自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作186話 あらすじ カルレインとドミスの再会

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186話 騙されて、仕事を奪われたドミスは、その後どうなったのでしょうか?

◇人が失踪する城◇

気絶したのか、

それとも泣き疲れて眠ったのか、

目の前が

真っ黒に変わったかと思ったら、

目が覚めた時は、

時間が過ぎた後でした。

ドミスは、

お腹が締め付けられるように

苦しみながら、

かろうじて、通りを歩いていました。

ゆらゆらと湯気の立つ

大きなパンを見たドミスが

反射的に口元から垂れた涎を拭くまで

ラティルは、

これが飢えだということにさえ

気付きませんでした。

 

(お腹が空いた。

お腹が空いて死にそう。

本当に死にそう。)

 

足の力が抜けたせいか

ドミスは座り込んで

息を切らしました。

しかし、誰も彼女を

助けてくれませんでした。

それどころか、

ドミスと目も合わせず

彼女の横を通る時は

足を速めるほどでした。

人は思ったよりも冷たいと

ラティルは思いました。

数人の子供たちは、

彼女に関心を示していましたが

同情を示す者もいれば、

何人かは残忍な好奇心を

抱いていました。

 

ドミスが

地面に落ちていたパンの欠片を

食べて、

噴水台の水で喉を潤している間、

ラティルは心配になりました。

 

ギルゴールの言葉のように、

あの剣が対抗者の剣なら、

ドミスは500年前の人だけれど、

今のタリウムは大丈夫だろうか。

首都は治安が良くて、

食べ物が豊富な上、

景色も良く華やかで

水路も整備されていました。

ラティルがサディになって

歩き回っていた時、

ドミスと同じくらい

辛そうな子供を

見たことがありませんでした。

でも、他の所は大丈夫だろうか?

 

おいおい、何をしているんだ?

誰が、これを飲めって言った?

 

ラティルが考えている間、

ドミスは

噴水台の近くを通った警備員たちに

槍の持ち手で突かれていました。

ドミスが飢え死にしそうな時は

見向きもしなかったのに、

噴水台の水を飲むや否や、

槍を振り回すとは。

何日も食べていないドミスにとって

致命的でした。

 

彼女は、喉が渇いていると

訴えましたが、

ドミスを突いていた警備員は

「行かないのか」と

彼女を怒鳴りつけたので

ドミスはお腹を抱えて、

その場を離れました。

ラティルは、

 

カルレイン、

あなたの恋人が死んでしまう。

早く来て!

 

と叫びました。

 

ところが、

ドミスがふらふらしながら

歩いている時、

先ほどの警備員のうち、

ドミスを槍で突かなかった警備員が

後ろからドミスを呼びました。

彼女はびくびくして足を速めると

警備員は慌てて追いかけて来て、

彼女に水筒を差し出しました。

彼女はそれを受取ると、

警備員は咳払いをして、

黒魔術師たちが、

どのように

偽装しているか分からないので

人に対して厳しくなっていると

言いました。

 

ラティルは、その言葉が

言い訳だと思いましたが、

ドミスは温かい一言が嬉しかったのか

鼻がジーンと熱くなりました。

彼女はわずかな温もりでも

温かさを感じられる人のようでした。

 

警備員は、

噴水台の水は飲んでもいい程

きれいではないので、

30分程歩いた所に川があるので

その水を飲むように勧めました。

 

ドミスは警備員にペコペコ挨拶をすると

彼は複雑な表情で

彼女を見つめました。

ドミスは、水筒を抱えながら

振り返ると、

他の警備員たちが、

 

あんな子は何人もいるから

気にするな。

 

1人の世話をすれば

似たような子たちが集まる。

 

と、ひそひそ話す声が

聞こえてきましたが、

ドミスは聞かなかったふりをして

へこむことなく歩きました。

その時、急に後ろから

足音がしました。

先ほど、水筒をくれた警備兵でした。

ドミスは、「なぜ?」と尋ねると

彼は、しばらく躊躇った後に、

ドミスが行く所が全くなく、

仕事もないことを確認しました。

ラティルは、

 

だめ、聞かないで、無視して。

 

と叫びましたが、

ドミスは素直に頷きました。

 

ラティルは、

先ほど、騙されたくせに、

再び、かすかな希望を抱くドミスが

あまりにも、もどかしくなりました。

このように弱くて優しい子供が

どうして

吸血鬼のロードになったのか

呆れました。

 

