自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 155話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 145話 ラティルとラナムンの誕生日プレゼント

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155話 攻撃された地下城はどうなったのでしょうか?

◇復讐する相手◇

夜通し城壁に変な光を放った人は

朝日が昇るまで、

攻撃を続けていましたが

姿を消しました。

トゥーラは

お昼過ぎに目を覚ますや否や

狐の仮面が

自分を気絶させたことを思い出して

怒ろうとしましたが、

てっきり他の所へ

避難したと思ったのに

見慣れた装飾を見て、

地下城の自分の部屋にいることが

分かりました。

 

トゥーラが周りを見回していると

部屋の中に入って来たアナッチャが

彼の様子を見て、

慌てて駆け寄りました。

 

トゥーラはベッドから出て

立ち上がると、

狐の仮面に

気絶されられたことまでは

覚えている。

誰かが自分たちを

攻撃したようだけれど

その人はどうなったか尋ねました。

 

アナッチャは、

城壁に大きな穴が開いた。

そこから、何かが

どっと押し寄せて来るかと思い

恐くてたまらなかったと答えました。

 

被害はなかったのかと尋ねる

トゥーラに

何をどうしたか分からないけれど

その穴はすぐに埋まった。

そういうことに能力のある

吸血鬼がいるようだと答えました。

そして、アナッチャは

トゥーラの髪を撫でながら

トゥーラは大事な人だから

ひとまず、

狐の仮面の隠れ家に避難させて

落ち着いた後に、

ここに戻したと説明しました。

彼女は、

この状況も怖かったけれど、

息子が再びケガをするかと思うと

心配で声が震えていました。

 

しかし、トゥーラは

母親でさえ、

正気で全てのことに耐えたのに

自分だけ気絶していて、

何がどうなったか

分からなかったことに

プライドを傷つけられました。

ラティルに敗れたことと、

自分は

ロードではないかもしれないという

不安が重なり、

一段と低くなっていた彼の自信が

限りなく薄いガラス戸のように

揺らいでいました。

 

アナッチャは、

狐の仮面が、

新しい住まいを探しているけれど

簡単ではないようだと言って

トゥーラの頬を撫でました。

しかし、

ベッドにどっかりと座ったトゥーラは

いくらアナッチャが慰めても

表情が硬いままでした。

 

彼女は、

どうしたのかと息子に尋ねました。

トゥーラは、

狐の仮面は自分の味方ではなく、

彼の敵も味方ではない。

他の隠れ家へ行っても、

そこが安全かどうか分からないと

答えました。

 

最初、自分の息子が死んだことすら

知らなかったアナッチャは、

今は全ての真実を

トゥーラから聞いていたし、

彼が偽のロードかもしれないと

恐れていることも知っていました。

 

アナッチャは

息子の冷たい手を握ると

彼が偽者でも構わない。

本物が弱すぎたり

見つけられなかったりして

偽者を作った理由が

あるかもしれない。

残念なのは彼らだから、

トゥーラが恐れる必要はない。

彼は十分強いから、

落ち着いて行動すれば

十分、状況を覆すことができると

慰めました。

トゥーラは頷いて、

慎重に行動すると告げました。

 

自分もトゥーラを助ける方法を

探すと言うアナッチャに、

彼は、楽にするように。

自分のせいで苦労した彼女を

守ると言いました。

その言葉にアナッチャは

目頭を赤くし、

息子の冷たい手を握ると

唇を噛み締めました。

高貴な皇子として生まれ、

誰よりも大切に育った息子が

このように

あらゆる苦労をしているのを

見るだけでも可哀そうで

たまりませんでした。

しかも、もうすぐ

トゥーラの誕生日でした。

 

ラティルは

華やかなパーティを開いて

みんなに誕生日を祝ってもらえるのに

その日が彼の誕生日であることを

自分たち以外に

覚えている人はいるのだろうかと

アナッチャは嘆きました。

 

しかし、トゥーラは

今はラティルより

狐の仮面への恨みが大きいので

誕生日のことは

気にかけませんでした。

いつかはラティルに復讐するけれど

今、急ぐのは狐の仮面でした。

 

