自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作183話 あらすじ プロポーズにこだわるラティル

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183話 ラティルが対抗者の剣を抜いたことで、対抗者が2人いると思ったギルゴールは・・

◇対抗者の剣◇

剣を抜いてあげたから、

そろそろ、帰っただろう。

目的を果たしたので

以前よりも頻繁には

現れないかもしれない。

どう見ても平凡な剣だったのに、

なぜ、運命の女だけが

抜くことができると

嘘をついたのか分からない。

そういえば、この剣を抜いたら

プロポーズしないといけないとか

言っていなかったっけ。

 

ラティルは宮殿に向かって

歩いている途中で

立ち止まりました。

 

ただ言っただけで、

本当に

プロポーズしに来ないよね?

 

ラティルは不安を抑え、

再び歩き出しました。

 

おそらく、プロポーズの話は

嘘だと思う。

世の中に、

そんなとんでもない話が

どこにあるのか。

それに、最近、他の女も

その剣を持っていたし。

もしかしたら、

最近ではないかもしれないけれど。

 

その時、ギルゴールが後ろから

ラティルを呼びました。

彼女は固い表情で振り返りましたが

ギルゴールは、幸せそうに

笑っていました。

 

本当にプロポーズをしに

来たみたいなので

ラティルは困惑しました。

平凡な人なら、

こんなことで

プロポーズはしないけれど

ギルゴールは、

花をちぎって食べるし、

一緒にいると楽しくて面白い上に

見ているだけで、

うっとりするほど美しいけれど、

頭の中は

少しゴチャゴチャしているので、

プロポーズもあり得ました。

ラティルは、先程より冷たい声で

 

どうしたの?

私、忙しいのだけど。

急ぎの話でなければ後にして。

 

と言うと、ギルゴールは、

急ぎの話だと返事をしました。

 

ラティルは、

やはりプロポーズしようと

しているみたいだと考えていると

ギルゴールは、

世界を救いたくないかと

尋ねました。

 

プロポーズでもなく、

もっと遊ぶでもなく、

いきなり世界を救おうと言われ

ラティルは驚きました。

彼女は、聞き間違いかと思い

もう一度言ってみてと頼みました。

やはりギルゴールは、

世界を救ってみないかと

提案しました。

 

やはり

花をちぎって食べる人の言うことは

真剣に聞くものではないと思い、

ラティルは笑いながら

彼に手を振って、背を向けました。

プロポーズよりは、

受け入れやすい提案だけれど、

プロポーズより、変な提案でした。

 

しかし、ギルゴールは、

ラティルが対抗者だと思うと

言ったので、

彼女は立ち止まりました。

 

ギルゴールは

にっこり笑いましたが

ラティルは彼の表情が、

目に入りませんでした。

 

500年ごとに復活して

ロードを倒す英雄。

自分がそのような存在なのか。

 

兄に不意打ちを食らった

事件がなければ、

ギルゴールの話を聞いても、

無視して行ってしまっただろう。

しかし、レアンは

ラティルをロードだと疑い、

偽皇帝を立てた。

最初は母も、彼の言葉を信じて

兄に協力した。

レアンの味方の大賢者は、

ラティルを危険な皇帝だと

表現した。

 

そんな中、自分が対抗者だという

ギルゴールの話は耳寄りでした。

彼が花をちぎって

食べるところを見ていなかったら、

もっと、彼の話が気に入りました。

 

ラティルは、

世間が騒いでいるから、

ロードや対抗者の話は

知っていると答えました。

そして、

信じてもらえないかもしれないけれど

ゾンビと戦ったことがあると

言いました。

ギルゴールは信じると答えました。

 

ラティルは、なぜ自分が

対抗者なのかと尋ねました。

彼は、自分が対抗者を訓練する

師匠だからと答えました。

しかし、なぜかラティルの目の前に

ギルゴールが花を食べていた場面が

しきりに、ちらつきました。

 

彼女は、

どうやってそれを

信じろというのかと尋ねました。

ロードよりは対抗者の方が

聞こえがいいけれど、

最近、裏切られたことが多いので

人の言葉を簡単に

信じられませんでした。

 

ギルゴールは、

ラティルの誕生日は

8月25日ではないか。

その日は、

対抗者が生まれると予言された日だと

言いました。

それでもラティルは

信じられないと言うと、

彼は、腰に差した剣をトントン叩き

持ち手を握って

強く引っ張りましたが

火花が飛ぶだけで、

剣は鞘から抜けませんでした。

その光景に驚いたラティルに、

ギルゴールは、剣を外して

渡しました。

そして、その剣は

代々、対抗者が使う剣で

古代の魔法がかかっているので

いくら時間が経っても錆びないし、

対抗者でなければ

抜くこともできないと説明しました。

 

ラティルは

ギルゴールから目を離さずに

剣をゆっくり引きました。

きついけれども、

今回も抜くことができました。

 

ラティルは、

真っ白な剣をじっと見て

これが対抗者の剣なのか、

カルレインの敵が

使っていたくらいにしか

思っていなかったのにと

考えました。

 

ラティルは

伝説の剣にしては鋭くない。

刃を替える必要があるのかと

尋ねました。

ギルゴールは、何が面白いのか

大笑いすると、

自分の手を伸ばして、

剣の刃を擦りました。

ラティルは驚いて

剣を持ったまま後ろに下がりましたが

すでにギルゴールの親指から

血が流れていました。

その親指を口に入れて

笑っているギルゴールに、

ラティルは、

頭がおかしくなったのかと、

抗議しましたが、ギルゴールは

対抗者が死ぬと、

鋭さが失われるけれど、

使うのに問題はない。

新しい対抗者が使えば、

再び鋭さを取り戻す。

最も鋭くなった時にロードと戦える。

刃を最も鋭くする方法は

自分が教えると、説明しました。

 

ラティルは、

これは本当に対抗者の剣なのか。

自分は本当に対抗者なのか。

それなら、なぜレアンは

自分のことを

ロードだと言ったのか。

突然、誰かの本音を

聞けるようになったこと。

血の匂いに人一倍敏感になったこと。

死人の記憶を夢で見ること。

鏡の中で、ある女を見たこと。

強くなった筋力。

これらは何なのか?

