自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 533話 原作 ネタバレ 先読み クラインと初めての夜

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533話 4番目はクラインです。彼はアニャドミスに誘拐されていたようです。

 

クラインは、

いつもよりずっと

弱々しい声をしていました。

「陛下2」の人形が

ラティルの頬にわずかに当たりました。


したほうがいい?


ラティルは、

毛布の下にうずくまっている

クラインのことを思うと心を痛め、

彼のお願いを

聞いてあげることにしました。


ラティルはとても寂しがり屋で

辛いことがあった時は、

温もりが恋しくなりました。

誰かの手が近くにあるだけでも助かると

切に思っていました。


もしかしたら、クラインも

そんな気持ちなのかもしれない。

あの冷たい洞窟の中で

恐怖に震えていた時、

彼の周りには、

誰もいなかったのだと思いました。

 

ラティルは、

クラインの腰を一度抱きしめて、

小声で「そうしよう」と言いました。


彼女は、クラインに

先にベッドに寝ているように。

これを見終えないといけないと

言いました。


彼は、

一緒に寝ないのかと尋ねました。

ラティルは、

同じ部屋にいるのだから、

横になって待っていればいい。

それでも怖いのかと尋ね、

クラインが持って来た

「陛下2」を振り、

この友達も一緒にどうかと聞きました。

クラインはラティルに

「陛下2」を馬鹿にされて

恥ずかしくなり、

すぐに人形をひっつかむと、

ベッドに走りました。

そしてベッドに入ると、

横向きに寝て、頭だけを出して

ラティルを見ていました。

その姿が可愛いくて、

ラティルは手を振ると、

クラインは唇をすぼめたまま

ラティルを見ていましたが、

やがて笑顔になり

一緒に手を振りました。

ラティルは嬉しそうに微笑みました。

すぐにでもクラインの元に駆け寄り、

あちこちキスをしたい衝動に

駆られました。

しかし、

多くの書類に支障が出ているので、

ラティルは

「ダメだ、仕事がある 。」

ぶつぶつ言いながら、

頭を2回ほど叩きました。

今夜までに、これらの書類を

すべて処理しなければならない。

今後、急ぎの用事があって、

数日間、

席を外したくなるかもしれないので

絶対に先延ばしはできないと

思いました。


クラインがベッドで待っているという

誘惑に負けないよう、

ラティルは目を見開いて

じっと文字を睨んでいました。

4時間近く、

そのように過ごした後、

ラティルは最後の書類を

すべてチェックすることができました。


ラティルは、

目が潰れそうだと思いながら、

ヒリヒリするまで目の周りを擦り、

見ただけで悲鳴を上げそうな

分厚い書類をわざと見た後、

明日の朝まで、

そちらは見ないことにしようと

誓いました。


そして、目の周りが

どんどん熱を帯びてくるので、

ラティルは洗面所に行き、

タオルに冷たい水を染み込ませました。

その後、寝室に戻ると

クラインは既に一人で眠っていました。


ラティルは彼の隣に座り、

濡れたタオルで瞼を押さえながら

クラインの顔を見ているうちに

なぜか、彼が腕に抱えている

「陛下2」を手に取り、

彼の額を叩きました。

それでもクラインは

ぐっすり寝ていて、

目を覚ましませんでした。


ラティルは濡れたタオルを下ろし、

クラインの横に寝転がり、

満足するまで彼の寝顔を見ていました。

彼がカリセンから来たばかりの時、

どうしてこんなに、

おかしな奴なのかと

思っていたのにと、呟きました。


彼女はどれだけ

クラインを見つめていたのか。

しばらく寝返りを打っていた

クラインは、

ラティルの持っていたタオルに触れると

その冷たさに驚いて目を開けました。


彼の瞼が開くと

青い瞳がはっきりと見え、

やがて口元に無邪気そうな笑みが

浮かびました。


彼は、仕事は終わったのかと

尋ねました。

ラティルは、クラインの額に

強く唇を押し付けながら、

寝ないで待っているのでは

なかったのかと、からかいました。

 

