自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 623話 原作 ネタバレ 先読み ラティルの妊娠

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623話 ラティルは体調が悪いようです。

 

ラティルは、話をしながらも、

まだ眠くて、目を擦りました。


仕事が多く、

注意しなければならないことが

多くて、よく眠れなかったので

そのせいだと言って、

ラティルは首を左右に振りながら、

大丈夫だと言いました。

するとラティルは、

ゲスターの視線が微妙なことに気づき

どうしたのかと尋ねました。


ゲスターは、

話してもいいのかどうか

迷っているように、

ラティルを見つめながら、

彼女が妊娠したのではないかと

慎重に尋ねました。

それを聞いたラティルは

驚きの声を上げると、

周りの客たちは皆、

ラティルとゲスターの方を見ました。

そして、互いに視線を交わしながら

拍手をして、口々に、

御祝いの言葉を叫びました。


ゲスターは顔を真っ赤にして、

お礼を言いました。

違うと言うのが面倒なラティルは

立ち上がって手を振って

挨拶しました。

そして再び座ると、

ゲスターの耳が赤くなっていました。

ラティルは手を伸ばして

ゲスターの耳を優しく揉みましたが、

彼に悪影響を及ぼしたことに気づき、

手を離しました。


ラティルは小さな声で、

妊娠はしていないと思うと

告げました。

しかし、ゲスターは

ラティルが、

とても気が弱くなっていると

指摘しました。

けれども、ラティルは、

数日前に宮医に相談したけれど

自分の体には何の問題もなかった。

もし妊娠しているとわかっていたら、

妊娠を告げられたはずだと

淡々と話しました。

しかし、ゲスターは

まだ怪訝そうな顔をして、

初めは、わかりにくいと

言いました。

 

ラティルは、

そうなの?と言って、

首を傾げました。

 

彼女は、

もし妊娠していたら、

本当に初期だと思う。

もし、そうなら、自分は・・・

と呟いたところで、

ゲスターの顔を見て、

話すのを止めました。

彼は憂鬱そうな顔をしました。

なぜだろうと思ったラティルは、

すぐにその原因が分かりました。

 

ラティルの最近の恋愛相手は

ラナムンとゲスターでした。

しかし、ゲスターと愛し合ったのは

別宮に行った時でした。

その時に妊娠したとしたら、

今頃は、宮医が妊娠していると

はっきり言うはずでした。

しかし、宮医が

まだ妊娠に気付いていないとしたら・・

 

ゲスターの顔から、

徐々に赤みが抜けていきました。

料理が出てくると、

ラティルは慌ててゲスター口の中に

肉片を入れました。

ダナサンの地下洞窟を見学した時、

すでに夕方だったので、

食事を終えて宮殿に戻ると、

どこもかしこも真っ暗でした。

 

ラティルはカーテンを閉めながら、

ソファーに座っている

ゲスターを見ました。

彼はいつものように

恥じらうような表情ではなく、

思案顔でした。

ゲスターはラティルの妊娠を、

本当に疑っているようでした。

そして、ゲスターは、

ラナムンの子供であることを、

それほど喜んでいないことが

よくわかりました。


ラティルは、

こんな時間に宮医を呼ぶのは

少し変なので、

明日の午後にでも呼び、

もう一度聞いてみて、

ゲスターに診察の結果を教えると

話しました。

 

ゲスターは、

気を使わなくてもいいと

言いましたが、

ラティルは彼の腕を

何度か叩きました。

もしも、本当に

妊娠していたらと考えると、

気が遠くなりそうでした。

翌日、

ラティルはいつもと同じように

過ごしていましたが、

昼食の時間になると、侍従に、

まだ体調が悪いのかと聞かれました。


数日前に、

皇帝から呼び出されたのに、

再び呼び出されたので、

宮医は怖い顔をしてやって来ました。


ラティルは、

何度も寝込んでしまったと伝えました。

宮医は、

春バテするような天気でもないのに

どうしてなのかと不思議がりました。

ラティルは、

妊娠しているかもしれないと

話しました。

宮医は首を傾げ、

ラティルの表情を読みながら

以前、診た時は、

妊娠していなかったと

呟きました。

しかし、ラティルは、

今度は分からないと言うと、

宮医はラティルに近づき

診察をしました。

そして、しばらくして

後ろに下がり、首を振ると

妊娠していないと告げました。

 

