自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作206話 あらすじ ラティルとギルゴールに復讐を誓うアイニ

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206話 カルレインに、カリセンへ帰れと言われたアイニでしたが・・・

◇復讐する相手◇

アイニは、震える目で

カルレインを見ていましたが

すぐに腹が立ってきました。

 

私がこんなに大変な時に

そんなことを言うの?

 

と尋ねるアイニに、

カルレインは半分目を閉じて、

残念だと、淡々と答えました。

それは、

彼女はドミスではないので、

苦しんでいても、

自分とは何の関係もないと

遠回しに表現していました。

 

アイニは、空笑いをして

こぼれる涙を袖で拭うと、

どうして、それほどまでに

自分がドミスではないと、

頑なに信じているのか。

自分の顔を

見ることもできないのに、

どうして自分がドミスではないと

否定し続けるのかと尋ねました。

カルレインはため息をつきながら、

魂が違うと答えました。

 

アイニは、虚しく笑いながら、

魂を持っているけれど、

ドミスの記憶も外観もなく、

全く別の存在になった人と、

ドミスの記憶と姿を

全て持っているけれど、

魂のない人のどちらが、

よりドミスに近いかと尋ねました。

 

カルレインがアイニと

視線も合わせられずにいると、

彼女は、再び涙を袖で拭い、

彼がドミスだと思っている人は

ドミスのような点が一つもないのに、

カルレインはドミスだと

固く信じていることと、

その人がドミスだと

彼が言い張っているのは、

自己満足ではないか。

その人は自分がドミスであることを

知っているのかと冷たく尋ねました。

 

カルレインの瞳が揺れましたが、

彼は返事の代わりに

持っていた箱を差し出し、

死んだわけではないので、

大切にするようにと、告げました。

 

アイニが箱を開けると、

中にヘウンの首が入っていたので、

彼女は驚いてカルレインを見ました。

そして、なぜ、

彼がそれを持っているのか尋ねました。

 

カルレインは、

食餌鬼なので、

首だけあれば生きている。

死んでいないので大事にするように。

ロードが覚醒したら、

身体まで蘇らせてくれると言って、

一抹の未練も残さず、

アイニに背を向けました。

 

彼女は、

ヘウンが死んだ苦痛。

前世の恋人であるカルレインが

自分を無視する苦痛、

ヘウンの身体を奪った

ラティルへの憎悪で、

とても心が痛み、

すすり泣きしました。

 

カルレインは、

黙って歩こうとしましたが、

後ろから、しきりに

すすり泣く声が聞こえてくると、

重いため息をついて、

そちらを振り返りました。

アイニは、

カルレインが、

何度も何度も苦しめたドミスの姿で

泣いていました。

その苦しんでいる姿に、

カルレインの心が痛みました。

 

彼女がドミスではないことを

知っているけれど、

ドミスの姿をして、

彼女の記憶を持っているので、

完全にアイニを無視することは難しく、

カルレインは躊躇いながら、

彼女は、絶対にドミスではない。

ロードが転生を繰り返すという

伝説は事実だから

彼女がロードではないことが

ドミスではない理由だと

忠告しました。

こうでも言わないと、アイニは

自分がドミスだという錯覚から

抜け出せないので、仕方がない。

少し衝撃的だけれど

こうすることで、

彼女は現実を受け入れられると

カルレインは考えました。

 

アイニは箱をぎゅっと抱き締めながら、

それならば、なぜ、自分に

生々しいドミスの記憶があるのかと

尋ねました。

 

それは、おそらくアイニが

ドミスの敵だったからだと

カルレインは答えませんでした。

彼女が、ドミスの転生に

恨みの矢を向けることを

避けるためでした。

カルレインは返事をせずに

背を向けて、

暗い森の中へ消えました。

 

カルレインの姿が見えなくなると、

アイニは、

彼が寄りかかっていた木の根元に

座り込みました。

 

私はあなたのために、

対抗者になるのを

諦めようとまでしたのに・・

 

しばらくすすり泣いていた彼女は、

太陽が沈み、月光が差し込む頃に

ようやく泣き止み、

ゆっくりと頭を上げました。

 

