自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作 286話 レアンを見舞いに行くラティル

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286話 ラティルは、ラナムンが自分の意志で側室になったことを聞きました。

◇二晩続けて◇

公爵夫人が帰った後、

自らハーレムに来たのに

無理矢理、引っ張って来られたように

ラナムンが振舞っていたことを、

ラティルは呆気にとられながらも

面白いと思いました。

ラナムンが、

騙したかどうかは知りませんが、

彼は、

側室なんて大嫌いだという風に

いつも傲慢な顔をしていたので、

公爵が彼を無理やり側室にしたと

ラティルが誤解していただけした。

 

ラティルが

笑ったり、真顔になったりを

繰り返していたのを

変に思った侍従長は、

会議室に向かう途中、

体調が悪ければ、

会議を延長することを

ラティルに提案しました。

彼女は、笑いながら

大丈夫だと言い張りました。

ラティルがラナムンに近づく時、

彼が無理矢理ハーレムに来たことが

気になっていたけれど、

それが誤解だと分かったので、

もっと積極的に求愛してもいいのか。

難易度が低くなったと思いました。

 

ラティルは侍従長に、

ラナムンと夕食を取るので、

彼に食べないで待っているよう

伝えて欲しいと頼みました。

露骨にラナムンを指示している侍従長

ラティルが2回続けて

ラナムンを訪れると聞いて、

目を輝かせました。

 

ラティルは、

ラナムンには、

好きな女性のタイプがない。

人に会うのが面倒だからと、

公爵家の長男なのに、

社交界を放り投げたので、

好きな女性がいるはずがない。

もちろん、好きな男もいないので

彼は好きな人が1人もいない。

食べ物は、キノコとエビが好き。

働くのは嫌いだけれど、

読書は好き。

他に、好きなものは思い浮かばない。

嫌いなものなら、

100種類でも言えるけれどと、

アトラクシー公爵夫人が

話していたことを思い出しました。

◇好きな食べ物◇

ラティルは夕食を取る1時間半前、

ラナムンの所へ、

エビとキノコの料理を運ぶよう

侍従に指示しました。

そして、夕食の時間になると、

ラナムンの部屋へ行きました。

 

彼は、数時間前と同じく、

たくさんの料理を前にして

彫刻のように座っていました。

ラティルが入って来ると、

彼はゆっくりと立ち上がり、

微かに笑いましたが、

それは、ラティルが

2回続けて来てくれたのが嬉しいのか

エビとキノコの料理を

送られて来たことが嬉しいのか、

アトラクシー公爵夫人が

何かアドバイスをしたのか

分かりませんでしたが、

彼の気分が良さそうなのは確かでした。

 

ラティルは笑顔で席に着くと

ラナムンも、それに続きました。

ラナムンは、料理の蓋を

一つ一つ開けながら、

なぜ、1日に2度も

来てくれたのかと尋ねました。

ちょうど、ラナムンは、

ラティルが用意したエビ料理の蓋を

開けたところだったので、

彼女は、公爵夫人から

ラナムンの好きな物を聞いたので

たくさん食べるようにと言いました。

他の皿から、

キノコ料理が現われると

ラナムンの口元が

微かに上がりました。

 

ラナムンは、

ラティルが用意した

エビ料理とキノコ料理を食べて、

他の料理に手を付けませんでした。

 

エビとキノコだけでは

飽きるのではないかと、

ラティルは心配しましたが、

ラナムンは無表情で、

ラティルの用意した料理だけを

食べました。

ラティルは、

普段、エビ料理とキノコ料理が

あまり出て来ないのではないか。

ハーレムの料理人たちが、

ラナムンに変なものを

食べさせているのではないかと

疑問に思うほどでした。

 

そうこうしているうちに、

大きな皿が空になったので、

ラティルは思わず拍手しました。

満足できる料理を食べたせいか、

ラティルが来た時よりも、

目つきが少し緩んでいるような

気がしました。

そして、

ラティルが何か言ってくれるのを

待っているようでした。

 

ラティルは、

アトラクシー公爵夫人が

ラナムンはプライドが高く、

褒められるのが好きだ。

けれども、あからさまな誉め言葉は

お世辞かと思って、

不審がられると言っていたのを

思い出しました。

 

ラティルは、

ラナムンが褒められたくて

自分を見ているのかと思い、

少し面倒だけれど、

未来の対抗者に投資するつもりで

ラナムンはエビを食べる姿も美しい。

エビの殻をむく4本の指は芸術的だと

にっこり笑って褒めました。

しかしラナムンは渋い顔して、

突然、眉を顰めて立ち上がりました。

ラティルは、

どうしたのかと思って、

彼を眺めていると、ラナムンは

お腹と胸の間に手を当てて、

お腹の調子が悪いと訴えました。

食べ過ぎのようでした。

 

ラナムンの顔色が急に悪くなったので

ラティルは彼をソファーへ連れて行き、

カルドンに医者を連れて来るよう

指示しました。

大神官は留守だし、

こんなことで彼を呼べませんでした。

冷や汗まで流すラナムンを見て、

ラティルは舌打ちすると、

お腹がいっぱいになったら、

食べるのは止めるべきだ。

ラナムンは意外と

食い意地が張っていると

非難すると、

ラナムンは恨めしそうに

ラティルを見たので、

彼女は、

料理に何も入れていない。

ラナムンが食べ過ぎたせいだと

言いました。

彼は、さらに眉を顰め、

目を閉じました。

◇一緒に過ごした2人◇

昨日、ラナムンは、

なぜ、あんなに目で怒っていたのか。

自分が料理に何か入れたと

思っていたのか。

話してくれれば良かったのにと、

ラティルは、彼の冷淡な態度を

思い出していると、

レアンの所へ行った

大神官とゲスターが戻ってきました。

 

