自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作211話 あらすじ アイスタッシールにクリームを乗せてシロップまでかけたら?

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211話 ラティルの指から流れる血を、じっと見つめるギルゴールですが・・・

◇不安と虚しさ◇

ラティルは不安になり、

ハンカチで指を包もうとしましたが

その前に、ギルゴールは

手を伸ばしてハンカチをつかみ、

もう片方の手で、

ラティルの傷ついた指を

ゆっくり自分の方へ引き、

味見をするように、下から上へ、

流れる血をなめました。

ラティルは驚きました。

痛くはありませんでしたが、

衝撃的でした。

 

さらに、ギルゴールは、

舐めた血がどんな味なのか

吟味するように、

目を閉じていましたが、

数秒後に、

ゆっくりと瞼を開きました。

目が合うと、

ギルゴールは優雅に笑い、

傷口にハンカチを巻いてくれました。

 

ギルゴールが吸血鬼なのは

知っていたけれど、

対抗者の味方なので、

人の血は飲まないと

思っていましたが

勘違いだったようだと、

ラティルは思いました。

 

ギルゴールは、

ラティルが驚いていないと指摘し、

自分が吸血鬼であることを

知っていたのかと尋ねました。

 

吸血鬼は、血を見ると

理性を失うと、

ラティルは思っていましたが、

目の前のギルゴールは、

血を舐めたにもかかわらず、

理性は正常のようでした。

そして、きちんと事態まで

把握している姿に、

ラティルは背筋がぞっとしましたが

何とか平然と笑い、

 

それなりに驚いた。

500年に一度現れる対抗者を

教えたと話していたから。

人がそんなに

長生きできるはずがないので、

おおよその見当はついていた。

 

と答えました。

 

ギルゴールは、

だからといって、

普通は吸血鬼だと思わないはずだと

言いましたが、

ラティルは、

それなりに頭を働かせたと答えると、

平気なふりをして、

ギルゴールの手の中から

自分の手を抜きましたが、

ギルゴールが結んでくれたハンカチを

指から離すことはできませんでした。

その一方で、ラティルは

対抗者の剣がどこにあるか

確認しました。

これ以上、ギルゴールが

変なことをしたら、

あの剣を抜いて、

彼を刺さなければならないと

思いました。

剣は遠くにあり、

あそこまで行くのに何秒かかるかと

ラティルは考えていると、

ギルゴールは、それ以上、

変なことはせず、

平然と身体を起こすと、

ラティルまで

立ち上がらせてくれました。

 

そして、今日はここまでにすると

言いました。

ラティルは頷くと、

わざと対抗者の剣のある壁沿いを歩き

扉まで行きました。

幸いにも、ギルゴールは

追いかけて来ることなく、

そのままソファーに座りました。

 

ラティルが扉の取っ手をつかんで

振り返ると、

ギルゴールは

ラティルを見ていましたが

依然として、その場にいました。

目が合うと、にっこり笑って、

「絶対に付いて行かない」と

合図でもするかのように、

手を上げたりもしました。

 

緊張が緩んだラティルは、

聞きたいことがある。

皇帝は本当にロードなのかと

尋ねました。

ギルゴールは肩をすくめて、

 

分からない。

ただ、そんな話を聞いただけだから。

それが合っていたとしても、

すぐにお弟子さんが

皇帝を殺しに行くことはできない。

気になるの?

 

と尋ねました。

 

ラティルは、

自分は皇帝の特使だから気になると

返事をしました。

 

ラティルは扉を少し開くと、

皇帝がロードだと話をした

皇帝の兄は、何番目の兄かと

尋ねました。

 

ギルゴールは、

何番目かは分からないけれど、

別宮に閉じ込められている皇子だと

答えました。

 

同じ母を持つ兄なので、

別宮へ閉じ込めても、

きちんともてなしていたラティルは

虚しくなりました。

◇食事のマナー◇

ラティルは、あまりにも虚しくなり、

宮殿に帰らず、

首都のあちこちを歩き回りました。

 

どうして、レアンは、

私にこんなことをするの?

