自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作 277話 タッシールの計画、剣術を習うドミス

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

277話 ラティルはギルゴールをどうするつもりなのでしょうか?

◇制御不能

カルレインが何を考えているか

分かったので、

ラティルは首を振り、

ギルゴールは

ハーレムに入っても問題だし

入らなくても問題だ。

入って来いと言っても

入るような人ではない。

ラナムンも、

入って来いと言って

入って来る人ではなかったけれど

アトラクシー公爵が

勝手に入れてくれたので

運が良かったと言いました。

 

ギルゴールについて、

よく知らないサーナット卿は、

首を傾げました。

 

ラティルから見ると、

ギルゴールは

制御不能な自然現象でした。

彼女は、彼を側室にしたら、

宮中暗闘をするのではなく、

他の側室たちを殺してしまうと

力なく呟くと、

カルレインは納得しました。

そして、ラティルは、

ギルゴールは自分の言うことを

聞いてくれそうにもないと

言いました。

 

まだ全てがぼんやりしているけれど

他の人たちの方向性は

何とか決まっているし、

ダガ公爵は、

無条件に悪い方向へ行く。

けれども、ギルゴールに関しては

少し考えてみなければいけないと

思いました。

 

ドミスの記憶を見れば、

ギルゴールのことが

よく分かるかもしれないと

思いながらも、

最近、彼女の夢を

毎日、見ていないし

最終的に彼女もギルゴールと

仲違いしました。

 

ラティルは、

彼らが仲良さそうに見えたけれど

ドミスもギルゴールを

制御できなかったのだと思いました。

◇タッシールの計画◇

タッシールは、

片足の膝に、もう片方の足を乗せて

ぼんやりと灯火を見つめていました。

何を考えているのかと思い、

ヘイレンはタッシールの顔色を

窺いました。

ペンからインクが漏れているのに

気づいていないので、

ヘイレンは慎重に

タッシールを呼びました。

彼は、

最近、ラティルが

黒死神団の傭兵たちと

近づいているような気がしないかと

尋ねました。

ヘイレンは、

そのようだ。

公式的には使っていないけれどと

答えました。

 

偽皇帝事件の時もそうでしたが、

元々、ラティルは

黒死神団よりも黒林の方を

頼っていました。

けれども、最近になりラティルは

黒死神団を頼っていました。

 

タッシールは、

カルレインとラティルの間に

変化が生じたのかと呟くと、

ヘイレンに冷たい水を一杯

持ってくるように頼みました。

 

彼が水を汲みに行っている間に、

タッシールは素早くノートを広げて、

落書きをするように、

考えを整理しました。

 

ラナムンは、

自分が対抗者ではないかと

疑っていた。

彼以外に、

対抗者の疑いをかけられていた

女性がいた。

赤毛の女性が茶色の髪の女性を

対抗者だと疑っていた。

しかし、急に

その女性の消息が途絶えて、

突然、ラティルとアイニが、

別の対抗者として現れた。

そして、

黒死神団が急に重用された。

偶然かも知れないけれど、

赤毛の女性が、

茶色の髪の女性を

対抗者だと疑っていた時、

カルレインは失踪していた。

2つのことは全く関係なく、

依然として、

関係ないように思えるけれど、

対抗者が3人になると、

カルレインの傭兵たちが、

重用され始めた。

これも、やはり、

関係のないことのように思えるけれど

変化の時期に、

いつも同じ歯車が

2つ回っているとすれば、

一見すると小さすぎて見えない

歯車でも、

その間には、何らかのつながりが

存在するのではないだろうか。

傭兵王は、今の変化と

関連があるのだろうか。

 

ヘイレンが戻って来て、

タッシールに水を渡しました。

彼が水を飲んでいる間、

ヘイレンは、

分かりにくい文字でいっぱいの

ノートをちらっと見ました。

そして、これは何かと尋ねる前に

タッシールは、

自分はクラインのように、

猪突猛進するタイプではないし、

じっとしていても、

事件の中心部に行ける位置にもいない。

突然、外ではゾンビが現われ、

500年ぶりに英雄が現われ、

タリウムとカリセンは、

互いに相手が、

闇の力を利用する国だと宣言した。

2つの大国が、互いに相手を

危険な国だと宣言したので

他の国々は大いに混乱し、

世の中がさらに乱れるだろうと

言いました。

 

