自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作170話 あらすじ 出て行ったカルレイン

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170話 カルレインに、最初から最後まであなただけと言われたラティルでしたが・・・

◇消えたカルレイン◇

カルレインの言葉に

ラティルは心臓がドキドキしました。

彼女は冷ややかなふりをして、

それは答えではないと指摘しましたが

声は冷たいどころか、

温もりがありました。

しかし、カルレインの言葉は

綺麗に包装してあるけれど

役に立たないプレゼントのようで、

耳に聞こえはいいけれど、

それだけでした。

 

サーナット卿は、

幼い頃から知っていて、

元々親しい間柄だったので

途中で吸血鬼になって、

そばに残ったとしても、

理解できました。

彼は貴族で、

大きな領地の後継者でした。

もしも、ラティルが

サーナット卿の立場だったとしても

昼に活動できるなら、

持っている物を全て放棄しても、

怪物のような人生を

送らないと思いました。

 

しかし、

カルレインとは知り合いでなく

彼が側室になってから

初めて会いました。

ラティルは吸血鬼になった傭兵が

自分のそばにいたくて、

ここへ来たとは思えませんでした。

 

彼女は、

自分の血を求めているのかと

尋ねましたが、

カルレインは何がそんなに面白いのか

笑ってばかりいました。

ラティルは思い出したように、

カルレインはドミスを愛していたから

ここへ来たと言っていたと指摘すると

彼から微笑みが消えました。

 

ラティルはカルレインの耳から

手を離すと、

彼が吸血鬼でも、

そうでなくても構わない。

彼は、

吸血鬼として何か目的があって

側室になったわけではないだろうと

呟きました。

その言葉に、

カルレインの顔が急に暗くなり、

ラティルから一歩離れました。

彼女も、

彼と壁の間から抜け出しました。

 

先ほど、ラティルが口にした言葉は

自分自身に言ったことでしたが、

訳もなく悲しくなりました。

その理由は分からないものの、

ラティルは表情を整えて、

カルレインが悪い目的のために

ここへ来たのでなければ、

彼が危険ではないという証拠を

見せて欲しいと要求しました。

彼は窓際へ歩いて行き、

サボテンを見下ろし、

 

私はご主人様が好きなので、

ご主人様が嫌がることは

したくありません。

 

と呟きました。

 

ラティルは、

彼が危険でないという証拠を見せれば

ハーレムに留まってもいいと

言うつもりでした。

彼が他の女性を好きなまま、

側室になったことは知っているし、

彼が吸血鬼でも

自分たちの間が

変わる必要はありませんでした。

彼が血を飲むことを知ったので

並んで横になることが

できなくなるだけでした。

 

しかし、ラティルが

それなら証拠を見せてと言う前に、

カルレインは、

ラティルが安心するまで

姿を消すと言ったので、

彼を追い出すつもりのなかった彼女は

驚きました。

 

どこへ行くのかと尋ねるラティルに

カルレインは、

それは教えられない。

どこにいるか知っていたら

彼女が不安になると思うと

答えました。

彼は堂々としていましたが、

ラティルは、その姿を見て

さらに腹が立ちました。

 

吸血鬼であっても、

危険ではないということだけを

教えてくれればいいのに、

それの、何が難しいのか。

自分が安心するまで消えると

言うなんて。

 

ラティルのためのように

言っていましたが、

彼女は考えが違いました。

自分のためなら、

彼が危険でないことを

上の空でも言うべきだと思いました。

 

ラティルは、「勝手にしろ」と

冷たく叫ぶと、

部屋の外へ出てしまいました。

しかし、廊下への扉を開けて出る前に、

出て行けと言っても、

本当に出ていったりしないだろうと

後ろを振り返りました。

しかし、窓を背に立っていた

カルレインの姿は、

すでに見えませんでした。

 

こんなに急に行ってしまうなんて

お話にならないと思いながら、

ラティルは、

あらゆる所を探し回りましたが、

彼はどこにもいませんでした。

窓枠の上には、

サボテンと噴霧器が残っていました。

 

戻って来て。

 

ラティルは、ぼんやりと呟きました。

安心するまで消えると言ったので

呼べば戻って来るだろう。

行ってから、

いくらも経っていないので

近くにいるだろう。

もしかしたら、

どこかで見ているかもしれない。

しかし、カルレインは

戻って来ませんでした。

 

焦って周りを見回したラティルは

戻って来てと大声で叫びましたが

やはり反応はありませんでした。

カルレインの名前を呼んでも

彼は来ませんでした。

 