警備兵は、

ここから離れた領地の領主の城で

働く下女を探していると

話しました。

 

ドミスは、

自分には保証人がいないので、

そのような所では働けないと言うと

警備兵は、

 

そこに下女や使用人として入った人で

連絡が途絶えた人が多い。

それで、人がよく集まらないようだ。

でも、お前は・・

 

と、最後の言葉は省略しましたが

ラティルは、彼が、

普通の人は行かないけれども

ドミスにとっては、

そんな場所でも

目に留まるのではと

言いたかったことが分かりました。

ドミスは躊躇った後、

大丈夫だと言って頷きました。

 

大丈夫じゃない、バカ!

 

人が失踪する場所に

下女として行くなんて、

手を動かすことができれば、

ラティルはドミスの額を

叩いていたに違いありませんでした。

 

言い出した警備兵も気になるのか、

本当に大丈夫なのかと尋ねましたが

ドミスは、大丈夫だと答えました。

警備兵はため息をつくと、

城門の近くに立っている女を

目で指して、

その女も、そこへ働きに行くので

ドミスを一緒に連れて行くように

頼んでみると言いました。

◇怪しい規則◇

その危険な城に

下女として志願するという女アンヤは

ドミスと血の繋がらない妹と

同じ名前でした。

それに、自分は志願しておきながら

ドミスも一緒に連れて行ってくれと

警備兵に頼まれると、

あんな危険な場所に、

その子を連れて行くのかと怒りました。

しかし、ドミスが、

どうせ、このままここにいても

自分は飢えて死ぬと、

きっぱり言うと、

女は、何が起こっても

自分の責任ではないと

何度も叫びました。

しかし、結局、ドミスを

自分が借りた馬車に乗せて

その領地へ

一緒に連れて行ってくれました。

アンヤは、

絶対に自分の足を引っ張るなと

念を押しましたが、

言葉とは裏腹に

ドミスを気遣ってくれました。

 

2人は噂の狂暴な領地に

無事に到着すると、

人手が足りないという言葉のように

そこの下女長は、

ドミスの身元を問うことなく

雇ってくれました。

 

ラティルは、

本当に大丈夫なのかと

心配しましたが、

むしろ、下女長は

身元のはっきりしているアンヤを

好ましく思っていないようなので

もっと怪しそうでした。

 

下女長は、

仕事自体は簡単だ。

噂が飛び交っているけれど、

元々、他人事は

簡単に話すものだからと言って、

ドミスとアンヤが

暮らす部屋へ連れて行くと

3つの肝に銘じて欲しいことを

説明しました。

 

1. 日が暮れたら歩き回らないこと。

2. 入ってはいけない部屋には

  絶対に入らないこと。

  その部屋については

  後ほど、教える。

3. 領主様が通る時は、

  絶対に顔を見ない。

  立ち止まって俯く。

 

これは本当に良くないし、

怪しい点ばかり。

それに領主は人間でないと

ラティルは思いました。

 

彼女は、ため息をつきました。

もしかしたら、ドミスは

ここの規則を一つ破って、

吸血鬼になるのかもしれないと

思いました。

 

下女長は、

規則さえ破らなければ

何も起こらないと言って、

目を輝かせながら、

ドミスではなくアンヤを眺めました。

◇再会◇

ドミスは、アンヤと他の2人の下女と

同じ部屋を使うことになりました。

かなり疲れたのか、

ドミスはベッドに横になるや否や、

シャワーもせずに、

すぐに眠りについてしまいましたが、

黒くなった視野が、元に戻った時は

その翌日ではないようでした。

ドミスとアンヤは

向かい合って食事をしていましたが

アンヤに対するドミスの声が

安らかで

親しみを帯びていたからでした。

アンヤもブツブツ文句を言わずに

素直にドミスを

気遣っている様子でした。

 

恐ろしい噂が流れているところで

自分たちは、長く持ちこたえいると

アンヤが言うと、ドミスは、

ケリーがいなくなったので、

深刻な雰囲気だと返事をしました。

それに対してアンヤは、

ケリーは規則を破ったはずだと

言いましたが、ドミスは

心の中で、

アンヤも夜中によくいなくなると

考えていました。

 