ゲスターは何も考えなしに、

妊娠していると言ったと思い

ラティルは不機嫌そうに頷きました。

 

しかし、宮医は、

妊娠当初は、確認するのが困難なので

気になるなら、

来週もう一度確認すると告げました。

その時、妊娠したと言われれば、

高確率でラナムンの子供だと

ラティルは思いました。

 

彼女は、ゲスターの微妙な表情を

思い出しながら、

この話は内密にして欲しいと

頼みました。

 

宮医が下がると、

ラティルは、

ちらっと後ろを見ました。

彼女が妊娠の質問をした時から、

後頭部に穴が開いているのではと

心配になりました。

ラティルは後ろを振り向くと、

サーナット卿は、

無理やり作ったような、

見え透いた笑みを浮かべ、

妊娠したら、

後継者の心配が増えると言いました。

そんな表情のサーナット卿の前で

ラティルは、

笑っていられるわけが

ありませんでした。

サーナット卿は

彼女と目を合わすことなく、

あてもなく辺りを見回しました。

ラティルは、

サーナット卿の顎を見ると、

再び前を向きました。

 

その日の昼食に、

ラティルは濃いコーヒーを

二口、三口と飲みましたが、

コーヒーカップを置き、

それで飲むのを止めました。

まだ、妊娠しているわけでは

ないけれど、

コーヒーをたくさん飲んだ後に

妊娠したと聞いたら、

少し恥ずかしいと思いました。

少しだけなら飲んでも大丈夫だと

聞いたような気がするけれど

念のためにと、

ラティルは考えました。


その代わり、ラティルは

オレンジジュースを飲む回数を

増やしました。


仕事のスピードが、

少し落ちたラティルは

夕食の時間が

迫っているにもかかわらず、

同じ業務を続けていました。

侍従長が近づき、

誕生日に盛大なパーティーをするなら

今から準備を始める必要があるけれど

どうするか考えたかと、

数日前に聞いたことを、

再び尋ねました。


ラティルは、

カレンダーをチラチラ見ながら、

来週には話すけれど、

盛大にはやらないと答えました。

 

侍従長は、

来週まで考えるつもりなのかと、

尋ねました。

ラティルは、

来週、宮医が妊娠したと言ったら

ラナムンと一緒に過ごすという言葉を

呑みこみました。

たとえ妊娠していなくても、

今回は、

盛大で派手なパーティはしたくない。

もし本当に妊娠していたら、

赤ん坊の父親であるラナムンと一緒に

和気あいあいと過ごしたい。

それに、その日は

ラナムンの誕生日でもあるので、

二人にとっても、

大きな意味があると思いました。


侍従長は、

不思議そうな顔をしましたが、

「お望みのままに」と言って

引き下がりました。

それから数日間、

ラティルは半狂乱でした。

コーヒーを飲もうとすると

「妊娠していたら 」と思い、

カップを置きました。


居眠りばかりしているので、

仕事の効率の悪さを補うために

徹夜で書類を読もうとしましたが、

12時になると、

ベッドに入り横になりました。

徹夜は止めるように忠告しても

言うことを聞かなかったラティルが

一体どうしたのかと、

乳母に笑われ、からかわれる度に、

少し申し訳ない気持ちになりましたが

ラティルは秘密を守りました。

妊娠したかもしれないと

話したいけれども、

もしそうでなかったら、

恥ずかしいと思いました。


妊娠しないように努力してきたけど、

仕方がない。

世の中は思ったより危険になっている。

子供が生まれたら、

第二子が生まれるまで

無条件で後継者として扱われるので、

ラティルが危険な仕事に就いても、

信頼できる側室や側近が

子供のために皇位を守ってくれると

思いました。


子供が生まれたら、

レアンは結婚する必要がある。

彼は普通の皇子の立場ではないので、

それは面倒なことだと、

ラティルはため息をつきました。

 