クラインは、

部屋は暖かく、毛布も暖かい。

洞窟の中はとても寒くて、

まともに眠れなかったと

呟きました。


人を閉じ込めていたのなら、

部屋を少しくらい

暖かくしてくれてもいいのに。

ラティルはクラインの話を聞き、

彼が震えていたのを思い浮かべると

改めて嫌な気持ちになりました。


クラインは上半身をゆっくり動かし、

ラティルの太ももの上に

寝そべりました。

彼の髪が脚に触れると

くすぐったいので、

ラティルは微笑みました。

クラインは、

ラティルが隣で微笑んでいるので

安心していると言いました。

 

ラティルは、クラインが

自分が仕事している時も

気持ちよく寝ていたと言いました。

クラインは、

ラティルが見える所にいたからだと

返事をすると、彼女は、

クラインは口がうまいと

からかいました。

 

クラインは少し、

ラティルにくっついて来ました。

彼の口がお腹に触れると、

ラティルはクラインの髪を

両手で握りしめました。

クラインはその勢いを見逃さず、

ラティルに近づき、彼女を呼びました。


怖くて来たのではないかと、

からかうようにラティルが尋ねると、

クラインは「陛下2」を横に押しやり、

コートの紐を引っ張りました。

きつく結ばれていた紐が

横に落ちると、

すぐに素肌が露わになりました。

クラインはラティルに近づくと、

自分は、3回風呂に入ったと

小声で言いました。

 

ラティルは気まずい雰囲気半分、

魅力された雰囲気半分で

彼を見下ろしました。

クラインは再び「陛下」と囁くと、

静かにラティルの脇腹に沿って

手を上げはじめた。

人差し指と中指で遊ぶように

腰を登った指は、

やがて、顎や首筋に到達しました。


ラティルは彼を見下ろすと、

ゆっくりと頭を下げて

クラインの唇にキスをしました。

彼の手が

ラティルの背中を包み込み

自分の元へ引き寄せました。


軽いキスを何度か繰り返した後、

クラインは、

ラティルのシャツのボタンを

外し始めました。

しかし、彼がグズグズしている間に

ラティルはクラインのズボンに

手を触れました。

服の上からでも、

クラインが興奮していることは

一目瞭然でした。


ラティルは、彼に、

どうしてそんなに興奮しているのかと

からかうように尋ねると、

クラインは泣きながら、

ボタンが外れないと答えたので、

ラティルは爆笑しました。

しかし、ラティルは

自分でボタンを外すとは言わず、

欲しいものを手に入れるためには、

努力しなければならないと

からかうように言いました。

ラティルが、

クラインの服を触り続けるので、

クラインは目を真っ赤にして、

顔をしかめました。

動揺しているのかのように眉を下げ

外れないラティルのボタンに

頬ずりをしました。

彼は興奮のあまり、

ボタンが手に負えないようでした。

ボタンを外して欲しいと、

クラインは懇願しましたが、

ラティルはあまりの彼の可愛さに

わざと気付かないふりをしました。


そしてクラインの素肌を撫で回し、

意のままに刺激すると

クラインは首の後ろまで真っ赤にして

恨めしそうにラティルを見つめ

ボタンを外すことはできないのかと

尋ねました。

ラティルは、断りました。

クラインは、

またボタンをはめるからと

言いましたが、

ラティルは、堪えきれなくなり

爆笑すると、彼の上に座りました。

クラインは、大きく目を見開いて

ラティルを見上げました。

彼女は彼の手を取り、

シャツの上に乗せながら、

彼に楽にしているようにと

命じました。

そして、

クラインが何も言わないうちから、

彼女は彼の手を後ろに回し、

一気に彼のズボンを下ろして笑い、

自分は、ここで遊ぶから、

ゆっくりするようにと

からかいました。

クラインは抗議するように

身をよじりました。

ラティルに断られた悲しみと

見えない快感で

クラインの目元には

涙が浮かんでいました。


クラインは、

やりすぎだと抗議しましたが、

ラティルは、

それは手なのか、ボタンなのかと

とぼけました。

 

クラインは唇を閉じ、

腹ばいになって徐々に下がっていく

ラティルをチラリと見ました。

クラインは、

狂ったような顔で唇を噛み、

その後、両手で顔を包みました。

クラインは

ラティルがこんな時でも、

自分をからかうと文句を言うと、

ラティルは、

気持ちよくないのかと尋ねました。

クラインは

自分だけが脱いでいると

不平を漏らすと、

ラティルはシャツを着たまま

ズボンを脱いで横に放り投げました。

クラインはニヤニヤしながら

顔を擦りました。

 

