自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作169話 あらすじ カルレインを問い詰めるラティル

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169話 爆破専門魔法使いを探しているギルゴールが訪れた場所は・・・

◇ギルゴールの訪問◇

1人で食事を終えたレアンが

部屋の中に入ろうとした時、

中から、かすかにバイオリンの音が

聞こえてきました。

レアンは扉を開きましたが

バイオリンの音は止みませんでした。

 

彼は扉を開けたまま、

部屋の中を歩き回りました。

もしかしたら、ラティルが

暗殺者を送ってきたのではないかと

疑いましたが、

部屋の中にいたのは、

暗殺者には見えない白髪の青年でした。

服装も、

暗殺者が着るには目立ちすぎる

真っ白なコートを着ていました。

青年は、

レアンのバイオリンを持っていました。

初めて見る顔でした。

レアンは、青年に声をかけることなく

休まず動く彼の手とバイオリンの弓を

見ていました。

 

ここは護衛という名の監視兵の数が

非常に多く、

徹底的に統制された人だけが、

別宮を行き来できました。

確かなことではないけれど、

彼らでさえ、監視を受けていると

レアンは考えていました。

ところが初めて見る青年が、

別宮の入口付近にない

彼の部屋の中へ入って来て、

部屋の入口には、

護衛も立っているのに、

バイオリンを弾いているなんて

信じられませんでした。

レアンは警戒心を抱いて

後に半歩下がりました。

その瞬間、

バイオリンの演奏に熱中していた

青年の手がピタリと止まりました。

レアンは、後ろに下がるのを

止めました。

 

白い髪の青年は

バイオリンの弓を持った手を下ろし

冷たい態度で

レアンの方を向きました。

彼は青年の目が

特異にも赤いことに気づきました。

その赤い瞳と向かい合った瞬間、

レアンは護衛を呼ぼうとしましたが、

青年が、何の痕跡もなく

部屋の中に入っていたのを思い出し、

 

どなたですか?

 

と落ち着いて尋ねた後、

平然としたふりをして、

テーブルの上からポットを持ち上げて

グラスに注ぎました。

 

部屋の中にいたのはギルゴールで、

爆破専門魔法使いが

レアンの腹心だと聞いて

彼の部屋へやって来ましたが、

ギルゴールは、

レアンが落ち着いていようがいまいが

関心がなく、

彼の質問に素直に答える

性格でもありませんでした。

 

ギルゴールは親切に見えるように

笑いましたが、

レアンの質問は無視して、

爆破専門魔法使いのザイオールは

どこにいるのか尋ねました。

 

幽閉されたも同然の状況とはいえ、

皇子に対するような話し方ではなく

ギルゴールは質問をしておきながら、

返事を聞かずに、

再びバイオリンを肩と顎の間に

挟みました。

他の皇族なら「無礼だ」と言って

怒ったはずでしたが、

レアンは機嫌がよく、

ギルゴールと、

わずかに言葉を交わしただけで

彼が実力も性格も

普通でないことに気づいたので、

ザイオールはグリティにいると

素直に答えました。

 

ギルゴールは、レアンの言葉を疑わず

彼のバイオリンを持ったまま、

身を起こしました。

不法侵入の上、泥棒までする

ギルゴールを

今回もレアンは怒らず、

ザイオールは確かにそこにいたけれど

自分は監禁されたも同然なので、

今は分からない。

どこかに移ったかもしれないと

付け加えました。

そして、自分の境遇を

寂しく語りながら、

ギルゴールは、

隙間なく監視兵が立っている中、

どうやって入って来たのかと

尋ねました。

彼は、簡単だったと答えました。

レアンは、秘密の通路とかが

あるのかと尋ねましたが、

ギルゴールは、

ないと思うと答えました。

 

ギルゴールはバイオリンを弾きながら

窓際へ歩いて行き、

足で窓を開けました。

そこから飛び降りるようでした。

 

レアンは、ギルゴールを

帰るままにさせないで、

秘密の通路のようなものがあれば

教えて欲しい。

自分がここにいたら、

世界を救うことができないと

頼みました。

 

好き勝手していたギルゴールは、

その言葉を聞いて、

機嫌が悪そうに

初めて反応を示しました。

 

世界を救う?

