自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 655話 抜粋 ネタバレ 先読み ラティルの出産

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655話の抜粋 前話まで、ラティルはアリタルの人生を辿っていました。

 

ラティルは、

どうしてアリタルが

自分に子供を作るなと言ったのか

その理由が分かりました。

アリタルの選択とその結果が

生まれ変わった時に

繰り返されるからでした。

そして、

ラティルが産んだ子供は

二つの運命が待っていました。

もし彼女の子供が

セルの道を歩むなら、

彼は母親を殺すだろう。

シピサの道を歩めば、その子は・・

と考えていると、

ラティルは激しい痛みを感じました。

目を開けると、

見覚えのある天井が

目に飛び込んできました。

宮医が心配そうな表情で

彼女の前にいて、

 

陛下、目を覚ましましたか?

 

と叫びました。

ラティルは「お腹が・・」と

何とか声を張り上げました。

骨が砕けるような痛みで、

うまく呼吸ができませんでした。

 

宮医は、

赤ちゃんが生まれそうだと

叫びました。

ラティルは目を大きく見開き、

正気に戻ろうとしました。

お腹に強い痛みが走っていましたが

それ以上に、

大きな恐怖を感じました。

 

ラティルは、

もうそんなに経つのかと尋ねました。

アリタルは

生まれ変わったラティルに

子供を作らないように忠告しました。

ラティルは、

アリタルの辛い過去を体験しながら

やっとアリタルの伝えたいことが

理解できました。

しかし、

選択の余地はありませんでした。

ラティルが元の体に戻ると同時に、

子供が生まれそうになっていました。

 

ラティルは歯を食いしばり、

毛布を一気に引きちぎるほど

強く掴みました。

宮医は、冷や汗をかきながら、

落ち着くようにと叫びました。

ラティルは、

もう一枚の毛布を掴みました。

彼女は、

耐え難い痛みのために

何も考えることができませんでした。

赤ん坊の泣き声が聞こえた時、

彼女は、

半分意識が遠のいていました。

身体からは汗が滴り落ち、

指一本動かすことができませんでした。

彼女が息を殺して

天井を見つめていると、宮医が、

白い毛布に包まれた赤ん坊を

彼女の前に連れてきました。

 

宮医はラティルに、

赤ん坊を見るように。

ラナムンそっくりのお姫様だと

告げました。

彼の声は喜びに満ちていました。

そして、彼は、赤ん坊が

神の祝福を受けたかのような

顔をしていると言いました。

 

ラティルは両腕に力を込め、

なんとか頭を上げましたが、

頭が朦朧として、

しばらく目を閉じていました。

気絶するようなことは

ありませんでしたが、

猛烈な嵐に、

押し流されたような状態でした。

それでも、

彼女は気を取り直して

目を開けました。

黒髪の赤ん坊が、

顔をしかめているのが見えました。

宮医は、

この子は本当に美しくないかと

尋ねました。

しかし、ラティルは

その赤ん坊の顔を見ることが

できませんでした。

ただ、赤ん坊の額にある

金色の模様だけが、

彼女の目を捉えていました。

ラティルは、

アニャドミスが封印された日に

会長が発した、

奇妙な言葉を思い出していました。

 

宮医は、赤ん坊の額にある

金色の星を見て欲しい。

彼女は偉大な人物に違いない。

大神官に聞いてみる必要がある。

これは縁起がよさそうだと、

興奮した声で叫びました。

 

顔をしかめていた赤ん坊が、

ゆっくりと目を開けました。

赤ん坊の黒い瞳が、

ラティルの瞳と重なった瞬間、

彼女は、赤ん坊を連れて行けと

叫びました。

 

宮医は驚いて、

ラティルを呼びましたが

彼女は横になっていたため

宮医の顔を

見ることができませんでした。

赤ん坊は叫ぶように泣き始めました。

 

「陛下の赤ちゃんが・・・」と

背後から宮医が話しかけましたが、

ラティルは振り向きませんでした。

彼女は両手で耳を塞ぎましたが、

赤ん坊の泣き声は止みませんでした。

 

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子供の父親は、

ラナムンで間違いなさそうですね。

途中の話を読んでいないので、

詳細は分かりませんが、

アニャドミスが封印された日に、

会長が発した奇妙な言葉が

金色の星のことで、

それが、

子供がセルの運命を辿ることを

意味しているのではないかと

思いました。

 

理由は分かりませんが、

ラティルは、妊娠中の7か月間

意識を失っていたようです。

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