ラティルは、

これで公平になったと言うと、

クラインは、

彼女がシャツを着たままであることに

文句を言いました。

ラティルは、

ボタンが外れないからだと、

とぼけると、クラインは、

わざと言っているのかと

尋ねました。

それが、分かったのかと

ラティルが答えると、

クラインは抗議するかのように

「陛下!」と言いましたが、

ラティルはクラインの固いお腹に

手でハートを描きました。

クラインは耳まで真っ赤になり、

下唇を噛みました。

ラティルが手を動かすたびに、

彼のたくましい腹筋が

細かく痙攣しました。

 

ラティルは、

クラインに会いたかった。

隣で悲鳴をあげたきり、

いなくなったから心配したと

言いました。

 

自分が悲鳴を上げたことに

クラインは驚きました。

ラティルが少し離れたところに座ると

クラインは弱々しくうめき、

両手で顔を覆った後、

手を下げました。

ラティルは彼を抱き寄せると、

満足そうに目を閉じました。

 

クラインは、もぞもぞと

上半身を持ち上げようとしましたが

ラティルに押し倒されて

横になるしかありませんでした。

ラティルは、

ゆっくりと体を動かし、

クラインは、

あれもできない、これもできないと

喘いでいました。

ラティルが、

クラインのお腹を撫でると、

彼は震えました。

そして、彼が涙を流すと

からかい過ぎたかもと反省し、

申し訳なさそうに微笑みました。

 

クラインは涙を流し続け、

その後、フラフラになりながら

ラティルのシャツを引っ張りました、

彼女は、上体を少し下げると、

クラインは冷静に

ボタンを外し始めました。

 

クラインは、

ラティルがいつも自分をからかうと

文句を言いました。

彼女は、クラインが可愛いからだと

返事をすると、彼は、

当たり前だと言いました。

 

ラティルは、

クラインの瞼や頬にキスをしながら

ボタンを外そうとする

彼の邪魔をし続けました。

それにもかかわらず、

クラインは、ものすごい集中力で

ラティルのボタンを

全て外すことができました。

喜びのあまり、彼は涙を流しながら

ラティルを見上げました。

 

彼女は、

彼をバカにしてはいけないと

思いながら、

クラインに抱き付き、

大笑いしました。

ロードは、

一度、バカを失い、

彼を見つけた後、

可哀想に思うに違いない。

 

銀髪の人間の名前はバカなのか?

 

違う。名前はクラインだけど、

バカだ。

 

ところで、あなたの名前は?

 

私の名前は

クリーミー・クリムゾンです。

 

誰が名付けたか知らないけれど、

名付けるのが下手だ。

 

何を言っているのか。

私の名前はロードが付けてくれた。

 

ロードは名付けるのが下手。

 

ロードを馬鹿にしているのか。

それなら、あなたの名前は?

 

私の名前は…

 

頭が痛いのに、

隣でアライグマとパンダが

大声で話をしているので、

ゲスターは目を閉じて、

静かにするようにと呟きました。

彼らは一斉に口をつぐみました。

 

グリフィンは、

自分の毛を引き抜いて舌打ちし、

ゲスターは気性が荒い。

ロードが、あの王子と

3日も一緒にいることに

嫉妬しているのではないか。

自分を捨てようとしたら、

ロードに全てを話すと呟くと

額を押さえながら、

ゲスターがゆっくりと顔を上げたので

グリフィンは、すぐに

アライグマとパンダの後ろに

隠れました。

ゲスターは、目を細めて

ため息をつき、

再び目を閉じました。

次にゲスターは、

窓の外を掃除している

ナトンを見ました。

ゲスターの目は、さらに細くなり

彼は、やってみようかと呟きました。

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ラティルとクラインの初めての夜。

ラティルは、

クラインのことが可愛くて

ついついからかっていたようですが

一方的にラティルが

欲望を満たしているだけのように

思えるし、

ロマンの欠片もなくて、

少し残念でした。

ラティルだって、それ程、

経験しているわけでもないのに

おそらく、

今回が初めてのクラインを

弄んでいるようにも

見えました。

けれども、

ラティルとクラインの性格を考えると、

このような展開に

ならざるを得ないのかと思いました。

 

どうしてクラインが

アニャドミスにさらわれたのか。

ゲスターは、

なにをやるつもりなのか。

全く、分からないので

もやもやしています。

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