あなたは何なんだ?

 

と嘲るように尋ねるギルゴールに

レアンは落ち着いて、

伝説の中に出てくる

敵対者のような存在ではないけれど

世界を破壊するロードが

誰なのか知っていると

断固とした態度で答えました。

 

しかし、ギルゴールは笑いながら

自分も知っていると言って、

窓から出て行きました。

レアンは慌てて、そちらへ走って行き

外を見ましたが、

窓の下にも、どこにも

人の姿は見えませんでした。

◇答えないカルレイン◇

思わずタッシールのペースに

乗せられたラティルは、

彼と食事をして

お茶を飲んでいたところ

空の色が赤く変わり始めたので

こんなことをしている場合では

ないことに気づき、

椅子から立ち上がりました。

 

タッシールは

それだけでは物足りなかったのか

自分の部屋へ行こうと

ラティルを誘いましたが、

彼女はカルレインと話があると言って

断固として断りました。

 

ラティルは、タッシールが

引き留めると思いましたが、

彼は勘が良く、

ラティルの横顔を

じっと見ているかと思ったら、

笑いながら、そうするようにと

言いました。

そして、自分は陛下の味方だと

そっと付け加えたことから、

これからラティルが

カルレインと戦うことを

予想までしていたようでした。

ラティルは、

タッシールの腕をポンと叩いて

ゆっくりと

カルレインの部屋へ向かいました。

 

ラティルは、

サーナット卿が吸血鬼だと

分かったので、

カルレインの正体も

突き止めなければならないと

固く決心していましたが、

彼の部屋の前に到着した時は、

その決心は柔らかくなっていました。

ラティルは深呼吸をして

部屋の中へ入りました。

 

彼女がカルレインの寝室に入ると、

彼は今まで見たことがない

サボテンに水をやっていました。

ラティルは扉を閉めた後、

躊躇っていましたが、

内側から扉をノックすると

カルレインが彼女の方を向きました。

 

ラティルはカルレインに

身体は大丈夫なのかと尋ねました。

彼は、ほとんど治ったと

淡々と答えました。

ラティルは、サーナット卿の傷が

あっという間に治ったのを思い出し

ほとんど治ったということは

完全に治ったということだろうと

心の中で皮肉を言いましたが、

表面では頷きました。

カルレインはラティルの方へ

近づくことができず、

同じ場所に立って、

じっと彼女を見ているだけでした。

窓越しに、夕方の日差しが

彼の肩に注がれていましたが、

サーナット卿が演舞場で

元気に活動していたように

カルレインは

首筋に日の光が当たっても

大丈夫そうでした。

吸血鬼が日光に弱いという話を

一体、誰がしたのかと

ラティルは、再び心の中で

皮肉を言いました。

そんな人がいたら、

額に「でたらめ」と書いてやろうと

思いました。

 

カルレインは、

ラティルをじっと見ていましたが、

普段とは違う態度から、

彼も何かを覚悟をしている様子でした。

サーナット卿が領地へ発つ前に、

何か話していったのか、

大神官の治療を拒否したことを

気にしているのか、

彼なりに、

心の準備をしているようでした。

 

ラティルは深呼吸をして

一歩前に進み、

 

サーナット卿は吸血鬼だって。

一度噛まれただけだから

昼間も平気なんだって。

 

と平然としているふりをして

話しました。

 

いきなり吸血鬼と言えたのは

本当に不思議でしたが、

米粒怪物がハーレムの湖から現れたり

斧を持ったゾンビが

パーティ会場を襲ったことを

考えれば

まだ、吸血鬼はましだと思いました。

ラティルは、平然と

 

あなたもそうなの?

