自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作248話 あらすじ ドミスの願っていたこと

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248話 ヘウンの首を処分したと言われたアイニは・・・

◇アイニの苦しみ◇

アイニの顔は青ざめましたが、

侍女たちは、

彼女がヘウンの声を聞いたために、

恐怖に怯えていると勘違いしたので

自分たちは平気なふりをして

彼女を慰めました。

 

よろよろと立ち上がった彼女は

クローゼットの前に行き、

ぶるぶる震えながら

扉を開きました。

ヘウンの頭が入っていた

箱ごとなくなっていたので、

アイニの頭の中は

真っ白になりました。

 

侍女たちは、何か変だと思い、

アイニを気遣いましたが、

彼女自身がヘウンの頭を持っていたと

どうしても、

信じたくありませんでした。

 

アイニは、

ヘウンの頭はどこへ行ったのかと

沈んだ声で尋ねましたが、

誰も答えませんでした。

彼女は、怒りを抑えて、

もう一度、ヘウンの頭は

どこへ行ったのかと尋ねると、

侍女の1人が、

処理する予定の

地下監獄にいるゾンビの所へ

持っていたはずだと、

辛うじて声を出して答えました。

 

アイニはヘウンを探すために

地下監獄へ向かいましたが、

その近くへ到着した時、

すでに、そこから

煙が立ち込めていました。

口元を布で覆った使用人たちが、

黒い灰を詰め込んだ袋を

運んでいました。

アイニは、ぶるぶる震える手で

袋を指差すと、使用人は、

怪物を燃やしてできた灰だ。

すべて終わったので

安心するようにと答えました。

その瞬間、

アイニは倒れてしまいました。

 

再び、目覚めた時、

侍女のルイスがアイニの手を握って

涙目で、心配そうに

彼女を見下ろしていました。

アイニは、体を起こす力もなく、

目をギュッと閉じました。

 

ヘウンをとても愛していたのに、

カルレインを見た瞬間、

憑りつかれたように、

彼を愛するようになってしまった。

前世の記憶が蘇ると、

気が狂うほど、

彼への愛が深まりました。

 

ヘウンが

友人を殺したかもしれないので、

アイニは、彼への気持ちを

無理に振り切るために、

カルレインは、

打ってつけの相手でした。

しかし、前世の記憶が、

これほどまでに生々しいのに、

アイニはロードではないので

ドミスではないと言われた状況で

彼女は、自分が対抗者だと

知りました。

それでもなお、

カルレインを愛する気持ちは

残っていて、

それは、愛憎、

それから後悔に変わることを

繰り返しました。

自分がドミスでなければ、

なぜ、このような気持ちがあるのか。

このような中、

現世で愛したヘウムまで

消えてしまえば、

心臓が押しつぶされそうなほど、

苦痛でした。

いっそのこと、

カルレインを愛することなく

前世の記憶もなければ、

怪物になったヘウンでも

近づくことができたのかと

思いました。

 

ルイスはアイニを呼びましたが、

彼女は返事をする力もなく

首を振りましたが、

ルイスは、

アイニに何かが憑いているので

それを必ず、

アイニに伝えて欲しいと

ヘウン皇子が言っていたと

話しました。

ルイスは、ダガ公爵を訪ね、

ヘウンの死を告げると、

彼は腹を立てて、

テーブルをドンと叩きました。

 

人々の前で、

アイニにヘウンを殺させようとしたのに

彼があっけなく死んでしまったので

ダガ公爵の計画が

最初から狂ってしまいました。

ヒュアツィンテにも抜けない

対抗者の剣を、

人々の前で、

アイニが抜いたことで、

彼女が対抗者であることを

知らしめることができたけれど、

計画が狂うのは良くないと思いました。

 

ルイスは、

アイニに何かが憑いているのは

良くない。

危険かもしれないので、

高位の神官に

一度見てもらったらどうかと

話しましたが、

ダガ公爵は、

断固として反対しました。

 

彼は、

名ばかりの対抗者に

危険なものが憑くとは思わないし、

たとえそうであっても

自分の娘は強いので、

彼女自身で

打ち勝つことができると言うと、

ルイスに、

ヒュアツィンテとアイニの仲が

良くならないように、

見張っていろと命じました。

◇頼りになる人◇

窓から、斜めに入って来た日差しが

タッシールの顔を明るく照らすと、

ラティルは、指で

彼の顔をなぞりました。

指の下で、

すっきりとした目鼻立ちを

感じると、ラティルは

そわそわしました。

彼女は手を退けると、

タッシールは目を開いていました。

ラティルと目が合うと、

彼は微笑みながら、

彼女の手を唇へ持って行き、

手のひらに擦り付けると、

何を考えているのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

自分は純情派の皇帝として

記録されることはないと思うと

答えました。

タッシールは笑うと、

ラティルはそれをじっと見ながら

彼の胸に顔を埋めました。

 

タッシールは、

ラティルが急に

自分に良くしてくれたので

不安だ。

自分は、愛する女性を

近くで助けるだけで、

後に、彼女の幸せを祈りながら

去っていく、

ロマンス小説の脇役みたいだと

自分の侍従に言われたことがあると

言いました。

 

