自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作162話 あらすじ ドミスを忘れていないカルレイン

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162話 ギルゴールに恋愛をしようと言われたラティルでしたが・・・

◇対抗者?◇

ギルゴールは微動だにせずに

ラティルに赤い視線を送りました。

傘を打つ雨音が、

突然大きく感じられました。

風が吹き、雨が首筋に当たると

背中がぞくぞくしてきました。

 

ラティルは恐怖心を表す代わりに、

笑いながら、

なぜ自分の名前が分かったのかと

尋ねました。

ギルゴールは、

さらに、にっこり笑うと

 

私たちは知り合いなんでしょ。

 

とラティルの嘘を

そのまま返してきました。

ラティルとギルゴールは

互いに嘘つきだということを

知っていました。

 

ラティルは、

自分があげたのは花束で

心ではないと言いました。

ギルゴールは、

花束をもらったので、

気持ちでに報いるつもりだと

答えました。

 

彼は傘を持っていましたが、

髪が濡れて後ろに下がっていました。

その姿が、

とてもよく似合っていると

ラティルは思いました。

 

ギルゴールは、

ラティルに返答を迫りました。

彼女は、ギルゴールが

どうやって自分の仮名を知ったのか、

何度も考えました。

他に方法がないので

ラティルはドミスから聞いたのかと

思いました。

たとえ、そうではなくても

ラティルは、

何度か見たからといって

いきなり恋愛をしようと言う

怪しい人物と

恋をする気はありませんでした。

 

彼女は、傘の外へ出ると舌打ちをして

花束を渡したのは

簡単な気持ちからだと

言いました。

ギルゴールは胸に手を当てて

笑うと、

自分には簡単なことではない。

恋物語が好きだと言いました。

 

ラティルは、

それならば断わる。

自分は他の人と噂されるのは

あまり好きでないと言いました。

 

ラティルは、

ギルゴールの返事を聞かずに

丘を下って行きました。

彼はその後ろ姿を眺めました。

雨に濡れたせいで、

ズボンの裾が身体に張り付き、

とても走りにくそうでした。

それでも屈せずに走って行く姿を見て

ギルゴールは笑いながら、

 

あのお嬢さんが

対抗者かもしれないって?

 

と呟きました。

 

◇探りを入れてみる◇

宮殿に戻って仮面を脱いだラティルは

雨に濡れて冷たくなった体を

湯舟に浸しながら、

ギルゴールのことを考えました。

 

ギルゴールは私のことを

アイドミスから聞いたんだよね?

 

聞いたとしたら、

どうやって聞き出しのか。

ギルゴールが

自分の名前を知っているのも

恋愛しようと提案したのも

全て変でした。

確かにドミスの夢の中でも

彼は厚かましくて、

どこに飛んで行くか、

分からない人のようでしたが、

アイドミスに自分の話を聞いたなら

どうして、自分と恋愛をしようと

言い出したのか。

彼女が自分のことを

よく言うはずがないのに。

もしかしたら、ドミスは

自分が

彼女とカルレインの間で

邪魔者になると思ったのだろうか。

 

しかし、ギルゴールの告白は

すでに断ったので、

これ以上、関わることはない。

アイドミスとギルゴールが

一体、どんな話をしたのか

それが気にかかるけれど。

 

ラティルは身体が温まってきて

汗をかき始めると、

カルレインのことを考えました。

 

カルレインとギルゴールは

親友で、

ドミスより先に彼らは知り合いました。

ラティルは、カルレインが

ドミスの死で受けた衝撃を

少しでも和らげるために

ギルゴールを見つけたら

カルレインに紹介するつもりでした。

けれども、

どうしてギルゴールを知っているのか

カルレインに聞かれたら

どうしようかと思いました。

ドミスについては、

彼が寝ている時に、うわごとで、

その名前を呼んでいたと

言い訳をしました。

ギルゴールについても

同じ言い訳をして大丈夫だろうか。

カルレインが信じるだろうか。

 

ラティルがあまりにも長く

浴槽から出てこなかったのを

心配した侍女が

扉の向こうから控え目に

彼女を呼びました。

 

ラティルが「終わった」と答えて

身体を起こすと

待機していた侍女たちが入って来て

大きなタオルで彼女を包むと

水気を拭き取りました。

 