扉が開く音がしたので、

ラティルは慌てて振り返りましたが、

入って来たのは、

廊下に立っていた護衛でした。

彼は、ラティルに

大丈夫かと声をかけましたが

彼女は返事ができませんでした。

 

状況を察した護衛は、

人を出して、

カルレインを探させようかと

進言しましたが、

彼女はサボテンを睨みつけ、

彼に出て行くように合図をし、

このことについては

公言しないようにと指示しました。

 

彼女は窓枠に近づき

噴霧器で、水を撒いたばかりの

サボテンの植木鉢を持ち上げました。

サボテンについたしずくが乾く前に

カルレインは

いなくなってしまいました。

ラティルは窓枠に植木鉢を置くと

歯ぎしりしました。

 

◇負担にならない人◇

ラティルは、

カルレインの部屋へ行く前に

一緒にいたタッシールを訪ねました。

 

彼女は、いきなり部屋に入り、

黙ってタッシールに近づくと、

彼の腰を抱き締め、

胸に顔を寄せました。

タッシールは

訳が分かりませんでしたが

ラティルの背中を軽く叩きました。

彼女は何も言わずに、

彼の胸に顔を埋めていると、

タッシールは、ニコニコ笑いながら

 

今日は喧嘩で負けたようですね。

こんなに、お怒りになって。

 

と言いました。

ラティルは、

負けたくらいではないと反論すると、

タッシールは、

カルレインが悪いと非難しました。

ラティルは、

タッシールは何も知らないと

文句を言うと、彼は、

知らなくても、カルレインが悪い。

自分はラティルの味方だと言いました。

 

ラティルが見上げると、タッシールは

1gも真剣さのない、

いたずらっぽい顔で微笑んでいましたが

今は、その方が

かえって、安心できました。

彼女はタッシールの服をつかんで

ベッドへ連れて行きました。

タッシールは付いて行きながら、

身体を洗ってこようかと

嬉しそうに呟きましたが、

ラティルは答える代わりに、

彼にベッドの上で

胡坐をかかせました。

そして、彼の足を枕にし、

タッシールのお腹の方へ

顔を向けて横になりました。

ラティルが、

手をつないで、と呟くと、

すぐに彼の手が近づきました。

彼女はタッシールの手を

ぎゅっと握って目を閉じました。

こうしていると、

彼の香水のほのかな香りが

漂ってきました。

タッシールは、

ラティルが握っていない方の手で

彼女の頭の横の髪を梳きました。

ラティルの瞼が

自然に下がってきました。

彼女は彼の手を握る

自分の手に力を入れて

 

あなたは軽くていい。

負担にならない。

 

と呟きました。

タッシールは黙って、

手で髪を梳き続けました。

ラティルは逃げるかのように

眠ってしまいました。

◇狂っている男◇

サーナット卿は、

半分壊れたベッドの上に腰かけ、

まな板を擦っていると、

草を踏むカサカサする音が

近づいてきたので、手を止めました。

彼のいる、

とても狭い廃小屋の扉が開き

カルレインが中に入ってきました。

背が高くて体格の良い2人が揃うと

狭い小屋がもっと窮屈になりました。

 

カルレインは、

サーナット卿が持っている

まな板と乾いたタオルを見ました。

彼は、長いパンとハムを切って

食べようと思ったけれど、

まな板がとても汚いと呟いて、

それを横に置き、

その上にタオルを置いて

立ち上がりました。

そして、ラティルの怒りが

少し収まったかどうかと

尋ねました。

 

カルレインは、

彼女は自分にも腹を立てているし

恐がっているようなので、

当分、席を外すつもりだと

答えました。

そして、領地へ帰る途中の

サーナット卿に

ギルゴールの話をするために

立ち寄ったと言いました。

 

サーナット卿は、再びベッドに座り

カルレインは扉を閉めて

そこに寄りかかると、

ギルゴールが首都に現れたこと。

自分の傷は彼にやられたと

話しました。

 

サーナット卿は、

なぜギルゴールが首都に現れたのか、

ラティルのことが

分かってしまったのかと

尋ねましたが、カルレインは

ロードの居場所を知って

来たようではなかったと答えました。

 

サーナット卿は、

誰かに追跡させることを

提案しましたが、カルレインは

ギルゴールに気づかれるし、

その自分勝手な性格で

長い時間、生き残って来たので

単に強いだけでなく、

勘も鋭いと話しました。

 

