自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 507話 原作 ネタバレ 先読み 未来を肯定的に考えるサーナット卿

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507話 ラティルとサーナット卿のファーストキスのシーンです。

 

ラティルはサーナット卿を

見上げました。

大きな瞳が揺れ、

苦しそうな顔をしていました。


彼の顎が、

ラティルの額に触れたかと思うと、

熱くて柔らかい感触に

変わりました。

彼はラティルの額に

キスをしたようでした。

 

ラティルは彼の名前を呟きました。

彼女は彼の立場が理解できました。

彼はラティルにとって、

唯一の騎士であるはずだったのに、

ドミスとラティルの意志により

騎士は三人になりました。

その中で、

サーナット卿は一番弱く、

カルレインのように

強くなれる可能性を持って

生まれてきたのに、

ラティルが覚醒することを

拒否したことで、

成長も中途半端な状態で

止まってしまっていました。

常人であれば、

サーナット卿の相手にも

ならないけれど、

サーナット卿の周りには

とんでもない強者がいることが

問題でした。

すでに、アニャ・ドミスのような

怪物が現れているので、

サーナット卿が例外とはいえ

先代騎士のカルレインくらい

強くなっていないはずは

ありませんでした。

 

ラティルは、

サーナット卿の名前を呼ぶと、

彼の胸に額をつけて首を振り、

少し離れると、顔を上げ、

それならば、

以前、サーナット卿が

言っていたように

側室になる方がいいのかと

尋ねました。

サーナット卿は否定し、

自分が側室になったからといって

ラティルの多数の夫たちが

突然いなくなるわけではないと

答えました。


多数の夫たちとはどういうことなのか。

確かにそうなのだけれど、

ラティルは恥ずかしそうな顔をして

サーナット卿のお腹に口を付け、

意味もなく歯を突き立てました。


彼は、

今は彼らの間に入りたくない。

そんなことをすれば、

彼らより有利なポジションを

一つでも失うことになると

言いました。

 

ラティルは、

サーナット卿の立場は

どうなるのかと尋ねました。

彼は、

いつもラティルのそばにいると

答えました。


サーナット卿は体を少し下げ、

ラティルと目を合わせました。

ラティルは彼の赤い瞳を

興味深げに見つめました。


ギルゴールも、

赤い目をしていますが、

彼の目は微妙な狂気と色気を

見せていました。

しかし、サーナット卿の目は

焚き火のように暖かく、

心地良いものでした。


ラティルは額を彼の額に当てて、

どうしたいのかと尋ねました。

本意ではないけれど、

ラティルの声が、

次第に小さくなっていきました。

サーナット卿が軽く額を動かすと、

その摩擦で痒くなりました。


ラティルは目を閉じ、

両手を前に出して、

彼の冷たい顔を包み込みました。

サーナット卿は、

ラティルを愛し、愛し、

愛したいと答えました。


ラティルは、

彼が愛という言葉を口にする度に、

どこかがくすぐったいような

気がしました。

ラティルは目を開き、

サーナット卿を見ました。


愛し、愛し、愛したいとは

どういう意味なのか。

下品な意味なのかと

聞きたかったけれど

彼の表情が

あまりにも健全で崇高だったので、

聞けませんでした。


それが好きなのは自分だけなのか。

ラティルはそう思いながら

サーナット卿の顔をいじり、

彼の唇が近づくと、

すっと口を開きました。


さっきまで感情が高ぶったせいか、

とても疲れているけれども、

柔らかい感触が伝わってきて

満足しました。

ラティルは、

彼の冷たい唇の感触を味わい、

自然と胸元に手を下ろしました。

サーナット卿は、

ラティルの背中を抱き、

ラティルと、

この世で2人きりになりたいと

言いました。

 

ラティルは、

彼の言葉は甘美だけれど、

なぜその手は冷たいのかと

尋ねました。

彼は、吸血鬼だからと答えました。


ラティルは、

そういう意味ではないと

心の中で呻きながら、

サーナット卿の首筋を

痛くない程度に噛みました。

痒いのか、サーナット卿は

たじたじとなりました。


ラティルは、

サーナット卿の首筋を

噛むふりをしながら、

両腕を広げて

強く彼を抱きしめました。


サーナット卿が苦しんでいるのは

分かっているけれど、

このままでいたら、

自分はわがままなのか。

ヒュアツィンテを愛していた頃は、

彼と他の人を同時に愛するなんて

夢にも思っていなかった。

けれども、なぜ、今は、

サーナット卿を好きだと認識しながら

他の側室たちを全て

抱こうとするのだろうか。

自分の価値観が

変わったからだろうか。

すでに、深い愛を1人だけに

与えられなくなっているのかと

急に心配になりました。

また騙されるなんて!

