自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 285話 ネタバレ 先読み 原作 ラナムンを誘惑するラティル

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285話 レアンが襲われて重体だと連絡が入りました。

◇一緒に行く人◇

ラティルは大丈夫かと尋ねましたが

重体なのに、

大丈夫なわけがないと思い

口をつぐみました。

彼女は、しばらく考えた後、

サーナット卿に、

大神官の所へ行き、

レアンを見てくれるかどうか

聞いて来るようにと指示しました。

 

ラティルはどうするのかという

サーナット卿の問いかけに、

彼女は、

今、行っても、

苦しんでいる姿しか見られないので、

翌日、行ってみる。

苦しんでいる姿を見て、

気が弱くなりたくないと答えました。

 

ラティルは。

レアンがケガをしたと聞いて

気分は良くありませんでしたが、

アニャが死んだのを見たドミスより

驚いていないし、

今すぐ、覚醒しないと思いました。

けれども、

実際にレアンが

ケガをしている姿を見れば、

急に動揺することもあるので、

治療は大神官に任せることにしました。

そして、治療が終わったら、

すぐに大神官を連れて来いと

指示しようとしましたが、

サーナット卿がレアンの

長年の友人であることを

思い出しました。

ラティルは、サーナット卿が

一緒に付いて行っても

大丈夫だろうかと心配しました。

 

ラティルが途中で話すのを止めて

サーナット卿を見ていたので、

彼は、どうしたのかと尋ねました。

 

サーナット卿はレアンの友達なので、

兄の所へ彼を送るのは

少し心配だと言えば、

自分がサーナット卿を

疑っているように

聞こえるのではないかと

ラティルは思いました。

けれども、

快く送り出すこともできず、

ラティルはサーナット卿の

瞳ばかり見ていました。

彼はラティルを怪しみました。

 

結局、ラティルは、

大神官とゲスターを一緒に

レアンの所へ

行かせることにしました。

なぜ、ゲスターなのか訳が分からず、

サーナット卿は眉を顰めました。

 

もしも、レアンが

ラティルの同母兄という理由で

襲われたのだとしたら、

大神官も襲われるかもしれないので

彼を1人でレアンの所へ送るのは

不安でした。

けれども、サーナット卿は

レアンに同情するかもしれないので

不安でした。

カルレインを送れば、

サーナット卿を差し置いて

彼を送る理由を

サーナット卿が探り、

ラティルの本音を

察するかもしれませんでした。

考えに考えた末、

選んだのがゲスターでした。

彼は黒魔術師なので、

強いに違いないし、

彼の実家は別宮の近くにありました。

ラティルは、

ゲスターが出かけたついでに、

実家へ寄ってくればいいと

言いました。

それにゲスターは、

ロードの味方なので、

レアンの戯言に

騙されないと思いました。

 

サーナット卿は、

不思議そうな顔をしていましたが、

ハーレムの方へ走って行きました。

その後ろ姿を見送りながら、

ラティルは犯人について

兵士に尋ねました。

彼は、人間ではないと答えました。

ラティルは、兵士に

サーナット卿を追いかけ、

それを伝えるように指示しました。

犯人が人でないなら、

ゲスターが行くのが適切だと

ラティルは考えました。

◇運命◇

サーナット卿を先に送り出した後、

ラティルは、

ゆっくりラナムンの所へ

向かっている時、

自分がラナムンの所へ行こうとすると

特にたくさん問題が

起きるような気がしました。

以前は、何とも思わなかったけれど

ドミスの夢を見た後は、

少しモヤモヤしました。

 

ドミスの養母の話では、

ドミスとアニャは

仲が良い時もあった。

けれども、

運命は2人を引き裂き、

彼女たちは、

なぜ、ずっと

自分の前に現れるのかと叫びました。

 

ラティルとアイニも、

何かが起きる度に、

相手との距離が遠ざかり

事件が起きる度に、

敵対するようになりました。

ラナムンとは、

衝突すること自体あまりないせいか

彼と会ってはいけないと、

運命が立ちはだかっているようでした。

 

ラティルは、

偶然ではない。

早く、ラナムンの心を

掴む必要があると思い、

足を速めました。

◇ラナムンの慰め方◇

ラティルがラナムンの部屋に入ると

銀の蓋が被せられた料理を前にして

着飾ったラナムンが、

彫像のように座っていました。

彼はいつものように華やかで美しく

ラティルを見ると、

ゆっくりと立ち上がりました。

 

ラティルは、笑みを浮かべ、

ラナムンに自分を

愛させるようにしなければならないと

繰り返し唱えながら、

ラナムンに近づき、座りました。

訳もなく焦る気持ちを抑えていたので

唇が少し震えました。

今まで、自分を誘惑するのは

側室たちの役目だったので、

急に、少し自信がなくなりました。

 

カルレインやギルゴールを

相手にする時は、

前世の恩恵に与っているし、

理由は分からないけれど、

ゲスターは子供の頃から、

自分のことが好きだった。

けれども、ラナムンは

ラティルが皇女だった時、

一度も顔を見せなかった

傲慢な青年でした。

皇帝という地位を除けば、

自分はラナムンが

愛するに値する人間だろうかと、

しばらく考えましたが、

ラナムンが首を傾げるのを見て、

自分が皇帝であることが

一番の長所なのに、

それを外してはいけないと思いました。

 

ラティルが、

しきりにラナムンを見ているだけなので

怪訝に思った彼は、

ラティルがいつもと様子が違うと

指摘しました。

 

