自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作168話 あらすじ タッシールに消えて欲しいラナムン

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168話 ラティルは、ギルゴールに手渡された剣に見覚えがありました。

◇見覚えのある剣◇

最後の決戦を前に、

ドミスを取り囲んでいた人々。

その中で、

1人だけ違う制服を着ていた女が

身に着けていたのが、この剣でした。

少し見ただけなのに、

こんなにはっきりと覚えているのは

おかしいけれども、確かでした。

 

ラティルは、ゆっくりと手を動かして

剣の鞘を握りました。

夢で見た剣を、

実際に握っているせいか、

良い気分なのか、痛快な気分なのか、

虚しい気分なのか、

1つの単語で表現するには難しい

複雑な気分でした。

ラティルは剣の鞘をぎゅっと握ると

手の中で剣がガタガタしているのが

感じられました。

剣を抜くことができそうでした。

 

しかし、ラティルは剣を抜く前、

眉を顰めてギルゴールを見ました。

彼は目を輝かせながら

剣を握ったラティルの手を

じっと見つめていましたが、

彼女が自分を見ていたので

剣から視線をそらし、

彼女と向かい合いながら

にっこり笑いました。

 

ラティルは眉間にしわを寄せました。

この剣を持っていた女は、

カルレインとドミスの

敵に見えました。

その女が持っていた剣を、

ギルゴールが抜いてみろと言うのは

ドミスの敵が彼の恋人か妻、

もしくは、ギルゴールが

他の人の剣を持っていて

嘘をついているかの

どちらかだと思いました。

 

ラティルの目が細くなると、

ギルゴールは、ニコニコ笑いながら

首を傾げました。

どうしたのかと尋ねるギルゴールに

ラティルは、剣から手を離し、

彼に既婚者かと尋ねました。

ギルゴールは、

しばらく眉を上げていましたが、

 

急に何を言っているの?

 

と大声で笑い出しました。

 

ラティルは、カルレインの夢の中で

この剣を他の女が使っていたと

話すことはできませんでした。

ギルゴールの恋人か妻が

カルレインの恋人を殺したとしたら

2人の仲が疎遠になったのも

理解できました。

それであれば、

カルレインとギルゴールを

絶対に会わせることはできない。

もう少しで、カルレインの誕生日に

敵をプレゼントするところだったと

ラティルはひやひやしました。

 

彼女は剣を抜かずに

鞘ごとギルゴールに渡すと、

彼は、剣を1本抜くのに、

何が難しくて返して来るのかという

顔をしました。

ラティルは平気な顔をしながら、

先に自分を思い出すように。

そうすれば剣を抜くと

淡々と答えました。

 

ラティルは

ギルゴールの膝の上に剣を置いて、

新しいサンドイッチを手にすると

ギルゴールは剣をじっと見下ろして

ラティルのことを、

手のかかるお嬢さんだと呟きました。

剣を抜いてみろと言った時の

甘くなだめていた声は

どこかへ行ってしまい、

面倒臭がっている様子でした。

 

ラティルは怒る代わりに

包みから取り出したサンドイッチを

ギルゴールの口に入れながら

花だけでなくパンも食べてと

頼みました。

ギルゴールはパンをモグモグ嚙み、

ラティルが手を下ろすと、

彼は自分の手でパンをつかみました。

 

ラティルは

放しておいた荷物をまとめて

体を起こすと、

ズボンに付いた草の葉を

払い落としました。

そして、ギルゴールを見ると、

彼は、微笑みながら

自分をあまり期待させるな。

期待して失望したら、

怒りが増すと

ラティルに言いました。

 

その言葉の中には、

小さな棘がいっぱいありましたが

ラティルは気にも留めず、

自分が期待して自分が失望するなら、

腹いせも自分にするようにと

言いました。

 

ギルゴールは、

別れのキスも一人でするのかと

尋ねると、

ラティルは手のひらにキスをしてから

彼に、さっと手を振ると

身を翻しました。

 