アンヤも、よく規則を破ることが

気になりながらも、ラティルは

ドミスの記憶の時間の流れが

2回も急に過ぎてしまったので

一体、どんな基準で

彼女の記憶を見ているのか、

不思議に思いました。

時間がそのまま流れて

全ての場面を見られるとか、

一定の規則で

記憶が省略されるならともかく

今回のように、

長い時間が省略されたり、

ある記憶は生き生きと体験できる。

ラティルは、

この違いがどこから来るのか

理解できませんでしたが、

色々考えているうちに、

死んだ吸血鬼であるドミスが

自分の記憶を選んで

ラティルに見せているような気がして、

鳥肌が立ちました。

その瞬間、アンヤがドミスに

次のお給料をもらったら、

彼女が目標としていた金額が

貯まるんだよねと尋ねたので、

ラティルは

想念から引き戻されました。

 

アンヤは、ここに残るのか。

下女長はドミスが一番好きで、

長く居て欲しいと

思っているようだけれどと

尋ねると、ドミスは、

何でもいいから、

食べ物を売っている店を出したい。

自分が幼い頃のように、

お腹が空いた子供がいたら、

食べ物を分けてあげたい、

と答えたので、

ラティルは泣きそうになりました。

アンヤも同じ気持ちのようでした。

 

その後、2人は食事を続け、

実際にドミスは下女長に

今月いっぱいで仕事を辞めることを

伝えました。

アンヤの言う通り、

下女長はドミスに残って欲しかったのか

残念がっていましたが、

それでも、

ドミスは辞めるという意志を

曲げませんでした。

下女長は、ドミスが辞める日に、

高貴なお客さんが

一週間ほど滞在するので

その間だけ、手伝ってくれないか。

よく働いてくれた下女が

3人いなくなって、

手が足りないと言いました。

ドミスは、素直に

分かったと返事をしました。

そしてペコリと挨拶をした後、

下女長の部屋の扉を開けた瞬間、

ドミスは廊下へ出たのではなく、

外へ出たので、

ラティルは驚きました。

しかし、周りで他の人たちが

忙しく働いていたので、

ドミスが変な能力を使ったのではなく

再び彼女の記憶が

途中で編集されたようでした。

華やかな馬車が2台、

相次いで入って来るのを見て、

ラティルは、その日が、

高貴なお客さんが

来る日だと思いました。

 

ドミスが他の下女たちと並んで

馬車が近づくのを待っている間、

ラティルは隣で下女たちが、

 

どうしてお客さんが来るの?

 

私の知る限り、

お客さんが来るのは初めてだ。

新しく働きに来る人や、

生活必需品を運んでくる人以外、

何年間、誰も来たことがない。

ここの領主が

お客さんとして迎えるなら、

その人もちょっと・・・

 

と、ひそひそ話しているのが

聞こえました。

 

その間、馬車は止まり

扉が開くと、

待機していた使用人と下女たちは

客を迎えるために

どっと近づきました。

ドミスもその中に入っていましたが

彼女は馬車から降りたのが

カルレインとギルゴールだったので

馬車の近くへ行くことができず

立ち止まりました。

彼らも、

ドミスの顔が分かったようでした。

 

ギルゴールは、

ドミスを指しながら笑うと、

彼女はお辞儀をしました。

ラティルは、

カルレインに早く来いと

誰も聞けない叫び声を上げました。

けれども、カルレインは

当惑した表情で

じっとドミスを見つめていました。

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ラティルがドミスの記憶を

辿っているのは、

ラティルがドミスの転生で

彼女がロードとして覚醒するのに

必要な過程なのかと思いますが、

それなら、ドミスも

彼女より前のロードの転生で

ラティルと同じ経験をしたのかと

ふと思いました。

ただ、同じ経験をしたとしても、

それまでラティルに見せたら、

ドミスと、その前のロードの記憶が

ごちゃまぜになってしまうし、

ドミスの前のロードも、

同じ経験をしていて、

全ての記憶を見せていたら、

どの記憶が誰の記憶なのか、

分からなくなり、

混乱してしまうので

ラティルが考えているように

前世代のロードは

必要な情報だけを次世代のロードに

与えているのかなと思いました。

ただ、代々のロードの記憶を

全て辿れるなら、

いつからギルゴールが現れたのか

分かるので、

彼についての記憶だけでも、

知ることができたら

彼の正体が分かって

面白いのにと思いました。

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