 

と尋ねようとしましたが、

出て来た声は、

カルレインに聞こえないのではと

心配するくらい

静かで小さいものでした。

 

しかし、

カルレインに声は届いていたようで

彼は、

 

私が誰なのかは、

ご主人様が良く知っている。

 

と答えました。

 

ラティルは、

「はい」か「いいえ」で

返事を聞きたかったので、

先ほどよりは、はっきりした声で

 

遠回しに言わないで。

謎めいた言葉は好きじゃない。

 

と言いましたが、

やはりカルレインは

ラティルが望んだ返事をくれず、

自分が吸血鬼なら、

一緒にカリセンへ行って来た時の

自分たちの思い出も

すべて消えてしまうのかと

尋ねました。

ラティルは、

彼が自分を助けてくれたことを

忘れてしまったのかと

遠回しに聞いているに違いないと

思いました。

 

彼女は、そんなわけがない。

忘れてしまったら、

自分は直接来ることなく、

聖騎士たちに、

彼を退治するように

命じていたと思いました。

そうしなくても、自分は

剣を抜いて持って来たと思いました。

 

ラティルは、

そんなことはないと答えましたが、

あの日の思い出は、

満を持した吸血鬼の配慮では

なかっただろうかと言いました。

その言葉に対しカルレインは、

 

私は、

ご主人様のような顔をした人が

現われた時も、

ご主人様が別の顔で現れた時も、

いつも、ご主人様に気づいたのに

ご主人様は、私が変わらなくても

いつも私を疑っています。

ご主人様は、

私を信じていないようです。

 

と言いました。

それに対しラティルは、

 

気楽に相手を信じられるのは

自分が有利な立場である時だ。

あなたは、自分が捕食者だから

そのように言える。

私が吸血鬼なら、

あなたが吸血鬼だろうか人間だろうが

気にしなかった。

 

と言いました。

 

カルレインは、

最も強大な権力を握っている

ラティルが

自分を捕食者にしないのは

おかしいと言いました。

 

カルレインは、

自分が吸血鬼であることを

認めませんでしたが、

2人は、彼が吸血鬼であることを

前提として話をしていました。

 

虎の主人が、

飢えた虎と同じ檻に入ったら、

誰かが捕食者みたいだと

ラティルが皮肉を言った瞬間、

窓辺にいたカルレインは

あっという間にラティルの目の前に立ち

彼女は

壁とカルレインの間に挟まれました。

 

ラティルは、

カルレインの執拗な視線を避けて

少し目を下げましたが、

吸血鬼も唾を飲み込むのか、

彼の首筋が大きく動いていました。

 

ラティルは、視線を上げて

カルレインを見ました。

彼は、

 

扉を開けて部屋の中へ入って来たのは

ご主人様です。

 

と言いました。

ラティルは、

カルレインを怒りに来ましたが、

彼と密着していると

変な気分になりました。

 

ラティルは彼の肩を押しのけるように

ぎゅっと握ると、

彼がビクッとするのが感じられました。

カルレインは、

 

実は、ご主人様も

私を信じているのではないでしょうか。

だから、怖いと言いながらも、

ここへ1人で入って来たのだと

思います。

 

と耳元で囁きました。

ラティルは、彼の耳をつかんで

睨みつけると、

一体何を望んでいるのかと尋ねました。

カルレインは、

 

最初から最後までご主人様、

あなただけです。

 

と答えました。

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カルレインもサーナット卿のように

自分は吸血鬼だと、

さっさと認めればいいのに、

彼の場合、サーナット卿とは違い

吸血鬼になる前と、なった後のことを

簡単に話せるような

状況ではないのかもしれないと

思いました。

彼が、本当のことを話せば

ラティルがロードであることを

話さなければならない。

彼女に、

その受け入れ準備ができてからでないと

全てを明らかにすることが

できないのかもしれないと思いました。

ショックを受けようが何をしようが

さっさと真実を話せばいいのに、

なかなか話の神髄まで行かなくて

じれったさを感じます。

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