ギルゴールは、

後ろを振り向くことなく

去っていくラティルの後ろ姿を

じっと眺め、

彼女が完全に消えると

どこで会ったことがあったっけと

首を傾げました。

答える人はいませんでしたが、

ギルゴールは、少しの間

考えていました。

しかし、3分も経たないうちに、

彼は丘の下に飛び降りながら、

 

まずは、ロードを捕まえないと。

 

と呟くと、

あっという間に姿を消しました。

◇男の戦い◇

庭を歩きながら、

ラティルの誕生日のことを

考えていたラナムンを、

タッシールが明るい声で

呼びました。

ラナムンは、彼が歩く度に、

大きなイヤリングが揺れるのを見ると

タッシールは何が嬉しくて、

あんなに楽しそうな顔をしているのかと

眉を顰めました。

 

タッシールは、

ラナムンの所へ行く途中だったと言って

彼の後ろにいる侍従に

目で挨拶をすると、

笑みを浮かべながら、

自然にラナムンと腕を組みました。

彼は、一気に腕を抜きましたが、

タッシールは恥ずかしがることなく

ラナムンのことを恥ずかしがり屋だと

指摘し、

彼が前に相談して来た

手紙の件で来たと言いました。

そして、自分も好奇心が湧いて

別に調べてみたけれど、

ラナムン以外に

手紙を受け取った人はいなかったと

告げました。

 

ラナムンは確かなのかと

尋ねましたが、タッシールは、

とても間抜けな質問を

聞いたかのように豪快に笑うと、

手紙をもらっても、

口を開かない人がいるかもしれないので

確かではない。

けれども、皆がラナムンのように

英雄になることを憚らないので、

手紙を受け取ったとしても

少数だと答えました。

 

ラナムンが納得すると、

タッシールは

彼も調べてみたかと尋ねました。

 

ラナムンは、

手紙は邸宅を通して届くので

すぐに自分の所へ来ない。

送り主は、自分が側室になったことを

知らないようだと答えました。

 

ラナムンは、

他の人に聞かれたら答えなかったけれど

タッシールに相談をしたら

秘密を守ってくれただけでなく

追加調査もしてくれたので、

彼には、ある程度、進捗状況を

教えるのが礼儀だと思いました。

 

彼の言葉を聞いたタッシールは、

世の中に関心のない人のようだ。

そのような点が、

敵対者を育てる師匠らしいと

感嘆しました。

 

ラナムンは、

使いの者が手紙を持ってきたら、

会いたいという自分の言葉を

伝えて欲しいと指示したと

話しました。

 

そこまで話をしたラナムンは

言葉を止めて正面を見ました。

タッシールも同様に正面を見ると

本宮からハーレムに続く道を

ラティルが歩いていました。

彼女のそばには、

いつも影のようにくっ付いてた

近衛騎士団長が見えず、

彼女は、いつもより

深刻な顔をしていました。

おまけに足取りが早かったので、

ラナムンとタッシールは

彼女を呼んだり、

近づいたりするのを躊躇いました。

しかし視線を感じたラティルが

先に足を止めて、

2人を振り返りました。

 

ラナムンとタッシールは

彼女に挨拶をしましたが、

ラティルが歩いていた先には

タッシールの部屋があるので、

彼女は挨拶だけ受けたら、

そちらへ行くと思いました。

ところが、2人を発見した彼女は

彼らの方へやって来て、

どうして2人で散歩をしているのかと

尋ねました。

近づいてくる彼女の顔からは

先ほどの怒りが消え、

普段のように微笑み、明るい声でした。

しかし、ラナムンとタッシールは

先ほどのラティルの様子を見ていたので

すぐに返事ができずに、

互いに見つめ合いました。

 

先に、タッシールが

 

そうですね。

 

と返事をすると、

彼女の横へ行って、腕を組み、

なぜ、最近尋ねて来ないのか。

彼女に会いたくて、

どれだけ寂しかったか知らないのかと

尋ねました。

 