カルレイン、

あなたが私を裏切るなら、

私も対抗者としての使命を全うする。

あなたの言う通り、

私がドミスでなければ、

あなたも私を恨む必要はないだろう。

 

彼女は呟くと、指輪を外すと、

ヘウンの首が入った箱の中へ

入れました。

 

神様が私を助けてくれるなら、

私は対抗者になるだろう。

 

そう呟いたアイニは、

聖水に浸っているヘウンの上着

羽織りました。

水がポタポタと垂れましたが、

アイニは上着を脱がずに、

ヘウンの首を持って

ゆっくり歩きました。

 

どのくらい歩いたのか、

ヘウンは静かな声で

アイニを呼びました。

首だけでも生きていると

聞いてはいたものの、

話すとは思わなかったので、

アイニは驚いて、

箱を落とすところでした。

 

アイニは近くの岩に箱を下ろすと

誰が、ヘウンを

このような姿にしたのか、

ラトラシル皇帝かと尋ねました。

彼女は、

ヘウンの身体を見世物にして、

無くしてしまったし、

カルレインも彼女の命令で

やって来たので、

アイニとしては、

ラティルを疑うしかありませんでした。

しかし、ヘウンは、

自分をこんな目に遭わせたのは

ギルゴールだ。

彼はサディを対抗者として

訓練させるために、

自分を殺させようとしたけれど、

サディはそれを拒否して、

自分を解放してくれた。

けれども、彼が1人で

自分を追いかけて来て、

このような姿にしたと答えました。

 

サディがヘウンを助けて

ギルゴールが彼を殺した。

サディは敵ではなかった。

 

遠くない所から、

狼の鳴き声が聞こえると、

アイニは考えるのを止めて

ヘウンの頭の入った箱を

抱き締めました。

まずは、

ここから出るのが先でした。

そんなアイニを見ていたヘウンは、

ダガ公爵は、

アイニが家出したことを隠すため、

誰かに拉致されたという噂を流した。

彼女も話を合わせた方がいいと

助言しました。

 

アイニは近くの公館へ行くと、

自分はカリセンの皇后で、

拉致されてここまで来たと言って

助けを求めました。

公館の人々は、

アイニの言葉を、

すぐに信じるべきかどうか迷いましたが

カリセンの皇后が

拉致されたという噂を聞いていたので

まずは助けることにしました。

 

アイニは、

カリセンへ向かう馬車の中で、

ヘウンの首を抱き締めながら、

ラトラシル皇帝とギルゴールに

復讐すると誓いました。

 

◇忘れた◇

自分はアイニ皇后だと主張する女性を

助ける許可を与えたラティルは、

ある侍従の髪飾りを見て、

グリフィンのことを聞くのを

忘れていたと思いました。

 

突然、ギルゴールに

食餌鬼を殺せと言われて、

どうしようと思っているうちに

忘れてしまった。

それに、

最後の彼の様子もおかしかったし。

 

ラティルは、また後で

聞くしかないと思いました。

◇手作りの飴◇

これは手作りなので、

絶対に気をつけなければならないと

トゥーリは何度も念を押して、

ゲスターに籠を差し出しました、

彼も、分かっていると呟きながら、

それを受取りました。

 

最近、クラインは

ゲスターについて良くない噂を

流していたし、

いつまでも、

皇帝を待っているだけではだめだと

考えたトゥーリは、

ゲスターと一緒に徹夜で

飴を作りましたが、

手作りの上、

2人共、腕が良くないので

触っただけで

飴が割れてしまいました。

捨てるという考えもありましたが、

一生懸命作ったおかげで、

良い香りがしました。

 

トゥーリは、手作りであること、

徹夜で作ったことを

必ず言うようにと

ゲスターに念を押しました。

そして、

最近、飴を作るのが趣味だけれど、

作り過ぎたので差し上げますと

言うようにと勧めました。

 

トゥーリは全力で

ゲスターを着飾らせ、

肩に赤いマントをかけました。

そして、

彼を本宮の回廊へ連れて行くと、

遠くから彼を見守りました。

ここなら警備兵が多い上、

いきなりやって来て

喧嘩を売るクラインもいない。

自分が一緒に行くと、

ラティルとゲスターの仲が

深まらないかもしれないので、

付いて行かずに、

離れて見守ることにしたからでした。

ゲスターは飴の入った籠を持って、

のろのろ歩いて行きました。

 

しかし、

いざラティルを発見したゲスターは

すぐに近づいて、

声をかけることができず、

慌てて塀の後ろに身を隠しました。

そして、ラティルが移動すると、

こっそり、

その後を付いていきました。

しかし、

彼女に話しかけることができず

ラティルが振り返ると、

柱の影に隠れてしまいました。

 

そのように、何度も隠れながら

皇帝の後を付いて行ったゲスターは

トゥーリが遠く離れた所で

両手で顔を覆って

苦しんでいるのを発見し

顔が赤くなりました。

しかし、ゲスターは、

深刻な顔で

忙しく歩いている皇帝に

赤いマント姿で近づき、

飴の入った籠を渡すのは

とても恥ずかしいと思いました。

もっと気品があり素敵な贈り物を

あげるべきではなかったか、

マントの色を

変えた方が良かったかもしれないと

思いました。

 

躊躇っていると、

再びラティルが移動する音がしたので

ゲスターは頭を上げました。

しかし、その瞬間、

彼が隠れていた低い塀の上に

ゲスターは皇帝を発見しました。

 

彼女は彼と目が合うと

笑いましたが、

ゲスターは驚きすぎて

持っていた籠を落としてしまいました。

少し強くぶつけただけで、

割れてしまう飴は、

床に落ちると粉々になり

包装紙の中から甘い香りを漂わせました。

皇帝が、その香りを吸い込んだ瞬間、

ゲスターは、

彼女と向き合うこの瞬間が

ひどく甘いものに感じられて

思わず泣いてしまいました。

 

どうして泣いているの?

 

後ろから、ちょこちょこ付いてきて

隠れているのがバレバレなのが

可愛くて、

ちょっと驚かせただけなのに、

ゲスターが急に泣き出したので

ラティルは慌てました。

もしかして、

飴が全て割れてしまったので

泣いているのだろうか。

 

当惑したラティルは、

新しい飴を買うことを提案しましたが、

泣き止みそうだったゲスターが

再び激しく泣いたので

ラティルは、

さらに困惑しました。

そうしているうちに、

どこからかトゥーリが走ってきて

ゲスターは、徹夜して

1人で飴を作ったけれど、

落としてしまったのが悲しくて

泣いているようだと弁解しました。

 

ラティルは、自分が驚かせたせいで

飴を落としたのかと思い、

ハンカチでゲスターの涙を拭うと、

自分と一緒に

新しく飴を作ることを提案しました。

ゲスターはラティルを見て頷くと

彼女は安堵し、部下に

籠と飴を片付けるように

合図しました。

◇窓の外◇

その晩、トゥーリは

飴の材料を準備しながら、

にやにや笑い、

皇帝と一緒に飴を作ることを

望んだわけではないけれど、

ゲスターが泣き虫で良かった、

災い転じて福となったと

トゥーリは喜びました。

 

彼は、ゲスターが

飴が割れたことで

悲しんでいると誤解していましたが、

ゲスターは、なぜ泣いたのか

説明する代わりに

照れ臭そうに笑っていました。

何はともあれ、

皇帝と一晩中、

一緒にいられることになりました。

 

ところが、窓の外で

嘴を開いて立っている

グリフィンを見ると

ゲスターは固まってしまいました。

彼と目が合うと、グリフィンは

 

飴を作るの?

一緒にやりましょうか?

 

と尋ねました。

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そもそも、アイニが

カルレインを追いかけて、

タリウムへ来なければ、

ヘウンもアイニを探しに

タリウムへ来なかったはず。

そして、彼女自身も、

ヘウンが人間だった時に、

命を落としたことと、

今回、

首だけになってしまったことは

自分のせいだと分かっている。

けれども、人は苦しい時に、

誰かに責任転嫁することで、

自分の気持ちを楽にしたがるもの。

カルレインからも

拒絶されてしまったアイニは、

ラティルとギルゴールへの怒りを

苦しみから立ち直るエネルギーに

変えるしかなかったのかなと

思います。

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