ラティルが笑い出すと、

タッシールは肩をすくめ、

彼女をもっと自分に近づけました。

ラティルは、

タッシールの手作りの尻尾で

彼の首筋を擦り、

自分のことを愛していないのに

とんでもないことを言うなと

話しました。

すると、タッシールは、

急に自分に良くしてくれるし、

彼女のことを愛していると

告げました。

ラティルは、

ちょっと軽いと言って、

尻尾で

タッシールの脇腹をくすぐりました。

彼はピクピク身体を動かすと、

ラティルをギュッと抱き締めました。

彼からは良い香りがしました。

ラティルは、

完全に自分の人がそばにいることに

温かさと安らぎを感じました。

 

タッシールは

暗殺集団黒林の頭で、

非常に危険な男だけれど、

周りに吸血鬼や血人魚がいるせいか

彼のそばにいると、

緊張しませんでした。

 

クラインも、

そばにいると楽だけれど、

タッシールとは違い、

クラインの考えなしの行動が

可愛いくて、

一緒にいると活力が湧いて来る。

一方、タッシールは、側室の中で

一番軽い性格だけれど、

頼りになりました。

だから、他の側室たちは

タッシールが好きなのか。

そういえば、

ラナムンは別の種族ではないけれど、

彼の顔色をしきりに窺うのは

なぜだろうかと

不思議に思いました。

 

タッシールがラティルの髪の間に

手を入れて擦ると、

再び、睡魔に襲われましたが、

外から大きな水音が聞こえて来たので

驚いたラティルは、

半分閉じていた目を、

パッと開きました。

 

ラティルは、

メラディムのことを思い出し、

外へ出ました。

血人魚たちは

何をしようとしているのかと

ラティルは不安になりました。

◇現実◇

ラティルは外へ出ると、

予想通り、血人魚たちが

湖から外へ飛び出していました。

人々が不思議そうに、

彼らを眺めていましたが、

気にしない様子でした。

一番前の列にいたメラディムは

髪の水気を絞りながら、

ラティルに挨拶をしました。

 

彼女は時計を確認すると、

そろそろ仕事をする時間に

なっていました。

現実に呼び戻されたラティルは、

メラディムと話したいことがあったので

少し一緒に歩くことを

提案しました。

◇ドミスの願い◇

メラディムは、

黒魔術師が呼び出した変なものが

湖の中を歩き回っている。

敵意はなく、

魚のように泳いでいると

話しました。

黒魔術師云々の話をすることから、

メラディムは、

ラティルがロードであることを知って

ここへ来たのだと思いました。

彼女は、ずっと気になっていた

メラディムが

ここへ来た理由について尋ねました。

 

彼は、

ラティルがロードであることを知って、

ここへ来たこと。

あの時のエルフが、

ラティルであることも知っていると

答えました。

彼女は、エルフ云々の話は

忘れて欲しいと頼むと、

メラディムは笑いました。

その煌めく青年のような姿を見て、

ラティルは彼の年齢を

聞きたくなりましたが、

途轍もない返事が返って来そうなので

止めました。

 

ラティルは、

自分がロードだと知っているなら、

彼が自分の味方になってくれると

考えて良いかと尋ねました。

メラディムは、

当然だ。今度こそ、

自分たちの念願をかなえようと

答えました。

 

ラティルは、

反射的に頷きましたが、

何の念願かと尋ねると、

彼は世界征服だと答えたので、

彼女は驚きました。

しかし、メラディムは

冗談だと言った後に、

自分たちの念願という部分も、

少し訂正しないといけないと

言いました。

 

メラディムは、

ロードごとに

性格も望むこともまちまちだったので

自分はいつも、

ロードの味方をしたわけではない。

だから、ラティルが

「ドミス」という名前の時の願いが

今の願いではないかもしれないと

話しました。

 

ラティルは、

メラディムの口から、

ドミスの名前が出たので驚きました。

彼女は、

ドミスの念願というものが

あったのかと尋ねました。

 

ラティルは、カルレインに

ロードとして自分は何をするべきかと

尋ねましたが、彼は

自分も分からない。

対抗者が来るので、

ただ戦ってばかりいたと答えたので

ラティルは、

カルレインから、

そんなことを聞いていないと、

反論すると、

メラディムは、

カルレインは知っていながら、

知らないふりをしたのか、

本当に知らないので、

話さなかったのかは

分からないけれど、

先代ロードには、

やりたがっていたことがあったと

メラディムは話しました。

ラティルは、それが何なのかと

尋ねました。

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湖の中にいる怪物は

ゲスターが呼んだのでしょうか。

敵意がないということは、

以前、姿を現した時も、

何か悪さをするわけでは

なかったのかもしれません。

 

ラティルとタッシールは

楽しい夜を過ごしたようですが、

最後までは

行かなかったのでしょうか。

どのように2人で過ごしたのか

書かれていませんが、

ラティルが、

現実に戻されたと感じていることから

幸せな時間を過ごしたのだと

思います。

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