大きな男が身体を密着してきたので

ラティルは横に押し出されましたが

タッシールは、もう片方の腕で

ラティルが倒れないように握り、

その腕を退けることなく

彼女を包み込み、

自分の方へ引っ張りました。

あっという間に、ラティルは

タッシールの懐に入りました。

 

ラナムンの侍従のカルドンは興奮して、

 

坊っちゃんもやってみてください。

あれです。

 

と強烈な視線をラナムンに送りました。

彼は、カルドンが

何を要求しているか分かりましたが

タッシールが懐にラティルを入れて

全身で防御している状態で、

自分まで彼女と腕を組むのは

難しいと思いました。

 

タッシールはラナムンの視線が

自分の腕とラティルの腕に

注がれていることに気がつきましたが

離れるどころか、

さらに彼女にくっ付き

自分に会いたくなかったのか、

自分をよく思い出してもらうために

絵までプレゼントしたと

言いました。

それに対して、ラティルは、

絵を見たことがないので分からないと

返事をすると、タッシールは

地図は分からないけれど

宝物はあると言いました。

ラティルは、

何を言っているか分からないと

返事をすると、タッシールは、

彼女の耳が赤くなっているのは

自分のそばにいるからなのかと

尋ねました。

 

ラティルとタッシールが

仲良く話しているのを見て

カルドンは、

 

何をしているんですか!

早く、坊っちゃん

くっ付きなさいよ。

 

と強烈な視線をラナムンに送りました。

 

もどかしくなったカルドンは、

ラナムンを皇帝の方へ押し出せば、

転んだふりをして

彼女の横へ行くかもしれないと

考えていましたが、

ついにラナムンは手を伸ばして

タッシールの懐の中から

ラティルの手をつかみました。

彼女はラナムンを見つめると、

彼は、自分も早く

ラティルにプレゼントをあげたいと

告げました。

 

言葉は上品だけれど、

その中に込められた2人の約束は

上品どころか、

非常に露骨で軽々しいので、

ラティルは無性に咳ばらいをしました。

 

しかし、

彼女がラナムンに返事をする前に

タッシールが間に割り込んできて、

確かラナムンも同じ日が誕生日だったと

彼に確認しました。

そして、

後ろからラティルを包み込みながら

悪意をひとかけらも見せずに、

ラナムンに、

何か欲しい物はないかと尋ねました。

 

タッシールが巧妙に

ラティルとラナムンの間に

割り込んできたので

彼は「君が消えること」と

答えるところでした。

けれども、

彼に敵対者と手紙の件について

相談をしているし、

助けも受けているので我慢しました。

そうでなければ、

ラティルがそばにいても、

冷たく「消えて」と言うはずでした。

しかし、

どうしても良い返事ができないので

ラナムンは「いらない」と

冷たく答えました。

 

タッシールは

ラティルの首筋に顔を付けると、

 

陛下、ラナムン様は

このタッシールが嫌いなようです。

陛下もタッシールがお嫌いですか?

 

と尋ねました。

 

キツネだけれど、

あまりにも露骨なのが、

むしろ面白くて

ラティルは自分を包み込んでいる

タッシールの腕を撫でながら、

 

陛下はタッシールがいいよ。

 

と慰めました。

ラナムンの表情が冷たくなりました。

 

タッシールの侍従は、

「うちの若頭はキツネだから

仕方がないよ」と

申し訳なさそうな振りをして

ラナムンの侍従に向かって笑うと、

腹が立っているカルドンは

鼻息を吐きました。

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ギルゴールは悪賢くて

抜け目がなくて、気まぐれで

突然、態度が豹変したりしますが

その彼に、臆することなく

ラティルは、彼を

上手にあしらっていると思います。

何を話しているかはともかくとして、

ラティルとギルゴールが

夕日を浴びながら丘に座って

サンドイッチを食べるシーンを

思い浮かべると、

何となく、胸がくすぐられます。

この2人が争うことになったら、

残念な気持ちになると思います。

ラティルはドミスの生まれ変わりですが

前世とは違った未来を期待しています。

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