その夜、ラティルは、

夢の中で幼いシピサとセルを見ました。

夜が明けて、

しばらくして目が覚めたラティルは、

夢の中で見た子供たちのことを

思い出しました。


あのように可愛い子供たちが

生まれてくるのだろうか。

可愛く生まれてくる必要はない。

短気な子でも

優しくしてあげたい。

父親や母親のようにはならない。

子供は大事にすると

ラティルは誓いました。


数日後、

ラティルは宮医を呼び、

診察してもらいました。

彼はラティルを丁寧に診察しました。

宮医は、眉間にしわを寄せながら、

あまりにも長い時間、

調べているので、

ラティルの緊張は高まり続け、

すぐに調べられないのかと

問い詰めました。


ようやく宮医が腰を伸ばすと、

ラティルはすぐに

どうなのかと尋ねました。

宮医は、妊娠初期だと答えました。


ラティルは驚きました。

先週、診察したときは、

妊娠していることが

分からなかったのに、

今週は妊娠しているとなると、

子供の父親は、

ラナムンである可能性が高いと

思いました。


ラティルが

目を大きく見開いていると、

宮医は低い声で、

どの側室が子供の父親なのかと

尋ねました。


ラティルは、

ゲスターとラナムンと愛し合った日を

カレンダーに書いていたので、

それをサーナット卿に見られないように

宮医にだけ見せました。

宮医は頷きながら、

それなら、彼に違いないと、

ラティルと同じ考えを述べました。


サーナット卿は不思議そうに

後ろで、たじろいでいましたが

ラティルは、

宮医がカレンダー見るや否や、

それをひっくり返して

サーナット卿に

見られないようにしました。


宮医は、いつ発表するのかと

尋ねました。

ラティルは、

後で、

子供の父親にはサプライズで伝え、

安定してから発表すると答えました。

 

宮医が出て行き、扉が閉まると、

ラティルの頭が

遅ればせながら弾けました。

ラティルは完全に混乱した状態で

その場から立ち上がり、

部屋の中をぐるりと一周しました。

 

本当に子供が生まれるのか。

ラナムンと自分の子供が?

ミニラナムンが

お腹の中にいるのか?

 

その時、ラティルは、

部屋の片隅に、

暗がりを感じて立ち止まりました。

サーナット卿は

無理やり笑顔を作っているせいで

むしろ暗い顔で立っていました。

彼の周りだけ、

夜が先に来ているようでした。

サーナット卿と目が合うと、

彼は控えめな声で、

御祝いの言葉を述べた後、

彼が父親かと尋ねました。

 

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ラナムンの父親の

アトラクシー公爵は

家臣の中で1,2を争う有力者ですし

ラナムンは対抗者。

その彼が、

皇帝の子供の父親となれば、

ラナムンを皇配にという流れになり

他の側室が父親であるよりも

話が面白く展開していくように

思います。

私自身、

他の人格が入っているゲスターよりも

ラナムンに父親になって欲しいと

思います。

 

413話で、サーナット卿は

ラティルに愛を告白した後、

側室になりたくないと言いましたが

ラティルとラナムンが

寝たこと(おそらく447話)を知り、

後悔して、

ラティルに側室になりたいと

言ったようです。

けれども、ギルゴールが

側室になったばかりなので、

ラティルは断ったようです。

原作のタイトルを見ると、

ギルゴールが側室になったのは

324話のようで、

サーナット卿が何話で、

側室になりたいと

ラティルに願い出たか分かりませんが

447話の後であることは

確かなので、

100話以上空いているのに、

話は遅々として進んでいないようです。

 

ラティルの子供が生まれたら

なぜ、レアンが

結婚する必要があるのか分かりません。

 

シピサとセルは

ギルゴールとアリタル(初代ロード)の

子供です。

ラティルは、ドミスだけでなく

アリタルの夢も見ていたようですが

詳細は分かりません。

ただ、

アリタルとギルゴールの話については

654~656話に出て来るので

次に、紹介したいと思います。

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