 

頻繁に、その考えが浮かんできて

頭がおかしくなりそうでした。

ラティルは、

今すぐ、別宮へ駆けつけ、

扉に卵を投げつけたい気分でしたが

卵がもったいないので、

じっと我慢しました。

ゲスターのことを考えないために

外へ出て来たのに、

レアンのせいで、変になりそうでした。

 

それでも、

帰らない訳にはいかないので、

ラティルは1時間後に

宮殿に戻りました。

しかし、

着替えるや否や向かったのは

執務室ではなくハーレムでした。

数日前だったら、

何時間も1人で出歩くことで、

慰めを得ましたが、

先日、大神官と話をしたことで、

側室たちと接しながら

取り乱した気持ちを

落ち着かせようと決めて、

今までの習慣を

変えることにしたばかりでした。

 

誰の部屋へ行こうと考えたラティルは

タッシールの所へ

行くことに決めました。

頭が重苦しい時は、

軽くてつまらない話をたくさんする

タッシールと

一緒にいるのが良いと思いました。

ところが、

いざタッシールの部屋へ行くと、

ラナムンが一緒にいました。

ラティルは、

2人の挨拶を受けながら、

なぜ、ラナムンがここにいるのかと

考えました。

 

確か、以前、

カルレインの部屋へ行った時、

彼はラナムンと

チェスをしていました。

今も、チェスが置いてありました。

ラティルは、

ラナムンはチェス盤の後を

付いて回っているのか、

それとも、意外と他の側室たちと

よく交わっているのかと考えました。

混乱したラティルは、

不機嫌そうなラナムンを

チラチラ見ました。

 

その間、タッシールは

自然にラティルに近寄り、

腕を組むと、

昨晩は、良い夢を見た。

ラティルが自分の所へ来る夢だと

告げました。

 

彼女は、

何の夢を見たのかと尋ねると、

タッシールは「カレイが・・・」

と言い出したので、

ラティルは、

タッシールが握っていない方の手で

彼の口を塞ぎました。

しかし、彼はその手のひらに

キスをしたので、

きまりが悪くなったラティルは、

すぐに手を下ろしました。

 

タッシールは、

少しも恥ずかしがることなく、

ずっと手を置いたままでいいと言って

笑いましたが、

ラティルは、訳もなく

ラナムンの顔色を窺いながら

ソファーに座りました。

ラナムンをちらっと見ると、

彼の表情に変化はありませんでしたが

その顔で見つめられると

ラティルは怖いと思いました。

 

そんな中、タッシールは

平然とチェス盤を片付けながら、

この試合が終わったら、

夕食を取るつもりだった。

ラティルも夕食がまだなら、

一緒に食べようと、

彼女を誘いました。

 

ラティルは、

自分もまだ夕食を取っていないと

答えながら、

ラナムンの顔色を窺いました。

彼は椅子に座っていましたが、

ひじ掛けを握った手に

力が入っていました。

ラティルが

タッシールを訪ねたことで

ラナムンは

プライドが傷ついたようでした。

 

ラティルは内心舌打ちしましたが、

ラナムンの気分を晴らすために

3人で一緒に、

夕食を取ることを提案しました。

ところが、タッシールは、

ラティルがやって来る5分前に

ラナムンを帰らせるべきだったと

言いました。

 

ラナムンは、

にっこり笑うタッシールを

呆然とした目で見て、

ラティルは咳払いをして、

窓の外を見ました。

しばらくすると、

タッシールの侍従が

料理用のワゴンを押して

部屋の中へ入ってきました。

ワゴンの上には、

蓋がかぶせてある

大きな皿が一つ乗っているだけで、

ヘイレンが蓋を外すと、

大きなプリンが現われました。

 

これは夕飯ではなく、

デザートみたいだと

ラティルは思いましたが、

タッシールは皿をテーブルに移し、

取り皿まで用意すると、

誕生日の時のように、

ラティルのために、

自然に椅子を引いてくれました。

 

ラティルとタッシールが

2人で食事をしようと

していたところに、

自分が入っても大丈夫なのかと、

ラナムンは不快な様子でしたが

ラティルの向かい側に座りました。

ヘイレンは、すぐにワゴンを押して

出て行きました。

 

ラティルは、

タッシールが、

きれいにプリンを切り分け、

取り皿に乗せてくれるのを見ながら、

この場にいると、

ゲスターとグリフィンのことが

思い浮かばないけれど、

この状況も、

あまり楽ではないと思いました。

それでも、食事は始まりましたが

ラティルは、

タッシールの手の動きが

おかしいことに気付きました。

用途に応じて、

ナイフとフォークを

変えなければならないところを、

大きな器から

食べ物を取り分ける時に

道具を変えているだけで、

彼が食事をする時は、

ずっと同じナイフとフォークを

使っていました。

 