自分が対抗者だから、

このような力が

現れたのかもしれない。

邪悪な者が触れると

黒くなって壊れる石のことが

気になっていたけれど、

黒くはならなかった。

ラティルの胸の中に

ずっと留まっていた

「自分がロードだったら

どうしよう?」という不安感が

「もしかしたら、ロードではなくて

私が対抗者かもしれない。」

という希望に変わり始めました。

 

ギルゴールは、

そんなラティルを見て

自分の言葉を信じるかと

尋ねましたが

ラティルは首を横に振りました。

希望は湧いても、

慎重になるべきだと思いました。

 

ラティルが

ギルゴールの言葉を疑っても、

彼は気分を悪くしなかったようで

笑いながら頷くと、

彼女が自分の言葉を信じなくても、

悪いことではない。

自分はラティルをとても強くする。

強くなることは

良いことだと言いました。

 

ラティルは、ギルゴールが

自分より強いことを

信じられませんでした。

彼は、自分と戦って、

ラティルが負けたら、

自分の弟子になる。

自分が負けたら

彼女の弟子になると言いました。

 

ラティルは、

自分に弟子は必要ないと言うと、

それなら、結婚しようと

ギルゴールは返事をしました。

 

ラティルは、

どうして、みんな

結婚が好きなのかと言うと

ギルゴールは、

彼女と結婚することが

自分にとって良いことなのかと

尋ねました。

ギルゴールは知らずに

質問しているけれど、

自分は皇帝なので、

ラティルは当然だと答えました。

 

ギルゴールは、何が面白いのか

ニヤニヤ笑うと、

結婚ではなく、

ラティルの願い事を

何でも一つ聞いてあげると

提案しました。

ラティルはしばらく悩んだ後、

承諾しましたが、

今はダメだと言って、

剣をギルゴールに返しました。

そして、

もう帰らなければならないので、

戦うのは今度と言いました。

ギルゴールは、

次はいつ?と尋ねました。

◇力の分配◇

約束をした後、

遠ざかるラティルの後ろ姿を見た後、

ギルゴールは、

先ほど立ち寄ろうとした、

サンドイッチ屋へ入りました。

 

対抗者が2人いるのはおかしいけれど

1人が、対抗者であることを

強烈に拒否している以上、

もう1人を誘って、

きちんと教える必要がありました。

幸いサディは、ラナムンより、

対抗者になることに

抵抗がない様子でした。

もっとも、正義感は

歴代の対抗者に比べて

少ないように思いました。

 

サンドイッチを買ったギルゴールは

店の片隅に座ると、

包みを開けながら眉を顰めました。

 

果たして、

対抗者が2人になったことを

喜ぶべきなのか。

ロードと対抗者は、

運命が分配したのか、

誰かが調節したかのように、

常に力のバランスが似ていました。

ギルゴールは

確信が持てませんでしたが

対抗者が2人になったことで、

力が2倍になったのではなく、

対抗者の力が別れて

2人になったのかと考えました。

◇500年に1度◇

宮殿に戻ったラティルも

混乱していました。

ギルゴールのことを、

花をちぎって食べる

変な嘘つきにしてしまえば

簡単でした。

けれども、

彼の話が本当であれば、

自分は正義感溢れる

性格ではないけれど、

あえてロードと対抗者の

どちらかを選ぶとしたら、

対抗者でありたい。

皇帝である自分が

500年に一度現れる

悪の首長だと思うと

ぞっとしました。

 

しかし、ラティルは、

自分がロードではないかもしれない

可能性と、

対抗者の師匠だというギルゴールが

吸血鬼のカルレインの友達なのは、

相容れないと思いました。

友達だったけれど、

カルレインは吸血鬼になり、

ギルゴールとは

敵対関係になったのだろうか。

その可能性もありそうだけれど、

それでは、カルレインの記憶の中の

ドミスの最後の場面は何だったのか。

吸血鬼のカルレインが

ドミスと抱き合い、

彼らを白い制服姿の男たちが取り囲み

1人だけ違う制服を着た女性が

対抗者の剣を持っている。

そして、カルレインとドミスが

まるで退治すべき

怪物であるかのように、

2人を攻撃している。

 

ラティルは仮面を脱いで

着替えている途中で、

もしかして、ドミスも

吸血鬼だったのか。

彼女はロードだったのではないかと

考えました。

500年に一度復活するロード。

同時期に登場する対抗者。

それでは、彼らと一緒にいた

カルレインは?

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ロードであるラティルが、

なぜ対抗者の

剣を抜くことができたのか。

もしかして、ラティルは

ロードと対抗者の両方の力を

兼ね備えているのか。

彼女はロードであり対抗者なのか。

そのせいで、

大神官のイヤリングの石は

砕けたけれど、

黒くならなかったのではないか。

ロードと対抗者の力のバランスが

常に似ていると

ギルゴールが指摘していますが、

もしかしたら、

ロードと対抗者は

元々、一つだったのが分裂して、

対立するようになったのか。

ドミスがロードだった時に、

何かがあり、

またロードと対抗者が

一つになろうとしているのか。

ただ、ラティルが剣を抜く時は

少しきつい感じがしたと

言っていますが、

ラナムンは

簡単に抜いたのではないかと

思います。

それが、何を意味するのか。

色々と想像が膨らみます。

 

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