自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作213話 あらすじ ラティルのために旅立つサーナット卿

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213話 サーナット卿はキツネの仮面に、ショードポリへ行けと言われました。

 

◇サーナット卿の出発◇

翌朝、ラティルは

朝食を取りながら、

ギルゴールの言葉について

じっくり考えました。

前日は、レアンのことで

ひどく腹を立てていましたが、

突然、現われた空洞についても、

大変、重要でした。

 

ギルゴールは、

ラティルの訓練のために

食餌鬼を連れてきたことがありました。

彼がショードポリの空洞での訓練を

提案したということは、

そこに怪物がいるのは明らかでした。

ラティルは考えを巡らせ、

食事を終える頃には、

結論を出しました。

 

彼女は侍従長を呼ぶと、

ショードポリの空洞について、

他国のことだからと放置し過ぎた。

もしも、事が大きくなったら、

こちらが備える暇もなく、

被害を受けることになる。

ショードポリの王に、

危険な時期は、

全ての国が力を合わせるべきだと伝え

助けが必要なら、

いつでも助けることができると

手紙に書いて送るように指示しました。

 

ラティルが公開執務室の机に座り、

ペン先にインクを付けると、

待機していた秘書たちが押し寄せ、

ラティルの机の近くに並びました。

彼女は、書類に目を固定したまま

彼らの報告を受け、

重要なことをチェックしたり、

書き留めたりしていました。

ところが、そのうちの1人が

並んでいるにもかかわらず

口を開かないので、

ラティルは、その秘書の顔を見ました。

驚いたことに、そこに立っていたのは

ニコニコ笑っているタッシールでした。

呆れるやら嬉しいやらで、

ラティルは

タッシールの名を呼びました。

彼は、

朝になって、皇帝に会いたくなり

やって来たと話しました。

お世辞だと思いつつも

聞き苦しい言葉ではないので、

思わず、ラティルは笑いました。

しかし、タッシールが腰を曲げて

他の人に聞こえないように、

耳元で、

報告することがあると囁くと、

ラティルの口元から

笑みが消えました。

黒林に関する報告かもしれないと

考えたラティルは、

しばらく休憩すると命じました。

言葉を聞くや否や、秘書たちは、

皇帝が側室と

2人だけになりたいだろうと思い

すぐに席を外しました。

 

ラティルは、タッシールに

座るように手で合図をすると、

何の話をしに来たのか、

黒林に関することかと尋ねました。

すると、逆にタッシールは、

サーナット卿が旅行へ行ったことを

知っているかと、尋ねました。

彼女は、

突然、サーナット卿の名前が出たので

慌てました。

ラティルは、彼がどこへ行ったのか

尋ねました。

タッシールは、

行先までは分からない。

支度をして、

国境を越えたという報告が

最後だと告げました。

ラティルは力が抜けました。

 

この渦中に彼は旅行へ行ったのか。

一生、そばにいて

守ってくれると言ったのに。

 

ラティルは、

サーナット卿が真実を話すことを嫌がり

去ってしまったことに失望しました。

そのラティルの様子を見ていた

タッシールは当惑して、

自分は、

余計なことを話してしまったようだ。

ラティルの特命を受けて、

サーナット卿は出発したものと

思っていたと述べました。

 

しかし、ラティルは首を横に振り

タッシールが教えてくれて良かった。

サーナット卿が、

いつまで休暇を取るのか

気になっていたけれど、

ずっと来ないだろうと言いました。

◇盾と剣◇

数日後、

ショードポリに着いたサーナット卿は

自分が誰だか気づかれないように、

顔をマントで隠して、

突然、現われた空洞へ行ってみました。

 

高台から見下ろすと、

研究のための探索隊が来ているのか

空洞の周囲には、人が集まっていて

テントも張られていました。

 

空洞の周囲には

兵士たちも立っていて

人の出入りを阻んでいましたが

サーナット卿を防ぐほどの

人数ではなく、

彼は状況を見守りながら、

そこにいる人々が

彼ら同士で深刻に話している隙を狙い

空洞の中に入りました。

 

そこは、空洞の外側とは違い

じめじめしている上に

ねっとりとしていて、

湿った空気に、

さらに湿気が加わり、

服が重くなるような

気がするほどでした。

その感じは、中へ入るほど

強くなりました。

 

サーナット卿は歩いている途中で

最初に探索に入ったと思われる

2人の遺体を発見しました。

生きていれば、

空洞の入口まで連れて行ったけれど

すでに亡くなっている人に

何かをしてあげることはできないので

遺体を放置して、

さらに中へ入りました。

彼は、移動している間、

 

血人魚族を

陛下の味方にしなければならない。

 

それだけを呟いていました。

カルレインの話では、

血人魚族は、

水中での戦闘能力もすごいけれど

光を食べる習性のおかげで、

水中でなくても、

団体戦で大いに役立つとのこと。

だから、彼らを

必ず味方にする必要がありました。

 

陛下が覚醒せずに、

このまま平和に過ごせたら、

猶更良いのだけれど・・・

それでも、いつか覚醒し

全てのことを知ってしまった時に

自分に向かって、

にっこり笑いながら、

冗談を言ったり、

その言葉を聞くことができるように。

あなたの男にはなれなくても

あなたの剣と盾になれるように。

◇急上昇◇

ラティルはショードポリの王からの

返事を読んでいる途中で

苦笑いをしました。

手紙には、

タリウムの状況が一番深刻なのに、

理由もなく、

ショードポリのことまで

気にかけるなと書かれていました。

 

