自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 原作 287話 ネタバレ 先読み ラティルを見て涙ぐむカルレインの侍従

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287話 レアンはトゥーラが訪ねてきたことを、ラティルに話しました。

◇方法を探す◇

ラチルはレアンをじっと見て

それはどういうことかと

尋ねました。

彼は、信じられないことだと

答えましたが、

ラティルは、レアンが

自分に信じさせようとしていると

言いました。

レアンは肩をすくめました。

ラチルは唇をかみしめながら

レアンの服のフリルを睨みました。

 

カルレインはトゥーラの話を

詳しくしてくれなかったけれど、

彼が偽のロードをしていたことは

見当がつきました。

しかし、彼が今、どこにいるか

ラティルも知りませんでした。

だから、レアンの言葉を

「とんでもない」と

否定することはできませんでした。

レアンは嘘をついているのか、

それとも、本当なのか。

本当なら、

なぜ、自分にこれを話すのか。

トゥーラに狙われているので

自分を守ろうとしているのかと

考えました。


レアンは、

トゥーラはまだ、

皇位を放棄していないようだと

言いました。

ラティルは、その根拠を尋ねると、

レアンは、

ラティルを傷つけるためなら

自分を攻撃する必要がないからだと

答えました。


ラティルは、「それはそうだ」と

冷たい声できっぱりと認めると、

レアンは苦笑いして、

自分が皇位継承2位なので

トゥーラは自分を

亡き者にしようとしたみたいだと

話しました。


ラティルに子供ができたら、

その子の継承順位は

レアンより高くなるけれど

子供がいないので、

今の2番目の継承順位はレアンでした。

トゥーラと戦った当時は、

レアンが

皇位をラティルに譲りましたが、

彼女がいなければ、

話が変わります。

 

眉をひそめたラチルは、

宙を爪で引っ掻きました。

犯人が本当にトゥーラなら、

本当に皇位のために

レアンを攻撃したのかと

疑問に思いました。

 

レアンは、

ラティルと分かり合えなくても、

彼女は自分の妹だと言いました。

ラティルは、ありがたいと

言いましたが、

できれば、分かり合える方向に

愛情を持って行って欲しいと

皮肉を言いました。

 

ラティルは、

これで用事は済んだと思い、

レアンに背を向けました。

しかし、三歩歩いたところで、

レアンは、

自分たちは平凡な家族ではないからと

言いました。

ラチルが振り向くと、

レアンは仲の良かった時代のように、

いい人のようであるかのように、

ラチルを眺めていました。

それを見たラティルは、

むしろ、さらに怒りがこみ上げてきて、

足音を立ててレアンに近づくと、

彼の胸ぐらをつかみ、

ふざけているのかと非難しました。


レアンが微動だにしないので、

ラチルは空笑いをして、

手を離しました。


レアンは、

タリウム国民を守りたいだけ。

ラティルを愛しているけれど、

自分は、

何を優先すべきかを知っている。

ラティルにもそれを知ってほしいと

頼みました。

 

ラティルは、

ロードである妹は窓の外へ飛び降りて

死ねと言う意味かと尋ねました。

レアンが

「必要ならば」と答えたので、

ラティルはかっとなって、

レアンの名を叫びました。


しかし、レアンは、

ラティルの存在が

人々に害になることを知っても、

一人で生き延びたいのか。

国民を守らなければいけないという

考えはないのかと尋ねました。

ラティルは自分も国民も守る方法を

探せばいいのではないかと答えました。

 

しかし、レアンは、

そのような方法がなくて、

ラティルが存在するだけで

人々の害になったらどうするのかと

尋ねました。

ラティルは、

そうならないために探す。

どうしてしきりに、

悪い仮定ばかりするのか。

できることを全てやってみないと

分からない。

どうして無条件に、

悪い方向だけ見ているのかと

抗議しました。

 

レアンは、

できるだけやってみた後で、

被害が大きくなったらどうするのか。

ラティル一人のせいで

タリウム国民が被害を受けたら

どうするのかと尋ねました。

そして、レアンは

振り向いたラティルを捕まえました。

彼女はレアンの腕を振り払い、

彼を睨みました。

レアンは、自分を解放するよう

頼みました。

彼女は、「うるさい」と

突っぱねました。


レアンに背を向けるラティルを

再びレアンは捕まえました。

ラティルは、

今度は本当に腹が立って、

力を入れて彼を振り切りました。

しかし、レアンを振り払うや否や、

ボキッと音がしたので、

ラティルは反射的に

手を離さなければなりませんでした。

サーナット卿の宝剣さえ折るほど

強くなった力を、

その瞬間、制御できませんでした。

しかし、レアンは

腕が折れたにもかかわらず、

うめき声を上げるどころか、

表情さえ変えずに

ラチルを眺めていました。

その強い姿に、

言葉が詰まったラティルは、

少し力が抜けて、

「何なのか?」と尋ねました。

 