あの人はゴミだ!

なんであんなのと付き合ってるの?

別れましょうよ!


サーナット卿と別れて

部屋に戻ったラティルは、

下女の声に、

反射的に立ち止まりました。


自分のことを

言われているのではないと

分かっていても、

自分が責められているような

気がしました。

ラティルは不機嫌そうに部屋に入り

ベッドに横になりました。

どうしたらいいのか

わからなくなりました。

ヒュアツィンテを愛した時のように

全て一つに収まるのだろうかと

考えました。

そして、

ヒュアツィンテはどうしているのか。

アイニ皇后がこちらに来てから、

ほとんど連絡をくれなくなったけれど、

きっと全て順調なのだろうと

思いました。

その翌日、ラティルは

避難施設担当の官吏を呼び、

地下に現れた敵を

防御できるかどうかを尋ね、

カルレインを呼ぶと、

傭兵が地下道を見つけたかどうかを

再確認しました。

その後、

ゲスターと昼食を取りながら、

彼にアニャドミスの

洞窟に行ってもらい、

アナッチャが捕まったかどうか

確認して欲しいと頼みました。

 

アナッチャが道を歩いていたら、

突然、捕まったらしい。

アニャドミスの黒魔術師が

犯人かもしれないと説明すると、

ゲスターは、

1人で見てきても大丈夫だと

返事をしました。


しかし、数時間後、

執務室にやって来たゲスターは、

行ってみたけれど、

洞窟は空っぽだった。

洞窟の場所が知られたので、

隠れ家を完全に変えたのだと思うと

報告しました。

ラティルはため息をつきました。

ゲスターもタッシールも

その場所を知っていれば、

隠れ家を変更するのも

不思議ではありませんでした。

ラティルは、舌打ちをすると

首都の地下を捜索するしかないと

言いました。

ヒュアツィンテの誕生日と

サーナット卿の誕生日は

15日しか違いませんでした。

ラティルはアナッチャの捜索や

避難所の視察に励む一方、

ヒュアツィンテへのプレゼントも

入念に準備しました。

カリセンは強国であり、

タリウムの同盟国でもあるので、

ヒュアツィンテに恋をしていなくても

彼のプレゼントは.

慎重に準備する必要がありました。


ラティルは、

ヒュアツィンが気に入るような

立派で頑丈な馬車を用意し、

宝探しのように、

小さくて高価な贈り物を

あちこちに置きました。

そして、

ヒュアツィンとクラインは

仲が良いので、クラインに

今度のヒュアツィンの誕生日に

カリセンに行くことを

提案しました。

 

ラティルは、クラインが

何ヶ月も兄と会っていないので、

寂しいのではないかと尋ねると、

クラインは、

本当は会いたくないと

曖昧に答えましたが、

断りはしませんでした。

クラインは、

ヒュアツィンが会いたがると思うので

行くと言いました。

 

ラティルは、

アイニ皇后も行くので、

一緒に行ったらどうかと

提案しましたが、

クラインは断りました。

ラティルは、

理由を尋ねようとしましたが、

クラインとアイニの

仲の悪さを思い出して、

黙って頷きました。

一緒に行けば、

どちらも気まずい思いをするだろうと

思いました。

クラインとアイニが重なることなく

カリセンに行くために、

ラティルは、

彼女の具体的な予定を知る必要が

ありました。

最初、ラティルは、

アイニの予定を聞くために

侍女を送ろうとしましたが、

気が変わり、

直接、客用の宮殿へ行きました。

アイニはラティルを疑っていましたが、

アニャドミスという

共通の敵がいるので、

ラティルは、アイニと

きちんと友好関係を保とうと

思っていました。

そして、彼女に

ヘウン王子の話をするつもりでした。

しかし、

そろそろ、客殿に付属する庭園に

差し掛かろうとした時、

小さな声で、

ラナムンの名前を言うのが

聞こえて来たので、

ラティルは歩みを止めました。

何を話しているのか、

注意深く聞きながら、

音のする方へ近づいていくと、

ささやくような会話が

少しずつ耳に入って来ました。


カリセンの皇后とラナムンは

頻繁に会っていないか。

彼女も対抗者らしいけれど、

それにしても頻度が高い気がする。

対抗者の集まりならともかく、

なぜ皇帝抜きで

会い続けるのかがわからない。

過去に、ギルゴールと会っていた。

よく会っていると思わないか。

しかし、いつも外で会っている。

1つの部屋で2人きりということはない。

 