結局、ラティルは、

カルレインがドミスの名前と一緒に

ギルゴールの名前も

言ったことにしようと思いました。

けれども、

彼にギルゴールの話をする前に

カルレインが彼と

仲直りする気があるか

調べる必要がある。

もしかしたら、

永遠に会いたくないくらい

仲違いしたかもしれないと考えました。

その場合、

ギルゴールを連れて来て

彼に会わせることはできませんでした。

 

ラティルは翌日の午後にでも、

時間のある時に、

カルレインに

探りを入れることにしました。

◇悪友との再会◇

2日間、雨が降り続きました。

他の側室たちは、

雨の日に散歩をしたくないのか

自分の部屋に閉じこもっていましたが

カルレインは、

ラティルへの誕生日プレゼントを

選ぶために

雨に降られながらも庭に出ていました。

 

サーナット卿は、

ラティルが大きな指輪が好きだと

教えてくれたけれど、

それは絶対に違うと思いました。

 

彼は、アヒルの肉の話をした時の

ラティルが見せた表情を

思い浮かべました。

彼はドミスの好きな物は

全て知っていたけれど、

ラティルの好きな物は

まだ何か分かりませんでした。

2人が一緒に過ごした時間が

少なすぎて

誕生日にどんな物をあげれば喜ぶか

考えても一向にわかりませんでした。

 

通りかかった使用人たちは、

雨に濡れながら花を撫でている

カルレインと、彼のそばで、

1人だけ傘をさして立っている

侍従を見て、

変に思いながら通り過ぎましたが

カルレインは

それに気づきませんでした。

 

どのくらいそうしていたのか、

ようやく侍従が

側室のカルレインが

雨に降られていることが

奇妙な光景だと先に気づくと、

カルレインに傘を差し出し、

人間たちが変に思うので

その傘を使うように、

自分は別の傘を持ってくると

囁きました。

 

カルレインは

大丈夫だと言おうとしましたが

おかしく見えると聞いたので

素直に傘をさしました。

カルレインは傘をさしながら

再び花を眺め続けました。

 

剣術を身に着けたと聞いている。

宝剣を差し上げたら

嫌がるだろうか?

無難過ぎるかな?

 

しばらくカルレインは悩んでいると

先ほど、侍従のいた場所で

草を踏む音がしました。

しかし、不気味な気配がしたので

彼はそちらを向きました。

一時期、彼の師匠であり

友人だったけれど、

今では誰よりも憎んでいる

彼の悪友が立っていました。

淡々とした表情の下で、

彼の心が激しく揺れました。

 

「ご主人様」が

ギルゴールに気づかれないように、

カルレインと側近たちが、

どれだけ多くの努力をしたことか。

それなのに、

偽のロードがいる地下城付近を

うろうろすべき吸血鬼が

目の前に立っていました。

カルレインと目が合うと、

ギルゴールは物憂げに微笑みました。

 

彼はカルレインに挨拶をしましたが、

彼は返事をしませんでした。

予想より早く現れたギルゴールに

カルレインの頭は混乱していました。

どうすればいいのか、

まだ行動が決められませんでした。

 

ギルゴールも、

カルレインが挨拶を返すことを

期待していなかったのか

平然と辺りを見回し、

美しく飾られたハーレムの内部を

隅々まで観察しました。

それが終わると、ギルゴールは

にっこり笑いながら

 

人間の皇帝が作った庭園で

暮らすなんて

戦隊吸血鬼の騎士が

おかしくなった。

 

と言いました。

 

今回もカルレインは

返事をしませんでしたが

ギルゴールは全く気分を害することなく

どんな皇帝が、

カルレインをこんな風にしたのか

気になると言いました。

ずっと黙っていたカルレインでしたが

ギルゴールが

皇帝に好奇心を抱いているようなので

答えざるを得ませんでした。

けれども、

少しでも間違って答えたりすれば、

ギルゴールの皇帝への興味を

さらに煽る恐れがあるので

非常に気をつけなければ

なりませんでした。

今の皇帝こそ、

カルレインが必死で

ギルゴールの目から隠そうとした

ロードの生まれ変わりでした。

 

カルレインは、

ただの皇帝、平凡な皇帝。

ドミスを忘れる避難所を

作ってくれた皇帝だと答えました。

他には、何の意味もないとか

こういう言葉を

付け加えた方がいいかもと思いましたが

ギルゴールは気が利くので

あまりにも一つ一つ説明すると

むしろ何かあると好奇心を示すと思い

止めました。

 

予想通り、ギルゴールは

カルレインの返事に対し、

自分は皇帝に

興味がなくなったように

見せかけながら笑い続けました。

そして、

 

自分を忘れるために

権力者に身をささげる恋人を

ドミスは喜ぶと思うか?