あちらが可愛いから助けるのではなく

こちらまで被害が及ぶのを心配して

助けると言ったのに。

 

侍従長は、

ラティルが不機嫌な理由に

すぐに気付きました。

手紙の内容もそうだけれど、

文面に、

どこかラティルを見下した様子が

見受けられました。

侍従長は、

即位して1年も経たない若い皇帝に

助けられるのは嫌だったようだと

弁明しました。

ラティルは、その言葉を聞いて

自分が即位して、

まだ1年も経っていないことに

気付き、

何か言おうとしましたが、

 

(探索隊を送っても、

何も分からなければ、

陛下に助けを求めると

思っていたけれど、

そうしないということは、

ショードポリの王は

陛下を気に入らないと

いうことだろうか?)

 

侍従長の口が動いていないのに

彼の声が聞こえて来たので、

口をつぐみました。

 

侍従長と目が合うと、

彼は怪訝そうに

ラティルを呼びましたが、

 

(もしかしたら、ショードポリが

トゥーラ皇子と

手を組んだ国だろうか?

調べてみないと・・・)

 

と、引き続き、侍従長

心の声が聞こえてきました。

 

慌てたラティルは、侍従長に、

今、心が混乱しているかどうか

尋ねました。

今までは、人が感情的になったり

興奮したりすると、

人の声がよく聞こえて来たからでした。

しかし、侍従長は、

混乱していないと答えました。

むしろ、心が混乱していたのは

ラティルの方で、

侍従長は、平然としていました。

 

どうして急に聞こえて来たのか、

ラティルは不思議に思っていると

後ろから、

 

(陛下はどうしたんだろう?)

 

と副団長の心の声が聞こえて来たので

ラティルは慌てて執務室から飛び出し

廊下を素早く歩いて行きました。

侍従長は、訳が分からず

ラティルを追いかけて来て、

どうしたのかと尋ねましたが、

ラティルは

答える余力がありませんでした。

そして、彼女は、

人がたくさんいる厨房へ

いきなり入ると、

 

(陛下が急にお越しになり

びっくりした。)

 

(なぜ、来られたのか?)

 

と四方から、

心の声が聞こえてきました。

続いてラティルは、

厨房の扉の前に立つと、

 

(いつまで皿洗いをさせられるの?

いつになったら

料理をさせてもらえるのか。)

 

(料理長は僕に嫉妬しているみたい)

 

と扉を開けて入る前から、

心の声が聞こえてきました。

 

ぼんやりと立っている

ラティルを心配して、

侍従長は声をかけましたが、

彼女は、何でもないと

返事をしました。

人の心を読む能力が、

いきなり急上昇したけれど、

その理由が分からないので

ラティルは焦りました。

 

何がきっかけでこうなるのか。

自分がロードだから

変わっていくのか。

ラティルは気になりました。

◇解決すべきこと◇

それでも、

ラティルの人の心を読む能力が

急上昇したおかげで、

謁見を処理しやすくなりました。

人々の心を声を聞くことで、

彼らの願いや気持ちを

推し量ることが

できるようになったので、

国民は目頭を熱くしました。

急に能力が高くなった理由が分からず

ラティルは心配しましたが、

役に立って良かったと思いました。

 

謁見が終わった後も、

能力はそのままだったので、

彼女は、侍従長に、

自分はハーレムへ行くので、

側室たちと宮廷人たちを

全員集めるように指示しました。

 

以前は、

側室たち全員の心を読もうとして

失敗しました。

今でも、彼ら一人一人の

本音が気になるけれど、

それよりも解決すべきことが

ありました。

◇犯人◇

側室たちと宮廷人たちは、

訳も分からず

ホールに集合していましたが、

皇帝が突然現われると、驚き

怪訝な顔をしました。

彼らは以前、

ゲスターに石が投げられた時に、

ラティルが人々を集めて

警告していたことを

思い出しました。

人々は、

また同じようなことが

起こったのではないかと

不安になりました。

 

ラティルは、

そのような考えを知りながらも、

何も言わずに本論を切り出しました。

 

今朝、ふと思った。

数カ月前に、

大神官を階段で押した人は

誰だろう?

 

何カ月も前の事なのに。

なぜ、今頃、聞いているのか、

新たな情報でもあるのかと、

人々の心の声が聞こえてきました。

皇帝が数カ月前のことを

突然、持ち出すことが

不思議なようでした。

当の本人の大神官も同様でした。

それでも、ラティルは、

周りを見回しました。

 

証拠もないし、

目撃者もいなかったので、

そのままになってしまいましたが、

お守りを掘り起こした

事件もあったので

ラティルは、確実に犯人を

知りたいと思いました。

 

そうしているうちに、

大神官が階段を転げ落ちる姿が

頭の中を通り過ぎました。

ラティルは、

その場面を思い出した人の方を向くと

目を大きく開きました。

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サーナット卿が

本当のことを言えないのは、

ラティルが傷つくことを

恐れているからなのに、

彼のことを理解しようとせず、

サーナット卿が旅立ったことを

残念がるだけのラティル。

サーナット卿が話せないなら

それなりの理由があるということを

理解して、何も言わずに、

彼を許してあげれば良かったのにと

思います。

ラティルのためなら、

サーナット卿は何でもする覚悟なのに、

その気持ちが彼女に伝わらないのが

残念です。

 

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