クラインを自分のものに

するつもりはありませんでした。

クラインは何度も

唇を叩いていましたが、

ラティルから流れ落ちたマントを

彼女の肩にかけました。

そして、自分を

本当の側室として

扱ってくれていたら

すぐに抱いてくれていた、

今からでも抱いてくれたと

言いました。

 

ラティルは鏡に映った

クラインのがっかりした顔と

ぼさぼさの髪を見ました。

彼は、

先ほどをキスをした人ではなく、

髪をちぎって、

喧嘩した人のようでした。

ラティルはクラインを呼びました。

彼は、言いたいことがあれば、

思う存分言って欲しいと頼むと、

ラティルは、

やはり豆を送ると答えました。

クラインは泣きべそをかいて

ラティルを眺めました。

 

彼女は彼と向かい合うと

両手でクラインの頬を包み込み、

いつかは、彼を抱くけれど、

それは豆を食べた後だと

言いました。

クラインの目つきが鋭くなると

ラティルは、軽く笑って

冗談だと言いました。

クラインは、

どこから冗談なのかと尋ねると、

ラティルは「豆から」と

答えました。

彼女が、ずっと豆のことを

話していたので、

豆が冗談なのか、

豆以外のことが冗談なのか

クラインは分からないといった

顔をしていました。

彼が少し可愛く見えたので、

ラティルは、ふと

大きな犬や猫のように、

彼のお尻をポンポンと

叩いてみたくなりました。

 

クラインは、

自分がとても傷ついていることを

ラティルは何度も忘れている。

キス1つで、

気分がすっきりするような、

そんなに心の軽い男ではない。

自分はラティルと兄の間に漂う

ブイのようだと話すと、

ラティルは、

いつかはクラインを抱くけれど、

それは、

彼が自分の位置を疑っている

この瞬間ではないと

真剣に言いました。

 

クラインは

ラティルのマントの裾をつかむと、

ヒュアツィンテを除いて、

側室の中で、

自分は何番目に好きかと

尋ねました。

 

ラティルはクラインの襟を引っ張り

腰を少し下げさせると、

彼の唇の上に、

軽く自分の唇を当てて、

当然、クラインが

一番だと答えました。

 

キス1つで心が晴れないと言った

心の重い男は、

それとは裏腹に、口元を上げました。

 

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◇機嫌が直った?◇

皇帝が帰った後、

バニルは部屋の中に

争いの跡がないことを願いながら

目を閉じたまま、扉を開きました。

 

扉を開けるや否や、

バニルの目に入ったのは、

ぼんやりと部屋の真ん中に立ち、

自分の唇に手を当てている

クラインでした。

 

そして、出て行くと言って

床に並べた洋服や

ベッドの上に置かれている

帝人形は無事。

ベッドの布団もきちんとしていて、

鏡も割れていないし、

カーテンも無事。

化粧台の上の高級化粧品も

無事でした。

 

念のため、バニルは

小声でクラインを呼ぶと、

バニルの方を振り向いて

どうしたのかと、

穏やかに尋ねました。

彼が上品そうなふりをするのは、

気分が良い時だけったので、

喧嘩をしなかったのは確かだと思い

バニルはほっと一息つきました。

誤解が解けたようで幸いだと

思ったバニルでしたが、

カーペットの上に

パラパラと落ちている銀髪を見て

目を見開きました。

 

バニルは、手で口を覆って、

クラインを見ました。

あれだけ、髪の毛を抜いて

クラインを強制的に

落ち着かせたとしたら、

クラインが可哀そうだと思いました。

バニルは同情心に溢れる目で

彼を見つめると、

クラインは首の後ろを

恥ずかしそうに擦り付け

ニヤニヤしながら、

なぜ、そんな風に

自分を見ているのかと尋ねました。

 

バニルは、先皇帝が

クラインの結婚相手として、

彼のような

女性を望んでいたので、

先皇帝は大変喜ぶと言いました。

それに対して、クラインは

 

父上が俺の陛下をご覧になったら

喜ばれるだろう。

 

と答えました。

クラインは冷たいふりをして、

鼻で笑いながらも

ラティルのことを

「俺の陛下」と表現したので、

ひとまず、2人は

和解したようだと思い

バニルは安心しました。

 

クラインは引き出しから

紫色の巾着を取り出すと、

バニルに差し出しました。

その中には、

お金が入っていることを

知っているバニルは、

いきなりお金を突き付けられて、

やはりクラインは

カリセンへ帰るつもりなのか、

これは、馬車を買うお金なのかと

心配しました。

 

しかし、クラインは、

そのお金を、

下男の中で口の重い人たちに握らせ、

「陛下は側室たちの中で

一番、クライン様がいいと言った。」

と噂を立てさせるように命じました。

 

バニルは、そんな嘘をついて

バレたらどうするのかと

心配しましたが、

クラインは、

 

陛下が、直接、そう言ってくれた。

もう少しで俺を

抱いてくれるところだったけれど

気が変わった。

俺のことがあまりにも大事で

喧嘩をしながら

抱くことはできない。

俺を乱暴に扱うことを

心配していたのだろう。

 

と言いました。

 

すでに乱暴に扱ったのではないかと

思ったバニルは、

カーペットの上に散らばった

髪を見ないようにするのが

大変でした。

 

一方、終始、いるかいないか、

わからないくらい

静かにしていたアクシアンは、

皇帝は忙しくて、

言い繕っただけではないかと

率直な意見を出しました。

その言葉に、クラインは

 

誰が入っていいと言った?

出て行け!

 

と命令しました。

 

バニルはペコペコ挨拶をすると

片手に巾着を持ち、

片手でアクシアンのベルトをつかみ

部屋の外へ出て行きました。

 

2人が出て行くと、クラインは、

面倒臭くてたまらないように

舌打ちをしましたが、

すぐに表情をほころばせて

ベッドに横になりました。

そして、手で唇を何度も触ると

笑いながら目を閉じました。

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あともう少しというところで、

ラティルが

誘惑に負けそうだったのに、

思いもかけず、

怪力を発揮してしまい、

ダメになってしまいました。

バニルが驚くくらいですから、

かなりたくさん髪の毛を

抜いてしまったのでしょうね。

 

クラインが一番好きだと言うのは

嘘だとしても、

ラティルとしては、

周りの人たちに

クラインを一番寵愛していると

思わせておきたいので、

クラインが下男を買収して、

噂を広めさせるのは

好都合なわけですよね。

 

結局、ラティルに有利な方へ

事が運んでしまった感じがしますが、

それでも、少しの間、

ラティルと幸せな時間を

過ごすことができて、

自分のことが一番好きと

言われたことで、

クラインが立ち直れそうなので

良かったです。

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