 

と尋ねました。

◇聞きたくなかったこと◇

これは、どういうことなの?

 

ラティルは、立ち止まると

鋭敏なギルゴールとカルレインが

気づかないほど完璧に

自分の全ての気配を

本能的に消しました。

 

ラティルは、自分が

何をしているのか分からないまま

降り続く雨を眺めていました。

雨のためか、混乱しているせいか

それ以上、声は聞こえませんでした。

ラティルは

足元をじっと見下ろしていました。

 

ただの皇帝、平凡な皇帝。

ドミスを忘れる避難所を

作ってくれた皇帝。

 

どのくらい、そうしていたのか。

周りに誰もいないことを

確認したラティルは、

カルレインの声が聞こえた方へ

歩いて行きました。

そこには、

誰かが立っていたという

痕跡が残っているだけで、

カルレインもギルゴールも

いませんでした。

 

カルレインが

ドミスを忘れていなかったこと。

彼女を忘れるために

側室に志願したことを

知っていたけれど

実際にカルレインが

口にするのを聞くと

気分が良くありませんでした。

ラティルは、

しばらく出かけることにしました。

 

◇錯綜する過去と現在◇

夜になると、カルレインは

誰にも気づかれないように、

ハーレムと宮殿を抜け出して

街へ出ました。

 

彼は、ギルゴールが

普段、どのような旅館を好むか

知っていたので、

雷雨の中、傘もささずに

ギルゴールが行きそうな旅館を

探しました。

 

昼間は場所が場所なので、

ギルゴールをそのまま

行かせるしかなかったけれど

彼は気が向いたら

周りに誰がいようと気にせず、

勝手に振舞う吸血鬼なので

最大限静かに、

過ごす必要がありました。

 

ドミスが死んだ後、

一度も顔を出さなかった吸血鬼が

なぜ、ここに現れたのか

分かりませんでしたが

備える必要がありました。

今後、彼が何をするか知っていながら

放っておくわけには

いきませんでした。

 

そのようにして歩いていると、

人気のない雨の夜の街で、

小さな動きが感じられました。

街灯の下で、

ギルゴールとサディが

向かい合っていました。

彼は彼女に、

花束を差し出していて、

サディは、それを

じっと見下ろしていました。

その時、稲妻が光り、

四方が白くなりました。

その刹那のきらめきの中で、

カルレインは

ドミスと向かい合ったギルゴールが

彼女の養父の髪の毛を

渡していたのを見ました。

驚愕した彼女の表情と

笑っていたギルゴール。

 

けたたましい雨音が

過去と現在を混ぜ合わせると

カルレインの白目が

赤くなりました。

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少しずつ、

謎が明らかになってきました。

 

かつてギルゴールはドミスを殺した。

そして、おそらく新たなロードを

殺す目的で

彼は、トゥーラのいる地下城を

爆破専門の魔法使いに

壊させようとした。

そのギルゴールの行動は

カルレインの思惑通り。

けれども、その魔法使いが

城壁を壊せなかったので

ギルゴールは

闇オークションの会場で

馬車を爆破させた

魔法使いを探すために

タリウムへやって来た。

ところが、そこで

ドミスに化けたアイニを発見したので

彼女に会いに来たところ、

ギルゴールに見つからないように

カルレインが必死で守っていた

ラティルが、

彼に声をかけてしまった。

 

彼女は、ドミスの記憶の

初めの部分しか知らないので

ギルゴールの本当の怖さを知らない。

けれども、ラティルはロードなので

ギルゴールに殺される恐れがある。

その2人が一緒にいる所を見た時の

カルレインの驚きは

計り知れないと思います。

 

しかも、

ギルゴールからラティルを守るために

彼に言った言葉のせいで、

ラティルが外出して、

ギルゴールに会ってしまったので、

カルレインにとって、

皮肉な結果となってしまいました。

 

このまま、500年前と同じ運命を

辿ることになるのか、

新たな運命を切り開いていくのか

先が楽しみです。

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