ヘイレンは、

ここは宮殿の中なので大丈夫だと

言いましたが、タッシールは、

大丈夫なはずがない。

皇帝が渦の真ん中にいるのに、

その流れに追いつけなければ、

皇配の席は飛んで行ってしまう。

ただ、皇帝に媚びるようなことを

している場合ではないと

言いました。

その言葉を聞いて驚いたヘイレンは、

台風が来る時は、

身を隠すべきだと言って、

彼を止めました。

しかし、タッシールは、

ここで身を隠せば、

無事なのではなく

風に乗って、皇帝の見えない所へ

飛んで行ってしまう。

一緒に苦労してこそ、

皇帝の記憶に残ると言いました。

 

ヘイレンは、

タッシールが、

どんな苦労をするつもりなのかと

考えると、訳もなく怖くなり

爪を噛みました。

彼1人で苦労するならともかく、

自分も一緒に苦労するのは

目に見えていました。

 

タッシールは、

戦争とまでは行かなくても、

大きな戦いが起こるだろうと言って

自分の範囲内で運用可能な

商団の資金と、自分の秘密資金、

来年の予算がいくらか、

ヘイレンに尋ねました。

 

彼は、500億バルトは

はるかに超えていると答えると、

タッシールは、それを全部使って、

大神殿と首都や国境付近の神殿、

可能なら、他の国の神殿も含めて

その周りの建物を、

全て買うように指示しました。

 

ヘイレンは驚いて、

口をパクパクさせながら、

武器や食べ物のようなものではないと

言いましたが、

タッシールは、

考えを説明する代わりに、

ニッコリ笑って立ち上がりました。

そして、対抗者のことで、

ラナムンを助けたことがあるので

そのお返しをしてもらわなければと

言いました。

◇変な力◇

ラティルは

久しぶりにドミスの夢を見ました。

ソファーに横になりながら、

考え事をしている間に

寝てしまったようでした。

 

ラティルは、

走り続けるドミスの身体の中で、

ここが以前の森であることに

気がつきました。

どれだけ走ったのか、

ようやくドミスは立ち止まると、

足が痛くないので驚きました。

そして、切り株に腰かけると、

理由は分からないけれど、

自分には変な力があると

思いました。

そして、手の甲と手のひらを

交互に見ながら、

この能力があれば、

狩人になれるだろうかと

考えました。

ラティルは、彼女がまだ、

ロードであることに

気づいていないのだと思いました。

◇剣術の練習◇

ドミスが切り株から立ち上がると、

場面が代わり、

彼女は宮殿に戻っていて、

彼女の横には、

水が半分入ったバケツと、

壁にもたせかけたモップがありました。

しかし、ドミスは

熱心に仕事をするのではなく、

つま先立ちをして、

窓越しに、騎士たちが

訓練している姿を見ていました。

 

ドミス、何をしているの?

 

誰かが叫ぶ声に、

ドミスは足を下ろして、

モップを握った瞬間、

場面は宮殿の長い廊下から、

暗い洗濯場へ変わりました。

手に持っているものも

モップから木刀に変わりました。

彼女は生半可な腕前で、

騎士たちが剣を振り回していた姿を

真似し始めました。

ラティルは、

中途半端だと思いましたが、

ドミスが木刀を

振り回せば振り回すほど、

目立って腕が上がり、

ある瞬間、隣で1人の男が、

「もう少し強く、素早く、

一呼吸で。」と

アドバイスをしていました。

どのくらい時間が経ったのか

分かりませんでしたが、

ドミスの袖丈は

少しずつ短くなり、

今では手首の少し上あたりに

なっていました。

 

ドミスは剣を振るのを止めると、

横を見ながら男に笑いかけ、

 

いつもありがとう。ミクス卿。

 

とお礼を言いました。

 

彼は、

感謝する必要はない。

ドミスが才能があるように

見えるから教えていると

言いました。

ドミスは、

それでも普通は、

そのようにしてくれないと言うと

ミクス卿はニヤニヤしながら、

彼女に水筒を渡し、

ドミスは実力があるので、

いつかドミス卿と呼ばれる日が

来るだろう。

都合が良ければ、教えるので

いつでも準備をしておくようにと

言いました。

 

再び場面が代わり、

ドミスはドレッサーの前に

座っていて、その後ろで、

義妹ではないアニャが

ドミスの髪を結っていました。

 

彼女の髪が、

プードルみたいだと言うアニャに、

ドミスは、

狩人になることを考えていると

話しました。

すると、アニャは、

ドミスのことをプードルと呼んだので

自分を狩るつもりなのかと

尋ねました。

その言葉を聞いたドミスが

笑い出したので、

アニャは一生懸命編んだ髪を

放してしまいました。

彼女は、ドミスに

動かないようにと指示しました。

 