大神官の治療のおかげで、

レアンは前日の午後には

すっかり回復したこと。

お礼に、レアンは

大神官をもてなそうとしたけれど

大神官とゲスターは断り、

ゲスターは大神官を

彼の邸宅へ招待した。

彼らは一緒に食事をして

朝までそこにいた。

彼らは自分の部屋に戻ったと、

2人と一緒に行った侍従が

報告しました。

 

何も知らなかった時なら、

純真な2人の側室たちが、

仲良く過ごして来たと思うけれど

ゲスターは黒魔術師だと

知ってしまったので、

ラティルは心配になりました。

けれども、ゲスターは

乱暴な人ではないので、

元気に過ごしたと思いました。

 

大神官とゲスターを

ここへ呼ぼうかと、

侍従長に聞かれましたが、

ラティルは、首を横に振り、

レアンに会いに行くと答えました。

◇尋ねて来た人◇

皇子の身分のまま、

同母兄が襲われ重体に陥ったことと、

カリセンとの仲が険悪になっている今

国内まで、

悪い雰囲気になるのは良くないので、

ラティルは気が進まなかったものの

レアンに会いに行くことにしました。

けれども、別邸に向かう馬車の中で

彼に会うと考えただけで、

イライラするし、

ストレスで胃が痛くなりました。

カルレインでも、

連れてくれば良かったと思いました。

 

馬車が止まっても、

まだ緊張感でお腹が痛かったものの

ラティルは表情管理をしました。

馬車から降りると、

別邸の管理人が慌てて近づき、

ラティルに挨拶しました。

 

彼女は彼に、

レアンの容態を聞くと、

管理人は、

大きな傷を神聖力で治癒すると

かなり体力が落ちるので、

必ず休息が必要だと

大神官に言われたので、

ずっと寝室で横になっていると

答えました。

 

ラティルは、

レアンの部屋へ向かいました。

そして、扉を開け、

ドンドンと音を立てて

部屋の中へ入ると、

大きなベッドの上で横になっている

レアンが見えました。

治療が終わって治ったと思ったのに、

まだ顔は青白いままでした。

身体はどうなのかと、

ラティルが淡々と尋ねながら近づくと

レアンの顔をおしぼりで拭いていた

下男が横に退きました。

ラティルは、彼を外へ出すと

椅子に座りました。

 

扉が閉まると、レアンは、

ラティルが、

もう、自分の顔を見たくないと

思っていたのに、

来たんだと言いました。

ラティルは、来ることで

自分のイメージ管理に

役立つと思った。

こういうことはレアンの方が上手。

どういうことか分かるよねと

尋ねました。

彼は口元を少し上げて、

分かると答えました。

 

ラティルは、もう一度、

身体のことを聞きました。

レアンは、

ラティルの側室のおかげで

傷は治ったと答えました。

 

ラティルは、

犯人は人間でないと聞いたけれど

誰なのか見当がつくかと尋ねました。

レアンは、

ゾンビでもなく、吸血鬼でもない。

屍鬼のようだったと答えました。

吸血鬼と食屍鬼は、

じっとしていれば、

人間と同じような姿なので、

ラティルは、レアンが

屍鬼と吸血鬼を

区別できるのかと嘲笑いました。

 

しかし、レアンが妙な顔をしたので

ラティルがじろじろ見ると、

彼は、この話をしてもいいのかという

表情をしました。

レアンは何を言おうとしているのか、

ラティルは眉を顰めて、

その姿を見つめていると、

レアンは短くため息をつき、

やって来たのはトゥーラだったと

打ち明けました。

◇メモ◇

自分の部屋に戻って来た大神官は、

お風呂に入って着替えた後、

ラティルが

レアンに会いに行ったことを

クーベルから聞いて驚きました。

彼は、

「あの事件」のせいで、

ラティルとレアンの仲が

悪くなったけれど

それでも、同母兄なので、

少し心配なのではないかと

当たり前のように言いました。

大神官は「さあ」と呟きました。

 

クーベルは、大神官に

違うと思うのかと尋ねました。

大神官は、

ラティルは好き嫌いが激しいと

答えました。

しかし、クーベルは

2人は血がつながっていると

言いました。

そして、何か持ってくるものを

思い出したように、

外へ出て行きました。

 

大神官は1人になると、

自分が脱いだ服の方へ

歩いて行きました。

彼は服の間に手を入れて、

重要なメモを取り出しました。

それは、レアンの治療を終えた後、

彼が感謝の挨拶をする時に、

大神官の手に握らせたものでした。

彼は暗い顔で、

そのメモを広げました。

そこには「皇帝がロード」だと

驚くべきことが書かれていました。

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ラナムンは、

ラティルにたくさん食べてと

言われたし、

せっかく自分のために

用意してくれた料理を

残してはいけないと思って、

お腹の調子が悪くなるまで

食べたのに、

食い意地が張っていると言われたら

怒るのも当然だと思います。

自分の失言のせいで、

ラナムンが怒っていることに

気づかないラティルは、

相変わらず、

人の気持ちを理解できない

鈍感な人だと思います。

 

大神官に治療をしてもらった途端、

恩を仇で返すなんて、

レアンは最低だと思います。

たとえ、それが妹であっても、

人類に災いをもたらすロードを

何とかしなければならないと

正義感に燃えているのでしょうけれど

レアンが大賢者になれるような人なら

歴史を繰り返させなくて済む方法を

考えて、

妹を救う方法を

探してみてもいいのではないかと

思います。

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