ラティルは、

自分を殺すかもしれない運命を

生まれ持った人を

誘惑しに来たとは言えなかったので

躊躇いながらも、

レアンが暗殺されそうになり

ケガをしたと話しました。

驚いたラナムンは、

そちらへ行かなくてもいいのかと

尋ねました。

ラティルは、

大神官に行ってくれるよう頼んだ。

自分は明日行くつもりだと

答えました。

 

ラナムンは眉を顰めて、

ラティルを見ていました。

彼女は、ラナムンが

自分のことを

非情だと思っているのか、

気の毒だと思っているのか分からず、

さらに憂鬱そうな顔をしました。

こんな時、相手の本音が

読めればいいのにと思いました。

餅王子の本音が読めても、

意味がないと思いました。

 

ラティルは、以前、

傲慢だと思った人が、

突然、弱気を見せたので

心がときめいたと、

侍女たちがひそひそ話しているのを

聞いたことがありました。

それが通じるかどうかは

分からないけれど、

通じることを願いながら、

ラティルは、

内心、うんざりしているものの

必死で悲しそうな顔をして、

自分を慰めて欲しいと

ラナムンに頼みました。

しかし、彼は無表情でした。

ラナムンが自分の姿を見て

心が動いたのか、

意外だと思ったのか、

心が少し揺れたのか、

知る術がありませんでした。

 

「慰めるふりでもしてよ」と

ラティルは、うんざりしながら、

悲しい表情を維持していると、

しばらく悩んでいるように見えた

ラナムンは、

レアンは、

ラティルの後頭部を打ったので、

いちいち気にしないようにと

冷たく言いました。

 

まさか、これで慰めたつもりなのかと

ラティルは驚きました。

しかし、ラナムンは

それ以外、何も言いませんでした。

ラティルが悲しそうな表情を止めると

ラナムンは当惑しましたが、

ラティルを裏切る人は

自分にとっても裏切り者。

自分は裏切り者には同情しない。

ラティルが、その人のために

心を痛めているのは

仕方がないけれど、

一緒に心を痛めることはできないと

言いました。

 

ラナムンは話を終えると、

料理の蓋を一つ一つ開け始めました。

そして、ラティルの前に

噛むのが楽な柔らかい食べ物を、

自分の前には、

噛み応えのある食べ物を

移動させました。

 

ラティルが、

不思議に思っていると、

ラナムンは、

食欲がない時に食事をすると

胃もたれすることがあるので、

柔らかい食べ物を取るようにと

勧めました。

ラティルは、承諾しました。

 

しかし、彼女は食事をしながら

ラナムンをチラチラ見ました。

侍女たちの話は、

ラナムンに通じなかったのだろうか?

なぜ?

ラナムンは弱い姿が嫌いだから?

普段、自分が強い姿を

見せていなかったから?

そもそも、その話自体が

間違っていたから?

 

ラティルは

誘惑することが、

とても難しいことに気がつきました。

だから、ラナムンは、

本を読んで研究していた。

その彼を笑った自分はひどいと

今さらながら思いました。

ラティルは、

一番ラナムンを知っている人に

助けてもらうことにしました。

◇自分の意志◇

ラティルに呼ばれて、

慌てて宮殿に駆け付けた

アトラクシー公爵夫人は、

ラティルに、

ラナムンの好きな女性の好みを聞かれて

目を丸くしました。

 

ラティルは、慈しみ深く笑いながら

自分はラナムンに近づきたいと

言いました。

アトラクシー公爵夫人は

しばらく首を傾げていましたが

凄い冗談を言われたかのように

大笑いすると、

それはラナムンが悩むことで、

ラティルが悩むことではない。

じっとしていても、ラナムンは

ラティルに気に入られたがると

言いました。

 

ラティルは、

それは分かっているけれど、

ラナムンが自分を

皇帝として愛するのではなく、

自分を心から愛して欲しいと言って、

ロマンティックな表情を浮かべながら

アトラクシー公爵夫人に

明るく笑いかけました。

そうすれば、

自分がロードだと分かっても、

ラナムンは自分を

殺さないと思いました。

それに、アトラクシー公爵夫人も

自分の子供と

愛を分かち合いたいと言われて、

嫌だと思わないはずでした。

 

アトラクシー公爵夫人は、

意外そうな表情をしましたが

少し気分が良さそうでした。

そして、ラティルが

ラナムンのことを

とても考えてくれていることに

感謝し、

何でも手伝うと言いました。

 

ラティルは、

その言葉にお礼を言うと、

ラナムンが、

アトラクシー公爵の指示で

望まない側室になったことに

心を痛めていると言いました。

ところが、アトラクシー公爵夫人は

ラティルの言葉を聞いて

大笑いしました。

 

ラティルが不思議に思っていると

彼女は、

そんな心配をしなくてもいい。

ラナムンは父親の意志ではなく、

自ら側室になったと話しました。

 

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ラナムンが、ラティルのことを

何とも思っていなければ

ラティルを裏切る人は

自分にとっても

裏切り者だとは言わないし、

彼女の身体を気遣い、

消化の良さそうな食べ物を

譲ったりしないと思います。

単にラナムンは人づきあいが

不器用なだけで、

彼なりに、精一杯、

ラティルに尽くしているし、

いくらかの愛は、

存在しているように思います。

 

人それぞれ、

愛の表現方法は違うので、

ラティルの期待通り、

ラナムンが反応しなくても、

失望しないで欲しいです。

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