ドミスは、アニャのせいではなく、

狩人が、自分の適性に

合っているような気がすると

話しました。

宮殿の下女の仕事を

紹介してくれたのは

アニャだったので、

ドミスは彼女の顔色を

窺いましたが、アニャは、

目標ができたのなら、

それを成し遂げようと

快く言いました。

そして、編み上げた髪をゴムで縛ると

ニヤニヤ笑いながら、

そうなると、

宮殿の外で暮らさなければ

ならないから、

自分と一緒に住めばいいと

話しました。

 

ドミスは驚いて、目を丸くしながら

後ろを振り返ると、

アニャは背中をポンと叩き、

姉と一緒に暮らしたくないのかと

尋ねました。

 

ドミスは、姉という言葉に

さらに驚きましたが、

首を素早く振ると、

アニャの腰を抱き締めました。

彼女は何度も、

ドミスの背中を叩きましたが、

突然、心配そうに、

クレレンド大公の後継者である、

ドミスのムカつく義妹が、

ここへ来るらしい。

数カ月前に来ると言っていたのに

なぜ、今来るのか分からない。

明日か明後日には

到着するそうだけれど、

具合が悪いと言って、

病気休暇を申請するかと尋ねました。

 

ドミスは、アニャがケガをして、

来るのが遅れていたけれど、

ケガが治ったから、

来るのだと思いました。

彼女の面倒を見ていた

カルレインのことを思い浮かべると

ドミスは胸がズキズキ痛みましたが

彼女が来ても来なくても関係ない。

被害に遭っても、

逃げずにここにいるつもりだと

答えました。

◇再会◇

また場面が変わると、

ドミスは、宮殿の敷地内の

一見、野原のような場所で

剣を振り回していました。

 

後ろから、

「たくましくなった」と

声をかけられたので、

ドミスは剣を下ろし、

後ろを振り返ると

ギルゴールがいました。

ドミスは彼に腕を伸ばしましたが

完全に彼を

抱き締めることはできず、

躊躇うふりをして、手を緩め、

照れ臭そうに笑いました。

ギルゴールも、

2‐3歩離れた所に立って

ドミスに微笑みかけ、

また会えて嬉しいと言いました。

 

ドミスは木刀を下ろして、

以前、助けてくれたことに

お礼を言いました。

 

しかし、ギルゴールは、

次の日に行ってみたら、

いなかった。

自分たちは友達なのに、

なぜ、いつも黙って消えるのかと

文句を言いました。

ドミスは、事情があった。

好きで消えたわけではないと

言い訳をすると、

力なく笑いました。

ギルゴールが来たということは、

義妹のアニャも来ていると思い

表情が暗くなりました。

逃げないといったものの、

気分は良くありませんでした。

けれども、

彼女の家族のせいで、

嫌な気分でいたくないので、

ドミスは、

カルレインは来たのかと尋ねました。

なぜ、よりによって、

カルレインの名を出したのか、

ドミスはすぐに後悔しましたが、

最後に、

あまり良い別れ方をしなかったので

彼がここにいるかどうか

気になりました。

 

意外にも、ギルゴールは、

腕を組んで、

悪戯っぽく怒った顔をすると、

ドミスがいなくなってから、

カルレインもいなくなった。

もしかしたら、自分たちは、

大公の後継者を

間違えて見つけたかもしれないと

言いました。

 

ドミスは、「そうなんだ」と

呟いて、大きく目を空けました。

ギルゴールは、

ドミスの義妹は、

もしかしたら後継者では

ないかもしれないと告げました。

 

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

ドミスが最後に出てきたのは

255話です。

myuieri.net

ドミスは、養父のせいで

両足を折られても、

走ることができたので、

カルレインは、ドミスが

普通の人間ではないことに

気がついたのでしょうか?

それで、

自分が勘違いしていたかどうか

確認しに行ったのでしょうか?

 

もしも、アニャが

クレレンド大公の後継者でないと

分かったら、今までのように、

ぜいたくな暮らしをすることが

できなくなると思います。

そんなことになれば、

義父が黙っていないし、

ドミスへの怒りを

爆発させそうな気がします。

 

久しぶりにタッシールが出て来て

ほっとしました。

言い方は悪いですが、

顔だけが取り柄の、

変な側室たちの中で、

タッシールは唯一まともで、

知的で理性的なので

絶対的な安心感があります。

彼は貴族ではありませんが、

皇配に一番ふさわしいと思います。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain