自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作231話 あらすじ クラインのサーナット卿を追い出す方法

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231話 身も心も捧げるというのは、愛も含まれているのかと尋ねたラティルでしたが・・・

◇忠誠と愛◇

予想外の質問に、

サーナット卿は当惑しました。

訳もなく質問したラティルも、

互いに恥ずかしくなったと思い

後悔しました。

彼女は、

変に思わないで欲しい。

カルレインは、

ロードを愛したようだから、

ほかの騎士もそうなのか、

聞いてみただけだと言いました。

サーナット卿はかすれた声で

「そうですね」と呟きました。

ラティルは、彼の声がかすれるほど、

質問が衝撃的だったのかと思い

恥ずかしくなりましたが、

ここで恥ずかしがったら、

もっと恥ずかしくなるので、

知らんぷりをして笑いました。

 

その気配に気づいたサーナット卿は、

自然に愛するようになるかは

分からないけれど、

心と身体が

ロードに向けられているので、

愛であろうがなかろうが

区別する必要がないのではないかと

答えました。

ラティルは、一応納得すると、

サーナット卿はタオルを持って来て、

彼女の髪を拭きながら、

ほかに質問はないかと聞きました。

 

ラティルは、

頭がぼーっとしているので、

質問は思い浮かびませんでしたが、

兄は、自分のことを

ロードだと疑っていたけれど、

サーナット卿を吸血鬼だと

疑ったかどうかは

分からないと言いました。

 

ラティルの言葉が面白かったのか、

サーナット卿は大笑いしました。

彼女は、彼の口の中に、

牙があるかどうか

じっと見ていましたが、

馬鹿げていると思って、

止めました。

彼とキスをするわけでもないので、

牙があろうがなかろうが

関係ありませんでした。

 

◇なぜ知っている?◇

その晩、サーナット卿は、

自分がラティルを愛しているかどうか

聞かれたと、

カルレインに話しました。

彼の侍従は、どこへ行ったのか、

カルレインが1人でいたので、

サーナット卿は怪訝に思いました。

 

カルレインはコーヒーを淹れながら

どうしてラティルが、

急にそんな質問をしたのかと、

尋ねました。

彼は感情を出さないようにするために

わざと不愛想に聞こうとしましたが、

過って、コーヒーに

砂糖をたくさん入れてしまいました。

それを見ていたサーナット卿は

眉をしかめました。

 

サーナット卿は、

先代騎士のカルレインが

先代ロードと恋人同士なので、

騎士がロードを愛することも

特性なのかと、

気になっているようだと答えました。

 

しばらく動揺していたカルレインは、

彼の言葉を聞いて、

心が少し落ち着き、

ため息をつきました。

そして砂糖だらけのコーヒーを

サーナット卿に差し出すと、

彼は黙って受け取りました。

 

コーヒーを口にした彼が

「甘過ぎる」という顔をするや否や、

カルレインは、

驚いた顔をしましたが、

それは、

彼をからかおうとしたわけではなく、

サーナット卿の言葉が

後から、変に気になったからでした。

 

カルレインは、

コーヒーを飲み終えた

サーナット卿を帰すと、

部屋の中をぐるぐる回りながら

考えました。

 

皇帝は、

どうしてそんなことを知っているのか。

ドミスの名前を知っているのは

自分が寝言を言ったのを

聞いたからだと話していた。

けれども、寝言で

詳しい話はしていないと思う。

ギルゴールに聞いたのだろうか。

いや、あの性格で、

自分の話をそんなにするはずがない。

自分とドミスが愛し合っていたことを

話すはずがない。

以前、

アイニ皇后がドミスに化けた時も、

皇帝が明らかにした。

あの時も、

少しおかしいと思ったけれど、

こちらも隠し事が多いので、

問い詰めることができず、

そのまま、放って置いたけれど・・・

 

もしかしたら、前世の記憶を

少しずつ、思い出しているのかと

カルレインは考えました。

◇待っていた人◇

翌朝、ラティルは、

ぼんやりとベッドに座り、

何度か瞼を叩いた後、

立ち上がりました。

自分がロードで、サーナット卿は騎士。

カルレインが

年上の吸血鬼だと知っても

ラティルに

変ったことはありませんした。

 

ギルゴールと対抗者が

自分を狙わなければ、

このまま生きられるのだろうか。

怪物たちが、

だんだん目覚めるらしいから、

その問題を解決しないといけない。

ギルゴールは、

サディを対抗者だと思っていたから

彼は、

本当の対抗者を

見つけていないようだ。

ところで、ギルゴールは

どうしているだろうか。

大丈夫だろうかと考えながら、

侍女に扉を開くように指示すると、

クラインが

廊下に椅子を持って来て座り、

コーヒーを飲んでいました。

そばには、バニルが

あきらめ顔で立っていました。

 