トゥーラは、今回のことで

ギルゴールより

狐の仮面の方が

弱いということが確実になったので、

本物のロードを殺したくて

イライラしているギルゴールに

本当のロードが誰なのか教えれば

手を握れるかもしれないと

言いました。

 

トゥーラは、

狐の仮面がラナムンの肖像画

大事にして、

部屋の中へ置いていたので、

狐の仮面は

ラナムンがロードだと

思っているに違いないと

考えました。

 

アナッチャは、

ギルゴールと取引ができるだろうか。

言葉の通じる吸血鬼ではないと思うと

心配しました。

トゥーラも、それが問題だと

返事をしました。

◇見てみたい姿◇

仕事をしながら、ラティルは

ドミスを探せという命令を

取り消そうか

いや、それでも、

探してみようという気持ちの間で

揺れていました。

 

このことを知れば

カルレインは嫌がると思いましたが

彼が側室になったので

自分が先に

気を付けなければならないと

反発しました。

 

ラティルは夕方まで仕事を続け、

夕食を取る時間になると

ラナムンを訪ねました。

1人で食事をしても

同じ悩みが繰り返されるので、

わざと一緒にいられるような

側室にしました。

ついでに誕生日が同じなので

プレゼントについても

聞くつもりでした。

 

ラナムンは机に向かって

手紙を書いていたようでした。

彼のような人が

誰に手紙を書いているのか

気になりましたが、

あえて聞くことはしませんでした。

 

ラティルはラナムンに

一緒に食事をすることを提案すると

彼も、ちょうど食事を

しようとしていたところだと

答えました。

 

ラティルは閉まっていない扉越しに

目配せすると

1分もしないうちに使用人が

食事のワゴンを運んできました。

 

ラナムンは、

ただラティルが来ただけでも

食事の用意をさせられると

言いましたが、

彼女は、ラナムンの食べる物に

また何か入っているかもしれないと

言いました。

 

その時のことは

想像したくもないのか

ラナムンはワゴンを見ながら

食事を並べるように指示しました。

実際に氷を飛ばしてきそうな

冷たい男の姿に、

ラティルは思わず口元を上げました。

 

使用人がテーブルに食事を並べると

ラティルとラナムンは

向かい合って座りました。

侍従のカルドンも、

扉を閉めて出て行きました。

 

ラティルは料理を見回し、

ラナムンの好きな物を

作らせたけれど

合っているかどうかわからないと

伝えました。

しかし、ラナムンは依然として

変化のない冷たい顔をしていたので

彼女の言葉に

気分が良くなったかどうかさえ

見分けがつきませんでした。

彼は、何も考えていないのかもと

思ったりもしました。

ラナムンがラティルを見ると

彼女は素早く視線をそらして、

スプーンを握り、

「食べよう」と声をかけました。

 

食事の間、

ラティルがラナムンに

最近はどのように過ごしているのかと

尋ねると、

彼は元気にしていると答え、

ラナムンが

ラティルに安否を尋ねると

彼女は彼と

似たようなものだと答えました。

 

2人の会話は距離感があったものの

そのおかげでラティルは、

カルレインとドミスのことを

考えなくて済みました。

 

私は、

あなたが不器用でもいい、

ラナムン。

 

叱責しているのか、

本気でおっしゃっているのか

区別がつきません。

 

本気で言っています。

あなたを見ていると、

他のことが考えられません。

 

そんな人は1人や2人では

ありません。

陛下もそのうちの1人に

なられるのですか?

 

瞬きもせずに自分自身を褒める

ラナムンの言葉に

ラティルは笑いました。

しばらく彼は、

ラティルを珍しいという目で

眺めましたが、

微かに笑うと

再び食事を始めました。

 

食事が終わる頃、

ラティルは、

もうすぐ誕生日なのに

まだプレゼントに何が欲しいか

考えていなかったのかと

ラナムンに尋ねました。

すると、彼は

ラティルは決めたのかと尋ねました。

彼女は、

自分が先に質問したと言うと

ラナムンは、側室の立場で

彼女より先に答えられないと

返事をしました。

ラティルは

皇帝の命令だから、

先に答えるように促しました。

 

ラティルが権力を振りかざすと

ラナムンの表情が

再び微妙に変化しました。

それすらも

一瞬で消えてしまいますが

これもラナムンの

長所なのではないかと

ラティルは考えました。

反応がほとんどないので

気分が悪くなることもあるけれど

自分の一言に彼が反応すると

迷路から道を

見つけたような気になりました。

 

その時、

じっと黙っていたラナムンが、

目を輝かせて、

ラティルを見つめながら、

自分がプレゼントで

どんな願い事を言っても

聞いてもらえるかと尋ねました。

 

ラティルは、その質問に

真剣に答えようとしましたが、

ふと、この言葉を、

聞いたことがあるような気がしました。

 

ゲスターが、

そんなことを言っていたっけ?

違う。

彼は一緒に旅行に行こうと

言っていた。

どこで聞いたことがあるのか。

 

ラティルはじっくり考えた後、

ラナムンが見出しまで付けて

熱心に読んでいた

「恋愛の始まり」の中に

似たような助言があったことを

思い出しました。

彼女は大声で笑ってしまいそうになり

口を塞いで頭を下げました。

ラティルは

必至で笑いを堪えましたが

微細な震えまで抑えることができず

彼女の反応を見ていたラナムンは

なぜ、自分をあざ笑うのか

尋ねました。

 

彼女は口を塞いで頭を上げると

彼は冷たい表情をしていましたが

顔を赤くして

ラティルを見ていました。

少し笑っただけで、

彼が敏感になっているのは

ラナムン本人が、

恋愛指南書に書かれていたことを

そのまま実践しているのが

恥ずかしいからだと思いました。

 

ラティルは唇を塞いだ手に力を入れて

首を振ると、

笑うのは可愛いからだと答えました。

しかし、ラナムンは

嘲笑っていると主張しました。

ラティルは、

そんなはずはないと反論すると、

ラナムンは

嘲笑っているのでなければ

そんなに笑わないで欲しいと

頼みました。

 

ラティルは分かったと言って

ラナムンをなだめようとしましたが

彼の耳まで赤くなっているのを見て

意地悪な気持ちになりました。

ラナムンを見ていると、

毎日、サーナット卿が

自分をからかう気持ちが分かりました。

ラナムンが、あのようにしていると

ラティルも、彼を

からかいたくなりました。

 

ラティルは

 

嫌だと言ったら?

 

と、自分が言われれば

背中に枕を叩きつけたくなるくらい

憎たらしい言葉を言いましたが

ラナムンは、

しばらく表情をビクビクさせただけで

あまり反応を見せませんでした。

それを見たラティルは、

ラナムンが怒る姿が気になりました。

あれほどまでに冷静沈着な男の

いつものポーカーフェイスを

崩したら、

どんな姿になるのだろうかと

考えました。

 

ラティルは、

先ほどとは違う風に笑いながら

誕生日のプレゼントに

欲しい物ができた。

ラナムンの乱れた姿が見たいと

言いました。

 

ラナムンはラティルを

「本気か?」という目で見ました。

彼女の要求に、

あまりにも当惑しているようでした。

しかし、

ラティルは笑っているだけで

要求を変えないので、

彼は考え込みました。

しばらくすると、ラナムンは頷き

自分もラティルからの

プレゼントを決めたと告げました。

彼女は、

自分の要求を返品するという

プレゼント以外は

全てあげると言いました。

すると、ラナムンは、

ラティルに自分を乱して欲しいと

言いました。

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今まで恋愛経験のないラナムンが

ラティルを、その気にさせたくて

本を読んで勉強したのを

笑うだけでなく

彼をからかいたくなるなんて、

ラティルは、

ちょっとひどいと思います。

それに、サーナット卿が

ラティルをからかう理由が

分かったのなら、

彼のラティルへの想いも

気づいて欲しいと思います。

ラティルは

カルレイン以外の男性の男心を

手のひらの上で

弄んでいる感じがします。

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