ラティルが、

その様子を見ていると、

タッシールは、

自分は貴族ではないので、

マナーは全く知らないと

謝りました。

その姿が照れ臭そうだったので、

ラティルは、

マナーは人前にいる時に

守ればいいので、

自分たち同士でいる時は

気楽に食べるように言いました。

 

その言葉を聞いたタッシールは、

スプーンを下ろし、微笑みながら

自分のマナーを

見たくないのではと尋ねました。

ラティルは、

そんなことはないと答えました。

しかし、タッシールは、

ラティルは、

完璧なマナーを身に着けている人に

慣れているようだと言いました。

それに対してラティルは、

人が食べる姿を、

ずっと見てはいないと答えました。

しかし、タッシールは

とても気になるのか、

ラティルの隣に席を移すと、

 

それでも少し心配です。

貴族の前で失敗をしたら、

気に入らないというだけで

捕まったりしないでしょうか?

 

と心配そうに尋ねました。

 

ラティルは、

そんなはずはないと答えましたが

タッシールは、

 

陛下は私を

愛してくださっているので、

見過ごしてくださると思いますが

窮地に陥れる人もいるでしょう。

 

と言いました。

 

ラティルは、それもそうだと

頷くと、

タッシールは彼女の手を握り、

アイスタッシールに

クリームを乗せたような声で、

ラティルの時間がある度に、

自分にマナーを教えて欲しいと

頼みました。

 

ラティルは、

自分よりも専門的な人にと

言いましたが、

タッシールは、

アイスタッシールにクリームを乗せて

その上からシロップまでかけた声で、

その人が陰で

側室のくせにマナーも知らず、

この年になって学んでいると

悪口を言ったらどうするのかと

心配しながら、

ラティルの手の甲にキスをしました。

彼女は根負けして、

分かったと答えました。

◇愛嬌◇

その様子を眺めていたラナムンは

呆れて苦笑いをするところでした。

彼は何度かタッシールと一緒に

食事をしたことがあるので、

彼が、

どれほど非の打ちどころがなく

貴族の食事マナーを駆使するのか

知っていました。

それどころか、

彼は外国に何度も行っているから

よく知っていると言って、

国別に少しずつ違う

宮廷マナーについて

話してくれたこともありました。

それなのに、

急にマナーに慣れていないふりをして

水が流れるように自然に

ラティルと一緒に、

何度も食事をする機会を

作り出しました。

見ていて、戸惑うほどでした。

しかも、ラティルは

彼の言う通りにしてしまった。

マナーを知らなければ、

教育係を1人付ければいいのに、

彼は麻薬商のように

ニコニコ笑いながら

手の甲に

一度キスをしただけなのに。

 

その時、ラナムンの頭の中に

 

陛下は、

こういうことが好きなんだ!

 

と言う父親の声が浮かびました。

陛下は可愛いものが好きだという

父親の主張。

 

ラナムンは混乱しました。

彼の目には、

タッシールの行動は

可愛く見えませんでしたが、

皇帝の目には、

自然にスキンシップをして、

手の甲にキスをして、

甘い声を出すことが

可愛く思えたのだろうか。

 

ラナムンは固い表情で

タッシールの行動を探りました。

そして、あれが愛嬌だということに

気付きました。

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ゲスターは、

中身は全然違うけれど、

外見は弱々しくておとなしそうで

行動もトロトロしているので、

ラティルの母性本能が

くすぐられていると思います。

商人のタッシールは、

観察眼が鋭く、

人の性質を見抜く力に

長けていると思うので、

どうすれば、相手が

自分の言う通りにしてくれるか

熟知していると思います。

 

ラティルは、

ラナムンの美しい顔が好きなので、

無理に、

ゲスターやタッシールの真似を

しなくてもいいのではないかと

思います。

ラナムンには、彼なりの

魅力があるので、

慣れないことはしないで、

ありのままの姿でいればいいと

思います。

ラナムンがタッシールのように

甘ったるい声を出したら、

気持ち悪くなりそうです。

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