一体、どのような吸血鬼なのか

見当もつかないと、

サーナット卿が言うと、

カルレインは、

本当に気が狂っている。

最も危険なのは、

自分が狂っていることを

隠さないこと。

追跡すれば、

こちらに興味を持つから

放っておくようにと話しました。

 

カルレインはため息をつき、

サーナット卿が

膝の上にまな板を置いて、

タオルで拭いている姿を

複雑な気持ちで眺めました。

ギルゴールと彼の目的について

話をしていた時、

ドミスの顔をした女性のことを

思い出したからでした。

もしかしたら、ギルゴールは

彼女の話を聞いて、

ここへ来たのではないだろうか。

あの女性は偽者だけれど、

ドミスの顔をした人に

死が降りかかるのを

見たくありませんでした。

 

カルレインは、

ラティルは、今、混乱しているので

しばらく距離を置くのもいいと

言った後、

彼女がサーナット卿に

メロシー領地へ行けと命じたのかと

尋ねました。

 

彼は、「はい」と返事をすると

ラティルからカルレインに、

どこどこへ行けという指示が

なかったのであれば、

一緒にメロシーへ来ることを

提案しましたが、

カルレインは断り、

これを機に人を探すと言いました。

 

サーナット卿は、

カルレインが、またギルゴールと

戦うのではないかと心配しましたが

彼は、ギルゴールを相手にするには、

覚醒した

ロード程度でなければならないと

言いました。

 

それでは誰を探すのかと

サーナット卿が尋ねると、

カルレインが対抗者と答えました。

そして、ギルゴールが

この時期になっても

1人で歩き回っているのは、

彼も、まだ対抗者を

見つけていないからだと

付け加えました。

◇やはり頭がおかしい◇

傭兵団の建物の3階の部屋で、

アイニは、窓枠に顎を当てて

月を眺めていました。

夜の空気はアイニを

感傷的な気分にさせていました。

 

カルレインに会ったけれど、

自分がロードではないという

理由だけで

以前のように接してくれない。

彼に会いたくて転生したのに、

すでに、彼は心変わりしてしまった。

 

ドミスとしての記憶が戻ったとはいえ

アイニとしての記憶が

消えるわけではないので、

彼女は家族に会いたいと思いました。

 

かつて、とても愛したヘウン。

ゾンビになってしまった

友達のレドロ。

 

アイニは耐えがたい程悲しくなり

月を見るのを止めて、

窓を閉めて、寝ようとすると

血の気のない真っ白な手が

外側から窓をつかみました。

その手を見たアイニは、

期待に満ちて、

カルレインの名前を呼びながら

にっこり笑いました。

それに答えるかのように、

窓の後ろから、

 

うん、私だよ。

 

と優しい声が聞こえました。

 

アイニは笑いながら、

早く入って来るように

言おうとしましたが、

躊躇しました。

 

声は少し似ているけれど、

言葉遣いがカルレインとは全く違う。

彼は、あんなに

ざっくばらんで優しい話し方ではなく

もう少し堅苦しく話す。

しかも、彼は、

アイニがドミスの転生であることを

否定し

冷たい態度で去ってしまった。

 

アイニは、変だと思い

カルレインで合っているか

注意深く尋ねました。

再び、「そうだよ」と返事がきました。

しかし、声もカルレインとは

少し違うような気がしました。

アイニは、

どうして、そんな後ろにいるのか。

ここへは何の用事で来たのか

尋ねました。

 

窓を後ろから握っていた手が

少しずつ中へ入って来て、

腕半分が完全に姿を現すのに続き、

窓の後ろに身を隠していた人の顔も

少しずつ、露わになって行きました。

 

やっぱり殺そうと思って来た。

 

カルレインではありませんでした。

真っ白な髪の初めて見る男。

男の瞳は瞳孔も白目も全て赤く、

アイニは悲鳴を上げて

後ろに下がりました。

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カルレインとサーナット卿が

吸血鬼だと知り、

ラティルが混乱しているのは

分かりますが、

2人と一緒にいても、

ラティルが危険を感じたことは

なかったと思います。

いずれは大神官に

手を出すつもりだと言ってはいますが

まだ、行動を起こしていないですし

2人の、ラティルへの

献身的な態度を考えて、

詳しい事情は分からなくても、

彼らを信じてあげて欲しかったです。

ただ、母親と兄に裏切られたばかりの

ラティルは

深く傷ついているので、

少しでも怪しいところがあると、

なかなか信じることができないのかなと

思いました。

おちゃらけているけれど

さりげなくラティルを慰め、

黙ってラティルの枕になる

タッシールの優しさが好きです。

 

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