ようやく口を開いたレアンは、

ラティルが死なずに、

事態を解決する方法があるかどうか

自分に調べさせて欲しいと

頼みました。

しかし、ラティルは

レアンを信じられないので、

自分が探して見つけると言いました。 

 

ラティルが出て行った後、

部屋の中に入って来た侍従は

レアンの腕が

捻じれているのを見て驚き、

彼の元へ駆けつけました。

レアンは、大丈夫なので

騒がないようにと指示しました。

腕が折れているのに

大丈夫だと言うレアンに、

侍従は涙ぐみました。

 

彼は、ラティルはまだ

レアンを憎んでいるのかと

尋ねました。

レアンは、寂しそうに笑うと、

折れた部分が

真っ赤になった腕を見下ろし、

たぶん、一生憎むだろうと

答えました。

◇破壊的な愛◇

馬車に乗ったラティルは、

扉を閉める前に、

ショバー侯爵家の次女メイシーを

呼ぶように、部下に指示しました。

 

トゥーラと戦った当時、

意外にもアナッチャの実家である

ショバー侯爵家は、

中立に近い態度を固守していました。

ショバー侯爵家の直系の中には

中央官職に就いている者もおらず、

彼らの領地は、

首都から遠いところにある上、

侯爵の後継者である次女メイシーが

ラティルに忠誠を誓うなど、

様々な条件が重なったおかげでした。

そのため、ラティルは

事態が収束した後も、

彼らを処断しませんでした。

元々、彼らは

中央権力の近くにいなかったので、

追い出すこともありませんでした。

けれども、

もしトゥーラが再び皇位を狙うなら、

一から始めるはずはありませんでした。

前回は、ショバー侯爵が

自分の立場を守ったけれど、

果たして、今回もそうだろうか。

ひょっとしたら、トゥーラは

今度こそ、ショバー侯爵の

助けを受けようとするかもしれない。

メイシーを呼んで

変な動きがないか、

聞いてみなければなりませんでした。

 

宮殿に到着すると、

ラティルは執務室へ行く代わりに

ハーレムへ向かいました。

カルレインの所へ行き、

レアンとトゥーラの話を

してみるつもりでした。


カルレインの部屋の近くへ行くと。

彼の侍従である傭兵が

ドアを閉めて出てくる途中で

ラティルを発見して止まりました。

目が合うと、

ラティルはドアの内側を指差しながら

カルレインはいるかと尋ねました。

ところがなぜか、ラティルを見た

カルレインの侍従の目に

涙が浮かびました。

どうしたのかと思い、

ラティルはびくっとしました。

カルレインの侍従は

吸血鬼だからなのか、

すべての召使いの中で唯一、

カルレインが

皇帝の寵愛を得るかどうかに

関心がありませんでした。

ところが、

普段はいつも、

機嫌が悪い顔をしているのに

急にあのように

自分を見つめているので

不思議に思いました。

ラティルは、

それが負担に感じたので、

後ろに半歩下がって、

カルレインはいないのかと

尋ねました。

その言葉に、

涙ばかり流していた侍従が

ついに、ラティルを

「ロード」と呼びました。

ラティルは、

自分がロードであることを

カルレインが、

話したのだと思いました。

 

それにしても、

どうして、あれほどまでに

変化が大きいのか。

あれが、吸血鬼流の

ロードと人間への接し方の

違いなのかと思い

ラティルはぎこちなく笑いました。

「ロード」と呼びながら、

あれほどまでに涙ぐんでいる

相手に、何と答えればいいのか

途方に暮れました。

しかし、

カルレインの侍従が

何か言おうとした瞬間、

ドアが開いて、カルレインが現れ

侍従を横に押し出して、

ラティルに手を伸ばしました。

カルレインが出て来るや否や

侍従は目を伏せたので、

ラティルは彼をちらりと見ながら

部屋の中へ入りました。

 

カルレインは気分を害したのか、

ドアをしっかり閉めても、

ドアの向こうを

じっと見つめていました。

何となく彼は、

嫉妬しているように見えました。

ドアを閉めてからも、

ずっとドアの外を眺める姿が、

人を警戒する狼のようでした。

 

ラティルはその様子を見ながら、

カルレインの侍従も吸血鬼なのか。

自分と前世で知り合いだったのか。

自分を見て、

すごく悲しそうな顔をしていたと

聞きました。

カルレインは、

なぜ、分かるのかと尋ねました。

彼の声が硬くなったので、

本当に嫉妬しているのではないかと

思いました。


ラティルはこっそりと

カルレインを見つめました。

彼がドミスと恋仲で、

自分がドミスの

生まれ変わりであることは

知っているけれど、

ドミスと自分の性格が

かなり違うせいか、

カルレインが自分のことで、

嫉妬するということが

不自然に思われました。

 