ラティルは、クラインに

なぜ来たのか尋ねると、

彼は、にっこり笑って、

彼女と食事がしたくて待っていたと

答えました。

昨日、温泉で起きたことで、

クラインのことが

気になっていたラティルは、

すぐに許可しました。

クラインの表情が明るくなると、

ラティルは罪悪感が

少し薄れるような気がして

安心しました。

◇一緒にいたい◇

クラインに対して

すまないと思っていたので、

ラティルは、彼に

優しくしようと思っていましたが、

彼が執務室まで付いてきたので、

その気持ちが揺らぎ始めました。

しかも、彼は、今日一日、

ずっとラティルと一緒にいる、

彼女の仕事を手伝うと

言い出しました。

 

クラインは

カリセンにいた時から

学業に情熱的でなかったことを

知っているラティルは、

彼がいても、邪魔になるだけだと

言いたかったものの、

笑っているクラインが、

ラティルの服の裾をつかんでいるので

どうしても、

その話ができませんでした。

結局、ラティルは、

機密でない書類の分類を

クラインに任せました。

浮かれながら仕事をしている

クラインと、たまに目が合うと

彼は明るく笑うので、

こういうのもいいと

ラティルは思いました。

◇ムカつくクライン◇

一方、サーナット卿は、

不快になる一方でした。

 

ラティルがサーナット卿を呼ぶ度に

クラインが先に行って話をする。

サーナット卿が、

ラティルに何か持ってこようとする度に

クラインが先に持って行く。

サーナット卿とラティルが

話をしていると、割り込んできて

話題を変えてしまう。

これ見よがしに、

ラティルとスキンシップをする。

 

サーナット卿は耐え難くなり、

唸り声を出すほどでした。

それに加えて、

普段と変わらない侍従長の表情が

サーナット卿には、

ニヤニヤ笑いながら、

状況を見ているだけに思えたので

さらにイライラしてきました。

侍従長は、それとなく

クラインを黙認しているので、

サーナット卿のストレスは

たまる一方でした。

 

おまけに、

サーナット卿が帰ってきたことで

気分が良くなったラティルは、

久しぶりに仕事に没頭し、

周りで何が起こっているか

気にかけませんでした。

皇帝は、

こういうところに鈍感だと

サーナット卿は、ぼやきました。

 

彼は知らないうちに、

腰に差している真剣を触りながら、

自分を傲慢に見つめるクラインを

睨みつけました。

しかし、彼は怖がることなく、

目が合うとニヤニヤ笑いました。

サーナット卿は、

クラインの様子から、

今日1日、

あれだけでは終わらないと思いました。

 

その時、

熱心に書類を見ていたラティルが

突然、顔をしかめました。

サーナット卿は、

ラティルに近づくと、

どうしたのかと尋ねました。

クラインも、自然に彼女に近づくと

同じ質問をしました。

 

ラティルは、

手に持った手紙をじっと見つめたまま

顔を歪めました。

しばらくして、

ヒュアツィンテから来た手紙だと

重苦しい声で告げると、

彼とラティルの仲を知っている

サーナット卿とクラインと

侍従長の顔が、同時に歪みました。

ヒュアツィンテが、

まだラティルに執着しているのかと

考えたからでしたが、

今回のことは、

私的な感情とは無関係でした。

 

ラティルは、サーナット卿に

カルレインを呼んでくるように

命じました。

彼女の歪んだ顔と氷のような目から、

元彼に怒っているのではなく、

国と国との問題であることが

分かりました。

サーナット卿は返事をすると、

すぐに外へ出ました。

 

◇手紙の内容◇

クラインの

不安そうな視線を感じたラティルは、

彼の問題ではないから

心配しないようにと慰めました。

 

侍従長は、ラティルに

手紙の内容を尋ねたので、

彼女は彼に手紙を渡すと、

アイニ皇后が、

家出をしたのではなく、

黒死神団の傭兵たちに拉致されたと

主張している。

ヒュアツィンテも信じていないけれど

皇后の話を黙殺することもできない。

おそらく使節団が来ることになるので

その前に、教えるべきだと思い

手紙を送って来たと説明しました。

 

クラインの表情を見たラティルは

彼に手を伸ばして、

安心するようにと言いました。

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どれだけ、クラインが

ラティルと

サーナット卿との間に割り込んでも

彼をイライラさせるだけで、

サーナット卿を追い出すことは

できないと思いますが、

暴力を振るわない方法を

考えただけでも、

少しは頭を使ったのかなと思います。

我慢できなくなったサーナット卿が

カリセンの王子のクラインに

真剣を向けたら、

ひと悶着起きそうではありますが・・

 

ラティルを愛している

サーナット卿に向かって、

騎士はロードを愛するものなのかと

無頓着な質問するラティルですが、

サーナット卿が帰って来ただけで

気分が良くなり、

仕事に集中できるくらい、

彼のことを気にかけているので、

サーナット卿は、それに免じて、

クラインの子供っぽい意地悪を

我慢して欲しいと思います。

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