宮廷人たちの話の内容は、

徐々に理解することができました。

ラナムンとアイニが、

よく二人で会っていることに

宮廷人たちが文句を

言っているのでした。

 

ラティルの後ろに控えていた

サーナット卿は、

これでライバルが消せそうだと

先に反応しました。

ラティルは彼を睨みつけ、

誤解に決まっていると

言いました。

ラティルは、

その方がいいのかと尋ねると、

サーナット卿は、

そうではないけれど、

未来を肯定的に捉えていると

言いました。


ラティルは首を横に振ると、

それまで歩いていた道を

歩き続けました。

後ろから、

サーナット卿の笑い声が聞こえました。

彼は、ラティルに、

その噂を信じていないのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

もちろんだ。

ラナムンからは 、

他の女を愛したら離婚してくれと

言われているし、彼は、決して

隠れて浮気するような人ではないと

答えました。


ラティルは、

自分がロードであることを

難なく受け入れてくれたラナムンの

理性的で冷静な性格を思い出しながら

しっかりと頷きました。

しかし、数歩も歩かないうちに

ダナサンでのことが頭に浮かび、

自然と眉間に皺が寄りました。


そういえば、

アイニ皇后とラナムンは、

ダナサンに行っている間に

少し親しくなったような気がする。

もちろん、親しくなっただけで、

浮気をするわけではないけれどと

考えました。

 

アイニがラナムンのことを

親しげに名前で呼び、

2人が訓練のために、

一緒に旅をすることになったことを

思い出すと、

ラティルの額に

青く血管が浮き出てきました。


サーナット卿は、

本当に噂を信じていないのかと

からかうように尋ねました。

ラティルは懸命に笑顔を作り、

両手を組むと、

もちろん、

噂を信じていない。

おそらく対抗者の剣のことで、

よく話すようになったのだろうと

答えました。


ギルゴールが、

2人のうちどちらを剣の持ち主にするか

はっきりさせろと言っていた。

結局のところ、最後に

剣を使う必要があるのは1人だからと

説明しました。

サーナット卿は、

合理的に理解できると言いました。


一度、変な方に注意を向けたせいで、

間違った方向に進み続けているのは

良くないと思ったラティルは、

宮廷人たちの話を

反対側に追いやりました。

 

しかし、

アイニが滞在している建物の近くで、

彼女とラナムンが

話しているのを見た瞬間、

ラティルは気づかぬうちに

サーナット卿の手を掴んでいました。

彼は戸惑い、ラティルを呼びました。


何かを感じたのか、

アイニとラナムンが話しながら

ラティルたちの方を向いていました。


ラナムンの視線は

サーナットの手をつかんでいる

ラティルの手に注がれていました。

子供じみたことを考えたラティルは

サーナット卿の手を強く握り、

二人に近づき、

アイニ皇后に会いに来たけれど、

ラナムンもいたのかと尋ねました。

 

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もし、ラナムンがアイニと

浮気をすれば、

側室ではなくなると思うので

サーナット卿にとっては

ライバルが1人減ることになり、

嬉しいのも当然だと思います。

けれども、ラティルは

自分のものであるラナムンが

よりによって、

かつての恋人だったヒュアツィンテを

奪ったアイニと浮気をしたら、

アイニ以外の人と浮気をするよりも

心穏やかではないと思います。

 

もしかしたら、

カルレインを

ドミスに奪われたアニャの魂を

半分受け継いでいるアイニは、

彼女の意志とは関係なく、

ドミスの転生であるラティルの

好きな人を、奪うように

運命づけられているのかと

感じました。

 

途中の話を読んでいないので、

なぜ、アイニがタリウムにいるのか、

アニャの魂が半分入っている

アニャドミスがアイニの敵なのか

分かりませんが、

気長に待ちたいと思います。

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