ラティルは、

ぎこちない雰囲気を変えるために

前世の記憶をもう少し見つけたと

話しました。

カルレインがドアノブから

手を離したので、

それを見たラティルは笑いながら

これだけは、

はっきりさせておくと言いました。

彼は緊張した顔で、

ラティルを見ました。

 

彼女はカルレインの鼻先を撫でると、

自分の顔に感謝すべきだと

言いました。

 

ドミスの最後の夢で、

彼女は、

ギルゴールに腹を立てていたし、

カルレインには、

もっと怒っていました。

けれども、ドミスは

アニャを傷つけるために

カルレインの腕を取り、

彼も軽く笑って拒否しませんでした。

 

カルレインは、

 

知っている。

ご主人様は、

以前もそう言っていた。

 

と話しました。

そして、カルレインが

突然腰を下げたため、

ラチルと彼の顔の距離が

少し近づきました。

急に恥ずかしくなったラティルは

カニ足で横に移動しました。

 

カルレインは腰を伸ばしながら

カリセンから子馬の侍従と護衛が

到着したと伝えました。

ラティルは、

その子馬は、もしかして、

クラインのことかと尋ねると、

人間よりはそちらに近いと

答えました。

ラチルはその冗談に笑いましたが

こんなことを、

している場合ではないことに気づき、

真顔になりました。

 

ラティルは、カルレインに

ソファーに座るように指示し、

自分は、その向かい側に座ると

レアンから聞いた話を伝えました。

そして、ラティル話を終えた後に

トゥーラが今どこにいるか

知っているかと尋ねました。

カルレインは、

分からない。 

必要がないからと答えました。

 

ラティルは、

知っておくべきではないかと

尋ねました。

カルレインは、

トゥーラ皇子を連れて行った所に、

キルゴールが現れた。

彼は、

トゥーラ皇子がロードだと思って

殺しに来たと答えました。


それを聞いたラティルは、

カルレインがトゥーラを

偽物のロードに立てなかったら

「サディ」を経ずに

自分とキルゴールが出会っていたら、

彼は自分を、

殺そうとしたかもしれないと

思いました。

カルレインは、

ギルゴールは、あの時、

トゥーラが偽物だと

知ったようだけれど、

その腹いせに、城の中を破壊して、

トゥーラ皇子とアナッチャは脱出したと

淡々と説明しました。


それならば、

トゥーラとアナッチャは一緒にいると

ラティルが推測すると、カルレインは

たぶん、そうだと返事をしました。

 

それならば、ショバー侯爵が

二人を助ける確率がもっと高くなると

推測すると、カルレインは、

たぶん、そうだと答えました。

 

ラティルは、

トゥーラとレアンについて

考え続けようとしましたが、

先ほど、

ギルゴールの名前を聞いたので

考えに集中できず、

ギルゴールが

本当にトゥーラを殺そうとしたのかと

尋ねました。

自分で聞いておいて、

なぜこのようなことを尋ねたのか

理解できませんでしたが、

ギルゴールが

トゥーラを殺そうとしたので

彼は行方不明になったのだと

思いました。

それに、キルゴールは

ヘウン皇子を殺せと言って

ラティルの所へ

連れてきたこともありました。


カルレインの鋭い視線に、

ラティルは咳払いをしながら

カーペットを見下ろし、

キルゴールが

自分の側室になりたいと言っている。

そうすれば、

おとなしくしていると言っていると

伝えました。

すると、カルレインは、

即座に「嘘だ」と答えました。

ラティルは、

側室になりたいということと

おとなしくしているということの

どちらが嘘かと尋ねました。

カルレインは、両方だと答えました。

ラティルは、

ギルゴールを側室にしたら、

対抗者の所へ行かずに

じっとしていると言っていたと

話しましたが、

しばらく考えた後、

中でおとなしくしているとは

言っていなかった。

全員殺すと言っていたと

訂正しました。

 

カルレインは、

ギルゴールは、

破壊的に愛する吸血鬼なので、

1/8に分かれた愛を受けながら

自分が育てる花のように

おとなしくしているはずがないと

忠告しました。

 

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レアンは、子供の頃から

妹のラティルを

とても愛していたと思います。

だから、

彼女がロードかもしれないと

思った時、とても悩み、

苦しんだのではないかと

思います。

けれども、彼女が国を破壊し、

国民が不幸になり、

人々に憎まれる存在になるくらいなら

他の人にラティルが倒される前に

自分の手で、彼女を

何とかしたいと考えているのかなと

思いました。

でも、ラティルからしてみれば

そんなことは、

受け入れられるはずが

ありません。

2人が敵対していくうちに、

兄妹としての愛情が

失われることがなければいいと

思います。

 

ギルゴールの破壊的な愛が

どんなものなのか、

気になります。

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